クムホタイヤはどこの国のメーカー?実績や評判にはどんなものがある? | CARTUNEマガジン
クムホタイヤはどこの国のメーカー?実績や評判にはどんなものがある?

2018年05月31日 (更新:2020年07月01日)

クムホタイヤはどこの国のメーカー?実績や評判にはどんなものがある?

日本は世界有数のタイヤメーカーが多く、国内で販売されるタイヤのほとんどは国産のメーカーで占められています。しかし近年では、国外でのタイヤメーカーも見かけられるようになりました。

クムホタイヤとは?

クムホタイヤとは?

日本で販売されるタイヤメーカーで、認知度が高いのはやはり国産のタイヤメーカーで、以外にも車のタイヤのシェアは世界一なのです。シェアが高いメーカーの製品は、それだけで安心感を感じさせてくれますが、ビックスリーとよばれたタイヤメーカー3社も、2000年前半まではシェア50%を誇りました。

しかし、近年はほかのメーカーに押されつつあり、アジアンタイヤを始めとするクムホタイヤなど、安価で高品質を誇るタイヤメーカーが勢いを増し、そのシェアも年を経るごとに大きくなってきました。

韓国のタイヤメーカー

クムホタイヤは、1960年に設立された韓国のタイヤメーカーで、錦湖アシアナグループに属する韓国内ではトップシェアを争うほどの企業に成長していました。しかし、錦湖アシアナグループの業績の悪化から、2009年に事業再生法を申請するなど危機に瀕し、経営の立て直しから中国の青島のタイヤメーカーでも知られる青島双星の傘下に入る事になったのです。

近年、クムホタイヤは、日本への進出も著しく、KUMHOブランドのタイヤとして国内のカーショップなどでもよく見かけられるようになってきました。

横浜ゴムと提携している

日本国内でも、有数のタイヤメーカーである横浜ゴムは、世界的に見ても常にベストテンに入るほどのシェアを誇っています。国内シェアをみても、三本の指に入るほどの大手タイヤメーカーで、クムホタイヤは2013年にYOKOHAMAブランドでも知られるこの横浜ゴムと、技術提携を行うこととなりました。

これを機に、日本国内でも大手カーショップで知られるオートバックスなどで、プライベートブランド扱いで販売されるようになると、地方のカーショップなどでもこのクムホタイヤは、KUMHOブランドタイヤとして販売されるようになったのです。

日本工業規格

クムホタイヤは、JISマークの刻印こそありませんが規格自体は取得済みで、国際標準化機構の認定も取得しており、近年ではこのKUMHOブランドタイヤが、純正タイヤとして採用される自動車メーカーも増えて来ました。

また、自動車用品の世界的工業規格でも知られる米国のDOT規格、さらに欧州のe規格をクリアしていることから、その品質は確かなものとして認められていることは間違いのない事実です。2011年には、韓国のタイヤメーカーでは、初となるラベリング制度も取得することになりました。

クムホタイヤの特徴・評判

クムホタイヤの特徴・評判

まだまだ、認知度の高いタイやブランドとは言えませんが、クムホタイヤは日本国内でも次第に、そのシェアを伸ばしつつあります。認知度が低い理由として挙げられるのは、クムホタイヤがアジアンブランドとしていっしょくたにされることが多く、国内のタイヤメーカーが強すぎ、海外タイヤブランドの次点としての位置付けがなされていることにあります。

しかし、クムホタイヤは、様々な安全基準に合格しており、品質も高いことから認知度が広まるにつれ、販売数も伸びていくと考えられています。

取り扱いラインナップが多い

クムホタイヤは、もともとが韓国の老舗のタイヤメーカーということもあり、その実績や評判には定評があります。錦湖アシアナグループの崩壊により、中国のタイヤメーカーである青島双星の傘下となってしまいましたが、その実績やノウハウは確たるものがあり、タイヤブランドとしての取り扱いラインナップが多いというのも大きなメリットと言えるでしょう。

2011年に取得したラベリング制度は、次世代のタイヤであるエコタイヤを生み出し、利用者にもその選択肢が増えたことは喜ばしい限りです。

価格が安い

乗用車を運転する者にとって、消耗品である高品質のタイヤは、これまで高価で簡単に手に出しにくいものでした。しかし、クムホタイヤは、その品質が高いだけではなく、タイヤの価格帯が国内の高級ブランドのタイヤに対し、非常に安価な価格帯で購入出来るという大きなメリットがあります。

購入者にとって、比較的マイナーなクムホブランドタイヤは、決して手に入れやすいタイヤではありませんが、現在はネット社会ということもあり、専門のネットショップでも購入できるようになってきました。

モータースポーツシーンでも使われている

あまり知られてはいませんが、実はクムホタイヤはモータースポーツシーンなどでも、幅広く使われているをご存じでしょうか。クムホタイヤは、グループ企業の経営悪化で、中国のタイヤメーカーの傘下に入ることになりましたが、そこからの巻き返しは見事なものと言えるでしょう。

息を吹き返したクムホタイヤは、以前から熱心に取り組んでいたモータースポーツ分野でも、意欲的にその力を注いでいます。韓国国内で行われてるスーパーレース・チャンピオンシップのタイヤ供給を始め、様々なカテゴリーのレースに力を注ぎ、2006年の鈴鹿SUPERではGT初優勝という快挙を成し遂げました。

クムホタイヤの人気ラインナップ3選

クムホタイヤの人気ラインナップ3選

クムホタイヤの魅力は、高品質なスペックを持ちながら、国内のタイヤメーカーと比較しても、かなり低い価格帯に抑えられていることに大きな魅力があります。しかしながら、クムホタイヤは、どこのカーショップでも販売されているものではなく、一部の限られた店舗でしか目にすることができません。

こうした不満は、消費者である私たちの欲求を高め、その品質の良さからも次第に一般にも知られるようになってきたのです。現在は、ネットショップなどでも購入できるようになり、手軽に手に入れられるようになってきました。

ECSTA HS51 165/40R16 73V

まとめ

韓国で創業したクムホタイヤは、日本国内ではまだまだ認知度は高いとは言えませんが、韓国での老舗のメーカーということもあり、実績や評判は認知度とともに近年高まりつつあります。

新着記事

おすすめ記事