2019年04月02日 (更新:2019年04月03日)
ランボルギーニの燃費はどれくらい?意外と知られていないランボルギーニの燃費を紹介します!
イタリア車の中でも特に有名なランボルギーニですが、燃費についてはご存知でしょうか。現行のエンジンでも、V8からV12気筒であり、排気量は大きいものだと6.5Lと、軽自動車の10倍近くにもなります。今回はそんなランボルギーニの燃費はどれくらいになるのかをご紹介いたします。
ランボルギーニの現行ラインナップと燃費を紹介
ランボルギーニの現行ラインナップはウルス、ウラカン、アヴェンタドールの3つのモデルに分かれています。もちろんタイプが異なり、燃費も異なります。スペックにより燃費は異なりますので、まずはそれぞれの車種をご紹介します。
ウルス
ウルスはランボルギーニ唯一のSUVです。SUVと聞くとあまりハイスペックな印象がないかもしれません。しかし、ウルスは違います。4.0L、V型8気筒、32バルブエンジンツインターボを搭載し、最高出力650ps、最大トルク850Nm。最高時速はSUVで初となる305km/hを記録しています。
SUVということで、駆動形式は四輪駆動。乗車定員は4〜5人乗りとなっています。走行モードは「一般道」「スポーツ」「サーキット」「雪上」の4つから選択可能であり、さらにオプションで「オフロード」と「砂漠」も選択可能。まさにオールラウンドの車と言えます。
気になるお値段は2780万円からとなっていますので、最高級のSUVと言えるでしょう。停車中から100km/hまでの到達時間が3.6秒と、機動性も兼ね備えていますのでうなづけるお値段です。
ウルスの燃費は?
4L 650馬力を叩き出しているウルスの気になる燃費ですが、カタログ値では12.7L/100kmとあります。1Lあたりで計算し直すと約7.8kmということになりますね。実燃費では5kmと言う声もあれば、8kmという声もあります。
燃費は、モードの違いや渋滞の中を走るのか高速道路を走るのかによっても違いが生まれるため、ある程度差が出来ます。そのため、一概には言えませんが、5〜8km程度ということになります。
ウラカン
スペイン語で「ハリケーン」を意味するウラカンは、人気車種であったガヤルドの後継車種として発売されました。エンジンは5.2L、V型10気筒NAエンジン。駆動形式は4WDもしくはMRです。
どちらもミッドシップエンジンとなっていますので、後部座席はなく乗車定員は2人です。変速機はランボルギーニで言うLDFです。他のメーカーではDCTとよんでいます。オートマチックではありますがクラッチを2枚内蔵しており、ダイレクトかつスピーディーな変速を可能としています。
グレードにもよりますが、停車時から100km/hまでの到達時間は2.9〜3.6秒。価格も、ベースグレードで2535万円です。気になるタンク容量は80Lと、燃費が心配になる気もしますね。
ウラカンの燃費は?
ウルスよりも排気量が大きい5.2Lを搭載するウラカンの燃費を見ていきます。カタログ燃費は13.8L/100kmです。1Lあたりに計算し直すと7.2kmです。やはりウルスよりも燃費は少し落ちます。しかし、排気量がアップしているにも関わらず、その差は0.6kmです。
これはウルスがSUVであり、車体が重いことも関係しているようです。実燃費も長距離で7kmという声がありますので、ウルスの燃費からマイナス1という現状です。もちろん、エンジンを回せば回すほど燃費は下がりますのであくまで参考程度にしてください。
アヴェンタドール
6.5L、V12気筒のランボルギーニが誇るスーパーカーです。昔のカウンタックを彷彿とさせるデザインですが、車体を風で押さえつけるダウンフォースまでしっかりと考えられている走るためのデザインなのです。ランボルギーニの技術がぎっしり詰まった車種ですので、ランボルギーニ最強の1台と言えるでしょう。
駆動方式は4WDで、最高速度はなんと350km/hです。値段はなんと4490万円からとなっていますので、3000万円台のスーパーカーが多い中、他の車種よりも高級であると言えます。
さらに、タンク容量は80〜90Lと大容量。気になるのは燃費です。この大容量タンクはどれほど走れば空になるのか気になりますね。
アヴェンタドールの燃費は?
さぁ、いよいよランボルギーニが誇るアヴェンタドールの燃費です。カタログ燃費はなんと18.4L/100kmです。1Lあたり5.4kmですね。さすがは6.5Lエンジンを搭載しているだけあります。
日本の交通事情を考えると、渋滞に巻き込まれた際にはリッター3kmは覚悟しなくてはいけません。しかしながら、0-100km/hはなんと2.9秒という数値を叩き出し、300km/hまでは24.2秒ですので、燃費には変えがたい加速があります。
大容量のガソリンタンクも、この燃費を考えられて搭載されているのですね。90Lタンクが空になるまでは、450kmの走行が可能です。これなら、ある程度の遠出もガソリンを気にする必要はありません。
その他のランボルギーニの車の燃費
代表的な3台をご紹介しましたが、その他のランボルギーニが発売する車種はどれくらいの燃費なのかをご紹介いたします。スポーティーなイメージのあるイタリア車ですから、他の車種も気になるところですね。
ムルシエラゴ
スペックとしてはアヴェンダドールと同じ、6.5LでありV12エンジン。ムルシエラゴはアヴェンタドールの先行モデル。もちろん、ムルシエラゴにもランボルギーニの看板を背負って立っていた時代があります。
さて、その燃費ですが、なんと市街地ではリッター3.4km。高速走行になるとなんとか5.5kmは走るものの、アヴェンタドールと遜色ない燃費ですね。しかし、最高速はなんと340km/hを叩き出すなど、アヴェンタドールには10km/h劣りますが、その性能はお墨付きです。
もちろん、国内でこれほど速度を出せる場所はありませんが、サーキットなどで一度は体感してみたいですね。この圧倒的な性能はさすがランボルギーニといったところでしょう。
カウンタックLP400
やはりランボルギーニといえばカウンタックを想像する方も多いと思います。ガルウイングのドアに憧れを抱いた方も少なくないでしょう。1990年まで販売されていたカウンタック、現在でも人気は高いです。そのカウンタックの燃費ですが、平均的にはリッター3〜5kmとのこと。しかしながら、全開走行を行うとなんとリッター1〜2kmになるとか・・・1km走るのに150円減っていくと考えると、簡単にアクセルを踏むことはできませんね。
カウンタックになると、燃費よりも運動性能に重点を置くほうが懸命です。加速感と代償に、燃費を妥協するしかないようです。しかし、一度は憧れる車。機会があれば所有してみたいものですね。
まとめ
スーパーカーであるランボルギーニの燃費や性能を知っていただけたと思います。ランボルギーニはフェラーリと並び、一度は乗ってみたい車種ですよね。現実的に維持するとなると、排気量の大きさから税金などの問題が発生、それに加えて燃費も考えなくてはなりませんが、人生で一度は所有してみたいものです。是非とも、参考にしてみてください。