夏の車内温度を下げる、旧車乗りの画期的なDIY熱対策!

2020年05月22日

夏の車内温度を下げる、旧車乗りの画期的なDIY熱対策!

旧車に付き物なのが細かい部品の故障。もう手に入らない部品も多い中、オーナーは様々な手で改良を行なっています。今回はそんな中から画期的なDIYをご紹介。メンテナンスのヒントが見つかるかもしれません。

冬の間、凍えるドライバーを暖めてくれるヒーター。しかし旧車の場合、このヒーターが悪さして地獄のような経験をすることも少なくありません。

車のヒーターの構造

ヒーターバルブ

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車のヒーターの熱源がエンジンの冷却水であることは多くの方がご存知かと思います。エンジンの熱を吸収して温度が上がった冷却水は、ヒーターバルブ(ウォーターバルブ)と呼ばれる弁まで常に流れています。

エアコンを暖房に切り替えるとこのバルブが開き、冷却水が車内にあるヒーターコアの中を循環、そこにブロアファンで風を当てることで温風が出るようになっています。

ヒーターコア

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現代の車は問題ないのですが、旧車の場合はこの冷却水を制御しているヒーターバルブが壊れていたり、そもそも部品が無くて直せないなんてことがしばしば。頼みの綱のクーラーは貧弱でイマイチ効かず(旧車にはクーラーすらないことも)、ヒーターコアには熱い冷却水が流れ続けるため、ほどなくすると車内は猛烈な熱気に包まれます。

ヒーターバルブを水道用バルブに

な8さんのロードスターNA8Cの画像

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そんな旧車乗りたちが考え付いたのが、この水道用のバルブを使用した手動式ヒーターバルブ。クラシックカーはもともと手動だったことを考えると、原点回帰したイメージです。これならば冷却水を確実にシャットダウンできるため、車内温度が上がることもありません。

ヒーターを稼働するには一度降りてボンネットを開ける必要がありますが、ドライブ中に茹でダコになってしまうよりはマシ。こんな見た目ですが信頼性は極めて高く、効果は抜群とのことです。

改造は自己責任で

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水道用のバルブは一見頑丈そうに思えますが、いくつか注意が必要です。車の冷却水経路には、冷却水が沸騰しないようある程度の圧力が掛けられています。水道水にも圧力はかかっていますが、水道用のバルブが冷却水の圧力に耐えられるかどうかはよく検証する必要があるでしょう。

また、バルブ内にはゴム製パーツが使用されている場合があり、冷却水とゴムが互いに悪影響を及ぼさないかなども調べた方が良さそうです。

無いパーツは作る!

竜さんの日産サニートラックの画像

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旧車はあらゆるパーツが脆くなっていて、直しても直してもダメなところが出てきてしまいます。しかし、このような悪を根元から断つ改良を施したときの快感こそが旧車の醍醐味。

手動ヒーターバルブで車内気温を下げることに成功したら、次はあちこちから吹き込むすきま風が気になり始めるかも。旧車ライフに終わりはありません。

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