2018年12月21日 (更新:2020年07月28日)
バッテリーの寿命ってどうやって見極める?寿命が来たらどうすればいい?
バッテリーの寿命はいつ頃か?と聞かれて、正確な答えを言える方は少ないかもしれません。この記事では、そんなバッテリーの寿命の見極め方、そして寿命が来た時の対処法を説明していきます。
バッテリーの一般的な寿命
バッテリーの一般的な寿命は、大体2年から5年で、メーカーの保証期間以降に交換が勧められている傾向が有ります。
しかし、近年ではバッテリーの性能も向上し、想像以上に長持ちする事も有ります。また、車を使用する頻度によってバッテリーの寿命は大きく左右されます。乗る頻度が少ない、夜間走行が多い、あるいは短距離での使用が多い場合はバッテリーの寿命が短い可能性が高いです。
バッテリーの寿命が来たときの症状
バッテリーの寿命が来たときに見られるいくつかの症状を紹介します。
パワーウインドウの開閉が遅い
パワーウインドウの開閉には、多くの電力が必要になります。バッテリーが消耗している場合、この開閉にも影響し、動作が遅くなる事が多いのです。
エンジンのかかりが悪い
バッテリーに一番負担をかけるのが、エンジンをかける時。セルを回す時に、いつもと違った弱く、鈍い音が出る場合は、バッテリーの交換時期だと判断しても良いでしょう。
バッテリー液の状態
バッテリーの消耗具合がはっきりと分かるのが、バッテリー液の状態です。まずチェックしてもらいたいのが、バッテリーの色です。無色透明の場合は正常ですが、バッテリー液が濁っている場合、劣化の可能性が有ります。また、バッテリー液の減り具合や、液漏れもチェックしましょう。
規定値より減っていたり、バッテリー液の入れ過ぎや過充電、経年劣化による液漏れが起きている場合は交換が必須です。これらの他にも、クラクションの音が小さくなったと感じたり、オーディオの音割れ、ラジオにノイズが入っているかもバッテリーの劣化なども寿命の判断材料になります。
バッテリーの寿命がきたらどうすればいいのか
バッテリーの寿命がきた場合、すぐに自分で、あるいはディーラーや修理工場を通じて新しいバッテリーと交換してもらいましょう。突然バッテリーがあがってしまった場合、応急処置としてブースターケーブルを使い、救援車となる他の車のバッテリーとケーブルを繋げば、エンジンを始動させる事が出来ます。
こういった時の為にブースターケーブルは車に常備する事を心がけましょう。また、突然寿命がくるのを避ける為に、バッテリーを長持ちさせるコツとして
- バッテリー端子部や取り付け状態を点検する
- エンジン停止時にエアコンやオーディオ等をオフにする
- バッテリー専用テスターで定期的に状態を確認し、充電する
- 定期的に車を走行させる機会を作る
- バッテリー内部の液が中間以下の場合精製水を補充する
といったものが有り、これらも念頭に置いておきましょう。
まとめ
如何でしたでしょうか。使用する車の使用頻度によって、バッテリーの消耗具合や寿命は大きく変わってきます。この記事を読んで、使い方に合わせた対策やチェックを常に心がける行動が出来れば嬉しいです。