2018年10月19日 (更新:2022年11月14日)
スズキの車はここがスゴイ!人気の理由と全車種紹介!
個性豊かな軽自動車やコンパクトカーとコアなファンを作り続けるバイクを世に送り出しているスズキ。ジムニーやカプチーノなど、車好きの心を刺激する車を作り上げてきました。スズキ車の魅力や歴史、現行車をご紹介します!
スズキってこんな自動車メーカー
- 1909年:静岡県で誕生したスズキ。
- 1952年:2サイクル36ccのバイクモーターを発売し、輸送機器メーカーに参入しました。
- 1955年:125ccの二輪車「コレダ号」、360ccの四輪車「スズライト」を発売。人気車種ジムニーは360ccで1970年に登場、
- 1979年:アルトを発売し大ヒットしました。
- 1980年代:バイクの人気車種である「GSXシリーズ」、「カタナ」が発売されます。
- 1993年:ワゴンRは現在まで続く大ヒット車種となり、国内外を問わず「ワゴンR」「エブリィ」「アルト」などの人気軽自動車を次々と世に送り出していきます。バイクでも、アドレスシリーズやGSRシリーズ、GSX-Rシリーズ、隼などの人気車種が多数存在します。
- 2004年:人気コンパクトカー「スイフト」が登場、記憶に新しい大ヒット車種ハスラーは2014年に誕生しました。
軽自動車・コンパクトカーの人気車種を多く輩出し、評価の高いハイスペックなバイクを世に送り出しているのがスズキなのです。
スズキの車の魅力とは?
スズキ車の魅力は何と言っても、「乗っていて楽しい軽自動車・コンパクトカー」である事と「様々なライフスタイルに合わせられるラインナップ」でしょう。アルトワークス、アルトターボRS、スイフトスポーツなど、スポーティな走りも可能な軽カー・コンパクトカーは若い方から小さいお子様の居るご家庭の車好きパパまで様々な方に運転の楽しさを与えてくれながら維持費を抑える事に貢献してくれています。
また、ワゴンR、スペーシアなどはファミリーカーとしても人気が高く、軽自動車だけど広く感じられる室内空間や高いデザイン性が女性にも支持されています。ジムニーは昔からオフロードをガンガン走っていく「アウトドアガチ勢」の方々に愛され続け、峠道の近くではジムニー軍団を見かける事もしばしば。
ラパンやハスラーは可愛らしいデザインが魅力で、小回りのきくコンパクトなボディと相まって女性からの人気が特に高い車種でもあります。アルトやエブリイは働く人々の強い味方、たくさんの荷物を積み、低燃費で走行できるので社用車・商用車として街中で活躍しています。
このように、スズキの車の魅力は様々な人々に適した車種が必ず見つかるというラインナップの広さと、低燃費で維持費が安く車体価格も高くないお財布への優しさにあると言えるでしょう。
そこで、スズキ車を一挙にご紹介していきましょう。スズキの車種はなんと24車種!軽自動車にばかり目が行きがちなスズキ車ですが、実は普通車のラインナップも増えているんです。
スズキの軽自動車
アルト・アルトターボRS・アルトワークス
「今、マニュアルに乗る」というキャッチフレーズの元登場したアルトワークス。安価で商用車でも人気のアルトとターボを追加したアルトターボRS、そしてマニュアルミッションを搭載したアルトワークスの3車種を展開しています。
足回りのセッティングなどはアルトワークス専用のチューニングが施された軽スポーツカーで、オープンカータイプなどと違い人も乗れるし荷物も載せられるという車としての利便性も損なわない仕様。
スポーツカーに乗りたいけど車体が高い、維持費が高い…と悩む方々に、費用を抑えながらも走る楽しさを教えてくれる車です。
エブリイワゴン
荷物を多く積み込む自営業の方やアウトドアが趣味の方に人気のエブリイワゴン。広い車内は車中泊にも適しており、様々なカスタムパーツも販売されています。他の車種と比較するとやや燃費が落ちますが、軽自動車として十分すぎる積載能力には変えられません。
ジムニー
2018年に約20年振りのフルモデルチェンジを果たしたジムニー。カクカクした無骨な男らしさと丸目ライトの可愛らしさをたずさえた愛されるデザインとなって登場しました。国産SUVの中でも限られた車種にしか採用されていない本格的なラダーフレーム構造のジムニーは、オフロードでの走破性能が非常に高く、アウトドアを趣味とする方々にはなくてはならない存在です。
スペーシア・スペーシアカスタム
ママにも優しいファミリーカー・スペーシア。ハイブリッドシステムを搭載し、軽自動車の中では大きめなボディですが低燃費を実現。広い車内空間とカラフルなカラーバリエーション、そして可愛らしいデザインがママを中心に人気となっています。
かっこいい系のスタイリッシュなデザインと上質感とスポーティさを演出した室内が魅力のスペーシアカスタムは男性にも人気の一台です。
ハスラー
街で見ない日はないというくらい大ヒットしたハスラー。使い勝手のいいサイズ感と、内外装の高いデザイン性が評価され老若男女問わず人気となっている車です。軽自動車乗りの男性と言うと女性受けがあまり良くない傾向にある世の中ですが、ハスラーに乗っていると言われるとむしろオシャレと思われるほどの人気。
可愛さとかっこよさの両面を持ち合わせており、ゆったりとした車内空間はファミリーカーとしてもアウトドア用としても使いやすいので、幅広いユーザーに受け入れられています。
ラパン
かわいい車の代表格ラパン。コンパクトで四角いボディは運転しやすく、初心者女子にも安心感のあるデザインです。インテリアデザインもくつろぎ空間のようなゆったりスペースでドライブを楽しむことができます。
高いデザイン性を誇りながらも価格は107万円〜とアルトの次に安い車でもあるラパンは車に興味がなかった女性にも車好きになってもらうには最適な一台でしょう。また2003年には男性をターゲットとし【SS】を発売。ターボエンジンに5速MTを搭載したスポーツモデルです。今でもファンは多く、カスタムパーツの豊富さと安さから、個性的な車体が多く出回っています。
ワゴンR・ワゴンR スティングレー
往年のスズキの代表車ワゴンR。ダイハツ ムーブをはじめとする各社の軽ワゴンはワゴンRに対抗するために発売されたようなものです。新型ワゴンRはハイブリッドシステムを搭載しさらなる低燃費を実現。大幅なデザイン変更は賛否両論見受けられますが、広瀬すずさんを起用したCMの反響もあり、街にもだいぶ馴染んできたように思います。今後も人気車として売れ続けることでしょう。
カプチーノ
1991年に発売されたカプチーノ。2シーターのオープンカーで小さなボディで軽自動車の自主規制ギリギリの64PSを発生するスポーツKカーのひとつです。また、FR車でもあるので車と一体となった動きを楽しむことができ、チューニングベースとしても人気の一台です。
スズキの普通車
イグニス
スポーティなフロアシフトとパドルシフトを搭載したイグニス。後部座席がゆったりしていて大人4人が乗っても窮屈さを感じません。リヤシートをスライドできることにより荷室の使い方も広がります。140万円〜購入できるハイブリッドコンパクトカーでコストパフォーマンスにも優れています。
SX4 Sクロス
1.6Lのエンジンを搭載したクロスオーバーSUVのSX4。様々な路面状況において安定した走りを実現する「ALLGRIP」を搭載した、走る楽しさを味わえるSUVに仕上がっています。リアシートを倒すことで1470mmの長さまで積載できるラゲッジルームはアウトドアでも大活躍。200万円前後で購入できるという点がスズキのすごいところです。
エスクード
1.4Lターボエンジンを搭載したSUVで、もちろん「ALLGRIP」にも対応しているエスクード。丸みを帯びた重厚感のあるデザインと、スポーティで上質感のあるインテリアは所有欲をそそられます。力強い加速性能を誇るダウンサイジングターボエンジンを搭載し、維持費を抑えながらも高い走行性能を実現。アウトドア好きな方にはかなり魅力的なファミリーカーになりそうです。
クロスビー
大きいハスラーのような印象のクロスビー。1.0L直噴ターボエンジンの搭載により、1.5L自然吸気エンジン並みのパワーを発揮します。車体はコンパクトですが高い積載能力があり、アウトドアやBBQなど大きめの荷物が多いお出かけでも安心です。
ジムニーシエラ
新型ジムニーとともに登場した新型ジムニーシエラ。本格的SUV・クロカン車としてラダーフレーム、FRベースの4WD、状況に応じて2WDと4WDを切り替える機械式副変速機を搭載しています。車内はやや狭いですが、1人旅2人旅なら車中泊も可能。1人でじっくり釣りや車中泊、キャンプなどを楽しみたいという方には最適の車です。
スイフト・スイフトスポーツ
言わずと知れたスズキの代表車の一つスイフト・スイフトスポーツ。200万円以内で購入できるスポーツカーで、お子様のいるお父さんでも奥様の許可を得やすく、若い方でも手が届きやすいことから幅広い年代に人気の一台となっています。
今までは1.6Lの自然吸気エンジンでしたが、新型から1.4L直噴ターボエンジンに変わったことにより、さらにパワフルでスポーティな走りを実現したほか、自動車税もやすくなりました。インテリアデザインも上質感とスポーティさが一層引き立つデザインへと進化し、コンパクトスポーツ界の中でも満足度の高い一台に仕上がっています。
ソリオ・ソリオバンディット
軽自動車のちょっとパワー不足、ちょっと狭い、ちょっと安全性が不安などの「ちょっと」を解決しているソリオ。ハイブリッドエンジンを搭載し、燃費は驚異的な32.0km/Lです。ゆったりとした室内空間は、大人数での乗車はもちろん大きな荷物を積んだり、シートを倒して休んだりと様々な場面で役立ちます。死角の少ない構造とSuzuki Safety Support搭載で安全性も向上しています。
バレーノ
2016年に登場したバレーノ。あまり街中では見かけないレア車の部類に入ります。160万円〜購入できるセダンタイプで、流れるようなフォルムと流線型のインテリアデザインが特徴的です。最小回転半径4.9mで小回りがきくので、セダンに乗りたいけど取り回しできるか不安という方は候補に入れてみてはいかがでしょうか。
ランディ
ランディは日産セレナのOEM車です。フロントカメラによる前方車両や障害物の検知によってブレーキ操作をアシストする安全装備も搭載されています。たくさんの人と荷物を乗せることができるミニバンですが、狭い駐車場ではバックドアが大きく開けられないこともしばしば。
そのような場面で役立つ「デュアルバックドア」を搭載し、バックドアの上半分だけを開閉し荷物の積み下ろしが可能になっています。お子様が大きくなり、スペーシアやソリオでは手狭に感じ始めたファミリーの方々にぜひ知っておいていただきたい一台です。
スズキの商用車
キャリイトラック
1961年に登場したキャリイは、11代目となるロングセラートラック。11代目は、2013年にフルモデルチェンジし、車体のレイアウトが刷新されました。
前側に移動させたフロントウィンドシールド、フロントデッキなしの荷台を採用したことで、ヒップポイント(運転席)が後方に15mm移動。荷台は、フロア長が広めの2,030mm、床面地上高が650mmとなり低床化を実現しました。エンジンにはワゴンRなどで実績があるR06A型を採用しました。
まとめ
スズキの歴史と魅力、そして現行車の簡単なご紹介をしてきました。初めての愛車からファミリーカー、スポーツカーに至るまで様々なユーザーに適した一台を提供してくれるスズキ車。シンプルな構造で整備もしやすく、DIYで整備やカスタムを学んでいきたい方にもおすすめのメーカーです。
車体価格や維持費が抑えられている分、メンテナンス費用やカスタム費用に回せるのも車好きにとっては嬉しいポイントですよね。気になる車種があった方はぜひディーラーで展示車や試乗車で素晴らしさを体感してきてくださいね。