自動車に貼り付けたステッカーをキレイに剥がしたい!ステッカー剥がしのコツとは? | CARTUNEマガジン
自動車に貼り付けたステッカーをキレイに剥がしたい!ステッカー剥がしのコツとは?

2018年10月29日 (更新:2020年06月18日)

自動車に貼り付けたステッカーをキレイに剥がしたい!ステッカー剥がしのコツとは?

F1レーサーやラリーカーなどレースに参戦する車に貼ってあるステッカー!どれもカッコいいですよね。手軽にできるドレスアップとしては良いアイテムです。でもいざ剥すとなるとこれが中々剥がれないものなんです。特に時間が経って劣化したステッカーなどは最悪です。無理やり剥すとキズが付くし、溶剤を使えば塗装に悪いし、しょうがないからその上にまたステッカー貼っちゃえ!なんてこと経験ありませんか?今回は剥がれにくいステッカーやシールを効率よく剥す方法をご紹介します。ステッカーを貼りたいと考えている方必見ですよ!

インプレッサの画像
ボディに貼ったステッカー
引用元:ざわっちさんのインプレッサGVBの画像

時間が経つとキレイに剥がれてくれないステッカー

ステッカーの素材

ステッカーは簡単には剥せません。だからステッカーを剥すときはとても大変なのです。とはいえ逆にステッカーが簡単に剥せるというのも困りものですよね。

走っているうちに風でステッカーが剥がれて飛んで行った!なんて笑い話にしかなりません。

車用のステッカーは雨や日光など風化されやすいところに貼るので、耐候性に優れた材質でできています。

ステッカーの素材は、塩化ビニール(PVC)やポリエステル(PET)が多いです。

真夏の焼けたボディや真冬の氷点下にも耐えるような材質で作られています。

理想のステッカーは耐久性があり、普段は剥がれにいが、いざ剥すときは簡単に剥せる、そして剥した跡が残らない、これらの条件を満たすステッカーですが、これらの条件を満たしていても古くなり劣化すると剥せなくなるのが現実です。

そのためステッカー製作会社は接着面に苦労しているようですが、経年変化に対応できる接着剤の開発は相当難しいのでしょう。

劣化したステッカーが剥がれない原因

劣化したステッカーがうまく剥がれない原因は、時間が経ち過ぎたことで接着面が硬化し過ぎたのではないかと考えられます。

古いステッカーを無理やり剥した跡には、硬い接着剤の残りカスがこびりついていることがあります。

この残りカスは指で触ってもカチンカチンの感触です

ですから硬化した接着面を柔らかくすることができれば、劣化したステッカーもうまく剥せることができるかもしれません。

ステッカーはがしのポイント

ステッカーやシールはあまり時間が経ってなければ、それほど剥しにくいことはありません。

しかし、古いセロハンテープのように時間が経つと本当に剥しにくくなります。

劣化した剥しにくいステッカーをきれいに剥すポイントを紹介します。

その1 ステッカーをあたためる

ステッカーが経年変化で劣化してしまって剥せにくくなったら、前項でも述べましたが、接着面が硬化している可能性が高いのでまず温めてみましょう。

一般的に接着剤は温めると柔らかくなり、冷たくなると硬くなる性質があります。

まずはドライヤーでステッカーを温めてみましょう。

実はドライヤーよりも熱量が多いヒートガンの方がより効果的なので、もしあればヒートガンをお勧めします。

ドライヤーでステッカーを温めると接着面が柔らかくなって剥しやすくなります。

冷めるとまた接着力が戻るかもしれませんので熱いうちに剥すようにしてください。

ステッカーは暑くなっているので素手で作業するとやけどをするかもしれませんから、軍手をするなどして火傷に注意してください。

ステッカーが剥がれた跡にべたべたする接着カスが残るかもしれませんが、温かいうちに消しゴムでこするときれいに落ちます。

その2 スクレーパーを使う

ゆいさんのミラジーノL700Sの画像
ゆいさんのミラジーノL700Sの画像
引用元:ゆいさんの投稿

温めてもステッカーがうまく落ちないときは台所用洗剤を付けてしばらく置いておくとか、ハンドクリームを塗り込むとうまく剥せることがあります。

また、市販のシール剥しを使ってもきれいに剥せますが、ボディの塗装に影響があるかもしれませんので、ボディの目立たないところでパッチテストしてから使って下さい。

ステッカーを剥す時には「スクレーパー(へら)」を使えば楽に、きれいに剥せます。

スクレーパーには金属製と樹脂性がありますが、金属製はガラス面に、樹脂製は塗装面に使います。

ガラスは硬いので金属製スクレーパーを使ってもキズは付きませんが、塗装面に金属製を使えばキズだらけになってしまいます。

塗装面は柔らかい樹脂性スクレーパーを使ってステッカーを剥すようにしてください。

スクレーパーを使うときもドライヤーで温めてから使えば効率的に作業ができます。

接着面が硬い状態でスクレーパーを使えばボディにキズが付く恐れがありますから注意をして下さい。

スクレーパーでステッカーを削ぐ時は力を入れ過ぎるとボディにキズを付けてしまいますから慎重にしてください。

さいごに

いかがでしたか?劣化したステッカーやシールでも無理さえしなければきれいに剥すことができます。

また剥す方法もいろいろありますが、効果的なのはステッカーをドライヤーで温めてスクレーパーを使って剥すという方法です。

あせらず慎重に作業すれば、跡も残らずきれいにステッカーを剥すことができるので頑張って下さい。

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