2020年12月30日 (更新:2022年07月15日)
【前編】これぞ定番!おススメ車高調メーカー10選を紹介します
どんなに詳しくなっても、悩みが尽きない足回りの問題。その中でも車高調選びは最たるもの。そもそもどこのメーカーから出てるのかわからない!なんてお悩みの方も多いのではないでしょうか?今回は信頼性たっぷりな定番車高調メーカーを厳選して紹介。車高調にお悩みの方は必見!!
【車高調】おススメの車高調メーカー10選
車高調は走りを重視するチューニングや、スタイル重視のヘラフラッシュをはじめ、VIPカスタム果てはリフトアップまで様々なシーンで用いられています。当然、それぞれのカスタムシーンによって車高調に求める要素は様々。車高調選びに苦労されている方も多いのでは?
今回は定番といえる10メーカーをピックアップ。各メーカーのイチオシ製品を紹介しながら、それぞれの特色に迫ります!
【車高調】絶対的な安心感と性能!おススメの足回りメーカー3選!
TEIN
まず初めにご紹介するのはTEIN。TEINは言わずと知れた大手サスペンションメーカーです。WRCへの出場経験もある市野諮社長が会社を率いてることもあり、モータースポーツに熱心なメーカー。ラリーはもちろんジムカーナやドリフト等でも活躍する実力派です!
【イチオシアイテム】減衰力をリアルタイムに調整できるEDFC ACTIVE PRO !
TEINで今最も注目なのがこのEDFCシステム。対応しているTEIN製のサスペンションを装着することで、走行中の車速・加速度・減速度に応じてリアルタイムに減衰力を自動調整してくれます。
また、最新のACTIVE PROでは減衰力の調整を4輪独立で制御を行い、最大64段階でより細やかな制御で理想の走りを実現しています!
実際にTEINに交換したユーザーからの評判は?
”動きがよく分かるアシ & 仕事をしっかりするアシと感じています。セッティング次第で車のキャラクターが本当に変わってくれる面白さがあり、評価は大満足の☆5”
オザミさんはインプレッサ WRX STI GVBにSUPER RACINGを装着しています。レビューからはダンパーの動きの良さやしっかりとした作り、調整段数の範囲の広さなどから、高評価を得ているのが分かります。
CUSCO
1987年にラリーショップとして創業したキャロッセがプロデュースするCUSCOはTEIN同様、モータースポーツを得意とするブランド。ハードな環境で使われるラリーでの豊富な経験から生み出されるサスペンションは、乗り心地のと操安性を高い次元で両立させた完成度の高いモノとなっています。
イメージキャラクター
2011年にクスコジュニアラリーチームのイメージキャラクターとして誕生した高崎くす子は《山でラリードライバーと偶然接触し、そのドライバーが所属するラリーチームに遊びに来るようになる》という設定となっており、他にも複数のキャラクターデザインが存在します。
【イチオシアイテム】CUSCO SPORT S
CUSCOのフラグシップシリーズをベースに街乗りやワインディングにも対応させたモデルが CUSCO SPORT S。強化ゴムマウントが用いられたリアアッパーマウントと大口径ピストンによる圧倒的なショック容量が実現する、余裕のある走りは高級感も抜群です。
実際にCUSCOに交換したユーザーからの評判は?
”純正ビル脚より全然イイです👌リヤ高速道路走行時、嫌なハネが無くなりました‼️”
Kuroさんはレヴォーグに純正ビルシュタインサスペンションから交換。ビルシュタインサスペンションで感じていた、乗り心地の硬さや走行中の跳ねが軽減され高評価を得ています。
RS★R
チタン製のダウンサスti2000でお馴染みのRS★Rも、もちろん車高調をラインナップ!ドレスアップ系に使われることの多い、落ち幅に拘ったメーカーというイメージが強いですが、実はスーパー耐久に参戦するなどモータースポーツにも積極的に参加しています。
【イチオシアイテム】AVS対応サスペンション
クラウンやマークX、レクサスISといった車種に採用されるAVSは、ナビのGPS情報をもとに減衰力をコントロールするシステム。
こういった純正の減衰力調整機能は車高調に交換してしまうと使えなくなってしまうことが多いのですが、RS★RはAVS対応の車高調をラインナップ。現在は一部車種のみですが、ラインナップを拡充していく予定とのこと。
実際にRS★Rに交換したユーザーからの評判は?
乗り心地もいいし、下がる!
馬場 洋幸さんはアルファードにRS★R Black☆iを装着しています。ミニバンは構造上車高を下げにくい物ですが、しっかり車高を落とすことが出来ます。また、車高を落とすと乗り心地が悪くなってしまうものですが、レビューから、車高の低さと乗り心地の良さを両立していることが分かります。
【車高調】サスペンションだって得意!おススメ総合チューニングメーカー3選!
tanabe.
大阪に本社を置く老舗チューニングパーツメーカーの tanabe.(タナベ)。ダウンサスや車高調といった足回り、マフラー、ボディ補強パーツまでラインナップする総合メーカーで、同社ホイールブランドのSSRは知っている人も多いハズ。
現在のラインナップからはあまりイメージできないですが、かつては独自チームでのN1耐久参戦やF1にサプライヤーとして参加するなど、モータースポーツにも関心の強いメーカーです。また、テストコースも東京ドーム20個分の広さを誇る大規模なモノで、高品質な設計には定評があります。
【イチオシアイテム】SUSTEC PRO CR
油圧機器国内最大手のKYBと共同開発したダンパーを用いたSUSTEC PROシリーズのエントリーモデル。驚異的なのはその価格で、なんと1台分69,800円~。しっかりと1台1台テストして作りこまれた車高調がこの価格は驚異的。
さらに、このダンパーはレクサスと同じファクトリーで製造・開発されており、品質面の心配もないという圧倒的なコストパフォーマンスを誇る製品となっています。
実際にタナベに交換したユーザーからの評判は?
純正の突き上げ感やフラつき感が無くなりシッカリ感でキビキビ走れる様になりました!
みャア大佐@NEO OZINさんはSUSTEC PRO CR をハスラーに装着しています。レビューではSUV特有のコーナーでのフラつき感や路面からの突き上げが無くなったと高評価を得ています。また、値段の安さも魅力の1つのようです。
HKS
HKSといえば、言わずと知れた国内最大手の総合チューニングメーカー。1973年にレース用エンジンの製作を目的として設立され、国産初の時速300kmオーバー達成など、数々の伝説を打ち立ててきました。
特にサーキットでのラップタイムに強く、昨年冬にはトヨタ・86のフルチューンモデルを用いて、筑波2000 FR車最速タイムの49秒445を樹立。総合力の高さが光ります。
【イチオシアイテム】ハイパーマックス G
ハイパーマックス Gは「上質」をテーマに開発された純正形状のスポーツサスペンション。HKSのエンジニアが過去最高に難しかったと語るだけあって、全ての面で純正を上回る凄まじい完成度を誇ります。
実際にHKSに交換したユーザーからの評判は?
HKS ハイパーマックス4GTに替えました!突き上げ無くなり 乗り心地が良くなって コーナーでのふわふわ感も無くなりいい感じです!(^^)”
TAKASHIさんはHKS ハイパーマックス4GTをスカイラインGT-R R34に装着しています。純正でも高い走行性能を発揮するであろうGT-Rのサスペンション。その純正サスペンションからの交換でコーナリング性能の向上を体感できる性能はかなりのものと言えるでしょう。
BLITZ
BLITZ(ブリッツ)は、HKSと並ぶ国内有名チューニングメーカーの一つです。1980年に設立され、元々はドイツKKK社製のターボキットの販売を目的としていました。
現在は自社で商品開発を行なっており、ターボのみならず、マフラー、エアクリ、各種メーター、ECU、インタークーラーなど、ありとあらゆるパーツを自社で開発。
モータースポーツ界での活躍ぶりも著しく、ドラックや最高速アタック、D1など、ビッグパワーが必要なシーンで数々の成績を残しています。
【イチオシアイテム】DAMPER ZZ-R SpecDSC
BLITZのDAMPER ZZ-R SpecDSCは、最大96段階の調整幅をもつBLITZ自慢の高性能全長調整式ダンパー。ダンパー上部にステッピングモーターユニット、車内に専用コントローラーを設置することで、減衰力の4輪独立リモートコントロールが可能です。
最大の特徴は高速走行時に自動的に減衰力モードを変更してくれる「ハイウェイモード」。車速信号を入力することで、コントローラーに触れずとも速度に合ったしなやかな足を手に入れることができます。
評判
実際にBLITZに交換したユーザーからの評判は?
替えた時はノーマルと硬さ変わらないと思ってましたが、慣れた道路を走ると違いがはっきり分かりましたo(^▽^)o コーナーでは路面に吸い付く感じに安定してました(≧∀≦)
マックルさんはBLITZ DAMPER ZZ-Rをコペンに装着しています。車高調への交換はどうしても乗り心地が固くなってしまうもの。しかし、レビューからは乗り心地はそのままにコーナリング性能が向上しているとのこと。車高調に替えたいが乗り心地が気になるという方にはピッタリな車高調ではないでしょうか。
輸入車のような極上足回りを手に入れろ!海外のサスペンションメーカー2選!
ビルシュタイン
ビルシュタインと聞くと、スバル車の純正上位グレードに装着されるサスペンションというイメージを抱いている方も多いかもしれません。しかし、実はポルシェやBMW・ベンツをはじめとした、ドイツ製高級車の純正サスペンションを手掛けるメーカー。
そのため、ビルシュタインのサスペンション開発では、世界の自動車メーカーと同じようにアウトバーンやニュルブルクリンクでの厳しい走行テストが行われ、高速走行時における安定性を重視した設計がされています。
【イチオシアイテム】BILSTEIN B16 ridecontrol®
BILSTEIN B16 ridecontrol®はビルシュタインのフラグシップに当たるモデル。減衰力調整機能が標準でついており、ボタン一つで「スポーツモード」と「コンフォートモード」を切り替えることができます。
減衰力調整機能付きのサスペンションはよく見かけますが、このB16のもう一点の特徴はセッティングにあります。プロドライバーが厳しい基準を設けて最適なセッティングを施しており、世界トップブランドのサスペンション開発を担う、ビルシュタインが考える理想の走りがこのB16で再現されています。
交換したユーザーからの評判は?
”コーナーでのふらつきがなくなりレールの上を走っているかのような安定したコーナリングが最高です😆‼️”まあ公さんはロードスターND5RCにBILSTEIN Cリング式車高調を装着。スポーツカーであるロードスターはノーマルでも高い走行性能を発揮するにも関わらず、レビューではコーナリング性能が向上したと高評価!流石世界のビルシュタインですね!
オーリンズ
社外用サスペンションの頂点に君臨するといっても過言ではないオーリンズ。実はバイクのサスペンション製造からスタートしたメーカーです。2輪業界はもちろん、四輪においてもレースシーンで圧倒的な強さを誇ります。
他社のフラッグシップかそれ以上の価格帯になるのでおいそれと手は出ませんが、車好きなら一度は装着してみたい憧れのメーカーです。
【イチオシアイテム】ネジ式車高・全長調整モデル TypePBL
TypePBはオーリンズのフラッグシップに当たる別タンク式車高調。4輪では珍しい別タンク式採用することによって、ショックの長さをより効率的に使うことができるだけでなく、伸び側と圧縮側の減衰を個別に調整することが可能です。
交換したユーザーからの評判は?
”今年9月にスーパーオーリンズで有名なAzurでジムカーナ仕様でオーダーしました!まあまあな金額しましたが最高です!フロントのバタつきが全くなくなって、トラクションも抜群に良くなりました😭
サラダさんはS15 シルビアにPCV スーパーオーリンズ車高調キットを装着しています。レビューから見る、フロントのバタつきの防止やトラクション性能の向上は、ジムカーナというサスペンションの性能が最大限に発揮される場で、ダンパーがしっかりと仕事をしている証拠でもあります。値段の高さがネックではありますが、一度は装着してみたい車高調です。
勢いのある新興メーカー2選!
LARGUS
コストパフォーマンスに優れた車高調メーカーとして知られるLARGUS(ラルグス)。あまり知られてはいないのですが、ラルグスのラインナップはローダウン時にもストロークを確保できる全長調整式のみ。
多くの車種で10万円を切る価格で、初めての車高調にピッタリです!
【イチオシアイテム】リアアジャスターキット
リアアジャスターキットは車高調のリアの落ち幅に悩んでいるユーザーにおススメしたい逸品。ミニバンなどのサスペンションは、スペースや構造などの性質上、リアの車高が落ちにくい傾向があります。しかし、ラルグスのリアアジャスターキットは、車高調と組み合わせて使用することで、ダンパー本来が持つ限界ギリギリの低さを実現することができます。
LARGUSに交換したユーザーからの評判は?
”それなりには下がりますがフロントはもう少し下げられれば最高ですね!減衰力も細かくセッティング出来るし乗り心地はかなり良いと思います✨”
みっつぃーさんはY33シーマにLARGUS Spec Sを装着しています。車高の下がり具合はあともう少し。という点もあるようですが減衰のセッティング範囲の広さや乗り心地の良さで高評価を得ています。コストパフォーマンスも良くおススメの車高調キットです。
326power
ドリフトやスタンスシーンから圧倒的な支持を受ける326power。その特徴はズバリ、「低さ」。低い車高を維持するためにバネレートはどうしても高くなってしまいますが、車高調を装着する主目的が『低さ』なら、選んで損はありません。また、決して大きなメーカーではありませんが、ユーザーサポートの評判もよく、細かい仕様にも親切に対応してもらえるメーカーです。
【イチオシアイテム】モテチックダンパー
基本的にオーダーメイド車高調を作成している326powerが「乗り心地」と「低さ」の両立を掲げて設計した量産モデルが、モテチックダンパーです。たとえ量産モデルであろうと「低さ」に妥協しないのが326power。200系クラウンでは、サスペンションのケース長の時点で純正よりも120mmも短くなっているにもかかわらず、さらにそこから70㎜の調整幅を用意しています。
交換したユーザーからの評判は?
”乗り味は、とても32Kのバネレートが入ってる足とは思えないくらい快適です(^。^)調整幅も申し分ないですし😃ピロアッパーと専用のRSショックはオプションで絶対付けた方が良いかなと🙆♂️❗️”
にじいろジーンさんはゴルフ6 GTIに326POWERのチャクリキダンパーを装着しています。レビューからはしっかりとダンパーが動いてくれるおかげで 、乗り心地も良好。と高評価を得ています。乗り心地の良さと車高の低さを両立したサスペンションキットと言えそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか?前後回に分けて計10メーカー紹介してきました。車高調のメーカーは沢山あって選ぶのが難しいですよね。決して安い買い物ではありませんから、なるべく望みの物を手に入れたいものです。
そんな時におすすめなのは、自分の求めるポイントを明確にすること。走り、車高、乗り心地、何を重視するのかによって、選ぶべき車高調は変わってきます。もう装着しているというみなさんは、どんな車高調を検討していますか?愛車の写真と一緒に投稿してみましょう!