ホンダ・オデッセイってどんな車?オデッセイの魅力を紹介します!

2019年02月19日

ホンダ・オデッセイってどんな車?オデッセイの魅力を紹介します!

labelオデッセイ

1994年の登場から現在に至るまで、長きにわたって愛され続けているホンダのミニバン、「オデッセイ」。本記事は、ホンダに「オデッセイ」というロングヒットモデルが誕生した背景や、現行型を含む歴代モデルの振り返り、そしてCARTUNEのオデッセイオーナーのユーザー様のカスタム例をご紹介する、オデッセイ乗りのための記事となっています!どうぞお楽しみください。

ホンダオデッセイ

引用元:https://www.honda.co.jp

開発経緯

「オデッセイ」の開発は、本田技研からの一本の電話から始まりました。

「アメリカ向けの大きなミニバンを作ってほしい」

当時ホンダは、自社製のSUVやミニバンをラインナップしておらず、また屋台骨であったセダンやクーペの売り上げも減少傾向にあったため、オデッセイのような車を開発することが急務でした。

研究チームは、米国向けにV6エンジンを搭載した車両を提案。しかし、米国市場において、買い手の価値観が「高級志向」から「実用志向」へのシフトしてきている中で、研究チームが出した試算はあまりに高額でした。

今でこそ”ホンダのオデッセイ”は、超売れ筋モデルとして有名ですが、そんな事情もあり、開発が一度中止されています。

しかし、さすがのホンダでした。熱意を持った一部の従業員が、業務指示外で秘密裏に開発を進めていたのです。その根本にあったのが、

「アメリカミニバン文化を日本に輸入したかった」

という思い。

現地でミニバンの使われ方を取材していたチームメンバーは、米国における”ミニバン市場”の拡大を肌で感じていたのです。

開発費の厳しい制約のなか、苦肉の策として、オデッセイは「アコード」のプラットフォームを用いて開発が進められました。

「背が高い」「スライドドア」という当時のミニバンの常識を打ち破る「低い車高」、「4枚ヒンジドア」というオデッセイの特徴の一部は、アコードと同じ生産ラインを使わなければならなかったという事情から生まれたのです。

そのように、従来のワンボックス・ミニバンとは一線を画す、低床フロア+低重心を活かした低ルーフを持ち、実用性を兼ね備えた新しいミニバン「クリエイティブ・ムーバー(生活創造車)」の第1弾として発売されたオデッセイは、当初の計画からの、増産に次ぐ増産の大ヒットという成功を収めました。

ホンダはオデッセイを皮切りに、CR-V、ステップワゴン、S-MXといった「クリエイティブ・ムーバー」戦略の展開を続け、セダンに依存する体制からの脱却を図ったのです。

オデッセイは発売から14年5ヶ月後の2009年2月に、累計販売台数100万台を突破。

北米市場では現在、最も人気のあるミニバンとして知られ、2010年から8年連続でトップセールスを記録しています。

そんなオデッセイですが、その名前は「odyssey:長い冒険、旅」という英単語に由来しています。

発売から15年目を迎え、今なお愛され続けるオデッセイ。次項では、オデッセイの歴代モデルを振り返り、その長い冒険の足跡を辿ってみましょう。

ホンダオデッセイの歴史

初代(RA1/2/3/4/5型)

初代オデッセイは、当時としては斬新だった、「ワンボックスカーの広い空間と、セダンの快適さや走行性能を併せ持つ」コンセプトを持ったクルマとして、1994年10月に発売が開始されました。

当初の目標販売台数は月間3000台だったのですが、メーカーの予測を超える大ヒットにより、発売後に生産ラインが次第に増強されていき、1997年9月には、シビックを超えるホンダ最短記録となる、発売36ヶ月での30万台の販売(平均約8000台/月)を達成したモデルです。

RA1/2/3/4/5型の特徴

初代オデッセイは、当時のミニバンとは一線を画するエクステリアが注目されがちですが、先述の通り、それはアコードのプラットフォームを使わざるを得なかった状況により、偶然生まれたものでした。

そのため、メーカーのこだわりは、室内に凝縮されています。

オデッセイの室内空間の開発目標は「どの座席でも全員が楽しくコミュニケートできる、空間の使いやすさと快適性」です。室内の特徴をざっと見てみましょう。

  • センターウォークスルー、フラットフロア

床をフラットにし、スムーズな座席間移動を実現しました。

  • シアターフロア

シート後列にいくほど座席とフロアを少しずつ高くした設計により、全座席からの広い視界を確保しています。

  • 多彩なシートアレンジを可能にしたキャプテンシート仕様の6人乗りモデルと、ベンチシート仕様の7人乗りモデルの設定

いずれも多彩なシートアレンジ、荷室の活用が可能です。

  • 乗降性に優れた4枚ヒンジドアと低いフロア

当時のミニバンで一般的だったスライドドア、高い車高による乗降性の低さに対し、小さい子供やお年寄りでも楽に乗り降りできます。

このように、乗車する人全員が快適なドライブを楽しめるような、様々な工夫がなされています。

1997年8月のマイナーチェンジで、VTEC機構を持つ2.3Lのエンジン(F23A型)に変更となり、1997年10月には、3.0L V型6気筒エンジンの「J30A型」を搭載した「プレステージ」がラインナップに加わるなど、次第に「走り」の面も強化されていきました。

2代目(RA6/7/8/9型)

2代目オデッセイは、国内累計販売台数が42万台(当時)に達するベストセラーとなった初代オデッセイの後継として、1999年12月に発売されました。

初代オデッセイから基本的なコンセプトを受け継ぎ、より高性能な走りと、室内の快適性の追求がなされています。

RA6/7/8/9型の特徴

初代と同様の、2.3L直列4気筒エンジン、3.0L V型6エンジンという展開、4輪ディスクブレーキ、4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションに加え、EBD(電子制御制動力配分システム)付ABS、16インチフロントベンチレーテッドディスクの採用、ボディ剛性の強化などにより、さらに上質な走行性能を実現。

室内においては、居住スペースの拡大や、スペアタイヤの床下収納化、ウォークスルーを妨げないフットパーキングブレーキの採用、エアコンの前後独立化、本革や木目調パネルを使用したインテリアのオプションを用意するなど、快適な室内体験のための細かなアップデートも図られています。

2001年11月のマイナーチェンジでは、初めて「アブソルート」タイプが追加されました。

2代目オデッセイのアブソルートタイプは、「大人のエレガンス&ダイナミクス」をコンセプトに、車体のロールを抑える15mmの専用ローダウンサスペンション、大径タイヤ(215/55R17)、専用17インチアルミホイールなどを装備し、よりスポーティな走行性能を獲得し、専用エアロ、各所ドレスアップによって、精悍で引き締まった外観も手に入れました。

3代目(RB1/2型)

2003年10月にフルモデルチェンジし発売された3代目オデッセイは、「速い」「美しい」「広い」を高次元で融合する、「ミニバン・イノベーション」をコンセプトに開発されました。

RB1/2型の特徴

「ミニバン・イノベーション」を支えたのが、新開発の低床プラットフォームです。

低床化が低重心に繋がったことで、乗り心地、ハンドリングを向上(「速い」)、低床化が低全高化に繋がったことで、立体駐車場にギリギリ入庫可能な1550mmという低全高を実現し、3列シート7人乗りのミニバンらしからぬロー&ワイドで流麗なスタイリングを形成(「美しい」)、低床化により前モデルから全高を80mm下げながら、前モデルを5mm上回る室内高(「広い」)を確保するなど、より”オデッセイらしさ”が洗練されたモデルと言えるでしょう。

また、この3代目オデッセイは、安全性能において大きな前進を果たしました。

  • ステアリング舵角に連動してヘッドライトが動き、進行方向を照らすAFS(アダプティブ・フロントライティングシステム)の採用

  • VSA(ABS+TCS+横滑り抑制)のブレーキ制御を4輪制御化し、DBW(ドライブバイワイヤ)によるエンジントルク制御とすることで、より精度の高い挙動制御を実現

  • ミリ波レーダーが前走車を検知し、危険と判断した場合は、警報(音・表示)、軽いブレーキ、強いブレーキと、段階的な制御で衝突ダメージ軽減を図る追突軽減ブレーキ(CMS)を採用

こういった先進的な安全装備の数々がオプションに用意され、安全性が飛躍的に向上しました。

この3代目オデッセイの「アブソルート」タイプからは、3.0L V6エンジン(J30A型)は廃止され、最高出力147kW(200PS)を発揮する2.4L DOHC i-VTECエンジンを搭載するモデルのみになりました。また、6人乗りモデルも廃止され、7人乗りモデルのみのラインナップとなりました。

4代目(RB3/4型)

4代目オデッセイは、2008年10月に販売が開始されました。

前モデルの3代目オデッセイから基本的な骨格は受け継いだ上で、「感性クオリティ」をコンセプトに、人のこころに響く気持ち良さを目指し、さらに官能面で洗練されたモデルです。

RB3/4の特徴

「センシュアル・ダイナミズム」をコンセプトに、フロントのV字状のラインを中心としたシャープなグラフィック、フロントノーズからルーフエンドまでのワンモーションラインなどにより、スピード感、精悍さ、伸びやかな力強さを持つエクステリア。

「アドバンスド・エモーショナル・デザイン」をコンセプトに、造形の凝ったインストルメントパネル、各計器類の立体的なレイアウト、直感操作性に優れたセンターパネル、全席の視界を確保する1列目から3列目の着座位置のV字状のレイアウトなどにより、より爽快な室内空間の実現のための様々な工夫がなされたインテリア。

走行性能としても、磨き上げられた足回りや車体の剛性、ステアリング性能は、ユーザーや評論家からも高い評価を得ました。

「ワンボックスカーの広い空間と、セダンの快適さや走行性能を併せ持つミニバン」として生まれたオデッセイ。初代モデルから改良を重ね、この4代目オデッセイにして、当初のコンセプトが、一つの究極形に達したと言えるでしょう。

この4代目オデッセイは、2009年2月に国内累計販売台数100万台を達成した記念すべきモデルでもあります。これは、ホンダのミニバンにおいては「ステップワゴン」に続く快挙となりました。

先述の通り、開発チームの努力が結実し、”クリエイティブ・ムーバー(生活創造車)”の第1弾として1994年に10月に初代モデルが発売されてから、14年5ヶ月目のことでした。

5代目RC1/2/4型

現行型である5代目オデッセイは、2013年11月1日から発売を開始しました。

今回のモデルチェンジでプラットフォームやパワートレインを一新。「オデッセイ」としての設計思想を受け継ぎながら、全く新しいオデッセイとして生まれ変わりました。

RC1/2/4型の特徴

現行型である5代目オデッセイは、2013年11月1日から発売を開始しました。

それまでのオデッセイとはコンセプトをガラリと刷新し、オデッセイの大きな特徴であった4枚ヒンジドアを廃止、立体駐車場を意識した低全高も見直され、ライバル社のミニバンと同様、後部2枚の両側スライドドア、ミニバンらしい背の高さを得ました。

発売当初は、新しいミニバンのあり方を提示したオデッセイですが、登場から約20年の間に、消費者のニーズ、流行は大きく変化し、オデッセイもさらなる進化を求められたという事情が伺えます。

しかしだからと言って、オデッセイが競合他社のミニバンを真似して作られたクルマというわけではありません。

5代目オデッセイは、それまでの歴代オデッセイで培ってきた低床フロア技術をさらに磨き上げ、天井を高くしながら、なんと床面高も下げてしまいました。それにより、低重心からくる走行性能を犠牲にせず、従来のオデッセイとは別格の室内空間を手に入れました。

他社の人気ミニバン(一例)と「全高」「室内高」を比較してみると、以下の通りとなります。

  • ホンダ・オデッセイ

全高:1,695mm/室内高:1,325mm

  • トヨタ・アルファード(ヴェルファイア)

全高:1,950mm/室内高:1,400mm

  • トヨタ・エスティマ

全高:1,760mm/室内高:1,255mm

  • 日産・エルグランド

全高:1,815mm/室内高:1,300mm

  • 三菱・デリカD:5

全高:1,870mm/室内高:1,310mm

オデッセイは他のミニバンと比べ、全高が相当低いにも関わらず、トップクラスの上級ミニバンに引けを取らない室内高を確保していることが分かります。

7乗り仕様に設定されている「プレミアムクレードルシート」も、上級ミニバンとしてさらなる進化を遂げた5代目オデッセイの特徴の一つです。

引用元:https://www.honda.co.jp

2列目のみとなりますが、ふくらはぎを支えるオットマンが付き、広めのヘッドレスト、背もたれの中折れ機構によって、体全体が包み込まれるようにホールドされ、快適な座り心地を実現しています。

3列目のシートは床下収納が可能で、収納後は床面とフラットになるのですが、その状態でプレミアムクレードルシートをスライドさせると、まるで飛行機のファーストクラスのような快適空間が出現。

この価格帯のクルマとして、このレベルのプレミアム感が演出できているのは、オデッセイの強みです。特に、3列目シートが床下収納できるという点で、スペース確保の面で大きなアドバンテージを持っています。

2016年2月のマイナーチェンジで、待望のハイブリッドモデルがを追加されました。Hondaのハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」の搭載により、JC08モードで、最大26.0km/Lという燃費を達成しました。

また、リチウムイオンバッテリーを1列目シート下に納めたことで、オデッセイの持つ室内空間や収納性を犠牲にすることなく、ハイブリッドの低燃費を実現しています。

2017年11月のマイナーチェンジでは、ホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を全タイプで標準装備とし、誰もが最も安全なモデルを選択することが可能になりました。

CARTUNEユーザーのカスタム例

ここからは、CARTUNEユーザーの皆様の「オデッセイ」のカスタム例をご紹介していきます!

初代オデッセイのカスタム例

こちらはやまちゃんさんの初代オデッセイ(RA3)です。

初代オデッセイは、もともと北米向けのミニバンとして構想されていたからか、アメリカンな雰囲気が出ています。黒いノーズブラがいかにもUSDMって感じですね!

2代目オデッセイのカスタム例

さっちゃん@チャクリキオデさんのオデッセイ(RA6)は、キャンバーもバッチリ決まったシャコタン仕様!

この2代目オデッセイは、ディッシュホイールが本当によく似合う印象があります!どっしり低く構えた格好になっていますが、もともとが”低さ”をテーマにしたクルマだからか、上品さを損なっていません。

3代目オデッセイのカスタム例

なっちゃん (Epicurean No.021)さんのオデッセイ(RB1)は、CARTUNEでも10,000を超えるカスタム事例を誇る、人気の3代目オデッセイ。

ブラックパールコンプリートのボディキットを身にまとい、抜群の個性が光っています!どこかモビルスーツのようなメカメカしさを感じさせる、非常にカッコイイ仕上がりです!

4代目オデッセイのカスタム例

DBA@SUNさんのオデッセイ(RB3)は、無限のアンダースポイラー、RAYS HOMURAによる、”オトナ”の風格漂うドレスアップ!

控えめながらも、ベースのRB3オデッセイのデザインの良さを引き立てる「必要にして十分」なカスタマイズではないでしょうか。すでに発売から15年以上経つ車種ですが、全く古さを感じさせません。

5代目オデッセイのカスタム例

電飾が綺麗なミッチィ〜さんのオデッセイ(RC1)は、足元に3ピースホイール「スーパースター・シュタイン」がきらめく、ほぼ純ベタのシンプルな仕様。とても品があってカッコいいです!

最近ワンオフのリップスポイラーを装着されたらしく、さらなる地上高の低さと迫力を手に入れました。

まとめ

本記事では、登場から約25年間愛され続けているホンダのミニバン、オデッセイの誕生秘話、歴代オデッセイの特徴、CARTUNEユーザーの皆様のオデッセイをご紹介してきました。

発売当初、驚きとともに市場に受け入れられたオデッセイは、モデルを重ねるごとに進化を遂げ、現行型の5代目では、大きなコンセプトの変更がありました。それは市場のニーズに沿った変化でした。

CARTUNEを見ていると、オデッセイが多くの人々に愛されているクルマだということがよく分かります。

エクステリアがカッコよくて、実用性もあり、走りも良い。このバランスを実現できるクルマは、なかなかありません。

もともとオデッセイは、「お客さまがほしいのは何なのか」をホンダの開発チームが徹底的に追求したクルマ。オデッセイはこれからも、人々のニーズをもとに、時代とともに変化し、日本におけるミニバンのあり方を象徴し続けるのではないでしょうか。

本記事は以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました!