トヨタとリコール 過去5年で発生したもの | CARTUNEマガジン
トヨタとリコール 過去5年で発生したもの

2019年06月30日 (更新:2021年06月29日)

トヨタとリコール 過去5年で発生したもの

日本を代表する自動車メーカーであるトヨタ。非常に信頼性が高いことから、日本国内のみならず世界中で親しまれている大企業です。そんなトヨタも、多数のリコール・改善対策を発表しています。今回はそんなトヨタが過去5年間で発表したリコール・改善対策の一部を、いくつかピックアップしてご紹介していきます。

過去5年のトヨタリコール問題

みきさんのC-HRの画像
みきさんのC-HRの画像

日本を代表する自動車メーカーといえば、皆さんはどの自動車メーカーを頭に思い浮かべるでしょうか。やはり大勢の人が1番に思い浮かぶ自動車メーカーはトヨタだと思います。トヨタは長年に渡って日本国内の自動車販売No.1シェアを獲得している大企業です。

トヨタの車はとても信頼性が高いため、世界中に大勢のファンが存在しています。そんなトヨタでさえも、リコールや改善対策を発生してしまうことがあるのです。幸いにも、トヨタはここ数年話題になっている自動車の不祥事には一切関与していません。

しかし、それとリコールはまったく別のお話。世界でトップクラスの信頼性を誇るトヨタでも、過去に多数のリコール・改善対策を発表しています。今回はそんなトヨタが過去5年間で発表したリコール・改善対策の一部をご紹介しましょう。

2015年のリコール

SUSUMUさんのカローラスポーツNRE210Hの画像
SUSUMUさんのカローラスポーツNRE210Hの画像

まずは2015年に実施されたリコール・改善対策の一部をご紹介します。

カローラをはじめとする22車種のリコール

ジュンエイさんのカローラフィールダーの画像
ジュンエイさんのカローラフィールダーの画像

トヨタの人気車種であるカローラやヴォクシー、ヴィッツなどの22車種にエアバッグに関する大々的なリコールが実施されています。リコール内容は、助手席用エアバッグのインフレーター容器に気密不良があり、エアバッグ作動時に正常にエアバッグが展開しないおそれがあるとのことです。

22車種の中でも特に該当車両の台数が多い、ノア/ヴォクシーの型式・製造期間・該当台数を表にまとめたのでご覧ください。

型式製造期間該当車両の台数
TA-AZR60G・CBA-AZR60G・DBA-AZR60G平成16年1月6日~平成19年3月30日323,591台
TA-AZR65G・CBA-AZR65G・DBA-AZR65G平成16年1月6日~平成19年3月30日74,785台

このリコールに該当するノア/ヴォクシーの車両合計は398,376台です。これらを含む22車種にリコールが実施されています。該当する車両すべてのインフレーター容器の気密点検を行い、気密不良とみなされたものはインフレーターを新品と交換して対応するようです。

参照元:トヨタ公式リコール情報

プリウスαのリコール

そめさんのプリウスαZVW41Wの画像
そめさんのプリウスαZVW41Wの画像

トヨタの人気ハイブリッド車であるプリウスαには、ハイブリッドシステムに関するリコールが実施されています。リコール内容は、ハイブリッドシステムの制御ソフトが不適切でインバーターが損傷する場合があるようです。それにより警告灯が点灯し、最悪の場合にはハイブリッドシステムが停止して走行不能になるおそれがあります。

型式製造期間該当車両の台数
DAA-ZVW40W平成23年2月4日~平成26年11月12日83,864台
DAA-ZVW41W平成23年2月4日~平成26年6月30日257,913台

このリコールに該当する車両の合計は341,777台です。該当する車両すべての制御ソフトを対策仕様に修正することで対応します。また、制御ソフトの修正後に同じことがあればインバーターのモジュールを無償交換して対応するようです。

参照元:トヨタ公式リコール情報

ヴィッツをはじめとする6車種のリコール

★KJ★さんのヴィッツNCP91の画像
★KJ★さんのヴィッツNCP91の画像

ヴィッツ、ラクティス、ベルタ、オーリス、カローラルミオン、イストの6車種にはパワーウインドウスイッチに関するリコールが実施されています。リコール内容は、スイッチ用のグリースの塗布方法が不適切でグリース不足のものがあるとのこと。それにより、端子が発熱しスイッチおよび周辺の樹脂部品が焼損する場合があります。最悪の場合には火災に至ることがあるようです。

6車種の中でも該当台数が多いヴィッツを表にまとめたのでご覧ください。

型式製造期間該当車両の台数
DBA-KSP90平成17年1月18日~平成22年6月30日128,291台
DBA-NCP91平成17年1月18日~平成22年6月30日25,399台
CBA-NCP95平成17年1月18日~平成22年6月30日31,241台
DBA-SCP90平成17年1月18日~平成22年6月30日156,417台

このリコールに該当するヴィッツの台数は合計341,348台です。これらを含む6車種にリコールが実施されています。該当する車両すべてのスイッチを点検し、異常があるものは対策品と交換。正常なものに関しては、グリースを適量塗布することで対応します。

参照元:トヨタ公式リコール情報

パッソのリコール

こうさんのパッソKGC30の画像
こうさんのパッソKGC30の画像

パッソにはエンジンに関するリコールが実施されています。リコール内容は、エンジン制御用コンピューターの排気ガス再循環バルブの制御プログラムが不適切なため、排気ガスが常時循環してエンジンの不調につながる場合があるとのこと。最悪の場合には、走行中にエンジンが停止するおそれがあります。

型式製造期間該当車両の台数
DBA-KGC30平成26年4月7日~平成27年3月16日39,043台
DBA-KGC35平成26年4月7日~平成27年3月13日6,894台

このリコールに該当する車両は合計45,937台です。該当する車両すべてのエンジン制御用コンピューターのプログラムを対策仕様に修正することで対応します。

参照元:トヨタ公式リコール情報

SAIのリコール

りおんさんのSAIAZK10の画像
りおんさんのSAIAZK10の画像

SAIにはハイブリッド車の燃料ポンプに関するリコールが実施されています。リコール内容は、燃料ポンプのポンプモーターの回転数設定が不適切で早期で摩滅する場合があるようです。それにより、警告灯が点灯し燃料供給が不能になり走行不能になるおそれがあります。

型式製造期間該当車両の台数
DAA-AZK10平成21年10月1日~平成25年8月2日60,836台

このリコールに該当する車両は合計60,836台です。該当する車両すべてに対策用の配線を追加、燃料ポンプを新品と交換して対応します。

参照元:トヨタ公式リコール情報

2016年のリコール

セロニアスさんのハリアーAVU65Wの画像
セロニアスさんのハリアーAVU65Wの画像

続いて、2016年に実施されたリコール・改善対策の一部をご紹介します。

プリウスのリコール

かーつさんのプリウスZVW50の画像
かーつさんのプリウスZVW50の画像

プリウスにはパーキングブレーキに関するリコールが実施されています。リコール内容は、パーキングケーブルの固定方法が不適切で、車の振動によりケーブルが作動レバーから外れてしまいパーキングブレーキが作動できなくなるおそれがあるようです。

型式製造期間該当車両の台数
DAA-ZVW50平成27年10月26日~平成28年10月3日101,554台
DAA-ZVW51平成27年10月26日~平成28年10月3日73,378台
DAA-ZVW55平成27年10月26日~平成28年10月3日37,558台

このリコールに該当する車両は合計212,490台です。該当する車両すべてのパーキングケーブルのダストブーツの先端部にクリップを追加して対応します。

参照元:トヨタ公式リコール情報

クラウン、マークXのリコール

りょーさんのマークXGRX120の画像
りょーさんのマークXGRX120の画像

クラウンとマークXの2車種にはエンジン関するリコールが実施されています。リコール内容は、エンジンの燃料配管の燃圧センサーの締付け指示が不適切なため、シール不良になる場合があるようです。それにより、低温時にガソリンの臭いがしたり燃料漏れにつながるおそれがあります。

2車種のうち、マークXについての表をまとめたのでご覧ください。

型式製造期間該当車両の台数
DBA-GRX120平成16年10月25日~平成19年10月26日100,098台
DBA-GRX121平成16年10月25日~平成19年 9月21日8,785台
DBA-GRX125平成16年10月25日~平成19年9月6日12,290台

このリコールに該当するマークXの車両台数は合計121,173台です。クラウンを含めると20万台以上になります。該当する車両すべての燃圧センサーのガスケットを新品に交換して適正に締めつけることで対応するようです。

参照元:トヨタ公式リコール情報

プリウスをはじめとする4車種のリコール

チャッPさんのプリウスZVW30洗車の画像
チャッPさんのプリウスZVW30洗車の画像

プリウス、プリウスPHV、プリウスα、SAIの4車種に燃料蒸発ガス排出抑制装置に関するリコールが実施されています。リコール内容は、蒸発ガス通路の端部形状が不適切なため亀裂が発生することがあるとのこと。それにより、長期にわたり使用を続けると亀裂が貫通してしまい、ガソリンを満タンにした際に燃料が漏れ出すおそれがあります。

型式製造期間該当車両の台数
DAA-ZVW30平成21年9月4日~平成27年2月6日1,066,665台
DLA-ZVW35平成21年11月11日~平成27年2月5日21,283台
DAA-ZVW40W / DAA-ZVW41W平成25年10月17日~平成27年2月23日380,458台
DAA-AZK10平成25年6月24日~平成27年2月3日27,326台

このリコールに該当する車両は合計1,495,732台です。該当する車両すべての燃料蒸発ガス排出抑制装置を対策品と交換することで対応します。

参照元:トヨタ公式リコール情報

カローラをはじめとする19車種のリコール

あっちまん☆さんのアルファードANH20Wサスペンションの画像
あっちまん☆さんのアルファードANH20Wサスペンションの画像

カローラをはじめとする、アルファードやヴィッツなどの人気車種を含む19車種にエアバッグに関するリコールが実施されています。リコール内容は、助手席用エアバッグのインフレーターのガス発生剤の吸湿防止が不適切なため、温度・湿度変化によりガス発生剤が劣化する場合があるとのこと。それにより、エアバッグ展開時にインフレーター容器が破損してしまうおそれがあります。

19車種のうち、アルファードとヴェルファイアの表をまとめたのでご覧ください。

型式製造期間該当車両の台数
DBA-ANH20W平成20年 3月28日~平成21年12月25日74,369
DBA-ANH25W平成20年 3月28日~平成21年12月25日15,841
DBA-GGH20W平成20年 3月28日~平成21年12月25日21,152
DBA-GGH25W平成20年 3月28日~平成21年12月25日11,217

このリコールに該当するアルファードとヴェルファイアの車両は合計122,579台です。これらを含む19車種にリコールが実施されています。該当する車両すべてのエアバッグインフレーターもしくはエアバッグアッセンブリを改良品と交換することで対応するようです。

参照元:トヨタ公式リコール情報

ハイエース、レジアスエースのリコール

ともっぱさんのハイエースバンGDH206Vの画像
ともっぱさんのハイエースバンGDH206Vの画像

ハイエースとレジアスエースの2車種にはスライドドアに関するリコールが実施されています。ただし、乗車店員3名の車両のみで、冷凍バン・クーリングバン・保冷バンを除いたハイエースとレジアスエースにリコールが実施されているようです。リコール内容は、スライドドアが保安基準が定める乗降口の要件を満たしていないとのこと。

型式製造期間該当車両の台数
QDF-KDH201V平成25年12月9日~平成28年10月26日10,485台
LDF-KDH206V平成25年12月6日~平成28年10月26日7,042台
CBF-TRH200V平成25年12月9日~平成28年10月26日6,867台

このリコールに該当する車両は合計24,394台です。該当する車両すべてのスライドドアの前側用ラッチ機構を追加して対応します。

参照元:トヨタ公式リコール情報

2017年のリコール

ツナマヨさんのランドクルーザープラドTRJ150Wの画像
ツナマヨさんのランドクルーザープラドTRJ150Wの画像

続いて、2017年に実施されたリコール・改善対策の一部をご紹介します。

86のリコール

ユキンコ😱さんの86ZN6の画像
ユキンコ😱さんの86ZN6の画像

トヨタの人気スポーツカーである86には完成検査に関するリコールが実施されています。リコール内容は、車両の製造工場の完成検査を完成検査員に任命されてない検査員が判定を行ったとのことです。これにより、保安基準に関する検査が適正に行われていませんでした。

型式製造期間該当車両の台数
DBA-ZN6平成24年3月12日~平成29年9月29日19,190台

このリコールに該当する車両は合計19,190台です。該当する車両すべてを指定整備工場で点検および自動車検査員による確認を行い、保安基準に関する不具合がある場合は是正して対応します。

参照元:トヨタ公式リコール情報

C-HRのリコール

レーズンさんのC-HRNGX50の画像
レーズンさんのC-HRNGX50の画像

コンパクトSUVの中でも高い人気を博しているC-HRにはパーキングブレーキに関するリコールが実施されています。リコール内容は、ガソリンモデルにおいて、ブレーキ制御コンピューターの断線検出プログラムが不適切なため、それが原因で警告灯が点灯し、パーキングブレーキが作動しなくなるおそれがあるとのことです。

型式製造期間該当車両の台数
DBA-NGX50平成28年12月2日~平成29年10月10日22,223台

このリコールに該当する車両は合計22,223台になります。該当する車両すべての制御プログラムを修正することで対応するようです。

参照元:トヨタ公式リコール情報

ピクシスエポック、ピクシススペースのリコール

makotoさんのピクシスエポックLA310Aの画像
makotoさんのピクシスエポックLA310Aの画像

ピクシスエポック、ピクシススペースの2車種にはトランスミッションに関するリコールが実施されています。リコール内容は、CVTのトルクコンバーターにおいて内部ベアリングの製造が不適切なため、それに伴いベアリングが異常摩耗して破損する場合があるとのこと。それにより異音が発生し、最悪の場合はエンストして発進不能になるおそれがあります。

型式製造期間該当車両の台数
DBA-LA300A平成25年10月9日~平成26年1月30日1,583台
DBA-LA310A平成25年10月10日~平成26年 1月30日406台
DBA-L575A平成25年10月25日~平成26年1月30日841台
DBA-L585A平成25年10月16日~平成26年 1月31日220台

このリコールに該当する車両は合計3,050台です。該当する車両すべてのトルクコンバーターを良品へと交換することで対応します。

参照元:トヨタ公式リコール情報

プリウスPHVのリコール

あーぼうさんのプリウスPHVZVW35の画像
あーぼうさんのプリウスPHVZVW35の画像

プリウスPHVには駆動用バッテリーに関するリコールが実施されています。リコール内容は、駆動用バッテリーにおいてハイブリッドシステム保護用ヒューズの容量が不適切なため、ヒューズが疲労断線することがあるとのことです。それにより警告灯が点灯し、最悪の場合はハイブリッドシステムが停止して走行ができなくなるおそれがあります。

型式製造期間該当車両の台数
DLA-ZVW35平成23年11月18日~平成27年1月8日20,442台

このリコールに該当する車両は合計20,442台です。該当する車両すべてのハイブリッドシステム保護用ヒューズを対策品へと交換して対応します。

参照元:トヨタ公式リコール情報

パッソ、ルーミー、タンクのリコール

テクニカルさんのルーミーM900Aの画像
テクニカルさんのルーミーM900Aの画像

パッソ、ルーミー、タンクの3種類には制動倍力装置に関するリコールが実施されています。リコール内容は、制動倍力装置のバキュームホースにおいて組付け作業が不適切なため、ホースの内側に異物などが付着している場合があるとのこと。そのまま使用を続けることにより、ブレーキペダルの操作力が増大して思うようにブレーキをかけれなくなるおそれがあります。

型式製造期間該当車両の台数
DBA-M700A平成29年9月29日~平成29年10月25日484台
DBA-M710A平成29年9月29日~平成29年10月25日83台
DBA-M900A平成29年9月29日~平成29年10月25日1,979台
DBA-M910A平成29年9月29日~平成29年10月25日392台

このリコールに該当する車両は合計2,938台です。該当する車両すべてのバキュームホースを新品と交換することで対応します。

参照元:トヨタ公式リコール情報

2018年のリコール

210 CROWN J-FRONTIER LTDさんのクラウンアスリートAWS210の画像
210 CROWN J-FRONTIER LTDさんのクラウンアスリートAWS210の画像

続いて、2018年に実施されたリコール・改善対策の一部をご紹介します。

ブレイドをはじめとする7車種のリコール

kouji3907さんのブレイドGRE156Hの画像
kouji3907さんのブレイドGRE156Hの画像

ブレイド、カローラアクシオ、カローラフィールダー、カローラルミオン、マークXジオ、オーリス、アベンシスの7車種には燃料蒸発ガス排出抑制装置に関するリコールが実施されています。リコール内容は、蒸発ガス通路の端部形状が不適切なため亀裂が発生することがあるとのこと。それにより、長期にわたり使用を続けると亀裂が貫通してしまい、ガソリンを満タンにした際に燃料が漏れ出すおそれがあります。

7車種のうち、ブレイドについての表をまとめたのでご覧ください。

型式製造期間該当車両の台数
DBA-AZE154H平成18年11月27日~平成24年4月26日6,481
DBA-AZE156H平成18年11月27日~平成24年4月27日26,548
DBA-GRE156H平成19年7月13日~平成24年4月27日1,949

このリコールに該当するブレイドは合計34,798台です。これらを含む7車種にリコールが実施されています。該当する車両すべての燃料蒸発ガス排出抑制装置を対策品と交換することで対応するようです。

参照元:トヨタ公式リコール情報

86のリコール

Nくんさんの86ZN6の画像
Nくんさんの86ZN6の画像

2018年にはエンジンに関するリコールが実施されています。リコール内容は、エンジンの動弁機構部の設計が不適切なため、バルブスプリングに過大な荷重などが原因で折損することがあるようです。それによりエンジンの不調や異音の発生、最悪の場合は走行中にエンジンが停止するおそれがあります。

型式製造期間該当車両の台数
DBA-ZN6平成24年3月12日~平成25年7月2日26,804台

このリコールに該当する車両は合計26,804台です。該当する車両すべてのバルブスプリングを対策品と交換することで対応します。

参照元:トヨタ公式リコール情報

プリウス、プリウスαのリコール

北斗23さんのプリウスαZVW41Wの画像
北斗23さんのプリウスαZVW41Wの画像

プリウスとプリウスαの2車種にはハイブリッドシステムに関するリコールが実施されています。リコール内容は、異常判定時の制御プログラムが不適切なため、走行中などに高負荷がかかった際に昇圧回路の素子が損傷する場合があるとのことです。

それによりフェールセーフモードに移行できず警告灯が点灯し、ハイブリッドシステムが停止して走行不能になるおそれがあります。

型式製造期間該当車両の台数
DAA-ZVW30平成21年3月23日~平成26年2月5日915,953台
DAA-ZVW40W平成23年2月4日~平成26年11月12日81,940台
DAA-ZVW41W平成23年2月4日~平成26年6月30日251,145台

このリコールに該当する車両は合計1,249,038台です。該当する車両すべての異常判定時の制御プログラムを対策仕様に修正することで対応します。

参照元:トヨタ公式リコール情報

アルファードをはじめとする9車種のリコール

くろふぁぶさんのヴェルファイアAGH30W洗車の画像
くろふぁぶさんのヴェルファイアAGH30W洗車の画像

アルファードやプリウスなどの9車種にエアバッグに関するリコールが実施されています。リコール内容は、エアバッグ制御システムの加速度センサーもしくは圧力センサー内のICチップの製造が不適切なため、断線する場合があるようです。それにより警告灯が点灯し、エアバッグが正常に展開しないそれがあります。

9車種のうち、アルファードとヴェルファイヤについての表をまとめたのでご覧ください。

型式製造期間該当車両の台数
DBA-AGH30W平成27年 5月20日~平成27年10月28日19,919台
DBA-AGH35W平成27年 5月20日~平成27年10月27日3,345台
DBA-AYH30W平成27年 5月20日~平成27年10月28日10,513台
DBA-GGH30W平成27年 5月20日~平成27年10月27日3,382台
DBA-GGH35W平成27年 5月20日~平成27年10月28日1,425台

このリコールに該当するアルファードとヴェルファイヤの車両合計は38,584台です。これらを含む9車種にリコールが実施されています。該当する車両すべての各センサーを点検し、製造が不適切と認められたものは良品へと交換して対応するようです。

参照元:トヨタ公式リコール情報

プリウス、プリウスPHV、C-HRのリコール

コバっち☆(チーム ローガン九州)さんのプリウスZVW50の画像
コバっち☆(チーム ローガン九州)さんのプリウスZVW50の画像

プリウス、プリウスPHV、C-HRにエンジンルームの配線に関するリコールが実施されています。リコール内容は、エンジンルーム内の電気配線が保護カバーのない箇所で他の部品と干渉しているものがあるとのこと。それにより走行時の振動などで配線の被覆が損傷し、発熱・焼損することがあります。最悪の場合は車両の火災につながることがあるようです。

型式製造期間該当車両の台数
DAA-ZVW50平成27年10月26日~平成30年5月15日215,921台
DAA-ZVW501平成27年10月26日~平成30年5月16日113,099台
DAA-ZVW55平成27年10月26日~平成30年5月15日62,593台
DLA-ZVW52平成28年8月31日~平成30年5月15日33,630台
DLA-ZYX10平成28年11月8日~平成30年5月14日128,627台

このリコールに該当する車両は合計は553,870台です。該当する車両すべてのエンジンルーム内の電気配線を点検・保護材の追加をします。また、すでに損傷しているものは新品と交換することで対応するようです。

参照元:トヨタ公式リコール情報

2019年のリコール

キムケイさんのアクアの画像
キムケイさんのアクアの画像

最後に、2019年に実施されたリコール・改善対策の一部をご紹介します。

ヴィッツ(プライバシーガラス装着車)のリコール

ことさんのヴィッツNCP131の画像
ことさんのヴィッツNCP131の画像

ヴィッツ(プライバシーガラス装着車)にドアガラスに関するリコールが実施されています。リコール内容は、助手席側後席のドアガラスの生産設備のプログラムが不適切なため、ガラスの破砕要件を満たしていないものがあるとのことです。それにより、ガラスが割れた際に破片が粉々になりません。

型式製造期間該当車両の台数
DBA-KSP130平成31年1月22日~平成31年2月7日710台
DBA-NSP130平成31年1月22日~平成31年2月7日682台
DBA-NSP135平成31年1月22日~平成31年2月7日242台
DBA-NCP131平成31年1月22日~平成31年2月7日33台
DAA-NHP130平成31年1月22日~平成31年2月7日502台

このリコールに該当する車両は合計2,169台です。該当する車両すべての助手席側後席ドアガラスを良品と交換することで対応します。

参照元:トヨタ公式リコール情報

クラウン(事業用)のリコール

ムータンさんのクラウンロイヤルGRS200コーナーポールの画像
ムータンさんのクラウンロイヤルGRS200コーナーポールの画像

タクシーなどに使われるクラウンにはヘッドライトに関するリコールが実施されています。リコール内容は、ヘッドライトを長時間点灯し続けることにより反射板のアルミ蒸着が剥離することがあるようです。それにより、光度が低下し保安基準を満たさなくなるおそれがあります。

型式製造期間該当車両の台数
DBA-GRS210平成25年1月7日~平成27年6月4日27台
DBA-GRS211平成25年1月14日~平成25年9月24日6台
DBA-GRS214平成27年6月26日1台
DAA-AWS210平成25年1月28日~平成27年9月18日362台
DAA-AWS211平成26年8月29日~平成27年7月15日9台

このリコールに該当する車両は合計405台です。該当する車両すべてのヘッドライトの反射板を対策品に交換、レンズを新品に交換することで対応するようです。

参照元:トヨタ公式リコール情報

ピクシスメガのリコール

megamegaさんのピクシスメガの画像
megamegaさんのピクシスメガの画像

ピクシスメガにはボンネット周辺部品に関するリコールが実施されています。リコール内容は、カウルルーバーとダッシュパネルの合わさる部分の止水処理が不適切なため雨水などがブレーキブースターに滴下するものがあるとのこと。それにより錆が発生し、最悪の場合にはブレーキブースターに穴があき、ブレーキの操作力が増大して制動距離がなぐなってしまうおそれがあります。

型式製造期間該当車両の台数
DBA-LA700A平成27年7月16日~平成28年9月23日6,641台
DBA-LA710A平成27年7月21日~平成28年9月22日1,401台

このリコールに該当する車両は合計8,042台です。該当する車両すべてのカウルルーバーとダッシュパネルの合わせ部分の止水シールを対策品に交換します。また、錆が進行しているものに関してはブレーキブースターを新品に交換し、錆が進行していないものは防錆処理をすること対応するようです。

参照元:トヨタ公式リコール情報

ルーミーをはじめとする7車種のリコール

りんさんのタンクM900Aスピーカーの画像
りんさんのタンクM900Aスピーカーの画像

ルーミーをはじめとする7車種にはブレーキに関するリコールが実施されています。リコール内容は、後輪ブレーキに関する自動調整機構の組み立て時のグリス塗布作業が不適切なため、ネジ面にグリスが塗布されていないものがあるとのことです。それにより、ネジ面が錆びて自動調整機構が作動しなくなるおそれがあります。

7車種のうち、ルーミーとタンクについての表をまとめたのでご覧ください。

型式製造期間該当車両の台数
DBA-M900A平成28年11月2日~平成29年5月19日63,256台

このリコールに該当する7車種の合計車両は101,723台です。該当する車両すべての自動調整機構のネジ面を清掃・グリス塗布を行います。また、固着しているものに関しては良品と交換して対応するようです。

参照元:トヨタ公式リコール情報

まとめ

ぶっちぃさんのヴォクシーZRR85Wの画像
ぶっちぃさんのヴォクシーZRR85Wの画像

今回は2019年を含む、過去5年間に発生したトヨタのリコール・改善対策の一部をご紹介しました。今回ピックアップしたリコール・改善対策はほんの一部で、トヨタは上記以外にも多数のリコール・改善対策を発表しています。

リコール・改善対策の発生が多い自動車メーカーは、故障が多く信頼性が低いと感じる人がいるかもしれません。しかし、そもそも車はとても複雑な機械の塊です。多数の部品を工場で一度に組み立てるため、どうしても不具合などが発生してしまいます。

もちろん、開発段階で発生している不具合なども存在しますが、それらはほかの企業でいう初期不良のようなものです。むしろトヨタは多くの車種を販売している割にはリコール・改善対策が少ないといえるでしょう。

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