2019年01月25日
PCDって何!?ホイール選びでPCDが分からない人必見!徹底解説!
ホイール選びで「PCD」という単語が出てきたんだけど解らない…。 そんな方必読!! 分かりやすく、徹底的に「PCD」を解説していきます!
この記事の目次
PCDって何!?
P.C.D.(Pitch Circle Diameter)は、ホイールに空いているナットホールが、ホイール中心からどれくらい離れているかを表したものです。
中心までが50mmならPCDは100です。
ホイールの中心をナットとナットの中心からの対角線で測り、5穴ならナットのセンターからハブのセンターまで×2とをした数値がPCDです。
車のホイールを交換するとき、交換するホイールのPCDと車のPCDが一致していないと装着できません。ホイール選びの際はPCDをよく確認してから購入しましょう。
PCDの種類
国産車であれば、5穴114.3、4穴100、5穴100が主流です。
その中でも少数なのが5穴100で、使用しているのはスバルのインプレッサやトヨタの86、プリウスなどがあります。
しかし、そんな少数である5穴100のPCDを使用する車種の中にも、年式やグレードによっては114.3の設定のものもありますので、よく確認してからホイールを購入しましょう。
一方、輸入車にも様々なサイズが存在します。
フェラーリは5穴114、ポルシェは5穴130、メルセデスやAudi、BMW等は5穴112、プジョーやシトロエンは5穴108や4穴108、フィアット、アルファロメオは5穴110など、国産車と比べるとさらに多いですね。
PCDを変更する方法
PCDはサイズを変更することができます。
- PCD変換スペーサーを使う
- ハブを交換する
この2つが主に行われているPCDを変更する方法です。
PCD変換スペーサーを使う
変換スペーサーを使用することで、本来とは違うPCDに変換することができます。家電でいう変換コードのようなものです。スペーサーを付けることによりPCDが変わるため、別のPCDのホイールが装着できるようになります。
さらに、スペーサーの厚み分タイヤが外側にずれることでトレッド(横幅)が広がり、安定感が増します。
しかしこの方法ですが、あまりおすすめの方法ではありません。
この変換スペーサーですが、本来の取り付け方で装着しないため精度が出にくく、足回りに大きな負担がかかります。取り付け方を間違えたり、締め付け力が適切でなかったりするとホイールの脱落につながりますので、気をつけましょう。
ハブを交換する
この方法は、PCDの異なる車に、別の車のハブという部品を移植することです。この方法がもっとも確実な方法でしょう。
ハブ移植は専用の工具が必要になってくるので、チューニングショップ等にお願いしましょう。
まとめ
今回はPCDについて説明してみました。
ホイールを購入するするときは必ずPCDを確認しましょう!
もし欲しいホイールの対応PCDがラインナップの中になければ、メーカーに特注でホイールを作ってもらうことも一つの選択肢かもしれません。