2019年09月01日 (更新:2020年06月19日)
カーステレオのスピーカー「ウーファー」と「ツイーター」の違いとは?
音楽好きならこだわりたいカーオーディオ。今回はカーオーディオの中でもスピーカーにフォーカスして解説していきたいと思います。スピーカーの交換を検討している方必見です!
ピンからキリまで、種類豊富なカーステレオ用スピーカー
車で音楽を聴く際、「純正スピーカーで十分」という方もいらっしゃると思いますが、「音質にこだわりたいからスピーカーを変えたい」という方もいるかと思います。その場合、スピーカーにはいくつか種類がありますのでその解説をしていきたいと思います。
後程それぞれのスピーカーについて詳しく触れますが、先に簡単に種類の説明をします。
スピーカーには
- 低音域を鳴らすスピーカー(サブウーファー)
- 中音域を鳴らすスピーカー(ミッドレンジ)
- 高音域を鳴らすスピーカー(ツイーター)
があります。
これらをそれぞれ別体で設置するスピーカーを「セパレートスピーカー」といい、1つのスピーカーで低音域と高音域を鳴らすスピーカーを「コアキシャルスピーカー」といいます。
スピーカーの形状による違い
まずは先程少し触れた「セパレートスピーカー」と「コアキシャルスピーカー」の違いや特徴から解説していきたいと思います。
コアキシャルスピーカー
コアキシャルスピーカーとは、低音域〜中音域と高音域のスピーカーが1つのスピーカーに一体になっているタイプのスピーカーです。
コアキシャルスピーカーのメリット
- セパレートスピーカーに比べて価格が安い
- セパレートスピーカーに比べて取り付けが簡単
高音スピーカーであるツイーターを別体で別の場所に取り付ける必要がないので、純正スピーカーと交換するだけで簡単に音質アップを狙うことができます。
コアキシャルスピーカーのデメリット
- 音の定位が下がりがち
定位とは、音が存在している位置になります。スピーカーの音は、低音に比べ、高音の方が音の位置が分かりやすいという特徴があります。
コアキシャルスピーカーは、前述したように、ツイーターも一体になっています。大体の車のフロントスピーカーは足元についているので高音も足元か出る事になるわけです。
音を受け取るのは耳ですので、音の定位は耳と同じ高さがいいとされていますが、以上の理由からコアキシャルスピーカーは音定位が下がってしまうことが多いのです。
セパレートスピーカー
セパレートスピーカーとは、ウーファー、ミッドレンジ、ツイーターが別々のスピーカーになっており、それぞれを別の場所に設置するタイプのスピーカーです。
セパレートスピーカーのメリット
ツイーターをダッシュボードやドアなど、耳と同じくらいの高さに設置できるので、音の定位が上がりやすいのが特徴です。これにより自然な聴こえ方になるのがセパレートスピーカー最大のメリットになります。
セパレートスピーカーのデメリット
- コアキシャルスピーカーに比べて値段が高い
- コアキシャルスピーカーに比べて取り付けが面倒
これはコアキシャルスピーカーのメリットと逆です。ウーファーとツイーターがネットワークで分岐されているため、配線をダッシュボードやドア内まで配線しなければなりません。
結局のところコアキシャルとセパレートどっちがいいの?
これはメリットデメリットを見れば分かるように、どちらも一長一短あります。
- 取り付けの手軽さを重視するならコアキシャルスピーカー
- 音の定位を重視するならセパレートスピーカー
このような観点で選ぶと良いでしょう。しかし、取り付けは一度のみですので、音質にこだわる方は取り付けが難しくてもセパレートを搭載するのが良いでしょう。
スピーカーの音域による違い
先程解説した「セパレートスピーカー」には、大きく分けてウーファー、ミッドレンジ、ツイーターの3種類があります。
ツイーター
ツイーターは、高音域を担当するスピーカーのことを言います。
高音というのは、音の位置を敏感に感じ安いという特徴があるため、セパレートスピーカーではこのツイーターの設置する位置や向きが非常に重要になります。なるべく耳の高さに近い場所かつ耳の方向に向けて設置するとよいでしょう。
ミッドレンジ
これは主に低〜中音域を担当するスピーカーになります。ツイッターやウーファーに比べて幅広い音域を鳴らすのが特徴になります。
主に純正スピーカーが元々ついていた位置に設置することが多いです。
ウーファー
ウーファーは低音域を担当するスピーカーで、低音のパンチが欲しい場合に増設するスピーカーになります。低音は音の定位が分かりづらい為、設置場所の範囲は広がります。
設置しても邪魔にならないラッケージスペースやフロアに設置するとよいですね!
まとめ
いかがでしたか?音楽が好きな方にとってカーオーディオはやはりこだわりたいところですよね。
初めてスピーカーを交換する方や、「どんなスピーカーをつけたら自分の好みに合うのか分からない」という方は、これを読んで自分にピッタリのスピーカーを見つけてみてくださいね!