実はあの楽器がモチーフになっていた!?ホンダのエンブレムの由来を紹介 | CARTUNEマガジン
実はあの楽器がモチーフになっていた!?ホンダのエンブレムの由来を紹介

2019年04月25日 (更新:2020年08月27日)

実はあの楽器がモチーフになっていた!?ホンダのエンブレムの由来を紹介

バイクや自動車はもとより、飛行機まで作るホンダですが、その歴史やエンブレムには隠されたメッセージがあるのです。何気なくホンダの車に乗っている方は、きっと面白く感じるでしょう!

ホンダの歴史

白い長旅さんのオデッセイRC4の画像
白い長旅さんのオデッセイRC4の画像

ホンダの歴史が始まったのは、1948年に町工場がスタートでした。始めに作っていたのは、自転車用の補助エンジンだったそうです。

それがきっかけで、バイクの製造を開始し、1958年には現代でも親しまれているスーパーカブが誕生しています。そんなホンダが自動車の領域に踏み込んだのは、1963年のことでした。

最初は軽トラックの製造を行っていましたが、翌年の1964年にはなんとF1に参戦しています。そして1988年にはF1で16戦15勝という圧倒的強さを見せつけ、自動車でも世界の頂点に立ちました。

ホンダのエンブレムの由来、そのモチーフとは?

ホンダといえば「H」のエンブレムが有名ですが、これはもちろん創業者である本田宗一郎氏の頭文字から来ています。シンプルかつシャープで、非常にエンブレムのデザイン性も高いものです。

実は、エンブレムの由来は本田宗一郎氏の頭文字だけではなく、趣味も影響していたのです。本田宗一郎氏の趣味は三味線で、自身で弾いたり、音色を聞くことが好きだったようです。そんな三味線のイメージは、輪郭部分の四角い部分となっており、三味線の箱のように微妙に楕円になっていることが特徴的になっています。

ホンダの本田宗一郎ってどんな人物?

本田宗一郎(写真中央)
引用元:https://www.honda.co.jp/

豪快で、優れた技術者であり経営者でもありました。1代で本田技研工業を作り上げた方ですから、カリスマ性の塊ともいえます。

静岡県出身で、ホンダを立ちあげる前は自動車修理業ですでに成功しており、会社の経営が上手くいかない時期にあえてF1参戦やマン島レースに出場する宣言を行うことで、現場の士気を向上させることもありました。

それでいて、しっかり結果を残してきたことは、凄いことです。

ホンダに関わるエンブレム

ホンダ車についている「H」のエンブレム以外にも、いくつかのエンブレムが存在しています。それぞれに込められた思い入れも違いますので、皆さんと見ていきましょう。

アキュラ

Rosso cremisi S660 ベリアル号さんのS660DIYの画像
Rosso cremisi S660 ベリアル号さんのS660DIYの画像

ホンダが海外市場で販売している、アキュラブランドは高級路線ともいえます。

アルファベットのAをモチーフにしているようですが、実はノギスをAのようにデザインしているのです。ノギスとは精密な測量を可能にする測量機のことをいい、Accuracy(正確さ)というアキュラの名前の由来から来ているようです。

翼エンブレム

画像はモンキー・50周年スペシャルの復刻エンブレム
引用元:ホンダ公式

ホンダのバイクにあしらわれている、翼エンブレムは2輪車のみとなっています。これから世界に羽ばたくという強い思いが込められており、モデルは「勝利の女神 ニケ」となっています。

現在では翼エンブレムが統一されていますが、統一前は様々なデザインがあり、面白いです。

まとめ

トントンさんのオデッセイRB3エンブレムの画像
トントンさんのオデッセイRB3エンブレムの画像

ホンダのエンブレムには、創業者である本田宗一郎氏の思いがたくさん詰まっているのです。さらに、ホンダのエンブレムが統一されないことも、それなりの理由があるようです。ホンダのエンブレムは、これからも変わらずに愛され続けるでしょう。

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