三菱の名機4B11について解説!チューニング例も!

2019年04月28日 (更新:2019年08月02日)

三菱の名機4B11について解説!チューニング例も!

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ランエボX(ランサーエボリューション_X)に搭載されたことで有名な「4B11」エンジン。しかし「4B11」エンジンと聞かれてもぱっとしない方もいるのではないでしょうか?そこで今回は「4B11」エンジンが搭載された車種、MIVECの基本的な構造、チューニング例について紹介していきます!これを一目見ればアナタも「4B11」エンジンがのすべてがわかります!

4B11エンジンとは?

4B11エンジンは三菱の2000ccエンジンです。当時三菱が提携していたダイムラー・クライスラーによるワールドエンジン(エンジン共通化構想)の下で生まれた4B12エンジンをベースに、ショートストローク化し、ボア×ストローク比1:1として誕生しました。ランサーエボリューションに搭載されているイメージが強いとは思いますが、実はNAエンジンもあります。それでは搭載車種をベースにエンジンの詳細をみていきましょう。

搭載車種

ギャランフォルティス

ギャランフォルティスとは、2005年で絶版となった三菱のミドルセダンであるギャランの名前を引き継いで2007年に登場したセダン。このギャランフォルティスはランサーエボリューションXのベース車でもあります。

4B11エンジンが搭載されているのは、スポーツグレードのラリーアートを除くと2009年までのモデルのみ。ミッションは2種類。5速ATとCVTです。

スペック

エンジン型式 4B11 MIVEC
最高出力 154ps(113kW)/6000rpm
最大トルク 20.2kg・m(198N・m)/4250rpm
種類 直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量 1998cc
内径×行程 86.0mm×86.0mm
圧縮比 10.0
燃料供給装置 ECI-MULTI(電子制御燃料噴射)

圧縮比10:1で直4DOHCというお手本のようなスペックですね。可変バルブ機構であるMIVECを採用することで、レギュラーガソリンのNAエンジンながら154馬力、トルク20kgを発揮。数字としてのインパクトはありませんが立派な数値といえます。

DOHC、NA、可変バルブタイミング、という組み合わせはこの時代の新開発エンジンとしては少し珍しいスペック。それを象徴するようにギャランフォルティスの4B11NAエンジンはわずか2年で姿を消しましたが、エンジン自体のフィーリング、実用域での扱いやすさは高い評価を得ています。

ランサーエボリューションX

ランサーエボリューションXに搭載された4B11エンジンは専用の高強度エンジン。ターボエンジンの過給圧に対応させる為、圧縮比を9.0までダウン。エボリューションの名を冠するモデルとしての性能を満たすために、1から設計を見直し、各部品や製造工法にて軽量化・高剛性化がなされています。

ランサーエボリューションとしての特徴をあげると、ロングストロークエンジンであった4G63型とは異なり、スクエアエンジンとなったことで、より高回転での出力が可能になりました。さらに、エンジン全体で12kgの軽量化と、エンジンの低重心化を可能としたことで、コーナリングにも良い影響を与えています。

スペック

エンジン型式 4B11
最高出力 300ps(221kW)/6500rpm
最大トルク 43.0kg・m(422N・m)/3500rpm
種類 直列4気筒DOHC16バルブICターボ
総排気量 1998cc
内径×行程 86.0mm×86.0mm
圧縮比 9.0
過給機 IC付きターボ
燃料供給装置 ECI-MULTI(電子制御燃料噴射)

※すべて駆動方式は4WD、トランスミッションは5速MTと6速TC-SST(DCT)になっています。

4B11のおすすめチューニングメニュー

HKS製 2.2L化 キット

引用元:HKS
※画像の円盤状の物はクランク角センサープレート。HKS鍛造クランクに取り付けできるよう純正品を加工してあるとのこと。
引用元:HKS
HKS製 純正
排気量 (CC) 2,139 1,998
ボア ×ストローク(mm) 86.5×91 86×86

排気量をアップすることによるメリットは従来よりも、多くの燃料、空気をシリンダー内に入れることが出来るようになるため、大幅なトルクアップを可能とする点です。HKSのテストではより大風量タービンと組み合わせることにより、テストでは70キロというトルクを出しています。

また、HKS製 2.2L化 キットでは600psまで耐えられる鍛造ピストン、鍛造コンロッド、専用素材鍛造クランクを採用。エンジン内部の強度強化にも効果のあるチューニングキットです。

金額は340,000となっています。

JUN AUTO 製 ハイリフトカムシャフト

引用元:JUN AUTO

64(256)-10.0 / 66(264)-10.8

68(272)-11.0 / 70(280)-11.0

定価:¥41,040

ハイリフトカムシャフトとは、バルブのリフト量を増やすことのできるパーツです。レシプロエンジンではシリンダー内により多くの空気を入れられるほど、大きなパワーを生み出すことが出来ます。

ハイリフトカムシャフトに交換することにより、バルブをノーマルのカムシャフトと比べ大きく開けることが出来、パワーを上げることのできるパーツである。

エンジンチューンの老舗とし有名なJUNAUTO製ハイリフトカムシャフトは、鍛造を削り出し作られており、重量面でのバランスも期待できる高精度のカムシャフトとなっています。

エンジン回転数が高くなると、バルブスプリングの共振によりバルブがカムシャフトの動きに追従できなくなる症状が出ます。これをバルブサージングといいます。強化バルブスプリングはバネレートを上げることにより、サージングの発生を防ぐ働きをします。同じくJUNAUTOからラインナップがあります。お値段は、定価で25,920円。

まとめ

三菱の名機4B11エンジンは、ランサーエボリューションxやデリカD5に搭載されたことで有名なエンジン。従来のエンジンから大幅に進化し安全かつ高次元の走りを見せてくれますから、一度アナタも4B11エンジン搭載車に乗ればきっとエンジンの高性能さに驚くことと思います!

チューニングなどで世界にひとつだけのマイカーを作って、いままでとはひと味違う刺激的なカーライフを送ってみてはどうでしょうか?