2020年07月15日 (更新:2022年10月28日)
スイフトスポーツZC33Sの燃費はどれくらい?シーン別の実燃費を完全網羅!
ハッチバックスポーツとしてと歴代通して評価の高いスズキ・スイフトスポーツ。今回はそんなスイフトスポーツの実燃費を徹底調査しました。
スイフトスポーツの実燃費
今回はCARTUNEに投稿されている燃費情報をもとに、街乗りと高速道路を走行した場合の実燃費を割り出しました。
- 排気量:1,371cc
- カタログ燃費(6MT):17.6km/L(6AT車は16.6km/L)
- 全シーンの総合実燃費:18.9km/L
- 街乗りでの実燃費:17.1km/L
- 高速道路での実燃費:20.7km/L
街乗りはほぼカタログ燃費通り
街乗りでの実燃費は17.1km/Lとほぼカタログ燃費通りとなりました。
MT車はシフトチェンジのタイミングなど乗り方によって燃費が大きく変動しますが、スイフトスポーツの場合は安定してカタログ燃費付近の燃費を達成できています。
高速道路の走行では20km/Lを超える
なんだ、スポーツじゃなくてエコカーじゃないか‼️
高速道路やバイパス道の走行では実燃費は20km/Lを超え、22.4km/Lまで燃費が伸びたケースも。これは走行条件がエンジンが得意とする定速走行だからだと考えられます。
エンジンは定速走行が得意
ガソリンエンジンが最も得意とするのは、加減速の少ない道路を一定の速度で走るようなシーンです。
高速道路はまさにガソリンエンジンが得意な分野、アクセルの踏み具合を一定に保ち、速度変化を少なくすることで燃費を向上させることができます。
エアコンを使用すると燃費は1.5km/L悪化
200キロくらい走行して3割ワインディングでリッター15.5キロでした。エアコンを常時使用してましたがリッター1.5キロくらい悪化してます😅
ガソリンエンジンで走る車は、エアコンのクーラーを使用するとエンジンパワーを100%走行に使用することはできません。
これはエアコンのクーラーシステムを動かすコンプレッサーをエンジンによって駆動しているためで、スイフトスポーツの場合、クーラーを使用すると1.5km/Lほど燃費が悪くなってしまうようです。
スポーツ走行での実燃費
スイフトスポーツはハッチバック形状のボディを持つスポーツカー、いわゆるホットハッチとして初代から人気があり、現行のZC33Sでもサーキットでスポーツ走行を楽しむオーナーが多くみえます。
スイフトスポーツでこのようなスポーツ走行を行うと、実燃費は6.6km/Lほどになるようです。燃費は通常走行時より悪くなりますが、このクラスの車としては優秀です。
スイフトスポーツは車重が970kgと非常に軽量で、軽快な走りを実現するとともに燃費向上にも貢献しています。
チューニングしても燃費が良くなる場合がある
改造車でもちゃんとテスト出ししてセッティングすれば燃費伸びますね!
今のところECU書き換え前より平均燃費いいです。(以前は平均燃費:11.9kmとかでした)
スイフトスポーツをチューニングしているオーナーからは、改造前よりも燃費が上がったという事例が多く投稿されています。チューニング項目で共通していることは、ECUの書き換えを行っているということ。
そもそもECUの書き換えというのはパワーを上げるために行うもので、基本的には燃費が悪くなります。しかしECUの書き換えと同時に空燃比のセッティングを見直すことで、乗りやすくかつ燃費の良いマシンに仕上がることがあります。
走りと燃費性能が高次元でまとまっている
スイフトスポーツは、1.4リッター140馬力と目を見張るほどのパワーはないものの、1トンを切る軽い車重を武器にサーキットでは高い戦闘力を発揮。さらには20km/Lを超えるほどの燃費性能も兼ね備えており文句のつけようがありません。
スイフトスポーツの車両価格は187~201万円(6MT車)。かつてWRCでも磨かれたアツい走りをこの価格で楽しめるとなれば、次期愛車候補に入れないわけにはいきませんね。