新型NSXについて詳しくなろう!NSXの詳細を紹介します!

2019年04月15日

新型NSXについて詳しくなろう!NSXの詳細を紹介します!

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ホンダのスーパースポーツカーNSXは、2016年に復活し、2019年5月にはマイナーチェンジを迎えようとしています。今回は、NSXの歴史から、新型NSXのマイナーチェンジモデルに至るまで、NSXを徹底解剖していきます。

NSXの歴史

初代NSXは1989年に発表され、翌年1990年に発売されました。発売当初の車両価格は800万円。当時の日本車の中で最高額のクルマでした。改良や装備の追加などが年々加わり、車両価格も上昇し、最晩年にはベースモデルであっても980万円、タイプRに至っては1280万円まで上昇しました。

フルモデルチェンジは販売されていた15年間一度も行われることなく、一部改良を幾度となく繰り返しました。世界初のオールアルミモノコックボディは、エンジンからボディの細部に至るまで手作業で生産を行っていました。

2000年代に入り、各国で環境問題が叫ばれ、排ガス規制が厳しくなりました。NSXもその波に巻き込まれ、排ガス規制に対応できなくなり、2006年に生産を終了します。

初代の生産が終了してから6年後、北米国際自動車ショーで、新型NSXのコンセプトモデルを発表します。ハイブリッド技術をスポーツカーに応用し、環境対策を施しながら、スーパースポーツカーとしての性能も高めました。2015年の東京モーターショーで新型NSXを展示し、翌年の発売を発表。2016年5月から北米で先行発売され、日本では同年8月に発表。初代NSXのフルモデルチェンジという位置づけではなく、完全なる新型車として登場した新型NSXは、名前だけを継承し、全くスタイルの違うクルマへと生まれ変わったのです。

初代NSX

初代NSXは「FFの量産車とF1をつなぐ、Hondaのイメージを代表するクルマが欲しい」という強い想いから生まれました。「クルマの運動性能を極限にまで高め、F1の領域に近付けたい」という思いから、開発には多くのプロドライバーが関わり、特にアイルトン・セナや中嶋悟といった、当時のホンダF1チームに所属していたドライバーが初期の開発段階から走行テストに参加しています。

究極的な環境でも直感的に扱えるようにという想いから、シートやシフト、ステアリングやスイッチ類に至るまで、操作がしやすい設計となっています。また、F16戦闘機のフロントキャノピーを模したフロントガラスのデザインは、良好な視界を確保し、ロングクルーズ、サーキット走行のどちらにおいても疲労感を感じにくくなっています。

1992年にワングレードだったNSXにタイプRを追加。エンジンは従来の3リッターVTECでありながら、エンジンレスポンスが向上されました。さらに遮音材や快適装備の削減、レカロ製CFRPフルバケシートやモモステアリングなどの重量対策も施され、120㎏もの軽量化に成功しました。サスペンションセッティングもサーキット仕様にチューニングを施され、よりスパルタンな走りを実現しています。

Ⅱ型ではタイプRが廃止され、スポーツグレードのSとタイプRに相当するS-Zeroをラインナップ。Ⅲ期型では、ヘッドライトがリトラクタブルヘッドライトから、固定式のものに変わり、外観が大きく変わります。タイプRも復活をし、空力改善も図られました。

2代目NSX

2016年に発表された新型NSXは、全長4490㎜、全幅1940㎜、全高1215㎜と先代よりもサイズアップ。3.5リッターV6ツインターボエンジンを初代同様ミッドシップに配置。これにハイブリッドシステムを組み合わせ、最高出力は581PSを発生します。

ハイブリッドシステムは、ホンダ得意のSH-AWDを使用し、リチウムイオン電池を72個、モーターをエンジン用に1基、前輪を独立駆動させるために2基搭載します。

ボディは先代のモノコックボディではなくフレームボディに変更されたものの、他車がカーボンボディ採用する中、材質は徹底的にアルミにこだわりました。カーボンと同等の剛性を保ちながら、しなやかな材質であるアルミは音や振動に対しての対策が容易であり、価格面でも優位です。

車両価格は先代の800万円から1300万円を大きく超え、2370万円と歴代のホンダ車の中では最高額となります。世界のスーパースポーツカーと性能でも価格の面でも肩を並べる存在となりました。

マイナーチェンジされた2代目NSXの価格や変更点について

現行のNSXは2019年5月にマイナーチェンジを受ける予定です。ボディカーボンパーツの追加や、ボディの新色採用など、様々な部分に改良を受けています

価格やスペック

エンジンやトランスミッション、駆動方式などは変更がなく、車両価格も2370万円と据え置きです。プレスリリースからは、エンジンスペックなどの変更には言及されておらず、デザインや足回りの改良がメインとなるでしょう。

走り

これまでも高い評価を受けていた走りは、新開発のNSX専用タイヤを装着し、サスペンション各部を見直し、フロントスタビライザーを26%、リアスタビライザーを19%、リアコントロールアームブッシュを21%、リアハブを6%剛性を高めてあります。走行シーンに応じて車両特性を選択できるインテグレーテッド・ダイナミクス・システムも制御を再構築、最適化されています。

低中速域での切れの良いハンドリングと高速域での安定性を高次元で両立させ、限界走行域においても、コーナリング時の高いGでのコントロール性や車両安定性を追求し、より安全かつ快適にスポーツドライビングを楽しむことができるようになっています。

デザイン

ボディデザインは、フロントグリルを、従来のシルバーからボディと同色に変更したほか、フロントとリアのメッシュパーツや、オプション設定の各種カーボンパーツを、従来のマット仕上げからグロス仕上げに変更しています。ワイド&ローのNSXの印象をよりシャープにスポーティーに感じられます。

装備

これまでカーボンファイバーインテリアスポーツパッケージの一部だったアルミ製スポーツペダル&フットレストを、標準装備に変更し、高級感を演出しつつ、ペダルワークのしやすさも向上させています。

新型NSXは普通のディーラーでは買えない!?

NSX PERFORMANCE DEALERへの問い合わせが必要になります。

NSXの購入は全国のどのホンダのお店でもできるわけではありません。NSX PERFORMANCE DEALERという特別認定されたお店に問い合わせる必要があります。山形県・滋賀県・高知県・宮崎県・沖縄県を除く42都道府県に店舗を構えており、購入やメンテナンスは、このお店でしか行うことができません。

NSXに必要な専用設備を備え、NSXの取り扱い経験も豊富なHonda認定サービスエンジニア「NSXスペシャリスト」を配置した特別認定店は、120店舗前後と店舗数が少なく、県庁所在地に無い都道府県や、各都道府県に1店舗などというケースもあります。通常のホンダディーラーでは入庫受け入れもしてくれないので注意が必要です。

まとめ

ホンダの最高級スポーツカーNSXについて解説してきました。今も昔も高い性能とデザイン性は維持され、国内だけでなく、海外でもスーパースポーツカーとして認知されているクルマです。初代、2代目と途中の中断をはさみ、コンセプトは大きく変わったものの、NSXという価値観は普遍的なものになっています。今後も、日本を代表するクルマとして進化を続けていくことでしょう。

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