2019年05月08日
ヴェゼルのおすすめグレードはこれだ!グレードごとの違いを徹底解説!
ヴェゼルには多くのグレードがラインアップされているため、購入したくても迷っている方もいらっしゃるでしょう。そこで今回はそのお悩みを解消すべく、現在新車で購入することができるヴェゼルの全グレードについて特徴をご紹介します。
ホンダの売れ筋コンパクトSUV、ヴェゼル
ヴェゼルとは、ホンダ(本田技研工業)が製造・販売しているコンパクトSUV。
3代目のフィットをベースとして開発されており、力強さ・あでやかさ・使いやすさと、SUVの枠を超えたクロスオーバーモデルとして誕生しました。
車名の『VEZEL(ヴェゼル)』は、カットした宝石の小さな面を表す英語〝Bezel〟と、車を表す〝Vehicle〟を掛け合わせた造語。多面的な魅力と価値を持つ車、というホンダの思いが込められた車名なのです。
2013年にデビューし、その翌年から2016年までSUV新車販売登録台数においてナンバーワンを獲得し続けた、名実共にコンパクトSUVの金字塔とも呼べるモデル。
2018年にマイナーチェンジされ、エクステリア・インテリアともにデザインがリニューアル。ホンダの先進安全技術である「Honda SENSING」を標準装備とし、同時にLEDヘッドライトも全グレードで標準装備となりました。
ヴェゼルの基本スペックを紹介!
グレードを見る前に、ヴェゼルの基本となるスペックを見ていきましょう。
- 全長:4.330m
- 全幅:1.770m
- 全高:1.605m
- 室内長:1.930m
- 室内幅:1.485m
- 室内高:1.265m
- ホイールベース:2.610m
- 地上最低高:0.185m
- 最小回転半径:5.3m
続いてエンジンスペックです。
型式 | L15B(ガソリン) | LEB-H1(ハイブリッド) |
---|---|---|
種類 | 直列4気筒 | |
排気量 | 1,496cc | |
最大出力 | 96kW(131PS)/6,600rpm | 96kW(132PS)/6,600rpm |
最大トルク | 155Nm(15.8kgm)/4,600rpm | 156Nm(15.9kgm)/4,600rpm |
モーター出力 | ― | 97kW(132PS)/1,313~2,000rpm |
モーター最大トルク | ― | 160Nm(16.3kgm)/0~1,313rpm |
燃費 | 17.6~21.2km/L | 21.6~27.0km/L |
G・Honda SENSING
ヴェゼルの全グレードの中でも、エントリーモデルとしての位置付けになるのがこのグレードです。ベースグレードとしての標準装備は一通り揃っているため、ヴェゼルは欲しいが装備にこだわりがなく、なるべく安価に購入したいという方におススメ。
インテリアはファブリックのブラックになっており、16インチのスチールホイールにフルホイールキャップが装着されています。
燃費はFFで21.2km/L、4WDで19.6km/L。価格は2,075,000円~と最廉価になっています。
X・Honda SENSING
ガソリンエンジン搭載モデルの中で、上級グレードになるのが「X・Honda SENSING」です。
基本装備に加え、ハロゲンフォグライトと本革巻になったステアリング、16アルミホイールなどを装備しています。このモデルは、基本装備だけではちょっと物足りない…という方におススメです。燃費は「G」と変わりませんが、価格がFFで2,165,000円、4WDで2,381,000円と、およそ100,000円ほど高くなっています。
RS・Honda SENSING
「RS」はガソリンエンジンモデルの中でも、動力性能を高めたモデルです。
駆動方式がFF設定のみとなり、4WDは選択することができなくなっています。インパネ周りも専用デザインになり、シートもダークグレー色のウルトラスエードとなります。
足回りにも変更が加えられ、専用設計のパフォーマンスダンパーを装備。ホイールも18インチのアルミホイールがインストールされます。
燃費性能は20.2km/Lとなり、価格は2,475,000円です。
TOURING・Honda SENSING
ヴェゼルのスポーツモデルと呼べる存在が、この「TOURING」です。
専用のチューンが施された1.5L i-VTECターボエンジンが搭載され、最高出力が172psにパワーアップ。最大トルクも220Nm(22.4kgm)1,700-5,500rpmにまで引き上げられているため、ヴェゼルでも走りを楽しみたいというかたにはピッタリなグレードです。ボディカラーも専用色として「プレミアムクリスタルブルー・メタリック」と「スーパープラチナグレー・メタリック」の2色を用意。他のグレードとの違いを見せつけることができます。価格は2,903,040円で「RS」を超えてきますが、満足度の高いグレードとなっています。
HYBRID・Honda SENSING
この「HYBRID」はハイブリッドエンジン搭載モデルのエントリーグレードであり、ガソリンエンジンモデルと同様にFF/4WDを選択することができます。
「G」と比べるとインテリアに大きな差はありませんが、リアクティブフォースペダルやプラズマクラスター搭載の左右独立エアコン、パドルシフトなどが標準装備されています。
なんといっても大きな違いは燃費性能。FFで27.0km/L、4WDでも23.2km/Lという高い環境性能を発揮してくれます。価格はFFが2,460,000円、4WDが2,676,000円です。
HYBRID X・Honda SENSING
ハイブリッドの上級グレードに当たるのが、この「HYBRID X」です。
「HYBRID」との違いは、インテリアの装備とハロゲンフォグライト、16インチアルミホイールになります。基本的な装備が、より充実したハイブリッドモデルだといえるでしょう。価格はFFが2,460,000円、4WDが2,676,000円です。
HYBRID Z・Honda SENSING
「HYBRID Z」は、ハイブリッドモデルの最上級グレード。
エクステリアではホイールアーチやガーニッシュがボディ同色に塗装され、インテリアではシートカラーを「パッションブラック」と「ジャズブラウン」の2色から選べるようになります。基本的に「TOURING」と「RS」専用となっている装備以外は全て装着されており、まさに最上級グレードにふさわしい高級感があります。
燃費はFFで23.4km/L、4WDで21.6km/L。価格はFFで2,710,000円、4WDで2,926,000円となっています。
HYBRID RS・Honda SENSING
「HYBRID RS」は、ガソリンエンジンモデルの「RS」と同じく走行性能を追求したグレードです。「RS」と同じく駆動方式はFF設定のみになっており、装備も同じものになっています。燃費性能は25.6km/Lで、価格はヴェゼルのFF設定車両中最高額となる2,810,000円です。燃費にも走りにも妥協したくないというかたにおススメのグレードです。
まとめ
全てのグレードを紹介しましたが、ハイブリッドモデルの「HYBRID X」のFF設定車が価格もお手頃かつ、充実した装備で一番のおススメグレードではないでしょうか。やはり、環境性能まで考慮してしまうと、ガソリンモデルはハイブリッドモデルに一歩劣る印象があります。
逆に「HYBRID RS」では、その高い走行性能を存分に発揮できる場面がそれほどあるかと聞かれると悩んでしまいます。
ただし、ヴェゼルのグレードの多さはユーザーの要望に幅広く応えようとした結果でもあります。その中から自分に一番合ったグレードを選択するのがベストなのではないでしょうか。