2019年07月20日 (更新:2020年07月06日)
【鈴鹿】近畿エリアの方必見!関西のサーキットをご紹介!【岡山国際】
サーキットといえば、メディアに取り上げられる機会が多く、知名度もある関東圏の「富士スピードウェイ」や「筑波サーキット」を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、実は関西にも「鈴鹿サーキット」をはじめとする走りごたえのあるサーキットは沢山あります。そこで今回は、関西圏のサーキットにスポットを当ててご紹介していきたいと思います。
関西のサーキットの紹介
有名どころから、関西圏以外の方はご存知無さそうな少しマイナーな所まで、関西のサーキットをご紹介していきます。どんなサーキットがあるのか順番に見ていきましょう。
鈴鹿サーキット
鈴鹿サーキットは、車好きな方でもそうでない方でも、きっと名前くらいは聞いた事があるのではないでしょうか?
日本初の全面舗装と観客席の両方を備えたサーキットとして、本田技研工業によって1962年に建設されました。コース全長は5807km、コース幅は10〜16m、コーナー数は20、最大高低差は52mといった造りになっており、世界的にも珍しい8の字形のコースレイアウトが特徴的です。
高低差と低速コーナーから高速コーナーまでバランス良く作られており、難易度が高く走り応えのあるサーキットといわれています。F1ドライバー達からの評価も高く好意的な意見が多く寄せられているようです。過去にはFIA(国際自動車連盟)がF1ファンに向けて募集した「好きなサーキットアンケート」にて5位に入ったこともあるようです。
国際格式のサーキットで「F1」「スーパーGT」「スーパーフォーミュラ」「スーパー耐久」が開催されています。その他にも86レース、ポルシェカップ等のワンメイクレースから走行会まで幅広くイベントが行われています。
また、鈴鹿サーキットはライセンス制を導入しており、SMSC(鈴鹿モータースポーツクラブ)の会員になれば走行会へ参加しなくてもコースの走行が可能になります。
鈴鹿サーキットの所在地
鈴鹿サーキットの所在は次の通りになります。
【住所】
- 〒510-0295 三重県鈴鹿市稲生町7992
【最寄りインターチェンジ】
大阪方面からは東名阪自動車道の亀山インター、名古屋方面からは東名阪自動車道の鈴鹿インターが最寄りのインターチェンジになります。
岡山国際サーキット
岡山国際サーキットは、岡山県美作市という所にあります。オープンしたのは1990年11月、当初は「TIサーキット英田」という名称でしたが、2004年に運営会社が変わった事をきっかけに、2005年以降は現在の「岡山国際サーキット」に名称変更されました。その名称からも分かるように国際格式のサーキットであり、過去には「F1パシフィックグランプリ」や「WTCC」が開催された事もあります。現在は「スーパーGT」「スーパーフォーミュラ」が開催されています。
コース全長は3703m、コース幅は12〜15m、最大高低差は29m。600mのメインストレートと700mのバックストレートを合計13の中低速コーナーで繋ぐテクニカルなレイアウトのサーキットとなっています。鈴鹿サーキット同様、ライセンス制となっておりフリー走行枠で走るにはライセンス取得が必要となります。もちろん走行会を多く開催されているので、まずは走行会へ参加して走ってみるのも良いでしょう。
岡山国際サーキットの所在地
【住所】
- 〒701-2612 岡山県美作市滝宮1210
【最寄りインターチェンジ】
山陽自動車道は備前インター、中国自動車道は美作インターになります。どちらの高速道路でもアクセス可能ですがいずれもインターチェンジを降りてから25km程あり、30分ぐらい時間がかかります。
セントラルサーキット
セントラルサーキットは、「東の筑波」に対し「西のセントラル」とも言われる関西のモータースポーツの中心的なサーキットです。兵庫県多可郡多可町にあり、レーシングドライバーの井入宏之が代表を務めている会社が運営を行っている事でも有名です。
オープンした当初は全日本GT選手権(スーパーGTの前身)か開催された事もありますが、現在は大きなレースは行われていないようです。サンデーレースや走行会は多く開催されており、ゼロヨンも行われる事もありますので、そういったアマチュアのスポーツ走行で賑わいを見せるサーキットです。
コース全長は2804m、コース幅は15〜11m、コーナー数は12、最大高低差は20.0m、最大直線長は677.0m。時計回りで、途中に立体交差がある事が特徴的です。8の字形状になっていないので右コーナーが多く、左タイヤへの負担が大きくなってしまいます。また、速度レベルの割にエスケープゾーンが少ない事も有名で、コースアウトしてしまうと高い確率でクラッシュしてしまう場所もあるので注意が必要です。
セントラルサーキットもライセンス制となっているので、一般枠で走行するにはライセンスを取得する必要があります。
セントラルサーキットの所在地
【住所】
- 〒679-1132 兵庫県多可郡多可町中区坂本521−1
【最寄りインターチェンジ】
中国自動車道の滝野社インターから約16km、加西インターからは約14kmであり、どちらからもアクセス可能です。
名阪スポーツランド
名阪スポーツランドは奈良県山辺郡山添村にあるサーキットです。
これまで紹介したサーキットに比べてマイナーなので、ご存知ない方も多いかもしれませんね。しかし、このサーキットは近年ドリフトの大会や走行会が多く開催されており、関西圏でのドリフト競技を語る上では外すことができないサーキットです。また、古くからジムカーナの大会が行われているサーキットであり、近畿のモータースポーツでは歴史のある場所になります。
このサーキットの特徴は、施設内に規模の小さなコースが5つあり、「2輪」「4輪」「カート」がそれぞれのコースで同時にイベントを行っていることです。各コースは次のようになります。
【 ABコース】
基本的にミニバイクのコースですがレーシングカートが走ることもあります。名阪カートレースやミニバイクレースが開催されています。
【 Cコース】
ドリフト、ジムカーナがメインのコース。JMRC近畿地区ジムカーナ選手権や名阪カートレースが開催される。
【Dコース】
こちらは広い駐車場になっており貸切のみ走行可能。
【Eコース】
Cコース同様、ドリフト、ジムカーナがメインのコースですが、近年はレーシングカート等のレース等が開催されているようです。JMRC近畿地区ジムカーナ大会が開催されています。
【モトクロスコース】
モトクロス専用のコースです。全日本モトクロス選手権が開催されています。
自動車が走行可能なのはC、D、Eコースになります。C、Eコースは様々なレイアウトに変更することが可能で、主催者が走るコースを自由に組み立てることが可能になっています。Dコースは駐車場になっているのでパイロン(三角コーン)でコースを作り、自由に走ることができます。
名阪スポーツランドの所在地
【住所】
- 〒630-2234 奈良県山辺郡山添村大字切幡1343-1
【最寄りインターチェンジ】
名阪国道、小倉インターから降りて約5分で到着です。道が少々細いので初めて行くと分かりにくいかもしれませんが、非常にアクセスが良い場所にあります。
関西のサーキットまとめ
今回ご紹介致しましたように、関西にも毎週末のように賑わっているサーキットが沢山あります。鈴鹿をはじめとした大きなサーキットでレース観戦を楽しむこともよし、マイカーで走行を楽しむこともよし、自分のスタイルにあったモータースポーツの楽しみ方が見つかれば、趣味がますます楽しくなること間違いなしですね。関西のモータースポーツも、もっともっと盛り上がっていくと嬉しいですね!