2019年02月08日 (更新:2022年03月30日)
今流行りのグラインダータトゥーってなに?やり方を紹介します!
オールペイントなどの塗装カスタムをより高度に、個性的に見せるグラインダータトゥ。ボディの奥の方からにじみ出るような奥行きのある模様はずっと見ていても飽きない魅力があります。そんなグラインダータトゥのやり方や、グラインダータトゥを取り入れたカスタム例をご紹介します!
今流行りのグラインダータトゥーって何?
グラインダータトゥは、一言で言えば「車の刺青」です。塗装面を研磨して素地を出し、グラインダーで模様を彫ります。その上から何層もクリアを重ねて表面の凹凸をなくし、半透明のカラーを乗せた奥行きを感じられる塗装技術の1つ。
車の表面に模様をつける手法にはエアブラシやステッカーなどもありますが、より複雑で立体感のある風合いを出せるのがグラインダータトゥの特徴であり魅力です。
塗装の中に模様があるので、見る角度や光の具合によって表情を変えます。フレイム(炎)などのゆらゆらとしたラインを重ねたデザインが主流ですが、職人技ではあらゆる模様を表現することが可能です。
今流行りのグラインダータトゥーのやり方を紹介!
ずっと見ていられる美しさがあるグラインダータトゥ。道具と技術があれば、グラインダータトゥに挑戦することも可能です。ただし、車体に大きなダメージを与えずに模様を彫り込む繊細な技術と、その凹凸を埋めて滑らかな表面に整える塗装と研磨の技術が必要です。そんな「職人技」グラインダータトゥのやり方をご紹介していきましょう。
グラインダータトゥに必要なもの
元の塗装を剥がし、グラインダータトゥを施行して再塗装するまでには以下のような道具が必要です。
- グラインダー
- 塗装剥離剤
- 耐水ペーパー
- キャンディカラー塗料
- クリア塗料
タトゥーを入れるためにはグラインダー本体と研ぎ刃は必須アイテム!カー用品店にはあまり置いていないので、資材館があるような大きめのホームセンターやネット通販で購入しましょう。
BOSCH(ボッシュ) ディスクグラインダー PWS620-100
こちらの商品はお値段もお手ごろ、両手持ちできるハンドルが付いているので初心者の方でも扱いやすい形状です。グラインダータトゥーの施行は繰り返し車体にグラインダーを当てる必要があるので、持ちやすさや重さを重視して選ぶと良いでしょう。
また、塗装を完全にはがす必要がありますので、できれば塗装剥離剤があると作業がスムーズに行きます。耐水ペーパーで削っていくのでは日が暮れるどころの作業量では足りません。効率よく作業を進めていきましょう。
スケルトン M-201 強力 塗料剥離剤 1kg/リムーバー ウレタン塗料
グラインダータトゥの手順
グラインダータトゥの大まかな手順は以下の通りです。
- 元々の塗装や保護剤をすべて剥がす
- 残ってしまったものは耐水ペーパーで削り取る
- 表面を耐水ペーパーで整える
- グラインダーで模様をつけていく
- キャンディカラー(半透明カラー)を塗り重ねる
- クリアを吹く
- 表面を磨く
塗装の剥離や削り作業、塗装作業が繰り返し発生します。基本的に自宅駐車場などの青空作業はやめておきましょう。しっかりレンタルガレージなどを活用して作業環境を整えた上で行ってください。
グラインダータトゥのやり方を動画で確認
グラインダータトゥを施行している動画をご紹介します。文章だけで理解するよりも、全体のイメージや実際に行う時の注意点などがわかりやすいので、挑戦する前には先人の知恵をフル活用していきましょう!
CARTUNEユーザーのカスタムを紹介!
グラインダータトゥを取り入れた車体はどれも個性的。塗装はもちろん、エアロや音響などトータルの完成度が非常に高いカスタムカーが多いです。
その一部をCARTUNEユーザーからご紹介します。
オレンジ、赤、黒がグラデーションになって見える事例です。車体全体のカラーの調和が取れていてまとまりがありますね。スポーティで目を引く一台に仕上がっています。
圧巻の3台ボンネットグラインダータトゥ!赤系は人気で取り入れている方が多いのですが、グリーン系はレアです。スポーツカーだけでなく、VIPテイストや音響カーでもグラインダータトゥを取り入れたボンネットカスタムは一線を画した存在感を発揮します。
ブルーの深みのあるグラインダータトゥー。ブルー系も人気のカラーです。中心から外側へ広がっていく模様とグラデーションについ見とれてしまいますね。
まとめ
グラインダータトゥについてご紹介しました。自分での作業、ショップへの依依頼には少しハードルの高いカスタムとなるグラインダータトゥ。取り入れれば通常の塗装やラッピング、ステッカーでは出せない模様や質感を引き出すことができます。周りとは一線を画した仕上がりを求める方はぜひとり入れてみてはいかがでしょうか。