2018年10月15日 (更新:2020年06月26日)
スチールホイール(鉄チン)を塗装しよう!ラバースプレーで簡単DIY!
コンパクトカーや商用車に採用されることの多いスチールホイール。本記事では、そんなスチールホイールを黒く塗装することで、素材を活かしながらカッコよくドレスアップすることに成功した事例も紹介します。
スチールホイールも塗装すればおしゃれに仕上がる!
鉄チンホイールを黒く塗装し、車に装着することには、様々なメリットがあります。
サビ防止
鉄チンホイールは、文字通り鉄でできているため、傷がつくとサビつきが進んでしまいます。
ホイールキャップの装着は、その保護の役割を担う一面もあるのですが、塗装することで表面の傷つきを防ぐことができ、サビを防げます。
足元の引き締め効果
人間のファッションでもよく言われることですが、黒色には「引き締め効果」があり、ホイールが黒くなることで、車の”足元”をシャープな印象にすることができます。
どのボディーカラーにも合う
黒いホイールはボディの色を選びません。車によってはスポーティーになります。車高を下げたり、グリルやスポイラーなどに黒いパーツを使うと、よりいかつい雰囲気になるでしょう。
個性を演出できる
普通はカスタムに使用しない鉄チンホイールをあえて装着することで、他の車にはない個性を出すことができます。また、鉄チンホイールはそのシンプルな造形ゆえ、塗装だけでなく、ホイール自体に様々なカスタマイズが可能になっています。
文章だけで長々と説明しても仕方がありません。
実際に黒い鉄チンホイールを装着したCARTUNEユーザーさん達の車を見てみましょう!
鉄チンホイールを使用したカスタム5選
M.takutoさんのトヨタアクア鉄チンスタイル。
アンダースポイラー等のエアロ、ローダウンによって、黒い鉄チンホイールが様になっています!シンプルで、きれいにまとめられたカスタムですね。
アクアは純正で鉄チンホイールを装備していますが、純正に見えなくなっているのが不思議です。
チャンプさんのホンダバモスホビオ。
こちらのカスタムは、タイヤのホワイトレターがポイント。
フェンダーとタイヤの隙間が狭く、鉄チンに肉厚なタイヤを装着したことによって、NASCARチックな雰囲気が出ていてカッコいいです!
クレパンさんのスズキアルトラパン。
こちらはボディーがマットグレーに塗装されています。どことなくアメリカンな雰囲気が漂い、黒い鉄チンで渋くまとめられています!
ブラックのバグガードもアクセントになっていますね。
また、ホワイトレターもさりげなく入っており、オシャレです。
tsusshhyyyyさんの日産ジューク。
こちらの鉄チンカスタムは、赤いリムガードとホイールナットがポイント!
リムガードは、傷に弱い鉄チンホイールを保護しつつ、アクセントを加えられるため、まさに一石二鳥。鉄チンホイールと非常に相性がいいです。
また、色付きのナットを装着することで、鉄チンホイールが一気にスタイリッシュになりますね。
コックピットからさりげなく覗く赤いステアリングもホイールと統一感が出ていてカッコいい。
xxxさんのトヨタハイラックスサーフ。
鉄チンの無骨なデザインが大柄なハイラックスに見事にマッチ!黒いサイドステップ、台形のフェンダーや腰高なフォルムと自然に馴染んでいます。
こういったオフロードが似合う車には黒い鉄チンホイールが似合いそうですね。
さて、ここまで鉄チンホイールを黒く塗装し、ドレスアップした車の例を紹介してきましたが、この記事を読んでいる皆さんも、ホイール塗装に興味が出てきたのではありませんか?
塗装というと、「高く付きそう」「自分でやったら取り返しのつかないことになりそう」「やってみたいけどやり方が分からない」
など色々な理由で躊躇される方が多いと思います。そんなあなたにおすすめしたいのが、「ラバースプレー」!
筆者はラバースプレーで塗装する動画を見て、「こんなのがあるんだ」とびっくりして、自分でも使ってみたいな、なんて思っています。その動画も、後ほど紹介しますね。
ラバースプレーとは?
百聞は一見にしかずということで、まずはこちらの動画をご覧ください。
こんなにきれいに剥がせるんですね!
ラバースプレーとは、液体のゴムを噴射することで、塗装面にゴムの被膜を形成するスプレーです。
乾燥すると、塗装したゴムを剥がすことができるので、失敗してもやり直しがききますし、飽きたらイメチェンすることも簡単です。
ラバースプレーは、カラーバリエーションも豊富。
SDESIGN
TSMが販売するSDESIGNブランドのラバースプレーは、全12色展開。マットカラーを始め、マット蛍光色などもラインナップされています。塗装面がゴムになるので、基本的には艶消しカラーとなります。
ホイールだけでなく、ボディや、インテリア、スマホケースなどの小物まで、あらゆるものに塗装できるスグレモノです。
気になる耐久性は、メーカー公表値で180日程度。ゴムはどんどん劣化していくので、早いうちに剥がす作業に取り掛かれるほど、剥がしやすいでしょう。
TSMでは、ラバースプレーだけでなく、艶があり、剥がせる液体フィルムスプレーなども販売しています。
LYZER
LYZERのラバースプレーは、なんと全29色展開。マットカラーを始め、ミリタリーカラー、艶有りのシャイニーカラー、角度で色が変わるミステリアスカラーなどの豊富なラインナップ。
ZEQUE
Amazonで人気のAZ「ZEQUE」は、全23色展開。マット、蛍光、グロス、メタリック、変幻色と、こちらも豊富なラインナップを楽しむことができます。
ラバースプレーでホイールをマットブラックに!
ここからは、ホイールを塗装する手順をご紹介します。
さきほどの動画で一通り説明がありましたが、塗装の手順はどのメーカーのラバースプレーでもだいたい同じで、
マスキング
新聞紙やマスキングテープで、色がついてほしくない面を隠します。
脱脂
パーツクリーナーなどで油分を落とし、塗料の定着を確実にします。
1度目の塗装
初めに薄く塗っておくことで、仕上がりに差が出ます。
乾燥
塗料が乾ききるまで乾燥させてください。
重ね塗り
一度に厚く塗ると塗料が垂れてしまうので、数回に分けて吹き付けます。
乾燥
という感じになっています。なんとなくイメージできたでしょうか。
LYZERも塗装手順の動画をアップしています。ぜひ参考にしてください。
他にも、スプレーの噴射圧を上げるために湯煎することや、ラバースプレー本体のメンテナンス方法など、さらに上手に仕上げるための情報は各メーカーの公式HPや各施工動画などで確認してください。
こちらは、鉄チンホイールをラバースプレーでマットブラックに塗装するという本記事の主旨にぴったりの動画です。実際の塗装風景、仕上がりなどが確認できます。
最後に
今回は、鉄チンホイールの魅力、ラバースプレーとは何か、ラバースプレーを使った簡単DIY塗装の手順などをご紹介しました。
車のカスタマイズは何かとお金がかかりますが、鉄チンホイール、ラバースプレーはいずれも安価ですし、塗装も自分で行うことができ、なんと言ってもやり直しがきくということで、気軽に踏み出せるものかと思います。
また、リムガードや色付きナットで鉄チンホイールそのものをカスタムしたものも紹介しました。鉄チンホイールカスタムには無限のバリエーションがあると筆者は感じます。
「おしゃれはまず足元から」とよく言われています。車のドレスアップ初心者の方も、まずはホイール周りから始めてみてはいかがでしょうか。
本記事は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。