ステッカーを自作して愛車に貼ろう!作り方や必要なアイテムを徹底解説! | CARTUNEマガジン
ステッカーを自作して愛車に貼ろう!作り方や必要なアイテムを徹底解説!

2018年10月23日 (更新:2022年05月08日)

ステッカーを自作して愛車に貼ろう!作り方や必要なアイテムを徹底解説!

1,000円以下でUVカットのしっかりしたステッカーが自作で簡単に作れるということを知っていましたか。印刷業者に頼むと、費用は安くても3,000円ほどかかってしまうオリジナルステッカー。自作する場合、最小ロットの制約もなく、必要な枚数だけ作ることができるのです。この記事は、自作ステッカー作りに必要なノウハウを細かく解説していきます。

ステッカーの自作は簡単!必要なものは?

いときんパパさんのXVGT7DIYの画像
いときんパパさんのXVGT7DIYの画像
引用元:いときんパパさんの投稿

車のドレスアップで、もうワンポイント手を加えたいときに手軽にできるのがステッカーチューン。雰囲気を変えるほどの大きなステッカーは、専門の印刷業者に依頼せざるをえません。大掛かりになるほど費用も莫大になるのが難点です。

しかし、A4サイズ程度のステッカーなら専門業者にも負けないほどクオリティの高いものを、家庭用プリンターを使って簡単に自分で作ることができます。キレイで実用に耐える自作ステッカーを簡単に作るためのノウハウをお伝えします。

用意するものは、専用のステッカー用紙とパソコン、プリンター。あとはハサミやカッターがあれば十分。用途に応じて紫外線での退色を防ぐ透明のカッティングシートがあれば立派なステッカーが作れます。まずは用意するものを細かく解説していきます。

パソコン

オリジナルのステッカーをつくるのならパソコンは必須。文字の書体やカラーを自由に変えられますし、既存のロゴを取り込んで拡大縮小も自由自在です。画像編集ソフトウェアはプリンター用紙専用のものだと発色がより整いますが、最初からパソコンに入っているソフトや、使い慣れたもので十分です。

代表的なソフトウェアにはPaintやPhotShop、Gimpなどがあります。プリンターに接続できればスマートフォンでも作業ができます。

プリンター

用意するプリンターも特別なものである必要はありません。インクジェット方式でもレーザー方式でも、お使いのプリンター方式に適したプリント用紙を用意することで、どのようなプリンタでも柔軟に対応することができます。

また、頻繁にステッカーを作りたい方などはカッティングシートとカッティングマシンを使用した方法もあります。カッティングマシンを購入してステッカーを作りたい方は【ステッカーをカッティングマシンで自作しよう】をご覧ください。

ステッカー用紙

ステッカー用紙にはいくつか種類があります。メーカーは、エーワン・エレコム・サンワサプライが有名所で、「ラベル用紙」または「ラベルシール」の名称で販売されています。

プリンターの項でも述べたように、各社からインクジェット方式用やレーザー方式用の用紙が販売されていますのでプリンターに適合した用紙を使いましょう。車のボディに貼る場合には、紫外線への耐性があり延着力の強いA-ONE(エーワン)の「屋外用ラベル」が最適です。

エーワン 屋外でも使えるラベル インクジェット ホワイトフィルム

エーワン 手作りサインラベル(フィルム) 4枚入 31087 (エ-ワン) 4906186310871

カッター&カッターマット

カッターは、ステッカーを切り抜くのに使用します。細かいデザインの場合は繊細な作業が必要になるので、工作用の「デザインナイフ」がおすすめ。デザインナイフは刃先が細く、切れ味に優れるため細かい部分のカットに最適です。

ハサミ

ハサミはプリントしたデザインを大まかに切る際に使います。使い慣れたハサミがよいでしょう。

プラスチック製30cm定規

カッターを使ってまっすぐカットするために使います。また、保護シートの貼りつけや、気泡を抜くためのスキージ代わりにも使えます。金属製ではラベルに傷をつける恐れがあるので、柔らかいプラスチック製を用意しましょう。しっかりしたスキージが用意できれば、そちらの方が望ましいです。

マスキングテープ

粘着力の弱いマスキングテープは、仮固定のために使います。テープ幅の広いものと狭いものの両方を用意したほうが使いやすいでしょう。

あると便利なもの・透明なカッティングシート

車は常に紫外線にさらされ、ボディに貼ったステッカーは見る間に退色してしまいます。紫外線に耐性のある屋外用のラベルシールは、あくまでラベルに紫外線対策をしているのであって、ラベルの上に印刷された塗料は紫外線には弱いままです。

退色させないために、紫外線(UV)カット処理が施された透明のカッティングシートを用意しましょう。UVカットするシートでステッカーを保護することで、より長くステッカーの状態を維持することができます。

エレコム カバーフィルム ラミネートシール 透明 防水・UVカット

エレコム|ELECOM ラミネートシール UVカット 透明 EDT-STUVF3 [A4 /3シート /1面 /フィルム][EDTSTUVF3]【rb_pcp】

A-ONE(エーワン)の「手作りステッカー」製品を使う場合には、あらかじめ付属しているので用意する必要はありません。

エーワン 手作りステッカー 強粘着 29421

エーワン 手作りステッカー(インクジェット) 強粘着タイプ A5 1面ホワイト 29421

ステッカーをインクジェットプリンターで自作しよう

インクジェットプリンターでステッカーを作成する場合の手順は次のとおりです。

  1. デザイン作成
  2. 印刷
  3. 乾かす
  4. 保護シートを貼りつける
  5. カット
  6. 貼りつけ

1. デザイン作成

HISPE PIKAPIKADANIYさんのプリウスPHVの画像
HISPE PIKAPIKADANIYさんのプリウスPHVの画像
引用元:HISPE PIKAPIKADANIYさんの投稿

デザインがすでに決まっていて、パソコン上で描くことができるなら、使いやすい画像編集ソフトで思い通りにステッカーをデザインしましょう。

A-ONEの製品を使う場合は、A-ONEホームページにアクセスすることで「ラベル屋さん」という画像編集ソフトを無料で使うことができます。ソフトはブラウザ版とインストール版があり、機能はどちらも同じもの。使いやすい方が選べます。

画像編集ソフトに付属しているテンプレートや、無料画像サイトからダウンロードしたロゴやマーク、気に入った文字フォントを組み合わせてオリジナルデザインをつくりましょう。また、パーツメーカーのロゴなど既存のロゴマークをスキャナでデータとして取り込んだり、カメラで撮影した写真データを加工してステッカーにすることも可能。

アイデア次第でどのようなステッカーでも作ることができます。外部データは画像編集ソフトにインポートすることで使うことができます。画像フォーマットは、JPEGやPNG型式であれば、ほとんどのソフトで編集可能です。

作ったデザインをインポートできたら、位置や大きさを整えます。大まかな色や印刷位置、大きさを確認するために、ラベルシートに印刷する前に、普通の印刷紙で試し刷りすることをおすすめします。

2. 印刷

デザインが決まったら、いよいよプリンターで印刷です。ステッカーの印刷からカット、貼りつけまでを解説します。

HISPE PIKAPIKADANIYさんのプリウスPHVの画像
HISPE PIKAPIKADANIYさんのプリウスPHVの画像
引用元:HISPE PIKAPIKADANIYさんの投稿

プリンターにラベルシールをセットし、印刷をします。裏表にはくれぐれも注意しましょう。

3. 乾かす

ラベルシールは光沢があり、印刷直後は塗料が馴染んでいません。そのため手で触れるとインクが手に付着するなどしてデザインが崩れる場合があります。 最低でも2〜3時間は乾かしましょう。ホコリと湿気を避けられる場所で乾かすのがベターです。

4. 保護シートを貼りつける

しっかりとインクが乾いたら、ホコリなどが乗っていないのを確認して、紫外線から保護するための透明カッティングシートを貼り付けます。カッティングシートの一部だけを剥がして、ラベルシールに貼り付け、定規などを押し付けながら一気に貼り付けたほうが気泡が入りづらくなります。

5. カット

一枚もののステッカーならば、ハサミを使って輪郭に沿ってカットします。細かいデザインや抜き文字などは、切れ味のよいデザインナイフを使ってカットします。デザインナイフの使い方は、最初は力を入れずに、正確に縁に沿って傷をつけ、それをガイドにしながら徐々に力を入れてカットします。

カットしていく順番は、最初にデザイン中央の細かい部分からカットをはじめ、外側の余白部分を最後にカットすると作業性がよくなります。直線はなるべく定規を使ってまっすぐにカットします。

細かいデザインのステッカーや、文字のように個々に別れるデザインの場合は、表から粘着力の弱いマスキングテープをデザイン一面に貼り付け、デザインがバラバラにならないように固定してしまいましょう。

できればシールだけをカットしして台紙を残すことができればベストです。しかしバラバラになってしまったら、再度正しい位置に並べなおしてマスキングテープで固定します。

6. 貼りつけ

HISPE PIKAPIKADANIYさんのプリウスPHVの画像
HISPE PIKAPIKADANIYさんのプリウスPHVの画像
引用元:HISPE PIKAPIKADANIYさんの投稿

不要な部分とシール台紙を剥がし、車に貼りつけます。一枚ものの大きいステッカーを貼りつける場合は、中性洗剤を少量混ぜた水を吹き付けてからステッカーを貼り付けます。

車とステッカーの間の水と気泡をスキージで追い出し、乾くのを待ちましょう。

小さなステッカーや文字デザインのステッカーの場合はそのまま貼りつけてしまったほうが上手く貼ることができるでしょう。最後にマスキングテープを慎重に剥がして完成です。

ステッカーをカッティングマシンで自作しよう

しょーやんさんの180SXDIYの画像
しょーやんさんの180SXDIYの画像
引用元:しょーやんさんの投稿

デザインナイフやカッター、ハサミを使う方法以外にも、ステッカーを自作する方法はあります。それが、カッティングマシンを使う方法です。

カッティングマシンはパソコンでデザインしたデータを読み込み、カッティングシートを自動で切ってくれます。機械が自動で切ってくれるので、早く綺麗にステッカーを作成できます。

値段は3〜4万円ほどと高価ですが、たくさん作る場合や手切りで失敗して作り直すことを考えると決して高い買い物ではないでしょう。

  1. まずは作りたいステッカーのデザインを画像データとして取り込む。メーカーのロゴならその画像を、オリジナルデザインなら手書きのデザインをスキャンして画像データに起こすなどします。
  2. 画像データをカッティングソフトで取り込む。カッティングマシンには専用のソフトがありますのでそこに画像を取り込みアウトライン(輪郭線)を出します。
  3. アウトラインを修正する大まかなアウトラインは自動で摘出してくれますが、それを修正していく必要があります。ちなみに、この際画像の解像度が高い方が自動摘出の際に、より正確に摘出されるため、ここでの作業が楽になります。
  4. カット。アウトラインを正確に修正したらいよいよカットしていきます。
  5. カス取り。カットが終わったら、カス取りといって、余分な部分を剥がす作業に入ります。この作業は、デザインが複雑であればあるほど大変になります。
  6. リタックシートの貼り付け。カス取りが終わったら、リタックシートという貼り付ける際に転写する為の透明のシートを上から貼り付けます。
  7. 完成。これで完成です!貼り付ける部分はしっかりと汚れを取って慎重に貼り付けましょう!

オススメのカッティングマシンやカッティングシートを紹介!

ブラザ ScanNCut「スキャンカット」CM300

ブラザー brother カッティングマシン ScanNCut「スキャンカット」 CM300

ブラザー工業が製造及び販売を手掛けているカッティングマシン、スキャンカットCM300です。こちらの製品の最大の特徴は、本体上部の液晶部分を操作することで、PCなしでステッカーシートやプリントシートカットできるところ。

もちろん、PCを用いたカットも可能です。PCと接続する場合はUSBケーブルを用いた有線接続になります。本体でスキャンしたデータをPCに表示することもでき、非常に万能なカッティングマシンとして人気を博しているようです。

また、従来のスキャンカットは付属品が多く、価格が高価なことが欠点でした。しかし、スキャンカットCM300は付属品を厳選することで、リーズナブルな価格を実現しています。

カッティング用シート

こちらもカー用品店や文具屋さんなどで様々なものが購入できますが、ネット通販で人気のおすすめのカッティングシートになります。通常の小さめのステッカーを作成する程度であればこの200mm幅の2mサイズのシートで十分でしょう!

カラーやサイズもバリエーションがあり屋外耐候5年で安心して使用できそうです。

カッティング用シート 屋外耐候5年 【マット】 200mm×2m 黒(Mブラック)

ステッカーを自作する際のメリット・デメリット

ステッカーを自作する際のメリット

好きなカラーやサイズで作れる!

市販されているステッカーでは色や大きさが決まっていますよね。しかし自作ステッカーなら貼る場所の相性に合わせて好きな色やサイズで作ることができます。

好きなデザインで作れる!

もちろんのことですがデザインにも縛りはありませんね。自分でデザインしたステッカーも作れます!

コストが安い

カッティングマシンを買ったり、プリンターを買う方は初期コストはかかりますが、ステッカー自体のコストはかなり抑えることができます。

ステッカーを自作する際のデメリット

初期コストがかかる

手切りの方はそこまでかかりませんが、カッティングマシンやプリンターを買ったりパソコンが必要になりますので初期コストはかかるかと思います。

手間や時間がかかる

当然のことですが取り込んだデータを修正したり、いらない部分をはがしたり、透明シートを貼ったりの作業を自分で行うことになりますので時間と手間がかかります。手切りの方はカットも手動でやることになりますので、さらに時間がかかります。このように様々なメリットやデメリットがありますが時間や初期コストを出しても元が取れそうな方は絶対的に自作がおススメと言えます。

ステッカー作成ショップを紹介

自分で作成するのも楽しいのですが、仲間と数枚作成したい場合などはプロショップにお願いするのも検討して見ましょう!画像や、イラストなどのデータを持ち込むことでステッカーを作成してくれます。

ショップで画像データを作成してもらうこともでき、イラストレーターの方に好きなポーズのアニメキャラを書いてもらってショップで背景をつけて1枚の絵に仕上げるといったこともできます。ここではステッカーデカールを作成してくれるショップをいくつかご紹介しましょう。

ステッカー製作専門店 K-DESIGN

小さめのメーカーロゴや社名ロゴステッカーなどを制作しているK-DESIGN。好きなときに貼ってはがせる「マグネットステッカー」を取り扱っているおすすめステッカーショップです。

「痛車やレプリカにしたいけど通勤車でもあるから・・」といまいち踏み切れない方でも、マグネットステッカーならお休みの日やイベントの日だけ貼り付けることができます。データを送って作成してもらうので手軽に依頼できます。

🔗K-DESIGNのページはこちら

のらいも工房

神奈川県川崎市にあるのらいも工房。痛車、痛チャリの制作を得意としています。なんと、SuperGTで活躍する「初音ミク痛車」を制作しているショップです!車を持ち込んで店頭で打ち合わせ・採寸を行うため、愛車にぴったりのイメージ、形状に単色からフルカラーのラッピングまで幅広くこなしてくれるので、自分の目指す仕上がりを実現してくれます!

🔗のらいも工房のページはこちら

Syaraku&GENESIS

Syaraku&GENESISはバイナルの通販ショップ!ショップがデザインした既製品のバイナルを販売しています。キャラクターやロゴなどを貼りたいわけでもなく、自分でデザインするのも難しいというかたにおすすめです。

豊富なデザイングラフィックの中からお好みの商品を購入して自分で貼り付け!単色もフルカラーも展開しているので、個性的なデザインが見つかりますよ。

🔗Syaraku&GENESIS

まとめ

HISPE PIKAPIKADANIYさんのプリウスPHVステッカーの画像
HISPE PIKAPIKADANIYさんのプリウスPHVステッカーの画像
引用元:HISPE PIKAPIKADANIYさんの投稿

主義主張やメッセージ、はたまた傷かくしにも使えるステッカーチューン。紹介した方法なら専門業者に負けないほどクオリティの高いオリジナルステッカーを、簡単に作ることができます。

レーシングカーのスポンサーロゴよろしく、装着パーツのブランドロゴを並べて貼るのもよし。見た人がクスッと笑えるステッカーもよし。アイデア次第で多彩な表現が可能になる自作ステッカーで愛車を飾りましょう。まずは、小さなステッカーを一枚、自らの手で作ってみてはいかかでしょうか。

CARTUNEにはステッカーを自作するユーザーの投稿がたくさんあるので是非参考に見てください!

▶▶CARTUNEで自作ステッカーの投稿を見る!

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