2019年02月06日 (更新:2022年10月24日)
マスタングについて徹底解説!気になる燃費はどれくらい?
『マスタング』は、アメリカのメーカー・フォードが販売している車です。日本においてはアメ車といえば『マスタング』といわれるほど浸透していると言ってもいいでしょう。大排気量V8エンジンのイメージが強いアメ車の代名詞『マスタング』ですが、燃費はどれくらいなのでしょうか?今回は、『マスタング』の燃費についてご紹介します。
フォード マスタングの基本情報
フォード『マスタング』とは、アメリカのフォード・モーターが製造および販売をしている乗用車です。
車名の『マスタング』とは、北アメリカ大陸で野生化した大型の馬のこと。日本ではイメージしづらい、アメリカンテイストな名前です。名称の由来にはもう一説、第二次世界大戦後期に活躍した戦闘機である『P-51 マスタング』に由来するという説もあります。
歴史
初代『マスタング』の登場
初代『マスタング』が初披露されたのは、1964年のニューヨーク万国博覧会でのことでした。
当時のフォード・モーター副社長リー・アイアコッカの主導で開発が開始されたこの車は、第二次世界大戦より後に生まれたいわゆる〝ベビーブーマー〟世代へ向けた車として開発され、『フォード・トリノ』よりも低価格かつスポーティなエクステリアと高い性能で、同社が過去に開発した『フォード・T』以来のベストセラーとなりました。
第二世代『マスタング』の活躍
第二世代『マスタング』は、その販売台数もさることながら、スクリーンでの活躍も忘れてはいけません。初代よりもサイズアップしたボディと、ハイパワーなエンジンを持つ第二世代『マスタング』は、1971年モデルが映画『007 ダイヤモンドは永遠に』のボンドカーに採用された経歴を持っています。
また、1973年モデルは『バニシングin60”』にて主役の「エレノア」を務め、約40分にも及ぶカーチェイスシーンを披露しています。
日本で販売を開始した第5世代『マスタング』
また、第三世代から第四世代のモデルチェンジを経て、日本への輸入が始まったのが第五世代『マスタング』です。
廉価グレードであれば200万円前半で購入できるという価格の安さから、国内でも大きな話題となりました。このモデルは、夏の東京でエアコンの作動テストを行うなど、日本市場を強く意識していた車でもあります。
第6世代『マスタング』の登場
2014年4月17日、ついに現行モデルとなる第6世代『マスタング』が発売を開始しました。この日は、『マスタング』が登場してちょうど50周年の記念日であり、日本での発売はこの年の10月です。先代よりもワイドなボディと低い車高を持ち、『マスタング』シリーズとしては初めて右ハンドル仕様車が設定されました。
しかし、2016年の秋にフォードが日本市場から撤退してしまったことを受け、右ハンドル設定の『マスタング』は幻に。それ以降の日本国内での新車購入は、逆輸入に頼るしかなくなってしまっています。
初代から現行モデルに至るまで、『マスタング』は「2ドア4or5人乗り」というレイアウトを一貫しており、マッスルカーの2ドアクーペに分類されています。
特長・魅力
『マスタング』におけるデザイン面での特長は、「ファストバック」というボディ設計ではないでしょうか。これは、リアウィンドウに傾斜を付けた設計で、リアデッキとの間に明確な仕切りを持たないスタイルのことです。この「ファストバック」はポルシェなどにも採用されており、『マスタング』における「ファストバック」は初代から現行モデルに至るまで採用されています。
一目で『マスタング』だと分かるロングノーズ・ショートデッキのデザインは独特であり、近年では様々な映画やゲームなどでも取り上げられる機会が増えていることもうなづけます。また、アメ車といえばV8!という概念に捉われることなく、直列4気筒ターボエンジンから、まさにアメ車!といった5.2LのV8エンジンにいたるまで、ラインナップに幅があるのも『マスタング』の魅力といえるでしょう。
価格
6世代目『マスタング』の並行輸入モデルは、AT/MTで以下のようになっています。
グレード | MT仕様車 | AT仕様車 |
---|---|---|
EcoBoost | 4,930,000円 | 5,140,000円 |
EcoBoost CONV | 5,650,000円 | 5,860,000円 |
EcoBoost Premium | 5,680,000円 | 5,890,000円 |
EcoBoost Premium CONV | 6,400,000円 | 6,610,000円 |
GT | 6,320,000円 | 6,530,000円 |
GT Premium | 6,850,000円 | 7,060,000円 |
GT Premium CONV | 7,570,000円 | 7,780,000円 |
BULLITT | 7,800,000円 | |
SHELBY GT350 | 11,000,000円 | |
SHELBY GT350R | 12,000,000円 |
※CARTUNE独自調査の価格
フォード マスタングのカタログ燃費/実燃費
カタログ燃費
『マスタング』のカタログスペックでの燃費は以下のようになっています。
エンジン | 2.3L I-4 GTDI 310hp 6MT or 10AT | 5.0L V8 Ti-VCT 460hp 6MT or 10AT | 5.2L V8 Flat Plane Crank 526hp |
---|---|---|---|
市街地 | 8.87km/L | 6.34km/L | 5.91km/L |
高速 | 13.10km/L | 10.56km/L | 8.87km/L |
実燃費
Mustang 2015さんのマスタング
満タンから高速で遠出しました。燃費にビックリ(⌒-⌒; ) リッター13km後半〜14km台は当たり前。max15.3kmまでいきました。高速だと一回の給油で700km以上走るみたいです。エコブーストの凄さですかね。
tさんのマスタング
長距離メインですが燃費がもうすぐ13km/L!
けろりんさんのマスタング クーペ
思ってたより燃費良いなぁ。 毎度いいねくださる皆さん、ありがとうございます。 ✌︎('ω')✌︎ 8.6km/Lって、昔乗ってたランクルの倍近く出てるし…
悪プーの主人さんのマスタング
愛車マスタングの高速燃費はリッター約14km/L(平均)です。5000ccで約14km/lは多分良い方かと思います。 エコブーストとV6はV8より燃費良さそうですね-。
まとめ
フォードが日本から撤退し、新車の購入は並行輸入に頼らざるを得ない『マスタング』は、プラットフォームや外観こそ変われど、変わらない魅力を持った車であるのは間違いありません。様々な新技術の装備を搭載しているこの車は、イメージとして一般に強く根付いてしまっている〝大味なアメリカンマッスルカー〟という概念を越えつつあるのかもしれません。年々進化を続ける『マスタング』に、もう一度目を向けてみてはいかがでしょうか。