2018年11月20日 (更新:2022年10月26日)
HKSのおすすめマフラー!マフラーを交換して「音」を楽しもう
吸排気チューニングで、絶対に欠かすことのできないマフラー。マフラーは走行性能を向上させるだけではなく、そこから繰り出される排気サウンドは、ドライバーに走る愉しさをも与えてくれる、優れたチューニングパーツです。そこで今回は、アフターチューニングパーツのパイオニアとして名高い「HKS」のおすすめマフラーを、ご紹介していきます。
HKSとは
HKSの名前だけ聞いたことはあっても、どんなメーカーなのかご存じない方もいらっしゃると思います。そこでまずは、HKSがどんなメーカーなのかをご紹介していきます。
日本を代表するアフターパーツメーカー
HKSの創業は昭和48年にまで遡ります。レース用エンジン、エンジンパーツの開発をメインとして創業したHKSは、昭和49年にターボチャージャーを発売。そして昭和60年にマフラーの製造を始めたのです。
その後はレースにもワークスマシーンを出場させ、平成8年にはイギリスに、平成13年には東南アジア、平成15年にはアメリカに子会社を設立するなど、日本のみならず世界でも活躍するメーカーです。
モータースポーツとの深い関わり
レース用エンジンの開発を軸として創業したHKSは、モータースポーツとも密接な関わりを見せています。全日本ツーリングカー選手権に出場していた三菱・スタリオンのエンジンチューン、アジアパシフィックラリー選手権のワークスランサーのエンジン製作を請け負っていたのです。
さらには、採用は見送られたもののF1用3.5LV12エンジンの開発も行われていたのには驚きといえるでしょう。まさに、エンジン開発に長けたHKSといえます。また、ワークスマシーンでは全日本ツーリングカー選手権のGT-R、全日本GT選手権のメルセデスCLK、そしてドラッグレースにも参戦し、着実に結果を出してきました。
そして何と言ってもHKSが一般に有名になったのがGTドライバーでもあった谷口信輝がドライバーとして採用されたD1グランプリでの活躍でしょう。常に上位に食い込み、シリーズチャンピオンも獲得している実力派ワークスマシーンだったのです。
マフラー選びのポイント
それでは、HKSに限らずともマフラー選びではどのような点に注目すべきなのでしょうか?同じような見た目のマフラーはたくさんありますし、音量規制が厳しい現代ではそこまで音の違いはありません。しかし、各マフラーによって性能に違いがあるのです。
走行ステージを選ぶ
マフラーの役割は排気です。たくさん吸った空気が爆発し、二酸化炭素が排出されるのです。そこで、たくさん二酸化炭素を排出すべきなのか絞るべきなのかは重要な分岐点です。皆さんも、通常の呼吸と運動した時の呼吸に変化があると思います。通常の呼吸であればそこまで多く息を吐かなくても良いですが、激しい運動をするとたくさん息を吐かなければなりません。
そこで、通常の呼吸程度でまかなえる走行ステージなのか激しい運動の走行ステージなのかでマフラーを選ばなければなりません。呼吸も、吐きすぎると苦しくなるのと同様に、エンジンも排気しすぎると燃焼が良いとは言えません。
そこで、高回転までしっかり回せるコースなのか、中回転が多いコースなのか、はたまたコーナーが長くて低回転から回転数を上げなければいけないのかによって大きく分かれます。
どの回転数が最も多いかを考えてマフラーを選ぶことによって、そのマフラーの一番得意な場面がたくさん訪れるのです。運動性能にこだ割りたい方は、ここに注目してマフラーを選んでください。
マフラーの重量
通常、足回りより下の重さは足回りより上の重さよりも数段違いがあると言われています。軽量化にこだわる方がホイールのナットまで変える理由はそこにあるのです。マフラーも足回りより下に該当しますので、軽い方がコーナリングなどの運動性能が向上します。
せっかくマフラーを交換してパワーアップしたのに重さによって加速にいまいち不満が残るという状態だと残念ですよね。マフラーの重量はその他のパーツよりも重要だと言えるでしょう。購入するマフラーの重量を確認しましょう。
見た目による印象
マフラーを変えれば見た目が変わります。大きな出口のマフラーが良いのか、一本出しなのか二本出しなのかによっても、車の見た目は大きく変わります。それだけではなく、最近は素材がチタンのものも出てきました。
チタンマフラーは温度により焦げていくのですが、チタンが焦げると青色のグラデーションがかかってとても目立ちます。また、最近ではカーボンも販売されています。出口部分の素材選びに関しても自分の好みに合わせることが重要になってきます。
音質
性能や見た目も大切ですが、マフラー選びは音質が最も重要ではないでしょうか?車が見えなくても音は聞こえることが多いので、音質にこだわることは満足にも繋がります。同じマフラーでもエンジンによって大きく音質は異なります。
気になるマフラーがある際には車種別のミーティングなどで集まった際、好みの音があればどのマフラーなのかオーナーの方に聞いてみたり調べてみると良いでしょう。動画で確認もできる時代ですが、録音した設備などにも左右されてしまうので実際に聞いてみることをお勧めします。
HKSマフラーfor sports
それでは早速、HKSの人気マフラーをいくつかご紹介していきます。はじめにご紹介する「for sports」シリーズは、スポーツマフラーならではの排気効率向上に加え、心地よいエキゾーストサウンドが特徴のスポーツマフラーとなります。
HKSハイパワー スペックL
HKSハイパワー スペックLは、「軽量化」にこだわって開発されたマフラーで、ステンレスマフラーでありながらも、チタンマフラーに匹敵するほどの軽量化を実現しています。
一般的にマフラーは、デザインや消音性能をメインに製作すると、どうしてもマフラー自体の重量が重くなってしまいます。しかしスペックLは、パイプ材やサイレンサー外板など、部材ごとの厚さを細かく調整し、純正と比べて約半分の重さにまで軽量化されています。
また、テールエンドにカーボンを巻くなど、視覚的にも軽さをイメージさせるデザインとなっているので、よりスポーティ感を演出することができます。このHKSハイパワー スペックLは、運動性能と排気効率ともに向上させてくれる、高性能軽量スポーツマフラーです。
HKSスーパーターボマフラー
こちらのHKSスーパーターボマフラーは、低排圧と静粛性を兼ね備えた高性能なターボマフラーで、ノーマルからタービン交換仕様のハイパワー車両(約600PS)にまで、幅広く対応しています。このマフラーの良いところは、アクセルを踏めば踏むほど、搭載されるエンジンの独特なサウンドを奏でてくれるというところです。
また、アクセルを踏み込まない日常での「街乗り」や「アイドリング」時などの低回転域では、しっかりJASMAの基準をクリアするレベルまでの静粛性が保たれています。普段使いの街乗り走行では「静かで快適に」、サーキットなどでの非日常走行では「迫力のあるサウンド」に。HKSスーパーターボマフラーは、まさに「一つで二つを堪能することができる」そんな優れた高次元ターボマフラーです。
HKSスーパーサウンドマスター
このHKSスーパーサウンドマスターは、HKSが「音」に最大限のこだわりをもって開発されたマフラーで、メーカー曰く「音を操るマフラー」として、世に送り出しているマフラーです。マフラーというのは、走行性能を向上させるチューニングパーツでありながらも、マフラーが奏でるサウンドも非常に重要なポイントとなります。
スポーツ走行を楽しみたい時は、迫力のあるサウンドで走行したい。仲間とドライブするときは、会話をしっかり楽しみたい。早朝、深夜など静寂な住宅街を走行するときは、迷惑にならずに静かに走りたい。
このように「走行シーンによってサウンドも変えたい!」というマフラーに対するオーナさんの思いを、HKSが持つ最先端のサウンドコントロール技術を駆使し、見事カタチにしたのが、HKSスーパーサウンドマスターです。「爽快かつ迫力のサウンド」+「静寂で上品なサウンド」を合せた、スペシャルなマフラーをご堪能ください。
HKSマフラーfor stylish & basic
次にご紹介するのは「for STYLISH & BASIC」です。このシリーズは、どちらかというとドレスアップ志向の方に向けたマフラーになります。よりスタイリッシュなリアビューにドレスアップしたい方にはオススメです。
HKSリーガマックスプレミアム
こちらのリーガマックスプレミアムは、とにかく適合車種が豊富にあるというところが、ドレスアッパーには大変喜ばしいところでしょう。また、マフラーのデザインについても、しっかりインパクトを与えつつ、非常にバランスのとれた、最適なテールデザインとなっているので、スタイリッシュで上品なリアビューを演出してくれます。
ちなみに、このリーガマックスプレミアムの素材は、ステンレスのなかでも代表格となっている「SUS304」を使用しているので、見た目の美しさはもちろん、耐久性にも優れているマフラーです。
HKSクールスタイル
センター出しのブルーグラデーションテールが特徴的なHKSクールスタイルは、リアビューからの印象を大きく変える効果があり、ドレスアップ志向の方には最適なマフラーです。ちなみに、ブルーグラデーションのテール部分にはチタン素材が使われているなど、非常にクールでスタイリッシュなマフラーとなっています。
また、このクールスタイルはマフラー音にもこだわっており、社外マフラーにありがちな、不快に感じる車内のこもり音を軽減し、心地よく軽快なスポーツサウンドが楽しめるよう設計されています。
そしてさらに嬉しいのがコスパの良さでしょう。このクールスタイルは、SUH409ステンレスを主要素材としているので、非常にリーズナブルな価格となっており、まさに「スタイリッシュ」&「リーズナブル」なマフラーです。
HKSリーガル
こちらのHKSリーガルは、HKSのマフラーのなかではベーシックモデルに位置づけられているモデルで、今なお絶大な人気を誇るロングセラーマフラーです。このHKSリーガルは、高級感ある上品なデザインに加え、サウンドに関しても「純正+α程度」と、静粛性を追求したマフラーで、非常に品のある大人な雰囲気が漂うマフラーです。
ただし、純正+α程度のサウンドだといってもそこはHKS。しっかり純正と差が出るよう、低音域をしっかり強調した、純正とはひと味違ったスポーツサウンドを奏でてくれます。落ち着いた大人なデザインに加え、上品なサウンドを兼ね備え、トータルバランスに優れたマフラーなので、控えめかつお洒落なドレスアップを目指す方には最適です。
CARTUNEユーザーのHKSマフラーカスタム
さて、ここまでオススメのHKSマフラーをご紹介してきましたが、実際にHKSのマフラーを装着すると、どのようになるのでしょうか?続いて、HKSマフラーを装着しているCARTUNEユーザーさんを、いくつかご紹介していきたいと思います。
S.KobayashiさんのHKSハイパワースペックL
トヨタ 86に「HKSハイパワー スペックL」を装着している、CARTUNEユーザーの「S.Kobayashi」さん。こちらのハイパワー スペックLでは、前述のとおり「軽量」をコンセプトに開発されたマフラーで、テールにはカーボンが巻かれた非常にスポーティなマフラーです。また、マフラーのデザインも砲弾タイプとなっているので、迫力のあるリアビューで、とてもカッコ良くキマっています。
FUKUYA(Fromテツ)さんのHKSスーパーターボマフラー
三菱 ランサーエボリューションに「HKSスーパーターボマフラー」を導入しているCARTUNEユーザーの「FUKUYA(Fromテツ)」さん。実際に装着しているのを見ると、改めてHKSスーパーターボマフラーの迫力さがわかりますね。リアビューが凄く引き締まって、とてもカッコ良いです。また、このスーパーターボマフラーは、アクセルを踏み込めば踏み込むほど独特なサウンドを奏でてくれるマフラーなので、スポーティ志向の方には最適なマフラーです。
カリブの侍さんのHKSリーガマックスプレミアム
ホンダ シビック FK7に「HKSリーガマックスプレミアム」を装着しているCARTUNEユーザーの「カリブの侍」さん。こちらのマフラーは、ドレスアップ志向の方には特に人気となっているモデルで、存在感のある迫力のリアビューを演出してくれます。
特にカリブの侍さんが取り付けられているマフラーは、センター2本出しタイプということで、スポーティかつ上品な雰囲気が感じられ、全体的にバランスの取れた、大変カッコ良い仕上がりになっています。
まとめ
さて、今回はHKSの人気マフラーについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。今回ご紹介してきたHKSというメーカーは、総合チューニングパーツメーカーとして、非常に有名なメーカーで、カーチューニングの初心者から上級者まで幅広く対応した、様々な商品をラインナップしています。
なかでもHKS製のマフラーは、排気効率の向上はもちろんのこと、「音」や「品質」にもしっかりこだわって開発されているので、限りなく理想に近いマフラーに出会えるはずです。今後マフラーを導入しようと検討されている方は、ぜひこの記事を参考にしていただき、マフラー選びにお役立てください。