2018年11月06日 (更新:2020年06月29日)
ハイブリッド車は車検費用が高い?本当のところはどうなの?
ハイブリッド車は車検が高いとの噂がありますが、実際のところ、ガソリン車と車検費用に違いはあるのでしょうか?この記事ではハイブリッド車とガソリン車の車検代の違いや、本当にハイブリッド車は車検代が高いのか?について紹介していきます。
結局のところ、車検費用はガソリン車と変わらない。
「ハイブリッド車はディーラーでないと車検を受けられない」、「ハイブリッド車の車検代は高額」、といった噂を聞いたことはありますか?実際のところ、それは本当なのでしょうか?調査してみました。
民間車検も可能!
カー用品店やガソリンスタンドの車検内容を見てみると、ハイブリッド車の車検にも対応しています。また、ユーザー車検も受けることができます。
これを考えると、「ハイブリッド車はディーラーでないと車検を受けられない」、という噂は嘘であることがわかります。
ハイブリッド車とガソリン車の車検代を比較!
それでは次、「ハイブリッド車の車検代は高額」という噂です。では、ハイブリッド車とガソリン車の車検代を比較してみましょう。
ハイブリッド車の車検代
まずはハイブリッド車の場合の車検代です。車検代として発生する費用は、自賠責、重量税、印紙代、部品代と工賃です。
自賠責は保険適用期間と車種によって違ってきますが、ハイブリッド車だからと言ってプラス料金が発生することはありません。重量税も車種によって違います。また、今はエコカー減税があるので、ハイブリッド車の場合、重量税が通常よりも安くなります。
印紙代は5ナンバーか3ナンバーか、自社工場で車検した場合によって違います。
部品代に関しても、どこを整備するのかによって価格も違ってきます。
ここまで紹介した車検代の内訳は車検をするときには必ずかかる費用なので、ハイブリッド車の車検代が高くなる理由には繋がりません。「ハイブリッド車だから工賃が高くなるのか?」と気になるところですが、これも間違い。ハイブリッド車であっても、工賃は高くなることはありませんし、ガソリン車と同じ工賃です。
ガソリン車の車検代
一方、ガソリン車の車検代ですが、ハイブリッド車と同じように自賠責、重量税、印紙代、部品代と工賃が発生します。
自賠責も保険適用期間と車種によって違ってきますが、ハイブリッド車と同じ仕組みです。
重量税も車種によって違い、ガソリン車であっても排気量などが低い場合や、低燃費の場合など、国土交通省が定めた基準を達成していれば、エコカー減税を受けることが可能です。
印紙代、部品代もハイブリッド車と同じ仕組みです。
工賃ですが、ガソリン車だからと言って安くなることはありません。
このように車検代の内訳を見てみると、ハイブリッド車とガソリン車で大きな違いはありません。ハイブリッド車だから車検代も高額になる、というわけではないのです。
整備費用が高いだけ!車検代は変わらない
ハイブリッド車の車検が高額と言われる理由として、整備費用が高いのが理由に挙げられます。
ハイブリッド車の構造は複雑で、バッテリーが特殊なため、ガソリン車よりもバッテリーが高価です。車検の際にバッテリーに不具合が見られれば、バッテリー交換することになり、ガソリン車よりも高額なバッテリー代が課せられることになります。
車検代自体に違いはありませんが、ハイブリッド車に特化した部品を交換する場合、ガソリン車よりも高額な請求になってしまうのです。
ディーラーで車検を受けるメリット
カー用品店やガソリンスタンドで車検を受けるのは悪いことではありません。しかし、車に詳しくない方にはディーラー車検のほうがオススメです。その理由と合わせて、ディーラー車検のメリットについて紹介していきます。
専用の診断機がある
ハイブリッド車はカー用品店やガソリンスタンドでも車検が可能ですが、ディーラーは最新の専用診断機を使用して車を点検してくれるので、不具合を確実に発見することができます。きっちり直しておけば、車検後も安心して乗ることができますよね。
整備保証がある
ディーラー車検の場合、半年後に再度点検整をしてくれる整備保証が付きます。車検で部品を交換して、半年後に同じ箇所に不具合が見つかった場合、無償で保証してくれます。
このように、ディーラーでの車検は、その後の安心感が違います。
まとめ
ハイブリッド車だからといって、ガソリン車よりも車検代が高くなることはありません。また、ディーラーでしか車検が受けられないというも嘘です。
しかし、構造が複雑なハイブリッド車を車検に出す場合は、安心感が高いディーラー車検を受けたほうがいいでしょう。ぜひ参考にしてみてください。