車の構造・初級編!〜駆動方式、トランスミッション、エンジンについて解説〜 | CARTUNEマガジン
車の構造・初級編!〜駆動方式、トランスミッション、エンジンについて解説〜

2018年11月24日 (更新:2020年06月18日)

車の構造・初級編!〜駆動方式、トランスミッション、エンジンについて解説〜

車の構造を知っておくと、修理やカスタムなども自分で出来る場合があります。お金もかからなくて済むのでオススメです。この記事では初心者にもわかりやすく、駆動方式、トランスミッション、エンジンについて解説していきます。

駆動方式の解説

テングさんさんのスカイラインER34愛車紹介の画像
テングさんさんのスカイラインER34愛車紹介の画像
引用元:テングさんさんの投稿

駆動方式というのは簡単に言うと、エンジンの位置と車のタイヤが動く位置のことを言います。駆動方式には5つの種類があり、FF、FR、MR、RR,4WDが存在します。これらはそれぞれ、エンジンの位置とタイヤの動く位置を表しているのです。どこの部分のタイヤが稼働しているのかによって、パワーも違いますし、車自体の性能も違ってくるのです。では、それぞれの駆動方式を紹介していきます。

FF

鶴プーさんのシビックEK4の画像
鶴プーさんのシビックEK4の画像
引用元:鶴プーさんの投稿

FFはフロントとフロントの頭文字Fを取ってつけられています。エンジンもタイヤの稼働もフロントということです。FFは一般的な駆動方式です。フロントにエンジンも搭載されているため、フロントが重くなっています。なので、車を引っ張るような形になっており、直進する場合の安定性が高くなります。また、室内空間も広くすることができます。

FR

テングさんさんのスカイラインER34愛車紹介の画像
テングさんさんのスカイラインER34愛車紹介の画像
引用元:テングさんさんの投稿

FRはフロントとリアの頭文字FとRを取ってつけられています。エンジンはフロント、タイヤの稼働はリアです。FRは主にスポーツカーやセダンに採用されています。前輪が操縦、後輪が駆動と分けられているため、ドリフト等走行を楽しみたい人にはオススメです。

RR

1048Styleさんの911マフラーの画像
1048Styleさんの911マフラーの画像
引用元:1048Styleさんの投稿

RRはリアとリアの頭文字のRを取ってつけられています。エンジンもリア、タイヤの駆動もリアになっています。RRは1960~1970年代の小型車に利用されており、FFではどうしても前輪で駆動も操縦も行なうため、ハンドル操作が重くなってしまいます。しかし、RRもスピンしやすいというデメリットがありました。そのため、今はRRはほとんど使用されていません。

MR

つっちゃんさんの360モデナの画像
つっちゃんさんの360モデナの画像
引用元:つっちゃんさんの投稿

MRは前輪の車軸の間とリアの頭文字MとRを取ってつけられています。エンジンが位置的にリアにありますが、前輪側に置かれているフロントミッドシップというものです。FRと似ています。FRよりもMRのほうがスポーツカーに採用されることが多くなっています。前輪と後輪と力の配当が半分半分なため、運動性能に優れているのでスポーツカーに採用されているのです。

4WD

たくのり@GDBさんのインプレッサ WRX STIGDBの画像
たくのり@GDBさんのインプレッサ WRX STIGDBの画像
引用元:たくのり@GDBさんの投稿

エンジンが前にありますが、タイヤは全ての車輪が駆動しています。悪路の走行性能の高く、高出力エンジンで4輪すべてにパワーを分配できるという2つのメリットがあります。そのため、雪国などで多く乗られています。

駆動方式によって、車のタイプも違ってきます。地域性や走行面を考えて駆動方式を選ぶといいでしょう。

トランスミッションの解説

HISASHIさんのシルビアS15の画像
HISASHIさんのシルビアS15の画像
引用元:HISASHIさんの投稿

トランスミッションは歯車や軸から形成されています。動力自体をトルクや回転数、回転方向を変えながら活軸へ伝達してくれるというものです。トランスミッションは日本では、変速機と呼ばれています。トランスミッションにはATとMTの2つのパターンがあります。では、ATとMTについて紹介していきます。

AT

クラッチ操作と変速の操作を自動で行なってくれます。ATは今進化し続けており、通常であれば、ギヤの操作は自動なのですが、ギヤの選択を運転者が任意で選択することもできるスイッチというのもあります。これをマニュマチックといいます。ATでありながら、走りを楽しみたい!という人にオススメです。

MT

今はMT車が少なくなってきています。免許を取得する際もMT車を取らない人が多いです。クラッチ操作や変速の操作を運転する人がすべて行ないます。しかし、運転を楽しみたいという人にはオススメです。

CVT

ATの進化系とも言えます。CVTは無段階変速というものです。無段階で変速してくれるのでストレスなく走行でき、燃費も向上します。

エンジンの解説

つばささんのインテグラDA6の画像
つばささんのインテグラDA6の画像
引用元:つばささんの投稿

エンジンにがなくては車は動きません。エンジンの種類によって、燃費やパワーが変わるのです。では、エンジンの種類についてそれぞれ紹介していきます。

ガソリンエンジン

ほとんどの車がガソリンエンジンではないでしょうか?ガソリンエンジンはガソリンを燃料に稼働するエンジンのことを言います。

ディーゼルエンジン

ディーゼルエンジンは燃料にディーゼルを使用するエンジンのことです。ディーゼルは価格も安くお得なのですが、燃費があまりよくありません。なので、燃費のことも考えると、ディーゼルよりもガソリンでもいいかな?と思ってしまう場合もあります。

HYBRID

HYBRIDは今話題のエンジンです。エンジンとモーターの2つを使用し、車を動かしています。状況によって使い分けすることで、燃費を向上させてくれます。

ロータリーエンジン

ガソリンを爆発させ、ローターが回転し、歯車を通してエキセントリックシャフトと呼ばれるシャフトを回転して稼働するエンジンです。ローターの回転運動によって稼働するエンジンと言えます。ロータリーエンジンとディーゼルエンジンとの組み合わせはほとんど存在しません。

ロータリーエンジンは軽量コンパクト、低振動・低騒音、高出力、独特の走りの気持ちよさというメリットがあります。しかし、燃費が悪く、低速トルクは不足ぎみというデメリットがあります。

このようにエンジンの種類によって、燃料が違ったり、動き方が違います。メリットやデメリットも違うのでそれぞれ比較してみるといいでしょう。

まとめ

ひらいさんのスカイラインER34エンジンの画像
ひらいさんのスカイラインER34エンジンの画像
引用元:ひらいさんの投稿

車の仕組みがわからないという人は、必要最低限の事項として、駆動方式やトランスミッション、エンジンの種類を覚えておくといいでしょう。さらにそれぞれのメリットやデメリットを覚えておくと、車を購入する際に便利です。また、車を修理、カスタムも自分で出来てしまいます。ぜひ参考にしてみてください

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