2018年10月22日 (更新:2024年08月09日)
ホイールについてしまった傷をDIY修理しよう!自分でできるガリ傷修理の方法を教えます!
路地を曲がるとき内輪差で縁石にホイールの縁をこすってしまった、なんていうような失敗は誰でも経験ありますよね。ホイールに傷を付けてしまった時のショックは大きいですが、付けてしまった傷はもう直らないとあきらめていませんか? この記事を呼んでいるあなたはラッキーです。なぜなら知らなければホイールの傷をそのままにして乗っていたでしょう。実はホイールについた傷は自分で直すことができるのです。ホイールのガリ傷をDIY修理で安く済ませる方法を解説します。
ホイールのガリ傷を直そう!
そもそも、ホイールに付いた傷なんて直るとは思いませんよね。仮にできたとしても業者に頼むとかなり高くつくと考えてあきらめる人が多いのではないでしょうか。
買ったばかりの新しいホイールにガリ傷を付けた時のショックは想像に難くありません。では、本当に直せるのでしょうか?はい、目立たなくする程度ならDIYで修理できます。
もちろん専門業者がするようなキレイな仕上がりにはなりませんが、よく見なければわからないレベルにはできあがります。
本職にかかる費用を考えれば、コストパフォーマンスの面でも充分いけますよ。それに専門業者に頼むと車を預けなければなりません。
場合によっては数日間かかる可能性もあります。そして、傷の程度によっては思いがけない金額になることもあり得ます。
車好きのあなたなら、ホイールのガリ傷の補修くらい自分で楽しみながらやってみるのもいいですよね。
必要な道具を揃えよう
では、DIYで修理するために必要な道具を揃えましょう。
これらのリストはホームセンター、カーショップ、ネット通販などで簡単に手に入ります。
中には100均でも手に入るものもあります。
別に価格が高いければ品物がいいという訳ではありませんから、そこは自分の判断で安くあがるようにしましょう。
ホイールクリーナー
DIYする前にホールをきれいにします。ホイールを傷つけず鉄粉除去できるものを選んでください。
ホイールスポンジ
ホイールをきれいにするためのスポンジです。ホイール専用のスポンジも売っていますが特別なものはいりません。
脱脂剤
ホイール表面の油脂を取り除く為に使います。油脂分が付いていると塗料やパテの乗り具合を悪くしてしまいます。
耐水ペーパー
耐水ペーパーとは紙ヤスリのことです。ガリ傷の表面をなだらかにならすのに使います。目の粗いものから細かいものまでセットで市販されているものを揃えてください。400番~2000番まであればいいでしょう。
マスキングテープ
塗装やパテで修理個所以外のところに付着するのを防ぐために使います。
アルミパテ
ガリ傷の溝を埋めるのに使います。アルミ専用のパテで、主剤と硬化剤を混ぜて使うタイプがほとんどです。硬化時間は4~5時間というものもあれば短時間で固まるものもあります。
パテヘラ
アルミパテを塗りつけるためのヘラです。
ホイール用塗料
アルミパテで補修したところにペイントします。通常はシルバーですが、ホイールの色に合わせて選んでください。タッチペイントとスプレータイプがあります。範囲が広い時はスプレータイプにした方がきれいに仕上がります。
金属ヤスリ
もし傷が大きく深いものなら耐水ペーパーの前にこれを使うと作業が早く楽になります。ホイールの材質は柔らかいので普通の金属ヤスリよりも目の細かいものを選びます。

結構な点数になりますがすべてそろえても5,000円前後ぐらいです。ネットで購入したほうが探す手間が省けるかもしれません。
ガリ傷修理の方法
ガリ傷修理の方法を図で示しながら順番に解説します。作業を行うときは晴れた日を選んでください。
湿気の多い雨の日は塗装やパテの乾燥に時間がかかり、乗りも悪くなるので避けるようにしてください。また、なるべく風通しのいいところで行いましょう。
1:洗浄
ホイールについたブレーキダストなどの鉄粉をホイールクリーナー&スポンジで除去し表面をきれいにします。
2:ガリ傷をならす
ガリ傷の周りにマスキングテープを貼り、ホイールについたガリ傷を、目の粗い耐水ペーパーで表面を平らにならします。大きな傷がある場合は金属ヤスリで先にならしてから耐水ペーパーを使って下さい。
3:アルミパテを塗り込む
脱脂剤を使って表面の油脂汚れをきれいに除去します。アルミパテは主剤と硬化剤をよく混ぜて、傷の中に埋めるようにパテヘラを使って塗り込みます。アルミパテの硬化時間は季節によって違いますが、気温20℃で4~5時間ほどかかります。
4:磨きあげる
アルミパテが充分に硬化したら再び耐水ペーパーで表面を磨いていきます。耐水ペーパーを水に浸してから、目の粗い400番から細かい2000番へと順番に仕上げていきます。
5:色を合わせる
アルミパテの研磨が終われば、色があっているか見てください。ホイールがシルバーならば、アルミパテはアルミ色なので、見た目同じような見えるならば、これで終了してもいいです。
しかし、ハッキリ色の違いが気になるようならホイール用のペイントを塗ってください。
スプレー塗装に基本は塗り重ねです。薄くスプレーしていき乾いてから二度三度と塗り重ねていきます。
完全にペイントが乾いてからコンパウンドで磨いて光沢を出します。タッチペイントの場合は一度に厚く塗らないように気を付けてください。
最後に
ホイールのガリ傷は自分でもDIY修理ができるということがわかれば、うっかり傷を付けてもそれほど落ち込まなくても済みますよね。
自分で補修すれば安く上がりますし、いろんなスキルも身に付きますからなんでもチャレンジして下さい。