2019年06月01日 (更新:2024年08月19日)
とりあえず買っても間違いのない車の整備におすすめの工具セットを紹介
DIYを行う人にとって工具選びは重要となります。また、積極的にDIYを行わない方でも万が一の時に対処できる工具は揃えておきたいものです。しかし細々揃えるのは何が必要かわからないし結果として高くついてしまうので、どうせならセットで購入したいという方もいらっしゃるでしょう。 そこで今回は、工具をセットで購入するために押さえておきたいチェックポイントについてご紹介します。
工具セットといっても世の中にはたくさんのセットが販売されています。同じメーカーでも価格が違ったりたくさん入っているセットや最低限しか入っていないセットがあります。そこで、工具セットにはどのような違いがあるのかをご紹介します。
価格の違い
まずは最も気になるところは価格でしょう。価格帯を見ると、数千円で購入できるものから100万円近くするセットまで販売されています。これらはメーカーやセット内容による違いですので、自分の用途に合い、さらに予算に合うものを選んでいただくことがベストです。
含まれている工具の違い
工具セットを購入しても、そのメーカーが販売している工具全てが入っている訳ではありません。高価な工具がたくさん入っていれば高くなりますし、必要最低限の工具しか入っていない場合は安くなります。また、たくさん入っている工具セットのラックはとても大きくなります。保管場所と用途に合った工具セットを購入することが望ましいです。
メーカーによる工具の品質の違い
同じ工具セットの内容でも、メーカーによって価格は大きく異なります。この価格の違いとは一体何かを見ていくと、品質が違うのです。精密に作られた工具であれば、ネジやボルトにぴったりフィットします。
逆に、サイズに少しズレがある工具であれば、力をかけた時にネジ山が潰れてしまうこともあります。このように、高価な工具は規格が精密に作られているので作業に失敗しにくいという利点があります。
オススメの工具セット
それでは、具体的にどんな工具セットが販売されているか見ていきましょう。工具は一生ものなので、ある程度のものを揃えておきたいものです。そこで、「この工具なら大丈夫!」とオススメできる工具セットをご紹介します。
TONE ツールセット TSA350
まずはTONEが自動車整備用にベーシックセットとして販売しているTSA350についてご紹介していきます。価格は140,800円ですが、TONEブランドとセット内容を見ると、決して高くないと思うはずです。
TONEについて
大阪に本社を置くTONEの工具セットです。まず、TONEをオススメする理由がSUPER GTやダカール・ラリーのピットで採用されているほど信頼の置けるブランドなのです。
最高のパフォーマンスを出すために何度も分解されるマシーンはネジ一つとっても破損は許されません。そんな厳しい環境下でもTONEの工具は使用されているのです。ブランドとしては申し分ないでしょう。
さらにTONEは、工具業界ではリーズナブルとされているのです。申し分ない精度を持ち、おまけにリーズナブルと言えばオススメしない訳にはいきません。
セット内容
TSA350のセット内容は、自動車整備に必要と思われるセットが詰まっています。ソケットセットだけではなく、ディープソケットとプラグソケットがついているあたりも車の整備に向けたセットならではと言えるでしょう。
他にも、メガネレンチかコンビネーションスパナなども車に向けたサイズが合計72点用意されていますので、これさえあれば車の整備に困ることはなさそうなセット内容です。
KTC チェストタイプ工具セット SK36813XA
日本を代表するメーカー、KTCの工具セットです。68点入りで価格は15,200円です。こちらも自動車整備に向けたセット内容となっています。それでは、KTCについてとセットについてを見ていきましょう。
KTCについて
KTCとはKYOTO TOOL CO.,LTD.の略称です。その名の通り、京都から誕生したKTCですが、最近でもカーグッズ・オブ・ザ・イヤー2018を受賞したり数々のグッドデザイン賞を受賞するなど、精力的に活動しているメーカーです。
販売した工具には品質保証がなされており、もし機能が損なわれた場合には修理や同等の製品と交換してくれるという制度も設けています。たくさんの整備工場で使用されているため、精度も申し分ありません。
セット内容
SK36813XAはKTCがコストを押さえて販売したセットです。しかしながら、内容を見るとこのセットで整備は充分できるほどの工具が揃っています。プラグレンチが含まれていませんが、今後工具を増やしていけるように使用しているケースには追加した工具を収納できるスペースもあります。
まずはセットで一通り揃えて、後から不足している工具を揃えていきたい方にとってはオススメできるセットです。
アストロプロダクツ 82点組ツールセット
サンデーメカニックの強い味方、アストロプロダクツの82点セットです。お値段はなんと12,800円です。桁を間違えているわけではありません。価格の差から不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、お勧めできるのには理由があるのです。
アストロプロダクツについて
埼玉県に本社があるアストロプロダクツですが、お住いの地域にアストロプロダクツの店舗がある方もいらっしゃるかもしれません。とにかくリーズナブルに工具を提供してくれる強いお店です。
他のメーカーと比較し、耐久性は少し劣りますがサンデーメカニックなら充分な品質です。毎日使用するプロと違い、工具の使用頻度は低いです。プロの方々も、愛車をメンテナンスするのであればアストロプロダクツの工具はオススメします。精度も高い工具が多いため、人気の工具です。
セット内容
愛車をメンテナンスするには充分すぎるほどのセットが含まれています。下段は追加した工具が入れられるように空になっていますので、例えば自分でオイル交換を行う方が追加でオイルフィルターのレンチを購入しても入れておけます。
1台あるだけで万全の整備ができますので、このセットを購入しても良いのではないでしょうか?これさえあれば、様々な作業を行うことが可能になります。
DEEN Gear Set Pro工具セット
ファクトリーギアが販売するブランド、DEENの143点セットです。単品で揃えると145,347円ですが、セットになると半額に近い79,800円になるのです。それでは、詳しく見ていきましょう。
DEENについて
世界的に有名な工具メーカーであるSnap-onなどの直輸入を行なっているファクトリーギアがオフィシャルサプライヤーを務めるDEENです。DEENはコストパフォーマンスが高いことでも有名ですが非常に精度が高く、工具にワンポイントのデザインを入れているあたりもオシャレです。
ユーザーの要望に応えるべく工具を作り、プロからサンデーメカニックまで幅広く満足度を得ています。さらに、インチサイズで構成されているハーレーユーザーに向けたインチ設定の工具を販売していることも、ユーザー第一主義の現れと言えるでしょう。
セット内容
なんと143点が入ったGear Set DEEN Proです。このセットには車の整備に必要な工具だけでなく、精密ドライバーまでセットに入っているというあたりも驚きです。
車の整備だけではなく、暮らしの中でこれさえあれば困ることは無いでしょう。ガレージに置いておくのはもったいないほど充実したセットです。
まとめ
DIYを行う上で必要になってくる工具ですが、整備に必要な道具を少しずつ揃えていくとDIYをしているはずなのに、かえって高く感じることもあります。しかし、セット工具で一度揃えておけばそんなことを考えることもありません。
車を自らの手でメンテナンスしようと考えた時には、セット工具はオススメです。細々購入しても保管しにくい場合が多く乱雑に工具箱に入れておくのも作業性が悪いです。これを機会にセット工具の購入を考えてみてはいかがでしょうか?