2018年12月15日 (更新:2024年08月19日)
愛車の凹み傷を直す方法は?わかりやすく解説します!
板金塗装ショップに依頼するとお金がかかるからといって、愛車の凹み傷を放置している人はいませんか? 実は車の凹み傷は、DIYで簡単に直せることがあります。今回は愛車の凹み傷をDIYで直す方法を2つ、わかりやすく解説していきます。凹み傷で悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
はじめに
ついうっかりしていて、愛車のボディを凹ませてしまった経験がある人は多いはず。車好きの皆さんにとって、傷がついてしまった愛車を見るのは本当に悲しいことですよね。でも、安心してください。凹み傷は板金塗装ショップに依頼しなくても、直せる場合があります!今回はDIYによる凹み傷の修理方法をわかりやすく解説。また、板金塗装ショップに依頼した際の費用もあわせて紹介するので、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら自分に合った修理方法を選んでください。
直せる傷と直せない傷
凹み傷はDIYでも直せる場合と直せない場合があります。極端な話をすれば、どんな傷も直せないわけではありません。ですが、やはり傷の程度によって難易度が異なります。例えば、ボディの損傷が酷く、穴が空いてしまっている場合。これをDIYで修理するのは非常に難しいです。また、凹み傷を放置していてサビが出てしまっている場合。こちらもDIYで修理するとなると敷居が高いように感じます。一目見て、DIYでの修理が難しそうだと感じた場合は大人しく板金塗装ショップに依頼した方が、後々後悔せずに済むでしょう。
では、どんな凹み傷ならDIYでも直すことができるのか。例えば、ドアパンチや飛び石によってできた小さな凹み。もちろん、場所や凹みの深さによって難易度は変わりますが、基本的には修理可能です。
それなら、広範囲に渡ってボディが凹んでいる場合はどうでしょうか。実は広範囲の凹みも、程度によってはDIYでも修理が可能です。見た感じで複雑な凹みではなかったり、広範囲でも凹みが浅かったりすれば、DIYでも案外なんとかできるものです。
凹み傷を完全に修復できるかどうかは、皆さんの技術とチャレンジ精神、そして思い切りの良さが大きく関わってきます。正しい知識を持ってDIYすれば、完全修復とはいかないまでも、ある程度許容できる程度までは修理することが可能です。
今回解説する修理方法は2つ。ひとつは吸盤を用いた修理、もうひとつがパテを用いた修理です。必要なものや予算、修理の流れを簡単に紹介するのでご覧ください。
吸盤を使った修理
最初に紹介する凹みキズの修理方法は、吸盤を使った修理です。吸盤というとガラスなどに吸着させるあの道具を連想しますが、日常生活で使用する吸盤と車の凹み傷修理に用いる吸盤は吸着力が大きく異なります。バキュームリフターやバキュームカップという名称で販売されており、車用品店やホームセンターで購入することが可能です。
必要なモノとその予算
バキュームリフター(バキュームカップ)
吸盤を使う修理で必要となるアイテムは、なんとバキュームリフターだけ。バキュームリフターは品物にもよりますが、大体1,000〜2,000円程度で販売されています。非常にリーズナブルなので、とりあえず試しに使ってみるといいかもしれません。
修理の流れを簡単に紹介
バキュームリフターを用いた凹みキズの修理はとっても簡単です。バキュームリフターの吸盤部分をボディの凹んだ部分に吸着させます。あとはバキュームリフターの取っ手部分を力いっぱい引っ張るだけ。品物によって使い方の詳細は異なりますが、基本的には一緒のことが多いです。
バキュームリフターを用いた凹み傷の修理方法はとても簡単ですが、完璧に修復できるかというとそうではありません。もちろん、凹み傷の程度によっては完璧に修復できる可能性もありますが、バキュームリフターだけでは元に戻らない凹みがあったり、元には戻ったものの凹みの跡がついてしまったりすることも多いです。もっと完璧に凹み傷を直したい人は、これから紹介するパテを用いた修理方法をご覧ください。
パテを使った修理
パテとは半固形状、もしくはペースト状になっている接合材のことです。建築や模型制作で用いられることが多いですが、車を修理するときも大活躍します。パテ自体の使い方は簡単です。パテを容器から出して、同梱されているヘラで凹み傷に厚く塗り込むだけ。パテを使う修理のデメリットは、時間がかかることと、パテの上から塗装する必要があるので、バキュームリフターに比べて難易度が高いことです。
また、必要なものも多いため、バキュームリフターを用いた修理方法に比べ、費用がかかってしまいます。それでも板金塗装ショップに依頼するよりはお手軽なので、仕上がりを求める人はこれからお伝えすることを参考にしてください。
必要なモノとその予算
バキュームリフターとは異なり、パテを用いた修理は用意するものがたくさんあります。
- 補修用パテ(範囲が広い場合は軽量パテがオススメ)
- 耐水ペーパー(セットの購入がオススメ)
- シリコンオフ(脱脂する際に必要)
- プラサフ(塗装の下地として)
- カラースプレー
- クリアースプレー
パテを使った凹みキズの修理方法で必要なものは、最低でもこれだけあります。仕上がりの綺麗さを求めるなら、ぼかし剤やコンパウンドなども必要となりますが、今回は最低限のアイテムを記載しました。
パテを使った凹みキズの修理方法で必要となるものはすべて、車用品店やホームセンターで入手することができます。凹み傷の程度によって、パテやスプレーなどの量が変わってくるので一概には言えませんが、大体5,000円〜10,000円程度を用意しておけばいいでしょう。
修理の流れを簡単に紹介
それでは、パテを使った凹みキズの修理の流れを簡単に紹介します。先ほどもお伝えしましたが、バキュームリフターを用いた凹みキズの修理方法とは違い、パテを使った凹みキズの修理方法は少し時間がかかるので、注意してください。
- まず、耐水ペーパーを使って凹み傷とその周辺の塗装を剥がします。DIYでは塗装を落とさずそのままパテを盛る人もいるようですが、塗装剥がしておかないとボディにパテが密着しづらいです。できるだけ塗装を剥がすようにしましょう。
- 塗装剥がしたら、シリコンオフを使って凹み傷とその周辺を脱脂します。その後、軽めにプラサフを吹いて補修用パテを盛っていきます。補修用パテを盛り終わったら、一度乾燥させるために時間を置いてください。補修用パテが乾燥したら、表面がなだらかになるように耐水ペーパーを使って研磨します。目で見たり実際に触れてみたりして違和感がなくなったら研磨は終了です。
- もう一度脱脂をして、いよいよ塗装作業に入っていきます。プラサフを吹いて、乾燥したらカラースプレーを吹いて、仕上げにクリアスプレーを吹いてパテを使った凹みキズの修理は完了です。スプレーを吹きつける際はきちんとボディやタイヤにマスキングをしましょう。また、スプレーを吹くときは「薄く・何度も塗り重ねる」をイメージしながら丁寧に作業を進めてください。塗装工程について詳しく知りたい人は、CARTUNEに塗装作業の解説記事があるので、そちらを参考にしてくださいね。
凹みキズの修理を板金塗装ショップに依頼した場合
愛車の凹み傷をDIYで修理する方法を2つお伝えしましたが、もし板金塗装ショップに修理を依頼する場合、費用や時間はどのくらいかかるのでしょうか。もちろん、凹み傷の程度や板金塗装ショップの都合にもよるので、正確な費用や時間は不明です。凹み傷の程度によっては1〜2万円で済むこともあれば、10万円以上の費用がかかることもあります。
こればっかりは実際に傷を見てみないことにはわかりません。最寄りの板金塗装ショップに車を持ち込み、実際にプロの目でチェックしてもらって見積もりを出してもらうと、間違いがなくて済みます。
修理の時間は板金塗装ショップがどのくらい忙しいのかで変わってきます。最短だと2〜3日、長くても1週間前後で修理が完了することが多いようです。傷の程度によっても修理の時間は変動します。こちらも実際に板金塗装ショップに尋ねてみると良いでしょう。正確な費用や時間はわからないので、気になる人は早速板金塗装ショップに電話してみてください。
まとめ
DIYでの修理方法を2つと、板金塗装ショップに依頼した場合の費用や時間についてお伝えしました。バキュームリフターを用いた凹みキズの修理方法とパテを用いた凹みキズの修理方法、2つとも試すのもアリです。
凹み傷の程度にもよりますがおそらく予算は2万円円前後あれば十分ですし、運が良ければバキュームリフターだけで完全に修復できることもあります。今回紹介した3つの手段の中で、自分に合っていると思うものを選んでください。
予算に余裕がある人や仕上がりに完璧を求める人は、板金塗装ショップに依頼することをオススメします。また、DIYで修理する場合は周囲に迷惑をかけることなく、安全に配慮しながら作業することを心がけましょう。