スバルとリコール 過去5年で発生したもの

2019年07月05日

スバルとリコール 過去5年で発生したもの

2018年末に4度目の不正が発覚したスバル。スバルを信頼して車を購入していたユーザーは本当に残念な気持ちになったことでしょう。一連の不正問題についてはさておき、車にリコールはつきものです。リコールの発生を抑えることはもちろんですが、リコールが発生してから迅速な対応ができるかどうかで、自動車メーカー側の真価が問われます。今回は過去5年間に発生したスバルのリコールをいくつかピックアップしてご紹介します。

過去5年のスバルリコール問題

何かと不正が話題になっているスバル。2018年末には4度目となる不正問題が明らかとなりました。不正問題が明らかになったことで、スバルは現在、大規模リコールの対応に追われています。度重なる不正によって、スバルの信用は失墜してしまいました。

もちろん、スバル自身はこのような自体が2度と起きないように、社内の徹底的な改善を行っている模様です。不正はともかく、大規模リコールに関してはスバルに限った話ではなく、国内自動車メーカー各社の頭を悩ませる種となっています。

スバルもこれまでにたくさんのリコール・改善対策を実施しているようです。今回はスバルの過去5年間で発生したリコール・改善対策の詳細について徹底解説していきます。すべてをご紹介することは難しいので、リコール・改善対策の該当台数が多い車種をいくつかピックアップしました。

2015年のリコール・改善対策

まずは2015年に実施されたリコール・改善対策をご紹介します。

サンバーのリコール

商用車として活躍しているサンバーにリコールが実施されています。アクセルケーブルのライナー部に異物が混入した等の原因で、インナー部のケーブルの寿命が短くなるものがあるようです。それにより、エンジン回転が下がらなくなるおそれがあり、最悪の場合は走行不能になるということでリコールが実施されています。

型式 製造期間
EBD-TT1 平成23年3月14日~平成23年12月21日
GBD-TT1 平成23年3月14日~平成23年12月21日
EBD-TT2 平成23年3月14日~平成23年12月21日
GBD-TT2 平成23年3月14日~平成23年12月21日
EBD-TV1 平成23年3月14日~平成23年12月21日
GBD-TV1 平成23年3月14日~平成23年12月21日
EBD-TV2 平成23年3月14日~平成23年12月21日
GBD-TV2 平成23年3月14日~平成23年12月21日

リコールに該当する車両は合計39,886台です。該当車両すべてのアクセルケーブルを新品と交換することで対応します。

ステラのリコール(制動装置)

スバルの人気軽自動車であるステラにもリコールが実施されています。リコール内容は、フロントブレーキキャリパーのボルトの締付けが不十分なものがあるようです。そのままの状態で使用を続けると異音が発生。最悪の場合は、ボルトが外れて制動力が低下する恐れがあるようです。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-LA100F 平成26年10月29日 1台
DBA-LA110F 平成26年10月23日~平成26年11月12日 5台
DBA-LA150F 平成26年11月24日~平成27年 2月16日 450台
DBA-LA160F 平成26年11月24日~平成27年 2月21日 163台

リコールに該当する車両は合計619台です。該当するすべての車両のブレーキキャリパーのボルトを規定のトルクで締めることで対応します。また、ステラは2015年に電気装置に関するリコールが実施されているようです。

インプレッサのリコール

スバルの代表車種であるインプレッサにもリコールが実施されています。リコール内容は、助手席用エアバッグのインフレータ(膨張装置)に気密不良のものがあるとのこと。これにより、エアバッグが正常に作動しないことがあるおそれがあります。

型式 製造期間 該当車両の台数
LA-GD2 平成16年1月6日~平成19年 4月23日 7,091台
LA-GD3 平成16年1月6日~平成19年4月23日 3,862台
TA-GDA 平成16年1月6日~平成19年 4月23日 5,933台
GH-GDB 平成16年1月6日~平成19年4月23日 14,438台
DBA-GDC 平成18年6月6日~平成19年4月23日 368台
DBA-GDD 平成18年6月8日~平成19年4月19日 234台
LA-GG2 平成16年1月6日~平成19年4月24日 34,726台
LA-GG3 平成16年1月6日~平成19年4月23日 17,942台
TA-GG9 平成16年1月7日~平成16年4月27日 145台
TA-GGA 平成16年1月6日~平成19年4月20日 2,821台
DBA-GGC 平成18年6月3日~平成19年4月23日 2,317台
DBA-GGD 平成18年6月3日~平成19年4月23日 1,274台

リコールに該当する車両は合計91,151台です。該当する車両すべてのインフレータを新品に交換することで対応します。

レガシィ、インプレッサ、レヴォーグ、WRXの改善対策

レガシィ、インプレッサ、レヴォーグ、WRXの4車種にブレーキランプスイッチの異常にいより、改善対策が実施されています。不具合の状況は、ブレーキランプスイッチが故障した際に、運転支援装置の警告が即時に表示されない問題があるとのことです。また、その間は運転支援装置からのブレーキが狙い通りに作動しないこおそれがあります。

型式 該当車両 製造期間 該当車両の台数
DBA-BN9 レガシィ 平成26年10月2日 〜 平成27年4月14日 3,100台
DBA-BS9 平成26年10月2日 〜 平成27年4月14日 7,751台
DBA-GJ7 インプレッサ 平成26年11月12日〜平成27年4月14日 1,379台
DBA-GP7 平成26年11月11日〜平成27年4月14日 10,124台
DBA-VM4 レヴォーグ 平成26年5月13日〜平成27年4月13日 34,060台
DBA-VMG 平成26年5月13日〜平成27年4月13日 7,467台
DBA-VAG WRX 平成26年6月23日〜平成27年4月14日 4,676台

改善対策実施に該当する車両の合計は68,557台です。該当する車両すべての運転支援装置の制御プログラムを書き換えることで対応します。

2016年のリコール

続いて、2016年に実施されたリコール・改善対策をご紹介します。

インプレッサのリコール

インプレッサは2016年にもリコールが実施されています。リコール内容は、エンジンスターターの制御プログラムが不適切なため、エンジン始動時にスイッチ操作とギアを同時に操作するとピニオンギアが損傷ことがあるようです。そのため、エンジン始動時に異音が発生、最悪の場合はエンジンが始動しなくなる恐れがあります。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-GJ6 平成26年11月26日~平成27年6月4日 199台
DBA-GJ7 平成26年11月12日~平成27年6月9日 1,874台
DBA-GP6 平成26年11月13日~平成27年6月17日 538台
DBA-GP7 平成26年11月11日~平成27年6月12日 13,939台

リコールに該当する車両は合計16,550台です。該当する車両すべてのエンジンコントロールユニットの制御プログラムを書き換えることで対応します。また、すでに損傷しているものは新品と交換することで対応するようです。

フォレスター、WRX、レヴォーグのリコール

フォレスター、WRX、レヴォーグの3車種にもリコールが実施されています。リコール内容は、ターボエンジンの吸気ダクトの製造工程で正規と異なる材料で製造されたものがあるとのことです。そのため、耐油・耐熱性能が低下し、ダクトに亀裂が発生。エンジンの不調につながり、最悪の場合はエンストする恐れがあります。

型式 該当車両 製造期間 該当車両の台数
DBA-SJG フォレスター 平成27年4月10日~平成27年10月20日 903台
DBA-VAG WRX 平成27年4月10日~平成27年10月21日 2,262台
DBA-VM4 レヴォーグ 平成27年4月10日~平成27年10月21日 11,639台
DBA-VMG 平成27年4月10日~平成27年10月21日 2,313台

リコールに該当する車両は合計17,117台です。該当する車両すべての吸気ダクトの製造番号を確認し、該当するものは良品と交換することで対応するようです。

レヴォーグ、WRX、レガシィのリコール

レヴォーグ、WRX、レガシィの3車種にリコールが実施されています。リコール内容は、VDCユニットの電動パーキングブレーキ制御プログラムが不適切で、パーキングブレーキを作動させた一定時間後にエンジンスターターを操作すると電動パーキングブレーキが作動し続けることがあるようです。そのため、電動パーキングブレーキのモーターが損傷し、ブレーキが解除できなくなることあります。

型式 該当車両 製造期間 該当車両の台数
DBA-VM4 レヴォーグ 平成26年5月13日~平成27年4月21日 35,771台
DBA-VMG 平成26年5月13日~平成27年4月14日 7,696台
DBA-VAG WRX 平成26年6月23日~平成27年6月4日 5,082台
DBA-BN9 レガシィ 平成26年10月2日~平成27年9月16日 4,097台
DBA-BS9 平成26年10月2日~平成27年9月16日 10,952台

リコールに該当する車両は合計63,598台です。該当する車両すべてのVDCユニットの制御プログラムを書き換えることで対応します。

ステラのリコール

ステラは2016年にもリコールが実施されています。リコール内容は、プッシュスターター式の車両の作動制御プログラムが不適切で、スターター作動の直後にシフトを操作するとスターター内部が焼き付くことがあるとのこと。そのため異音が発生し、最悪の場合はエンジンが始動しなくなるおそれがあります。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-LA150F 平成26年11月24日~平成27年10月30日 7,201台
DBA-LA160F 平成26年11月24日~平成27年10月30日 3,048台

リコールに該当する車両は合計10,249台です。該当する車両すべてのスターター作動制御プログラムを書き換えることで対応します。また、ステラは2016年にパーキングブレーキのリコールも実施されているようです。

レガシィのリコール

スバルの人気車種のひとつであるレガシィに大々的なリコールが実施されています。リコール内容は、助手席用エアバッグのガス発生剤の吸湿防止が不適切でガス発生剤が劣化することがあるとのこと。そのため、エアバッグ作動時にインフレーター容器が破損してしまうおそれがあります。

型式 製造期間
ABA-BL5 平成15年5月12日~平成21年4月15日
CBA-BL5 平成15年5月12日~平成21年4月15日
TA-BL5 平成15年5月12日~平成21年4月15日
UA-BL5 平成15年5月12日~平成21年4月15日
DBA-BL9 平成19年11月2日~平成21年4月10日
CBA-BLE 平成15年8月22日~平成21年4月10日
DBA-BLE 平成15年8月22日~平成21年4月10日
UA-BLE 平成15年8月22日~平成21年4月10日
ABA-BP5 平成15年4月24日~平成21年4月13日
CBA-BP5 平成15年4月24日~平成21年4月13日
TA-BP5 平成15年4月24日~平成21年4月13日
UA-BP5 平成15年4月24日~平成21年4月13日
CBA-BP9 平成15年9月18日~平成21年4月13日
DBA-BP9 平成15年9月18日~平成21年4月13日
UA-BP9 平成15年9月18日~平成21年4月13日
CBA-BPE 平成15年8月22日~平成21年4月13日
DBA-BPE 平成15年8月22日~平成21年4月13日
UA-BPE 平成15年8月22日~平成21年4月13日
CBA-BPH 平成20年4月15日~平成21年4月6日

リコールに該当する車両は合計291,685台と、約30万台に実施されています。該当するすべての車両の助手席用エアバッグインフレーターを良品に交換することで対応するようです。また、レガシィは2016年にフロントワイパーのリコールとエアバッグのリコールが実施されています。

レヴォーグの改善対策

レヴォーグはフロントドアのドアサッシュテープにおいてリコールが実施されています。内容としては、ドア上部のコーナーにあるテープがずれ、先端が鋭くなるものがあるとのこと。そのため、ドア開閉時などにコーナー部分に触れるとケガをしてしまう恐れがあります。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-VM4 平成26年4月21日~平成27年7月21日 40,486台
DBA-VMG 平成26年5月13日~平成27年7月21日 8,769台

リコールに該当する車両は合計49,255台です。該当する車両すべてのウェザーストリップを対策品に交換することで対応します。

レガシィ、エクシーガ、フォレスター、インプレッサのリコール

レガシィ、エクシーガ、フォレスター、インプレッサの4車種にリコールが実施されています。リコール内容は、排出ガス発散防止装置のエアポンプを制御するリレー内が不具合なため、ポンプモーターが常時回転状態になることがあるとのこと。そのまま使用を続けると異臭や煙が発生し、最悪の場合は火災が発生することがあります。

型式 該当車両 製造期間 該当車両の台数
CBA-BL5 レガシィ 平成18年5月15日~平成21年4月15日 10,214台
CBA-BP5 平成18年4月26日~平成21年4月13日 22,077台
DBA-BL9 平成20年4月10日~平成21年2月20日 202台
DBA-BP9 平成20年6月9日~平成21年2月23日 201台
CBA-BPH 平成20年4月15日~平成21年4月6日 1,506台
CBA-YA5 エクシーガ 平成20年5月26日~平成22年4月5日 6,620台
DBA-YA4 平成22年8月4日~平成24年6月15日 5,310台
DBA-YA5 平成22年4月15日~平成25年9月6日 7,696台
CBA-SH5 フォレスター 平成19年11月26日~平成22年4月14日 10,232台
CBA-SH9 平成22年10月1日~平成24年5月28日 988台
DBA-SH5 平成21年12月1日~平成24年6月8日 5,649台
CBA-GH8 インプレッサ 平成19年5月17日~平成2311月10日 7,371台
CBA-GRB 平成19年9月28日~平成25年9月7日 10,156台
CBA-GRF 平成21年2月13日~平成25年9月7日 5,332台
CBA-GVB 平成22年6月11日~平成25年9月9日 5,337台
CBA-GVF 平成22年6月10日~平成25年9月5日 3,890台

リコールに該当する車両は合計102,781台です。該当する車両すべてのエアポンプのリレーを対策品に交換することで対応します。

エクシーガのリコール

エクシーガはエアバッグのリコールも実施されています。リコールの内容は、助手席用のエアバッグのインフレーターのガス発生剤の吸湿防止が不適切なため、ガス発生剤が劣化することがあるようです。そのため、エアバッグ作動時にインフレーター容器が破損するおそれがあります。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-YA4 平成20年5月27日~平成21年12月26日 6,779台
DBA-YA5 平成20年5月27日~平成21年12月26日 7,458台
DBA-YA9 平成21年12月7日~平成21年12月22日 180台
CBA-YA5 平成20年5月26日~平成21年12月26日 6,251台

リコールに該当する車両は合計20,668台です。該当する車両すべての助手席用エアバッグモジュールを対策品に交換することで対応します。

フォレスターのリコール

フォレスターもエアバッグに関するリコールが実施されています。リコール内容は、上記でお伝えしたエクシーガのリコールと同様です。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-SH5 平成19年11月26日~平成21年12月26日 27,806台
CBA-SH5 平成19年11月26日~平成21年12月25日 10,087台

リコールに該当する車両は合計37,893台です。対応・改善措置もエクシーガの内容と同様となっています。

インプレッサのリコール

インプレッサにもエアバッグのリコールが実施されています。こちらのリコールも上記のエクシーガ、フォレスターと内容は同じです。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-GH2 平成19年5月8日~平成21年12月26日 29,625台
DBA-GH3 平成19年5月17日~平成21年12月26日 11,415台
DBA-GH6 平成20年9月19日~平成21年12月25日 897台
DBA-GH7 平成19年5月17日~平成21年12月26日 6,941台
CBA-GH8 平成19年5月17日~平成21年12月26日 5,892台
DBA-GE2 平成20年9月19日~平成21年12月25日 1,964台
DBA-GE3 平成20年9月19日~平成21年12月25日 1,254台
DBA-GE6 平成20年9月20日~平成21年12月25日 775台
DBA-GE7 平成20年9月19日~平成21年12月26日 989台
CBA-GR8 平成19年9月28日~平成21年12月26日 7,437台
CBA-GRF 平成21年2月13日~平成21年12月25日 2,179台

リコールに該当する車両は合計69,368台です。対応・改善措置もエクシーガ、フォレスターと同様となっています。

レガシィ、エクシーガ、フォレスター、インプレッサのリコール

レガシィ、エクシーガ、フォレスター、インプレッサの4車種にエンジンのウォーターポンプに関するリコールが実施されています。リコール内容は、ウォーターポンプのベアリング部の組付隙間が狭く、ベアリングが破損してウォーターポンプが機能しなくなる場合があるとのこと。それに伴いタイミングベルトが破損し、最悪の場合にはエンジンが停止して再始動不可能な状態になるおそれがあります。

型式 該当車両 製造期間 該当車両の台数
CBA-BL5 レガシィ 平成20年2月6日~平成21年4月15日 1,553台
DBA-BL9 平成20年4月10日~平成21年2月20日 34台
DBA-BM9 平成21年4月20日~平成22年12月14日 5,071台
CBA-BP5 平成20年2月5日~平成21年4月13日 2,996台
CBA-BPH 平成20年4月15日~平成21年4月6日 906台
DBA-BP9 平成20年10月20日~平成21年2月23日 28台
DBA-BR9 平成21年5月8日~平成22年12月14日 7,224台
CBA-YA5 エクシーガ 平成20年5月27日~平成22年4月5日 1,660台
DBA-YA4 平成20年5月27日~平成22年10月26日 6,550台
DBA-YA5 平成20年5月27日~平成22年11月9日 7,076台
CBA-SH5 フォレスター 平成20年2月11日~平成22年4月14日 6,400台
CBA-SH9 平成22年10月1日~平成22年11月23日 73台
DBA-SH5 平成20年2月2日~平成22年11月23日 31,401台
CBA-GVB インプレッサ 平成22年6月11日~平成22年11月22日 1,039台
CBA-GVF 平成22年6月10日~平成22年10月28日 978台
DBA-GE2 平成20年10月2日~平成22年10月28日 2,539台
DBA-GE3 平成20年10月2日~平成22年10月27日 2,216台
CBA-GH8 平成20年2月5日~平成22年10月25日 2,856台
CBA-GRB 平成20年2月5日~平成22年11月2日 4,348台
CBA-GRF 平成21年2月13日~平成22年11月3日 3,510台
DBA-GH3 平成20年2月4日~平成23年1月14日 21,481台
DBA-GH3 平成20年2月4日~平成22年10月27日 8,450台

リコールに該当する車両の合計は118,389台です。該当する車両すべてのウォーターポンプを対策品に交換して対応します。

2017年のリコール・改善対策

続いて、2017年に実施されたリコール・改善対策をご紹介します。

レガシィのリコール

レガシィは2017年にもリコールが実施されています。リコール内容は、助手席用エアバッグのインフレーターのガス発生剤の吸湿防止が不適切で、温度や湿度によってガス発生剤が劣化することがあるとのこと。それにより、エアバッグ展開時にインフレーター容器が破損する場合があります。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-BM9 平成22年1月6日~平成24年12月27日 11,128台
DBA-BMG 平成24年4月10日~平成24年12月28日 1,324台
DBA-BMM 平成24年4月13日~平成24年12月28日 2,862台
DBA-BR9 平成22年1月6日~平成24年12月27日 41,994台
DBA-BRF 平成22年1月6日~平成24年12月24日 1,132台
DBA-BRG 平成24年4月9日~平成24年12月28日 4,241台
DBA-BRM 平成24年4月11日~平成24年12月28日 11,534台

リコールに該当する車両は合計74,215台です。該当する車両すべての助手席用エアバッグインフレーターを対策品と交換することで対応します。また、レガシィは2017年に緩衝装置のリコールも実施されており、該当車両は約12万台です。

レヴォーグのリコール

2017年にはエンジンコントロールユニットのリコールが実施されています。リコール内容は、エンジンコントロールユニットのプログラムが不適切なため、燃料噴射や過給機などが適切に制御できず異常燃焼を起こす場合があるとのこと。これにより、シリンダー内の圧力が異常に上昇しコンロッドが破損、最悪の場合はエンジンオイルが漏れ火災を起こす恐れがあります。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-VM4 平成26年4月21日~平成28年10月5日 64,683台

このリコールに該当する車両は合計64,683台です。該当する車両すべてのエンジンコントロールユニットの制御プログラムを書き換えることで対応します。

フォレスターのリコール

レガシィと同様、フォレスターにもエアバッグのリコールが実施されています。リコール内容はレガシィと同じで、助手席用エアバッグのインフレーターに関するものです。

型式 製造期間 該当車両の台数
CBA-SH5 平成22年1月7日~平成22年4月14日 145台
DBA-SH5 平成22年1月6日~平成24年6月8日 13,557台
CBA-SH9 平成22年10月1日~平成24年5月28日 988台
DBA-SHJ 平成22年10月1日~平成24年6月13日 19,371台

このリコールに該当する車両の合計は34,061台です。対応・改善措置についてはレガシィと同様となっています。

エクシーガのリコール

エクシーガにもエアバッグのリコールが実施されています。リコール内容はレガシィ、フォレスターと同様に、助手席用エアバッグのインフレーターに関するものです。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-YA4 平成22年1月6日~平成24年6月15日 7,857台
CBA-YA5 平成22年1月6日~平成22年4月5日 369台
DBA-YA5 平成22年1月6日~平成24年12月27日 9,833台
DBA-YA9 平成22年1月6日~平成24年6月7日 4,517台
DBA-YAM 平成24年6月18日~平成24年12月28日 4,548台

このリコールに該当する車両は合計27,124台です。対応・改善措置についてはレガシィ、フォレスターと同様となっています。また、エクシーガは2017年にルーフレールやサイドシルガーニッシュに関するリコールも実施されているようです。

ステラ、プレオ、ルクラのリコール

ステラ、プレオ、ルクラの3車種には、トルクコンバーターのリコールが実施されています。リコール内容は、CVTのトルクコンバーター内のベアリングの製造が不適切で、異常摩耗して破損する場合があるとのこと。それにより異音が発生し、最悪の場合は停車しているときなどにエンストして発進できなくなることがあります。

型式 該当車両 製造期間 該当車両の台数
DBA-LA100F ステラ 平成25年10月17日~平成26年1月30日 1,322台
DBA-LA110F 平成25年10月11日~平成26年2月5日 479台
HBD-L275B プレオ 平成25年10月18日~平成25年12月24日 96台
HBD-L285B 平成25年10月21日~平成25年12月12日 10台
DBA-LA300F プレオプラス 平成25年10月10日~平成26年1月30日 839台
DBA-LA310F 平成25年10月10日~平成26年1月30日 302台
DBA-L455F ルクラ 平成25年10月16日~平成25年12月23日 113台
DBA-L465F 平成25年10月16日~平成25年12月20日 31台

このリコールに該当する車両は合計3,192台です。該当するすべての車両のトルクコンバーターを良品と交換することで対応します。

インプレッサ、XVのリコール

インプレッサとXVの2車種にはシートベルト等のリコールが実施されています。リコール内容は、取扱説明書に「i-sizeチャイルドシートの座席位置別適合性一覧表」が記載されておらず、保安基準第22条の3、細目告示第30条に適合しないとのことです。しかし、チャイルドシートの固定自体には問題ありません。

型式 該当車両 製造期間 該当車両の台数
DBA-GK2 インプレッサ 平成28年12月7日~平成29年6月8日 1,004台
DBA-GK3 平成28年12月7日~平成29年6月8日 635台
DBA-GK6 平成28年10月24日~平成29年6月9日 2,030台
DBA-GK7 平成28年10月24日~平成29年6月9日 3,796台
DBA-GT2 平成28年12月7日~平成29年6月9日 5,867台
DBA-GT3 平成28年12月7日~平成29年6月9日 3,919台
DBA-GT6 平成28年10月3日~平成29年6月9日 6,959台
DBA-GT7 平成28年10月3日~平成29年6月9日 12,746台
DBA-GT3 XV 平成29年4月21日~平成29年6月8日 1,242台
DBA-GT7 平成29年4月21日~平成29年6月9日 3,882台

このリコールに該当する車両は合計42,080台です。該当する車両すべての取扱説明書を適合一覧表が記載されたものに交換することで対応します。

サンバーのリコール

サンバーは2017年にエンジンのクランクプーリーに関するリコールが実施されています。リコール内容は、クランクプーリーの構造が不適切なため、発電機が作動せずエンジンが停止するおそれがあるとのこと。

型式 製造期間 該当車両の台数
GD-TT1 平成11年1月20日~平成15年6月24日 24,124台
GD-TT2 平成11年1月20日~平成15年6月30日 110,031台
GD-TV1 平成11年1月20日~平成14年8月1日 26,323台
GD-TV2 平成11年1月20日~平成14年8月6日 27,034台
GF-TW1 平成11年10月6日~平成13年7月31日 1,127台
GF-TW2 平成11年10月6日~平成13年7月31日 1,365台
LE-TT1 平成14年1月8日~平成19年11月29日 45,824台
LE-TT2 平成14年1月8日~平成19年11月30日 215,854台
LE-TV1 平成14年1月8日~平成19年12月3日 86,803台
LE-TV2 平成14年1月8日~平成19年11月28日 55,393台
TA-TW1 平成13年8月1日~平成19年6月27日 12,707台
TA-TW2 平成13年8月2日~平成19年6月27日 14,466台
GBD-TT1 平成17年10月7日~平成19年11月19日 104台
GBD-TT2 平成17年10月7日~平成19年10月25日 143台
GBD-TV1 平成17年10月7日~平成19年11月23日 545台
GBD-TV2 平成17年10月11日~平成19年11月27日 497台
ABA-TW1 平成19年12月7日~平成20年2月27日 4台
ABA-TW2 平成19年12月7日~平成20年2月27日 4台

このリコールに該当する車両の合計は622,348台にも登ります。該当する車両すべてのクランクプーリーを点検し、問題があれば対策品に交換して対応するようです。

完成検査のリコール

レヴォーグ、WRX、インプレッサ、XV、フォレスター、レガシィ、エクシーガ、BRZ、サンバー、R1/2の11車種にリコールが実施されています。リコール内容は、車両の製造工場の完成検査が完成検査員とし認められていない検査員が判定を行っており、保安基準に関する検査が適切でなかったようです。

該当車種 該当車両の台数
レヴォーグ 75,727台
WRX 22,092台
インプレッサ 131,446台
XV 18,931台
フォレスター 68,365台
レガシィ 36,764台
エクシーガ 12,096台
BRZ 5,607台
サンバー 3台
R1 1台
R2 1台

このリコールに該当する車両は合計371,032台です。該当する車両すべてを指定整備工場で点検および自動車検査員によって確認を行い、保安基準に関する不具合があれば是正します。

2018年のリコール・改善対策

続いて、2018年に実施されたリコール・改善対策をご紹介します。

完成検査のリコール

2018年の完成検査のリコールではレヴォーグ、WRX、インプレッサ、XV、フォレスター、レガシィ、エクシーガ、BRZの8車種に実施しています。車両製造工場の完成検査を所定の検査員ではない検査員が行ったものが認められ、保安基準に関する検査が適切ではありませんでした。

該当車種 該当車両の台数
レヴォーグ 4,845台
WRX 1,817台
インプレッサ 8,320台
XV 4,037台
フォレスター 2,781台
レガシィ 3,099台
エクシーガ 573台
BRZ 507台

このリコールに該当する車両は合計25,979台です。該当する車両すべてを指定整備工場で点検および自動車検査員による確認を行い、保安基準に関する不具合があれば是正します。また、完成検査に関するリコールは2018年に合計3回にわたり実施されているようです。

エクシーガのリコール

エクシーガは2018年にエアバッグに関するリコールが実施されています。リコール内容は、助手席用エアバッグのインフレーターのガス発生剤の吸湿防止が不適切で温度・湿度変化により、ガス発生剤が劣化する場合があるとのこと。それにより、エアバッグ作動時にインフレーター容器が破損するおそれがあります。

型式 製造期間 該当車両の台数
DBA-YA5 平成25年1月7日~平成25年12月19日 239台
DBA-YAM 平成25年1月7日~平成25年12月27日 4,187台

リコールに該当する車両は合計4,426台です。該当する車両すべての助手席用エアバッグモジュールを対策品に交換することで対応します。

レガシィ、インプレッサのリコール

レガシィとインプレッサの2車種に燃料ポンプのリコールが実施されています。リコール内容は、燃料ポンプのワイヤーハーネスの材質が不適切で、コネクタ端子の接触状態が悪化し導通不良になる場合があるとのこと。それにより、ポンプが正常に作動せずに走行中にエンジンが停止したり、エンジンの始動に不良が生じることがあります。

型式 該当車種 製造期間
TA-BL5 レガシィ 平成16年4月1日~平成21年4月15日
ABA-BL5 平成16年4月1日~平成21年4月15日
CBA-BL5 平成16年4月1日~平成21年4月15日
DBA-BL9 平成19年11月2日~平成21年4月10日
TA-BP5 平成16年4月1日~平成21年4月13日
ABA-BP5 平成16年4月1日~平成21年4月13日
CBA-BP5 平成16年4月1日~平成21年4月13日
UA-BP9 平成16年4月1日~平成21年4月13日
CBA-BP9 平成16年4月1日~平成21年4月13日
DBA-BP9 平成16年4月1日~平成21年4月13日
CBA-BPH 平成20年4月15日~平成21年4月6日
DBA-GE2 インプレッサ 平成20年9月19日~平成21年9月21日
DBA-GE3 平成20年9月19日~平成21年7月13日
DBA-GH2 平成19年5月8日~平成21年9月21日
DBA-GH3 平成19年5月17日~平成21年9月21日

このリコールに該当する車両は合計232,708台です。該当する車両すべての燃料ポンプのワイヤーハーネスを対策品に交換することで対応します。また、燃料ポンプのコネクターや車両側のハーネスのコネクターを点検し、異常があればポンプフランジ、車両側のハーネスも交換するようです。

2018年にはレガシィは助手席用エアバッグ、コンビネーションメーターのリコールが実施されています。インプレッサは助手席用エアバッグ、エンジンのバルブスプリングのリコールが実施されているようです。

フォレスター、BRZのリコール

フォレスターとBRZはエンジンのバルブスプリングに関するリコールが実施されています。リコール内容は、エンジンの動弁機構部の設計が不適切なためバルブスプリングが破損するおそれがあるとのこと。それにより、エンジンから異音が発生したりエンジンの不調につながったりします。最悪の場合、走行中にエンジンが停止する場合があるようです。

型式 該当車種 製造期間 該当車両の台数
DBA-SHJ フォレスター 平成24年1月17日~平成24年6月13日 4,739台
DBA-SJ5 平成24年10月10日~平成25年9月30日 14,242台
DBA-ZC6 BRZ 平成24年3月9日~平成25年7月2日 7,803台

このリコールに該当するフォレスターとBRZの合計台数は26,784台です。該当する車両すべてのバルブスプリングを対策品に交換することで対応します。

2019年のリコール・改善対策

最後に、2019年6月現時点で実施されたリコール・改善対策をご紹介します。

インプレッサ、フォレスターのリコール

インプレッサとフォレスターに制動灯スイッチに関するリコールが実施されています。リコール内容は、制動灯スイッチの接点方式が不適切で、車内清掃用品や化粧品などから発生するシリコンガスにより導通不良に場合があるとのこと。それにより制動灯が点灯せず、横滑り防止の警告灯やエンジン始動の不良につながることがあります。

型式 該当車種 製造期間 該当車両の台数
DBA-GE2 インプレッサ 平成20年9月19日~平成23年10月25日 3,242台
DBA-GE3 平成20年9月19日~平成23年11月11日 3,640台
DBA-GE6 平成20年9月20日~平成23年10月17日 1,176台
DBA-GE7 平成20年9月19日~平成23年10月31日 1,727台
CBA-GVB 平成22年6月11日~平成26年4月10日 6,145台
CBA-GVF 平成22年6月10日~平成26年4月9日 4,179台
DBA-GJ2 平成23年11月23日~平成28年9月29日 5,838台
DBA-GJ3 平成23年11月24日~平成28年9月29日 9,281台
DBA-GJ6 平成23年11月24日~平成28年9月27日 3,555台
DBA-GJ7 平成23年11月25日~平成28年9月29日 16,050台
DBA-GP2 平成23年11月23日~平成28年9月30日 25,591台
DBA-GP3 平成23年11月24日~平成28年9月30日 25,298台
DBA-GP6 平成23年11月24日~平成28年9月30日 9,850台
DBA-GP7 平成23年11月24日~平成29年3月29日 107,990台
DBA-SJ5 フォレスター 平成24年10月10日~平成27年10月20日 59,394台
DBA-SJG 平成24年10月5日~平成27年10月20日 23,772台

このリコールに該当する車両は合計306,728台です。該当する車両すべての制動灯スイッチを対策品と交換することで対応します。また、インプレッサは2019年に助手席用エアバッグ、ステアリング、窓ガラスに関するリコールが実施されているようです。フォレスターに関してはステアリングに関するリコールが実施されています。

レガシィのリコール

レガシィは2019年にコンビメーターに関するリコールが実施されています。リコール内容は、コンビネーションメーターの回路構成が不適切で、長期間湿気にさらされると結露が発生し電源回路がショートする場合があるようです。それによりメーター基板から発煙し、最悪の場合は火災がおこるおそれがあります。

型式 製造期間 該当車両の台数
GF-BE5 平成10年11月30日~平成13年4月12日 17,664台
GF-BH5 平成11年5月7日~平成13年4月12日 15,517台

このリコールに該当する車両は合計33,181台です。該当する車両すべてのコンビネーションメーター基板の電源回路を清掃・コーティング処置を行うことで対応します。

ステラ、プレオプラス、シフォン、サンバートラック、ジャスティのリコール

ステラ、プレオプラス、シフォン、サンバートラック、ジャスティの5車種にリコールが実施されています。リコール内容は、ブレーキ装置に関する製造過程に不適切な作業があるため、ネジ類がサビてしまうことがあるようです。それにより、自動調整機構が作動しなくなるおそれがあります。

型式 該当車種 製造期間 該当車両の台数
DBA-LA150F ステラ 平成28年11月2日~平成29年5月17日 2,726台
DBA-LA160F 平成28年11月8日~平成29年5月29日 1,432台
DBA-LA360F プレオプラス 平成29年4月17日~平成29年5月29日 227台
DBA-LA600F シフォン 平成28年11月30日~平成29年5月17日 3,864台
DBA-LA610F 平成28年11月30日~平成29年5月29日 1,591台
EBD-S500J サンバートラック 平成28年11月7日~平成29年5月30日 684台
EBD-S510J 平成28年11月7日~平成29年5月29日 3,242台
DBA-M900F ジャスティ 平成28年11月21日~平成29年5月18日 2,117台

このリコールに該当する車両は合計15,883台です。該当する車両すべてのアジャスターボルトを点検し、不具合と認められるものは良品と交換。不具合がないものは清掃することで対応します。

まとめ

今回は過去5年間で発生したスバルのリコールについてご紹介しました。5年間で実施されたリコール・改善対策の内容は様々ですが、中でもエアバッグに関するリコールが多い傾向にあります。エアバッグは乗員の安全に大きく関わるため、早めの対策を心がけてください。

スバルだけでなく、自動車メーカー各社は私たちの生活に欠かせない道具である車を多数製造していて、私たちの安全を守るために日々企業努力を重ねています。一連の不正問題やリコール隠しなどは論外ですが、リコール・改善対策の発生は仕方のないことです。

リコール・改善対策が発生したことについて憤慨するのではなく、早急な対応をしてくれている自動車メーカー各社に感謝の気持ちを持ちましょう。リコール・改善対策に該当していなくても、故障や不具合が発生した場合はすぐにディーラーや自動車メーカーに問い合わせるようにしてください。