2018年11月10日 (更新:2024年08月14日)
H8 / H9 / H11 / H16のバルブの形状に違いはある?取付時の注意点や違いを解説!
バルブの形状には様々なタイプが有り、H8とH11はよく使用されるもの。この記事ではその2種類の類似性や違いについて検証していきます。
H8 / H9 / H11 / H16は同じ?
H8 / H9 / H11 / H16のカプラーは同じ
H8 / H9 / H11 / H16の4種類のバルブに基本的な互換性は無いと言われていますが、実際にカプラーの形状を見てみると同じように見えます。カプラーの形状が同じ為どのバルブでも使用出来るように思いますが、LEDとハロゲンでは考え方が異なるため注意が必要です。
ハロゲンやHIDの場合
ハロゲンやHIDはご存じの方も多いと思いますが、ハロゲンでも一定の発熱がありHIDではファンが搭載されるなどして明るくするためにさらに発熱が多くなっています。このハロゲンやHIDの場合消費電力が上がれば上がる程発熱量も比例して上がるため、バルブは純正と同じバルブ型式の使用が基本です。
もし、H8のバルブをH11に変更するなどした場合はバルブ廻りのパーツの破損やヘッドライトの樹脂が溶ける可能性があるため交換はおすすめ出来ません。
LEDの場合
最近ではLEDバルブが交換部品としてだけでなく、純正部品としても採用され始めています。その最も大きな特徴の一つが低発熱、省電力になります。HIDの場合上記のような発熱問題があったため形状が同じでも他の型式のバルブを使用すると破損のリスクがありましたが、LEDでは発熱問題がほぼ無くなったったため、多くのメーカーが互換品としてLEDバルブを販売しています。
また価格的にもHID等と比べると安価で生産出来るLEDが人気となり、現在ではLEDへの交換が主流となって来ています。
バルブの形状による消費電力の違い
バルブのカプラーの形状が同じ事はわかりましたが、実際の消費電力の違いも確認していきましょう!
バルブ型式 | 消費電力 | 主な用途 |
---|---|---|
H8 | 35W | フォグランプ |
H9 | 65W | ヘッドランプ |
H11 | 55W | フォグランプ |
H16 | 25W | フォグランプ |
H8 / H9 / H11 / H16の4種類のバルブの商品電力を比べると25W~65Wまで倍以上の開きがあることがわかります。この違いはバルブ開発の歴史にもつながっており、年々高性能化すると共に省電力性が高まることで新しい型式に変更されて来ました。
開発された時期を見ることでその省電力への流れが理解出来ます。各型式のバルブが開発された時期を見て見ましょう!
バルブ型式 | 開発年 |
---|---|
H8 | 1997年 |
H9 | 1998年 |
H11 | 1998年 |
H16 | 2011年 |
LEDフォグバルブに交換してみよう!
上記の動画に合わせて解説していきますが、バルブの交換は簡単で4ステップで30分程度あれば交換出来ます。しかし、車種によってはフロントバンパーを外さないと交換出来ない場合などもあり、フォグランプにどの程度簡単にアクセス出来るかどうかで交換の難易度が変わってきますので、事前の確認をしっかり行ってから交換作業に入りましょう!
- カプラーを外す
- バルブを外す
- 新しいバルブを取り付ける
- カプラーを戻す
フォグランプにおすすめのバルブ
fcl.H8 H11 H16 LEDフォグランプ ホワイト 白 【6500K】【16W】【2400lm】
ホワイトで高輝度のタイプをお探しならこのフォグランプがおすすめ!6500Kの純白カラーで車検対応のため車検に通る範囲でできるだけ明るいバルブをお探しの方におすすめのバルブになります。
スフィアライト H8/H9/H11/H16 LEDフォグライト RIZINGα 【6000K】【12W】【3600lm】
消費電力が12Wながら3600lmを確保し、長寿命2万時間に2年保証もついたバランスの良いバルブで人気となっています。
PIAA H8/9/11/16 LEDフォグライト 〈コントローラーレスタイプ〉【6600K】【18W】【4000lm】
18Wの省電力で純白6600K。3年保証も付帯されているので点灯しなくなるなどのトラブル時にも安心です。もちろん車検対応品のため、車検時に交換が必要になることもなく装着出来ます。
fcl. H8 H9 H11 H16 LED フォグランプ バルブ ホワイト 白 【6500K】【45W】【8400lm】
上記の16Wタイプと比較すると消費電力、明るさを表すルーメンがおよそ3倍のバルブになります。8400lmはヘッドライトの明るさと同等になりますので電灯の無い道でも遠くまで明るく照らすことが出来ます。
![](http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/abarter/cabinet/10153276/162576_0.jpg?_ex=300x300)
交換するならLEDフォグライト一択!
H8/H9/H11/H16と4種類のバルブに関して解説して来ました。LEDバルブも発売から時間が経ち様々なメーカーから発売されたことで製品も出揃い、特別な事情のない限りバルブが切れた際に交換するならLEDバルブになるでしょう。
LEDバルブは長寿命・省電力で人気となり、現在では価格面でもハロゲンと大きな差はなくなって来ました。夜間走行する際に見えづらいと思ったらフォグランプの交換を検討してみて下さい。視認性が高まると共に、安全性も高めてくれます。