2018年08月23日 (更新:2022年03月25日)
大人気の海外ブランドホイール、OZ!オーゼットの紹介と人気ホイールを徹底解説します
今回は世界中で高く評価されている、イタリアのアルミホイールメーカー「OZ」について解説。「OZ」について詳しくない人のために、人気のアルミホイールとOZホイールのカスタム事例もセットで紹介したいと思います。
イタリアを代表するアルミホイールブランド、OZ(オーゼット)
「OZ(オーゼット)」はイタリアに拠点を置く、アルミホイールメーカーです。1971年創業で、元々はミニクーパー用のアルミホイールなどを製造していました。
創業から7年間は小さな会社でしたが、1987年に支援をしたいという人が現れ、これをきっかけに「OZ」の名はイタリア中に広がっていきます。日本では[「OZ RACING(オーゼット レーシング)」として有名ですが、これは「OZ」のレース部門とホイールブランドの名称であり、社名ではありません。
「RAYS」や「BBS(ビービーエス)」と同様、「OZ」もF1やWRC(世界ラリー選手権)に自社製ホイールの供給を行っています。WRCではトヨタに、2輪レースの最高峰Moto GPではホンダにアルミホイールを供給していたこともあり、日本の自動車メーカーとの関わりも深いです。
また、同じくイタリアの自動車部品サプライヤーである「SPARCO(スパルコ)」とコラボしたアルミホイールの製造も行っています。「SPARCO」はレーシングスーツやバケットシートの製造で有名ですね。
「OZ」はレース活動で培った経験やノウハウを生かした、高性能アルミホイールの製造を得意としています。そのため、どのモデルも高価ではありますが、その価格に見合ったパフォーマンスを実現。それが国内外での高い評価に繋がっています。
「OZ」は大きく分けて、5つのホイールブランドを展開しています。日本で知名度の高い「OZ RACING」をはじめ、どれもデザインと性能に妥協のない素晴らしいブランドばかりです。
OZ ATELIER FORGED(オーゼット アトリエフォージド)
「OZ」が展開している、最も高価でパフォーマンスの高いホイールブランドが「OZ ATELIER FORGED(オーゼット アトリエフォージド)」です。「OZ ATELIER FORGED」はラインナップしているホイールのすべてを、鍛造製法を用いて製造しています。
また、「OZ ATELIER FORGED」の特徴として、オーダーメイドによる多彩なバリエーションが挙げられます。ラインナップのすべてではありませんが、一部のホイールはオーダーメイドで製造することができるそうです。
もちろん、その分価格は高いので、アルミホイールに本気でこだわりたい人にだけオススメしたいホイールブランドとなっています。
OZ RACING(オーゼット レーシング)
「OZ RACING」は「OZ」が展開しているホイールブランドの中で、最も知名度の高いブランドです。レース活動で得た技術やノウハウを積極的に投入することで、軽量かつ高剛性なアルミホイールを実現。
また、ラインナップしているアルミホイールのすべてがメイドインイタリアで、高い品質を誇っています。スポーツ性能だけでなく、芸術性に秀でたイタリアらしい独創的なデザインのアルミホイールを多数ラインナップしていることも、「OZ RACING」の魅力のひとつです。
日本で人気の高いOZホイールのほとんどが「OZ RACING」ブランドから誕生しています。
X LINE(エックス ライン)
デザイン性に関して言えば「OZ RACING」にも引けを取らないホイールブランドがあります。「X LINE(エックスライン)」です。「X LINE」がラインナップしているホイールは、すべてが独創的かつ刺激的なデザインを採用しています。
中には国産アルミホイールでは見たことのないようなデザインを採用しているものもあり、見るだけで楽しむことができるアルミホイールばかりです。幅広い車種に対応しているので、「X LINE」はスポーツ系の車以外でも「OZ」の魅力を堪能することができる挑戦的なブランドになっています。
MSW(エムエスダブリュー)
「MSW(エムエスダブリュー)」は、1980代初期に誕生した「OZ」のセカンドブランドです。創業当初のスタイルは「MSW」が継承しており、アクティブさを強く感じるデザイン性の高いアルミホイールを多数ラインナップしています。
「OZ」が展開するホイールブランドの中では安価な価格を実現しており、いわゆるエントリーモデルのようなポジションを担っています。もちろん、「OZ」の名を冠しているので、品質や性能面も妥協は一切ありません。「X LINE」と同様、装着可能な車種の幅広さも魅力のひとつです。
SPARCO WHEELS(スパルコ ホイールズ)
「OZ」と同郷の「SPARCO」がコラボレーションし、新たに誕生したホイールブランドが「SPARCO WHEELS(スパルコ ホイールズ)」です。「OZ」の高い技術力を「SPARCO」のブランド力が後押しすることで、知名度の高いブランドへと成長しました。
「SPARCO」のデザイナーも関わっているのか、ほかのOZブランドでは見られないデザインのホイールがラインナップされています。日本らしさを感じるデザインのホイールもいくつかあり、親しみを感じるブランドです。
OZの人気アルミホイール10選!
OZには多数のアルミホイールがラインナップされていますが、今回はその中でも特に人気の高いアルミホイールを10種類に厳選しました。日本における知名度の高さが関係しているためか、ほとんどが「OZ RACING」ブランドのアルミホイールになってしまいましたが、ご容赦頂ければ幸いです。
それでは、どうぞご覧ください。なお、紹介する順番は人気度を示しているわけではありません。また、記載しているアルミホイールの価格は、限定モデルもしくは専用モデルの有無、販売店によって金額が変動することがありますが、ご了承ください。
Rally Racing(ラリーレーシング)
1990年代、日本でもWRC人気が高まっていたその時期に、大ヒットを記録したアルミホイールが「Rally Racing(ラリーレーシング)」です。この度紹介する「Rally Racing」は大ヒットモデルの復刻版。
15本の短いスポークが中心のディスクを支えています。スポークホイールのようでディッシュホイールのようでもある特徴的なデザインは、跳ね石や土埃からブレーキを守るため。
未舗装路を走行する必要がある、ラリー独自のスタイルを上手に取り入れた傑作アルミホイールです。先進性と力強さを感じますが、どこかレトロな雰囲気も感じさせます。
それこそがかつて大ヒットした復刻ホイールの魅力なのでしょうね。サイズ展開は17~19インチとなっています。トヨタがWRCに参戦している今だからこそ、ぜひともヴィッツに装着したいアルミホイールです。
- 17インチの価格:¥47,000~¥49,000
- 18インチの価格:¥60,000~¥61,000
- 19インチの価格:¥73,000~¥74,000
カラーバリエーション:ダークグラファイト+シルバーレタリング、レースホワイト+レッドレタリング
Rally Racingのカスタム事例
JB9さんのZC33S型スイフトスポーツ。よりスポーティーな外観とパフォーマンスを手に入れた新しいスズキのホットハッチが「Rally Racing」を装着しました。メタリックブルーのボディにホワイトの「Rally Racing」がキマっています。
マットブラックのボンネットに、レーシーなドアミラーがスポーティーさを高めています。リップスポイラーやサイドステップはシンプルな形状ですが、主張が控えめでカッコいいです。やはり「Rally Racing」はWRCに参戦していそうな、コンパクトハッチに似合いますね。
Adrenalina(アドレナリーナ)
「X LINE」を代表する人気アルミホイールが「Adrenalina(アドレナリーナ)」です。20~30代の若年層向けに開発されたアルミホイールで、主にコンパクトカー用に設計されています。
そのため、サイズ展開は15~18インチとなっています。オーソドックスな2×5のクロススポークデザインですが、スポークに角度をつけることで退屈な印象を薄めています。また、スポークとリムの一部がダイヤモンドカットされており、スポークからリムを通ってスポークへ、三角形を構成しています。
2×5のクロススポークのシンプルなデザインを、イタリア風にアレンジした遊び心のあるアルミホイールとなっています。カラーバリエーションは3種類設定されていますが、カラーによって表情を変えるなど、ただのカラーバリエーションで終わらせない工夫を見て感じ取ることができました。
- 15インチの価格:¥25,500~¥28,000
- 16インチの価格:¥31,500
- 17インチの価格:¥38,000
- 18インチの価格:¥49,000
カラーバリエーション:マットブラック/ダイヤモンドカット、ペッパーホワイト/ダイヤモンドカット、マットグラファイト/ダイヤモンドカット
Leggera HLT(レッジェーラ HLT)
2×5のクロススポークデザインを採用した「Leggela HLT(レッジェーラ HLT)」。「HLT
」とは、アルミホイールの軽量性を改善する技術のことです。「HLT」の称号は高性能の証だと考えればいいでしょう。
鋭く尖ったスポークは「Leggela HLT」のアグレッシブなイメージを強調しています。スポーツカーだけでなく、プレミアムセダンにもしっかりとマッチする洗練されたデザイン。シンプルがゆえにカッコいいアルミホイールです。
鋭く尖ったスポークはブレーキの熱を効率良く逃がすため。デザイン性だけでなく機能性を追い求めたがゆえの形です。「Leggela HLT」は「OZ」のエンジニアとF1のホイールを設計したエンジニアが設計・開発しました。そのため、「OZ」がF1にホイールを供給することで得た技術やノウハウが、惜しみなく注ぎ込まれているのです。
- 17インチの価格:¥56,500~¥57,500
- 18インチの価格:¥72,500
- 19インチの価格:¥89,500~¥98,500
- 20インチの価格:¥102,500~¥110,500
カラーバリエーション:グリジオコルサブライト、グロスブラック、レースゴールド
Leggera HLTのカスタム事例
Yoshituneさんのゴルフ7 GTI。大人の色気を感じるダークグレーのボディと「Leggera HLT」を組み合わせています。この「Leggera HLT」は特別仕様の別注品なのだとか。日本を走ってい欧州車の中では見かける機会が多いゴルフ。良くも悪くも日本の街並みに溶け込んでいます。
しかし「Leggera HLT」を装着することで、より強いユーロテイストを演出。ゴルフでは薄れかけている欧州車の特別感をしっかりと感じることができます。アッパーグリルからヘッドライトへ連続するレッドライン、そしてGTIのエンブレムの控えめな主張が、ゴルフ7 GTIのスポーティーさを改めて印象付けてくれますね。
Superturismo WRC(スーパーツーリズモ WRC)
「Superturismo WRC(スーパーツーリズモ WRC)」は日本だけでなく、世界でとても高い人気を誇るアルミホイールです。なぜなら、WRCに参戦している競技車両のほとんどが「Superturismo WRC」を装着しているから。
WRCをテレビやネットでよく観戦する人にとって、これほど心覚えのある製品はないでしょう。街中からオフロードまで、縦横無尽に駆け抜けるWRCマシン。その心が沸き躍るような走りをサポートしているのが「Superturismo WRC」なのです。
16本の細く長いスポークが均等に配置されています。いわゆるフィンタイプのホイールです。デザインはシンプルですが、レースホワイトに映える「O・Z RACING」の文字やカーボンのセンターキャップが、「Superturismo WRC」のブランドとスポーツ性を物語っています。
- 14インチの価格:¥35,000~¥41,000
- 15インチの価格:¥39,000~¥45,000
- 16インチの価格:¥44,000
- 17インチの価格:¥48,000~¥50,000
- 18インチの価格:¥62,000
カラーバリエーション:レースホワイト
Superturismo WRCのカスタム事例
白のGT4さんのST205型セリカ GT-FOUR。ホワイトのボディにホワイトホイールを組み合わせています。残念ながら「Superturismo WRC」を装着しているCARTUNEユーザーを見つけることができなかったので、今回は代わりに「Superturismo LM」を装着したセリカを紹介します。
細長いスポークが元ラリーカーのセリカによく似合っています。ホワイトの「Superturismo LM」の奥に見えるレッドのキャリパーがスポーティーです。スポークが細い「Superturismo」だからこそ、キャリパーがしっかりと映えますね。また、ブラックのエアロもレーシーさの演出に貢献しています。
Ultraleggera(ウルトラレッジェーラ)
「OZ」を象徴する最も有名なアルミホイール「Ultraleggela(ウルトラレッジェーラ)」。「OZ」の技術やF1で得たノウハウがふんだんに注ぎ込まれた結果、高いパフォーマンスと美しさを両立したアルミホイールが誕生しました。
センターから伸びる2×6のクロススポークはリムの端まで届いています。歯車のようなディスクからは、工業製品ならではの機械的な美しさを感じますよね。レーシングホイールのような造形がカッコいいです。
この洗練されたデザインはどんな車にもマッチします。だからこそ、世界的な人気を誇るブランドにまで成長したのでしょう。人気アルミホイールなので、サイズ展開やカラーバリエーションが豊富なことも魅力のひとつです。
特にクリスタルチタニウムは、「Ultraleggera」の美しさを存分に発揮していると感じます。もちろん、それ以外のカラーも美しいものばかりなので、自分の愛車にマッチする「Ultrareggela」がきっと見つかるはずです。
- 15インチの価格:¥48,000
- 16インチの価格:¥46,000
- 17インチの価格:¥50,000~¥52,000
- 18インチの価格:¥64,000~¥74,000
カラーバリエーション:クリスタルチタニウム、マットグラファイトシルバー、マットブラック、レースゴールド
Urtlaleggeraのカスタム事例
男心さんのロードスター RF。国産ライトウェイトスポーツの代表格であるロードスターの、ソフトトップではなくリトラクタブルハードトップ(リトラクタブルファストバック)モデルです。1.5Lエンジンではなく、2.0Lエンジンを搭載しています。
流麗なスタイリングが魅力のロードスター RFですが、ホイールが「Ultrareggera」になったことで、その美しさがさらに磨かれています。男心さんのロードスター RFもまた、レッドにペイントされたキャリパーが見えています。全体的にブラックでまとめているので、ワンポイントのキャリパーが目立ちますね。おしゃれさとスポーティーさを兼ね備えた、上品なカスタムだと思います。
こちらも「Ultraleggera」を装着したGC8型インプレッサ WRX。スバルのマシンにゴールドホイールはもはや鉄板と言えるほどマッチしています。よく見かけるのはゴールドホイールとブルーボディの組み合わせですが、ゴールドホイール+ホワイトボディのインプレッサ WRXもカッコいいですね。
フロントバンパーに設置された大型フォグランプが、WRXがラリーカーであることを改めて感じさせます。ほどよく落ちた車高から走り重視のカスタムであることがわかりますね。
HyperGT HLT(ハイパーGT HLT)
鋳造製法でありながら、圧倒的な軽量性・高剛性を実現したアルミホイールが「Hyper GT HLT(ハイパーGT HLT)」。軽さだけではなく、トータルバランスに優れた逸品です。
「OZ」のこだわりをひしひしと感じる10本スポークホイール。「OZ」がレース活動で得たテクノロジーが随所に反映されています。自信の表れか、「OZ」は「Hyper GT HLT」を世界同時リリースしました。見事に大勢の車好きの心に刺さり、一躍人気ホイールの仲間入りを成し遂げます。
そのため、2017年に登場したばかりの新作アルミホイールですが、今回は数々の名作OZホイールを押しのけてピックアップしました。欧州車を中心に、幅広いジャンルの車に適合しています。カラーバリエーションはスターグラファイトの1色のみですが、サイズ展開は17~20インチと豊富です。
- 17インチの価格:¥56,500~¥62,500
- 18インチの価格:¥70,500~¥72,500
- 19インチの価格:¥88,500~¥91,500
- 20インチの価格:¥103,500~¥110,500
カラーバリエーション:スターグラファイト
HyperGT HLTのカスタム事例
shonixさんのC117型CLA。流れるような美しいルーフを採用したメルセデスベンツの4ドアクーペです。美しくも力強いフロントマスクからは高級ブランドの品格を感じます。ロアグリルの一部にレッドを加えることで、スポーティーさを演出。
また、全体を見るとワンポイントのレッドが良いアクセントになっていることがわかります。上品な風格を漂わせるCLAの足元には「HyperGT HLT」。このアルミホイールを装着することによって、走りをイメージさせるマシンに仕上がりました。上品なCLAにワイルドな印象をプラスしています。
Procorsa(プロコルサ)
「Procorsa(プロコルサ)」は「OZ」と「SPARCO」のコラボにより、誕生したアルミホイールのひとつ。「OZ」はそれらをSPARCOホイールと呼んでいますが、そのSPARCOホイールの中で、最初にメッシュデザインを採用したアルミホイールが「Procorsa」です。
良い意味でOZホイールらしくない、太く武骨なスポークが織り交ざった力強いデザイン。センターキャップには「OZ」ではなく「S」の文字で飾られています。これを見て、OZホイールだと判断できる人は少数ではないでしょうか。
単純なOEMホイールではなく、「OZ」と「SPARCO」の技術者やデザイナーが集まって設計・デザインされたことがしっかりと伝わってきます。ラインナップは多彩ではありませんが、それだけこだわりの強いアルミホイールだということでしょう。
- 17インチの価格:¥36,500
- 18インチの価格:¥47,000
カラーバリエーション:マットダークチタニウム
Italia 150 5H(イタリア 150 5H)
イタリア統一150周年を記念して開発された「Italia 150(イタリア 150)」。「5H」はホール数を指しています。「Italia 150」には「4H」を採用したモデルもラインナップされています。
このアルミホイールの特徴は、間違いなくデザインです。分類上はメッシュホイールとなりますが、「Italia 150」の前例のない美しいデザインは、見る者すべてを虜にします。
2×10のクロススポークからはフィンホイールの上質な雰囲気を感じ取ることができます。スポークの1本1本がアーチを描いていて、花びらのようにも見えますね。スポークのリムにかかっている部分は浮彫にされていて、立体感を感じます。センターキャップの周りを囲んだ装飾も太陽のようですが、これもイタリアの気候をイメージしているのでしょうか。
「Italia 150」は「OZ」がラインナップしているホイールの中では最も異質に近いですが、デザインの可能性を広げる素晴らしいアルミホイールだと思います。サイズ展開は17~19インチとやや大きめ。おしゃれなデザインなので、小径のサイズ展開にも期待したいです。
- 17インチの価格:¥48,000~¥49,000
- 18インチの価格:¥62,000
- 19インチの価格:¥71,000~¥77,000
カラーバリエーション:マットダークグラファイト/ダイヤモンドカット、マットブラック
Torino(トリノ)
「X LINE」にラインナップされている「Torino(トリノ)」。「OZ RACING」にラインナップされているアルミホイールとは異なる切り口で、スポーツホイールの可能性を模索したアルミホイールとなっています。
スポーツカーの足元に軽快なイメージを加える、シンプルすぎる5本スポークホイール。車のカスタムには色んな方向性がありますが、アルミホイールは良くも悪くも、カスタムの方向性を縛りつけてしまいがちです。
「Torino」はいわゆるスポーツ系のアルミホイールですが、その洗練されたスタイリッシュデザインで、車にライトな印象を与えます。「気軽に車のカスタムを楽しみたい」という人にこそ、オススメしたいアルミホイールです。
惜しむらくはサイズが17インチのみとなっていること。コンセプト・デザインともに素晴らしいので、色んな車が「Torino」を楽しめるように、幅広いラインナップを用意してほしいですね。
- 17インチの価格:¥38,000
カラーバリエーション:マットブラック、ハイパーシルバー、ホワイト
Torinoのカスタム事例
ヒデ86さんの86。この86はマイナーチェンジ後のモデルです。昨今のトヨタらしさがある迫力満点のフロントマスクを採用。テールランプの造形も変更されました。また、わずかですがエンジンの最高出力が向上など、スポーツカーとしてのランクがアップしています。
そんなトヨタ86後期の足元を飾っているのが「Torino」です。シンプルな5スポークホイールは、シンプルなスポーツカーである86と非常に相性が良く、車の魅力を引き立てています。
MSW 27(エムエスダブリュー 27)
「OZ」のセカンドブランド「MSW」の中で、日本国内における人気の高いアルミホイールが「MSW 27(エムエスダブリュー 27)」です。採用しているデザインは2×5のクロススポークですが、スポーク形状がU字になっており、非常に独創的な雰囲気を醸し出しています。
ディスク部では細くか弱いスポークですが、リムに向かうにつれて太く力強くなっていくことで感じる広がりや奥行き感。これによって「MSW 27」は、上記で紹介したアルミホイールとは異なるスポーティーさを演出しています。
アクティブなイメージはアスファルトではなく、山や海を連想させますね。遊び心のあるイタリア生まれらしいアルミホイールです。MINIなどのコンパクトなマシンやSUVなどにマッチしそうです。
- 17インチの価格:¥34,000
- 18インチの価格:¥40,500
カラーバリエーション:マットダークチタニウム/フルポリッシュド
まとめ
OZはイタリアを代表する名門アルミホイールメーカーです。国産アルミホイールメーカーがシェアの大半を占めているこの日本市場で、高いブランド力と人気を維持していることが、OZホイールの品質と性能を証明しています。
国産アルミホイールはもちろん魅力ですが、良くも悪くも被りやすいです。人とは違うカスタムを楽しみたいなら、まずは今回紹介したOZホイールの中から、愛車とマッチするものをチョイスしてみてはいかがでしょうか。