純正流用！中古レカロシート特集！

レカロシートとは、ドイツのレカロ社が製造している有名なスポーツシートです。スポーツカーにお乗りの方や興味のある方なら1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

そもそもレカロ社は、自動車、鉄道、航空機の関連部品を製造している会社で、その歴史は100年以上とかなりの老舗。主力製品の自動車用シートは、多くの高級スポーツカーや、ピュアスポーツグレードなどに純正採用されてきました。種類もフルバケ、セミバケ含め多くあります。

今回はそんな純正装備されたレカロのセミバケットシートにフォーカスして解説していきたいと思います！

国産でも純正採用されているレカロシートはたくさん存在しますが、今回は中古での流通量が多く、流用によく使用されている「ランサーエボリューション」と「ホンダ タイプR」の純正レカロシートについて詳しく紹介していきます。

通称「ランエボ」とも呼ばれているこのクルマも、WRCで勝つために三菱が開発したピュアスポーツグレードです。そんなランエボにもレカロが純正採用されています。

ランエボの純正レカロは種類は大きく分けて2種類で、「エボ2〜4」までがSR3というシートと、「エボ5と6、トミーマキネンエディション」に採用されたのがAM19というシートです。それぞれ型によりカラーは違います。

皆さんもイメージがあると思いますが、タイプRのシートは赤いレカロですね！種類はSR3になります。シビックek9、インテグラdc2、dc5がこれを採用していました。

こちらがタイプR純正の赤いSR3。赤いシートを付けたい！という方はランエボではなくタイプR用を流用するといいですね！

こちらはエボ6.5(トミーマキネンエディション)の純正レカロ、AM19をパジェロに流用しています。三菱好きが伝わる流用ですね！

エボ4用のSR3をレヴォーグに流用した例です。セミバケなら純正シートよりポジションも下がりつつリクライニング機能は残ったままです！

エボ5純正のAM19を現行デミオに流用。このデザインなら現行車につけても違和感はありませんね！

dc2インテグラ用の純正レカロをスズキkeiに流用！両脚揃えることで一体感がうまれますね！

こちらはなんとエリシオンにタイプR用のレカロを移植！高級ミニバンの内装が一気にスポーティーになります！

こちらは運転席の赤いレカロに合わせて助手席側のみタイプR純正の流用です！こういった流用も純正レカロシートの醍醐味ですね！

新品でレカロのセミバケットシートを揃えようとすると数十万かかってしまいますが、今回ご紹介したように、中古の純正レカロを流用すれば、状態が良くても数万円で装着が可能になる場合があります。「セミバケが欲しいけど高い…。」という方、是非中古で自分の好みに合ったシートを見つけて流用してみてはいかがでしょうか？！