トヨタとリコール 過去5年で発生したもの

2019年06月30日

トヨタとリコール 過去5年で発生したもの

label車雑学

日本を代表する自動車メーカーであるトヨタ。非常に信頼性が高いことから、日本国内のみならず世界中で親しまれている大企業です。そんなトヨタも、多数のリコール・改善対策を発表しています。今回はそんなトヨタが過去5年間で発表したリコール・改善対策の一部を、いくつかピックアップしてご紹介していきます。

過去5年のトヨタリコール問題

日本を代表する自動車メーカーといえば、皆さんはどの自動車メーカーを頭に思い浮かべるでしょうか。やはり大勢の人が1番に思い浮かぶ自動車メーカーはトヨタだと思います。トヨタは長年に渡って日本国内の自動車販売No.1シェアを獲得している大企業です。

トヨタの車はとても信頼性が高いため、世界中に大勢のファンが存在しています。そんなトヨタでさえも、リコールや改善対策を発生してしまうことがあるのです。幸いにも、トヨタはここ数年話題になっている自動車の不祥事には一切関与していません。

しかし、それとリコールはまったく別のお話。世界でトップクラスの信頼性を誇るトヨタでも、過去に多数のリコール・改善対策を発表しています。今回はそんなトヨタが過去5年間で発表したリコール・改善対策の一部をご紹介しましょう。

2015年のリコール

まずは2015年に実施されたリコール・改善対策の一部をご紹介します。

カローラをはじめとする22車種のリコール

トヨタの人気車種であるカローラやヴォクシー、ヴィッツなどの22車種にエアバッグに関する大々的なリコールが実施されています。リコール内容は、助手席用エアバッグのインフレーター容器に気密不良があり、エアバッグ作動時に正常にエアバッグが展開しないおそれがあるとのことです。

22車種の中でも特に該当車両の台数が多い、ノア/ヴォクシーの型式・製造期間・該当台数を表にまとめたのでご覧ください。

型式 製造期間 該当車両の台数
TA-AZR60G・CBA-AZR60G・DBA-AZR60G 平成16年1月6日~平成19年3月30日 323,591台
TA-AZR65G・CBA-AZR65G・DBA-AZR65G 平成16年1月6日~平成19年3月30日 74,785台

このリコールに該当するノア/ヴォクシーの車両合計は398,376台です。これらを含む22車種にリコールが実施されています。該当する車両すべてのインフレーター容器の気密点検を行い、気密不良とみなされたものはインフレーターを新品と交換して対応するようです。

プリウスαのリコール

トヨタの人気ハイブリッド車であるプリウスαには、ハイブリッドシステムに関するリコールが実施されています。リコール内容は、ハイブリッドシステムの制御ソフトが不適切でインバーターが損傷する場合があるようです。それにより警告灯が点灯し、最悪の場合にはハイブリッドシステムが停止して走行不能になるおそれがあります。

型式 製造期間 該当車両の台数
DAA-ZVW40W 平成23年2月4日~平成26年11月12日 83,864台
DAA-ZVW41W 平成23年2月4日~平成26年6月30日 257,913台

このリコールに該当する車両の合計は341,777台です。該当する車両すべての制御ソフトを対策仕様に修正することで対応します。また、制御ソフトの修正後に同じことがあればインバーターのモジュールを無償交換して対応するようです。

ヴィッツをはじめとする6車種のリコール

ヴィッツ、ラクティス、ベルタ、オーリス、カローラルミオン、イストの6車種にはパワーウインドウスイッチに関するリコールが実施されています。リコール内容は、スイッチ用のグリースの塗布方法が不適切でグリース不足のものがあるとのこと。それにより、端子が発熱しスイッチおよび周辺の樹脂部品が焼損する場合があります。最悪の場合には火災に至ることがあるようです。

6車種の中でも該当台数が多いヴィッツを表にまとめたのでご覧ください。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-KSP90 平成17年1月18日~平成22年6月30日 128,291台
DBA-NCP91 平成17年1月18日~平成22年6月30日 25,399台
CBA-NCP95 平成17年1月18日~平成22年6月30日 31,241台
DBA-SCP90 平成17年1月18日~平成22年6月30日 156,417台

このリコールに該当するヴィッツの台数は合計341,348台です。これらを含む6車種にリコールが実施されています。該当する車両すべてのスイッチを点検し、異常があるものは対策品と交換。正常なものに関しては、グリースを適量塗布することで対応します。

パッソのリコール

パッソにはエンジンに関するリコールが実施されています。リコール内容は、エンジン制御用コンピューターの排気ガス再循環バルブの制御プログラムが不適切なため、排気ガスが常時循環してエンジンの不調につながる場合があるとのこと。最悪の場合には、走行中にエンジンが停止するおそれがあります。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-KGC30 平成26年4月7日~平成27年3月16日 39,043台
DBA-KGC35 平成26年4月7日~平成27年3月13日 6,894台

このリコールに該当する車両は合計45,937台です。該当する車両すべてのエンジン制御用コンピューターのプログラムを対策仕様に修正することで対応します。

SAIのリコール

SAIにはハイブリッド車の燃料ポンプに関するリコールが実施されています。リコール内容は、燃料ポンプのポンプモーターの回転数設定が不適切で早期で摩滅する場合があるようです。それにより、警告灯が点灯し燃料供給が不能になり走行不能になるおそれがあります。

型式 製造期間 該当車両の台数
DAA-AZK10 平成21年10月1日~平成25年8月2日 60,836台

このリコールに該当する車両は合計60,836台です。該当する車両すべてに対策用の配線を追加、燃料ポンプを新品と交換して対応します。

2016年のリコール

続いて、2016年に実施されたリコール・改善対策の一部をご紹介します。

プリウスのリコール

プリウスにはパーキングブレーキに関するリコールが実施されています。リコール内容は、パーキングケーブルの固定方法が不適切で、車の振動によりケーブルが作動レバーから外れてしまいパーキングブレーキが作動できなくなるおそれがあるようです。

型式 製造期間 該当車両の台数
DAA-ZVW50 平成27年10月26日~平成28年10月3日 101,554台
DAA-ZVW51 平成27年10月26日~平成28年10月3日 73,378台
DAA-ZVW55 平成27年10月26日~平成28年10月3日 37,558台

このリコールに該当する車両は合計212,490台です。該当する車両すべてのパーキングケーブルのダストブーツの先端部にクリップを追加して対応します。

クラウン、マークXのリコール

クラウンとマークXの2車種にはエンジン関するリコールが実施されています。リコール内容は、エンジンの燃料配管の燃圧センサーの締付け指示が不適切なため、シール不良になる場合があるようです。それにより、低温時にガソリンの臭いがしたり燃料漏れにつながるおそれがあります。

2車種のうち、マークXについての表をまとめたのでご覧ください。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-GRX120 平成16年10月25日~平成19年10月26日 100,098台
DBA-GRX121 平成16年10月25日~平成19年 9月21日 8,785台
DBA-GRX125 平成16年10月25日~平成19年9月6日 12,290台

このリコールに該当するマークXの車両台数は合計121,173台です。クラウンを含めると20万台以上になります。該当する車両すべての燃圧センサーのガスケットを新品に交換して適正に締めつけることで対応するようです。

プリウスをはじめとする4車種のリコール

プリウス、プリウスPHV、プリウスα、SAIの4車種に燃料蒸発ガス排出抑制装置に関するリコールが実施されています。リコール内容は、蒸発ガス通路の端部形状が不適切なため亀裂が発生することがあるとのこと。それにより、長期にわたり使用を続けると亀裂が貫通してしまい、ガソリンを満タンにした際に燃料が漏れ出すおそれがあります。

型式 製造期間 該当車両の台数
DAA-ZVW30 平成21年9月4日~平成27年2月6日 1,066,665台
DLA-ZVW35 平成21年11月11日~平成27年2月5日 21,283台
DAA-ZVW40W / DAA-ZVW41W 平成25年10月17日~平成27年2月23日 380,458台
DAA-AZK10 平成25年6月24日~平成27年2月3日 27,326台

このリコールに該当する車両は合計1,495,732台です。該当する車両すべての燃料蒸発ガス排出抑制装置を対策品と交換することで対応します。

カローラをはじめとする19車種のリコール

カローラをはじめとする、アルファードやヴィッツなどの人気車種を含む19車種にエアバッグに関するリコールが実施されています。リコール内容は、助手席用エアバッグのインフレーターのガス発生剤の吸湿防止が不適切なため、温度・湿度変化によりガス発生剤が劣化する場合があるとのこと。それにより、エアバッグ展開時にインフレーター容器が破損してしまうおそれがあります。

19車種のうち、アルファードとヴェルファイアの表をまとめたのでご覧ください。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-ANH20W 平成20年 3月28日~平成21年12月25日 74,369
DBA-ANH25W 平成20年 3月28日~平成21年12月25日 15,841
DBA-GGH20W 平成20年 3月28日~平成21年12月25日 21,152
DBA-GGH25W 平成20年 3月28日~平成21年12月25日 11,217

このリコールに該当するアルファードとヴェルファイアの車両は合計122,579台です。これらを含む19車種にリコールが実施されています。該当する車両すべてのエアバッグインフレーターもしくはエアバッグアッセンブリを改良品と交換することで対応するようです。

ハイエース、レジアスエースのリコール

ハイエースとレジアスエースの2車種にはスライドドアに関するリコールが実施されています。ただし、乗車店員3名の車両のみで、冷凍バン・クーリングバン・保冷バンを除いたハイエースとレジアスエースにリコールが実施されているようです。リコール内容は、スライドドアが保安基準が定める乗降口の要件を満たしていないとのこと。

型式 製造期間 該当車両の台数
QDF-KDH201V 平成25年12月9日~平成28年10月26日 10,485台
LDF-KDH206V 平成25年12月6日~平成28年10月26日 7,042台
CBF-TRH200V 平成25年12月9日~平成28年10月26日 6,867台

このリコールに該当する車両は合計24,394台です。該当する車両すべてのスライドドアの前側用ラッチ機構を追加して対応します。

2017年のリコール

続いて、2017年に実施されたリコール・改善対策の一部をご紹介します。

86のリコール

トヨタの人気スポーツカーである86には完成検査に関するリコールが実施されています。リコール内容は、車両の製造工場の完成検査を完成検査員に任命されてない検査員が判定を行ったとのことです。これにより、保安基準に関する検査が適正に行われていませんでした。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-ZN6 平成24年3月12日~平成29年9月29日 19,190台

このリコールに該当する車両は合計19,190台です。該当する車両すべてを指定整備工場で点検および自動車検査員による確認を行い、保安基準に関する不具合がある場合は是正して対応します。

C-HRのリコール

コンパクトSUVの中でも高い人気を博しているC-HRにはパーキングブレーキに関するリコールが実施されています。リコール内容は、ガソリンモデルにおいて、ブレーキ制御コンピューターの断線検出プログラムが不適切なため、それが原因で警告灯が点灯し、パーキングブレーキが作動しなくなるおそれがあるとのことです。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-NGX50 平成28年12月2日~平成29年10月10日 22,223台

このリコールに該当する車両は合計22,223台になります。該当する車両すべての制御プログラムを修正することで対応するようです。

ピクシスエポック、ピクシススペースのリコール

ピクシスエポック、ピクシススペースの2車種にはトランスミッションに関するリコールが実施されています。リコール内容は、CVTのトルクコンバーターにおいて内部ベアリングの製造が不適切なため、それに伴いベアリングが異常摩耗して破損する場合があるとのこと。それにより異音が発生し、最悪の場合はエンストして発進不能になるおそれがあります。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-LA300A 平成25年10月9日~平成26年1月30日 1,583台
DBA-LA310A 平成25年10月10日~平成26年 1月30日 406台
DBA-L575A 平成25年10月25日~平成26年1月30日 841台
DBA-L585A 平成25年10月16日~平成26年 1月31日 220台

このリコールに該当する車両は合計3,050台です。該当する車両すべてのトルクコンバーターを良品へと交換することで対応します。

プリウスPHVのリコール

プリウスPHVには駆動用バッテリーに関するリコールが実施されています。リコール内容は、駆動用バッテリーにおいてハイブリッドシステム保護用ヒューズの容量が不適切なため、ヒューズが疲労断線することがあるとのことです。それにより警告灯が点灯し、最悪の場合はハイブリッドシステムが停止して走行ができなくなるおそれがあります。

型式 製造期間 該当車両の台数
DLA-ZVW35 平成23年11月18日~平成27年1月8日 20,442台

このリコールに該当する車両は合計20,442台です。該当する車両すべてのハイブリッドシステム保護用ヒューズを対策品へと交換して対応します。

パッソ、ルーミー、タンクのリコール

パッソ、ルーミー、タンクの3種類には制動倍力装置に関するリコールが実施されています。リコール内容は、制動倍力装置のバキュームホースにおいて組付け作業が不適切なため、ホースの内側に異物などが付着している場合があるとのこと。そのまま使用を続けることにより、ブレーキペダルの操作力が増大して思うようにブレーキをかけれなくなるおそれがあります。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-M700A 平成29年9月29日~平成29年10月25日 484台
DBA-M710A 平成29年9月29日~平成29年10月25日 83台
DBA-M900A 平成29年9月29日~平成29年10月25日 1,979台
DBA-M910A 平成29年9月29日~平成29年10月25日 392台

このリコールに該当する車両は合計2,938台です。該当する車両すべてのバキュームホースを新品と交換することで対応します。

2018年のリコール

続いて、2018年に実施されたリコール・改善対策の一部をご紹介します。

ブレイドをはじめとする7車種のリコール

ブレイド、カローラアクシオ、カローラフィールダー、カローラルミオン、マークXジオ、オーリス、アベンシスの7車種には燃料蒸発ガス排出抑制装置に関するリコールが実施されています。リコール内容は、蒸発ガス通路の端部形状が不適切なため亀裂が発生することがあるとのこと。それにより、長期にわたり使用を続けると亀裂が貫通してしまい、ガソリンを満タンにした際に燃料が漏れ出すおそれがあります。

7車種のうち、ブレイドについての表をまとめたのでご覧ください。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-AZE154H 平成18年11月27日~平成24年4月26日 6,481
DBA-AZE156H 平成18年11月27日~平成24年4月27日 26,548
DBA-GRE156H 平成19年7月13日~平成24年4月27日 1,949

このリコールに該当するブレイドは合計34,798台です。これらを含む7車種にリコールが実施されています。該当する車両すべての燃料蒸発ガス排出抑制装置を対策品と交換することで対応するようです。

86のリコール

2018年にはエンジンに関するリコールが実施されています。リコール内容は、エンジンの動弁機構部の設計が不適切なため、バルブスプリングに過大な荷重などが原因で折損することがあるようです。それによりエンジンの不調や異音の発生、最悪の場合は走行中にエンジンが停止するおそれがあります。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-ZN6 平成24年3月12日~平成25年7月2日 26,804台

このリコールに該当する車両は合計26,804台です。該当する車両すべてのバルブスプリングを対策品と交換することで対応します。

プリウス、プリウスαのリコール

プリウスとプリウスαの2車種にはハイブリッドシステムに関するリコールが実施されています。リコール内容は、異常判定時の制御プログラムが不適切なため、走行中などに高負荷がかかった際に昇圧回路の素子が損傷する場合があるとのことです。

それによりフェールセーフモードに移行できず警告灯が点灯し、ハイブリッドシステムが停止して走行不能になるおそれがあります。

型式 製造期間 該当車両の台数
DAA-ZVW30 平成21年3月23日~平成26年2月5日 915,953台
DAA-ZVW40W 平成23年2月4日~平成26年11月12日 81,940台
DAA-ZVW41W 平成23年2月4日~平成26年6月30日 251,145台

このリコールに該当する車両は合計1,249,038台です。該当する車両すべての異常判定時の制御プログラムを対策仕様に修正することで対応します。

アルファードをはじめとする9車種のリコール

アルファードやプリウスなどの9車種にエアバッグに関するリコールが実施されています。リコール内容は、エアバッグ制御システムの加速度センサーもしくは圧力センサー内のICチップの製造が不適切なため、断線する場合があるようです。それにより警告灯が点灯し、エアバッグが正常に展開しないそれがあります。

9車種のうち、アルファードとヴェルファイヤについての表をまとめたのでご覧ください。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-AGH30W 平成27年 5月20日~平成27年10月28日 19,919台
DBA-AGH35W 平成27年 5月20日~平成27年10月27日 3,345台
DBA-AYH30W 平成27年 5月20日~平成27年10月28日 10,513台
DBA-GGH30W 平成27年 5月20日~平成27年10月27日 3,382台
DBA-GGH35W 平成27年 5月20日~平成27年10月28日 1,425台

このリコールに該当するアルファードとヴェルファイヤの車両合計は38,584台です。これらを含む9車種にリコールが実施されています。該当する車両すべての各センサーを点検し、製造が不適切と認められたものは良品へと交換して対応するようです。

プリウス、プリウスPHV、C-HRのリコール

プリウス、プリウスPHV、C-HRにエンジンルームの配線に関するリコールが実施されています。リコール内容は、エンジンルーム内の電気配線が保護カバーのない箇所で他の部品と干渉しているものがあるとのこと。それにより走行時の振動などで配線の被覆が損傷し、発熱・焼損することがあります。最悪の場合は車両の火災につながることがあるようです。

型式 製造期間 該当車両の台数
DAA-ZVW50 平成27年10月26日~平成30年5月15日 215,921台
DAA-ZVW501 平成27年10月26日~平成30年5月16日 113,099台
DAA-ZVW55 平成27年10月26日~平成30年5月15日 62,593台
DLA-ZVW52 平成28年8月31日~平成30年5月15日 33,630台
DLA-ZYX10 平成28年11月8日~平成30年5月14日 128,627台

このリコールに該当する車両は合計は553,870台です。該当する車両すべてのエンジンルーム内の電気配線を点検・保護材の追加をします。また、すでに損傷しているものは新品と交換することで対応するようです。

2019年のリコール

最後に、2019年に実施されたリコール・改善対策の一部をご紹介します。

ヴィッツ(プライバシーガラス装着車)のリコール

ヴィッツ(プライバシーガラス装着車)にドアガラスに関するリコールが実施されています。リコール内容は、助手席側後席のドアガラスの生産設備のプログラムが不適切なため、ガラスの破砕要件を満たしていないものがあるとのことです。それにより、ガラスが割れた際に破片が粉々になりません。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-KSP130 平成31年1月22日~平成31年2月7日 710台
DBA-NSP130 平成31年1月22日~平成31年2月7日 682台
DBA-NSP135 平成31年1月22日~平成31年2月7日 242台
DBA-NCP131 平成31年1月22日~平成31年2月7日 33台
DAA-NHP130 平成31年1月22日~平成31年2月7日 502台

このリコールに該当する車両は合計2,169台です。該当する車両すべての助手席側後席ドアガラスを良品と交換することで対応します。

クラウン(事業用)のリコール

タクシーなどに使われるクラウンにはヘッドライトに関するリコールが実施されています。リコール内容は、ヘッドライトを長時間点灯し続けることにより反射板のアルミ蒸着が剥離することがあるようです。それにより、光度が低下し保安基準を満たさなくなるおそれがあります。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-GRS210 平成25年1月7日~平成27年6月4日 27台
DBA-GRS211 平成25年1月14日~平成25年9月24日 6台
DBA-GRS214 平成27年6月26日 1台
DAA-AWS210 平成25年1月28日~平成27年9月18日 362台
DAA-AWS211 平成26年8月29日~平成27年7月15日 9台

このリコールに該当する車両は合計405台です。該当する車両すべてのヘッドライトの反射板を対策品に交換、レンズを新品に交換することで対応するようです。

ピクシスメガのリコール

ピクシスメガにはボンネット周辺部品に関するリコールが実施されています。リコール内容は、カウルルーバーとダッシュパネルの合わさる部分の止水処理が不適切なため雨水などがブレーキブースターに滴下するものがあるとのこと。それにより錆が発生し、最悪の場合にはブレーキブースターに穴があき、ブレーキの操作力が増大して制動距離がなぐなってしまうおそれがあります。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-LA700A 平成27年7月16日~平成28年9月23日 6,641台
DBA-LA710A 平成27年7月21日~平成28年9月22日 1,401台

このリコールに該当する車両は合計8,042台です。該当する車両すべてのカウルルーバーとダッシュパネルの合わせ部分の止水シールを対策品に交換します。また、錆が進行しているものに関してはブレーキブースターを新品に交換し、錆が進行していないものは防錆処理をすること対応するようです。

ルーミーをはじめとする7車種のリコール

ルーミーをはじめとする7車種にはブレーキに関するリコールが実施されています。リコール内容は、後輪ブレーキに関する自動調整機構の組み立て時のグリス塗布作業が不適切なため、ネジ面にグリスが塗布されていないものがあるとのことです。それにより、ネジ面が錆びて自動調整機構が作動しなくなるおそれがあります。

7車種のうち、ルーミーとタンクについての表をまとめたのでご覧ください。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-M900A 平成28年11月2日~平成29年5月19日 63,256台

このリコールに該当する7車種の合計車両は101,723台です。該当する車両すべての自動調整機構のネジ面を清掃・グリス塗布を行います。また、固着しているものに関しては良品と交換して対応するようです。

まとめ

今回は2019年を含む、過去5年間に発生したトヨタのリコール・改善対策の一部をご紹介しました。今回ピックアップしたリコール・改善対策はほんの一部で、トヨタは上記以外にも多数のリコール・改善対策を発表しています。

リコール・改善対策の発生が多い自動車メーカーは、故障が多く信頼性が低いと感じる人がいるかもしれません。しかし、そもそも車はとても複雑な機械の塊です。多数の部品を工場で一度に組み立てるため、どうしても不具合などが発生してしまいます。

もちろん、開発段階で発生している不具合なども存在しますが、それらはほかの企業でいう初期不良のようなものです。むしろトヨタは多くの車種を販売している割にはリコール・改善対策が少ないといえるでしょう。