2019年05月21日 (更新:2024年08月07日)
フィットGK型のグレードごとの違いや価格を徹底解説!
ホンダのフィットは、2017年6月にマイナーチェンジをしてデザインが一新されました。その広い室内と独自のハイブリッドによる低燃費性能に更なる磨きをかけ、国産コンパクトカーの中でもひときわ人気のある車種となっています。そこで、この人気モデルフィットのグレードごとの違いや価格を徹底解説して、その魅力を CARTUNEユーザーのカスタム事例を含めてご紹介します。
フィットGK型とは
現行モデルのフィットは2013年9月に発売された3代目モデル。2017年6月のマイナーチェンジでは、先進の安全運転支援システム「ホンダ センシング」が採用され、ドライバーに安心を提供しています。その他にもデザインや装備、乗り心地の改良だけでなく静粛性、燃費性能といった環境面への配慮が施され、商品力がさらに向上されました。
また、2018年7月には専用カスタムパーツが標準装備となっているコンプリートカー「Modulo style」が追加設定されています。
基本スペック
フィットにはガソリン1.3Lと1.5L、そしてハイブリッドという3種類のパワーユニットが用意され、それぞれに独自の特徴を持たせています。注目はやはりマイナーチェンジ前のモデルの36.4 km/Lから0.8 km/L向上したSPORT HYBRID i-DCDによる低燃費性能です。数値に幅があるのは、4WD車や装備が充実したグレードによる重量増によるものです。
ガソリン車
1.3L | 1.5L | |
---|---|---|
エンジン種類・排気量 | 直列4気筒・1,317cc | 直列4気筒・1,496cc |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 73[100]/6,000 | 97[132]/6,600 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 119[12.1]/5,000 | 155[15.8]/4,600 |
JC08燃料消費率 | 20.2~24.6 | 19.2~22.0 |
ハイブリッド車
1.5Lハイブリッド | |
---|---|
エンジン種類・排気量 | 直列4気筒・1,496cc+SPORT HYBRID i-DCD |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 81[110]/6,000 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 134[13.7]/5,000 |
モーター最高出力 | 22[29.5]/1,313ー2,000 |
モーター最大トルク | 160[16.3]/0ー1,313 |
JC08燃料消費率 | 28.0~37.2 |
外観
フィットのスタイリングは、基本的には変わらないものの、前後バンパーのデザインを変更し、インラインタイプのLEDヘッドライトや張り出し感のある専用のバンパーや、大型テールゲートスポイラー、サイドシルガーニッシュなどが採用され、スポーティーな印象がさらに強調されています。
さらに、ボディーカラーに、「ルージュアメジスト・メタリック」、「プレミアムアガットブラウン・パール」、「スカイライトブルー・メタリック」などの新色を追加するなど、ラインアップが充実されました。
内装
上級グレードには「プレミアムブラウン・インテリア」を設定するなど、各タイプのキャラクターを際立たせるインテリアカラーが用意され、個性を出しやすくなっています。加えて、音楽再生や通話、マップアプリケーションの操作などをナビ画面や音声で行える「Apple CarPlay」、「Android Auto」に対応することができるようになっています。
サイズ
フィットのボディサイズは、全幅を5ナンバーサイズを維持して1,695mm、全長が3.990mm(4WD車は4.045mm)、全高は1,525mm(4WD車は1,550mm)と4WD車がわずかながらフロアが上がっているのが特徴です。
また、ホイールベース:2,530mmは全車共通で、センタータンクレイアウトを採用した広い室内空間がフィットの特徴になっています。
走行性能・安全性能
パワーユニットごとの走行性能に加え、先進安全装備のホンダセンシングについてご紹介します。
走行性能
1.3L DOHC i-VTEC エンジンは効率が追求され、自然吸気ながらも優れた燃費性能を実現することに成功しました。
1.5L 直噴 DOHC i-VTEC エンジンでは1.3Lエンジンにはない力強い走りと、燃費性能が共存できています。
そしてSPORT HYBRID i-DCDでは、「EVドライブモード」・「ハイブリッドドライブモード」・「エンジンドライブモード」の3つの走行モードが存在し、その中から状況に応じて、最も効率の良いモードを選択して走行することができます。
安全性能
フィットに設定されるホンダセンシングは、適切な車間距離を保つための「ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」、ぶつからないための「衝突軽減ブレーキ」、飛び出さないための「誤発進抑制機能」をはじめとする8つの先進機能を搭載したものとなっています。(ホンダセンシングレスグレードもあります。)
グレードごとの価格設定
グレード | 車両本体価格 |
---|---|
13G・F | FF1,428,840円 4WD1,623,240円 |
13G・F特別仕様車コンフォートエディション | FF1,461,240円 4WD1,655,640円 |
13G・L・ホンダセンシング | FF1,653,480円 4WD1,847,880円 |
13G・S・ホンダセンシング | FF1,790,640円 4W円1,985,040円 |
15XL・ホンダセンシング | FF1,853,280円 4WD2,015,280円 |
RS・ホンダセンシング | FF2,050,920円 6MT2,050,920円 |
13G・モデューロスタイル・ホンダセンシング | FF1,890,000円 4WD2,084,400円 |
ハイブリッド | FF1699,920円 4WD1,894,320円 |
ハイブリッド・F | FF1,815,480円 4WD2,009,880円 |
ハイブリッド・F特別仕様車コンフォートエディション | FF1,847,880円 4WD2,042,280円 |
ハイブリッド・Lホンダセンシング | FF2,079,000円 4WD2,241,000円 |
ハイブリッド・Sホンダセンシング | FF2,205,360円 4WD2,367,360円 |
ハイブリッド・モデューロスタイルホンダセンシング | FF2,257,200円 4WD2,419,200円 |
13F/ハイブリッド/ハイブリッド・F
ベーシックモデルであり最高燃費のモデル。ハイブリッドではホンダセンシングは装備されず、1.3Fとハイブリッド・Fではメーカーオプションになります。
F特別仕様車コンフォートエディション
ハイブリッド車と1.3L車に設定される特別仕様車。Fをベースに「360°スーパーUV・IRカット パッケージ」や「運転席&助手席シートヒーター」等を装備。
特別仕様車専用色「ブリティッシュグリーン・パール」、「モーニングミストブルー・メタリック」、「プレミアムアイボリー・パール」と、メーカーオプションのホンダセンシングを装備するとインテリアパッケージ「プレミアムブラウン・インテリア」が装着可能となります。
割安感があるので、Lグレードに代わる人気車種となっており、注目されています。
ハイブリッド・Lホンダセンシング/13G・L・ホンダセンシング
ここからはホンダセンシング標準装備車。前席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム〈前席/後席対応〉、LEDヘッドライト/フォグライトが加わります。安全装備が充実したことで、ハイブリッド、1.3Lともに最も選ばれるグレードとなっています。
ハイブリッド・Sホンダセンシング/13G・S・ホンダセンシング
Lに加えて、スポーティーバンパー(フロント/リア)、アルミホイール(15インチ、ハイブリッドのFF車は16インチ)など、スポーツムードを高めるアイテムが装着されます。スポーティーシート&スポーティーインテリアとステンレス製スポーツペダルはハイブリッドのみの装備となります。
15XL・ホンダセンシング
1.5L車だけのグレードで、ブラック コンビシート(プライムスムース×ファブリック)&専用インテリアなど、シックな装いと1.5Lエンジンのパワフルな走りが特徴となります。
RS・ホンダセンシング
ブラック/オレンジのスポーティーシート&スポーティーインテリア、オレンジラインのスポーティーバンパー、185/55R16 83Vタイヤや16インチアルミホイールなど、1.5Lエンジンを搭載したSグレードという設定となります。
13G/ハイブリッド・モデューロスタイルホンダセンシング
1.3L車とハイブリッド車に設定されるドレスアップコンプリートモデル。フロントグリル、フロントバンパーそして15インチアルミホイールも専用仕様に変更され、5連ラインタイプのLEDフォグランプが装備されます。内装はルーフライニング・シート・本革巻ステアリングホイールを黒で統一、ステンレス製スポーツべダルとナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器も装備されています。
CARTUNEユーザーのカスタム事例
CARTUNEユーザーのみなさんのカスタム事例を見てみましょう。RSやモデューロスタイルが人気ですが、それ以外でもオリジナリティ溢れるカスタマイズがされています。
車高調、大型ウィング、ホイールと完璧な出来です。履く直ももちろんですが、美しいフォルムが印象的です。
ホワイトが美しく、何気なカスタム加減さがまたいい。個人的には一押しのルックスでした。
ブルーのボディにホワイトのレーシングストライプとホイールで、ファミリーカーが一気にホットハッチになるのです。
まとめ
低燃費で扱いやすく、価格も手ごろなフィットは、ホットハッチのベース車としても大人気で、CARTUNEユーザーからも多くの投稿があります。新型はさらにスポーツ度がアップして若い層にも好評のようです。
また、無限を始めとしたチューナーも多くのパーツを用意しており、今後も多くのユーザーがフィットでCARTUNEデビューを果たすものと思われます。