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鉱物油VS合成油!鉱物油ってどういう車に合っているの?

2018年04月09日 (更新:2022年03月16日)

鉱物油VS合成油!鉱物油ってどういう車に合っているの?

鉱物油、合成油ってご存知ですか?日常ではまったく使わない言葉ですよね。今回はそんな鉱物油と合成油についてご説明したいと思います。車には欠かせないエンジンオイルに関わる内容ですので、知っておいて損はありません。是非ご覧になって下さいね。

オイル 鉱物油、合成油の説明
引用元:CARTUNE

鉱物油、合成油ってなに?

鉱物油は聞いたことなくてもエンジンオイルはお聞きになったことがあると思います。エンジンオイルとは、エンジンをスムーズに動かすための潤滑油で、自動車を動かす為には必ず必要な物です。その関係は人間の心臓と血液によく例えられます。

エンジンオイルの主な役割は潤滑・密封・冷却・洗浄分散・防錆の5つで、エンジンオイルがこの役割を果たすからこそ、エンジンが性能を発揮することができます。逆に言うと、エンジンオイルの役割が1つでも欠けるとエンジントラブルが起こります。

そのエンジンオイルはベースオイルと添加剤(摩擦調整剤や清浄分散剤など)で作られています。このベースオイルには「化学構成油」「部分合成油」「鉱物油」の3種類があります。そしてエンジンオイルの性能を左右する一番の要素がこのベースオイルになります。

性能の高い順に化学合成油>部分合成油>鉱物油となっており、エンジンオイルの商品価格もそれに比例します。それぞれのベースオイルの特徴をご紹介します。

化学合成油の説明

まず化学合成油はエンジンオイルのために作られたオイルで高品質高性能です。不要な成分が含まれておらず、あらゆる条件下で安定した性能を発揮するオイルです。作るのが難しいためコストは高めですが、性能が高いベースオイルです。

部分合成油の説明

次に部分合成油ですが、こちらは鉱物油と化学合成油を混合したオイルです。鉱物油の弱点を補うために鉱物油に化学合成油を混ぜています。コストと性能のバランスを考えられて作られたベースオイルです。

鉱物油の説明

最後に鉱物油ですが、鉱物油は原油から不要成分や有害成分を取り除いで精製されたオイルで、最も普及しているベースオイルです。合成油に比べると性能は落ちますが、街走行や高速道路走行には問題なく使うことができます。コストは一番低いオイルになります。

鉱物油VS合成油

では、鉱物油がベースのエンジンオイルと合成油がベースのエンジンオイルは、それぞれどんな車に合っているのでしょうか。まず化学合成油がベースのエンジンオイルは高品質高性能ですのでどんな車でも問題なく使用できます。

ただ、コストが高いので、普段あまり車に乗らない方にはもったいないとも言えるでしょう。スポーツ走行をされる方や冬場に運転する場合は、エンジンへの負担も大きくなりますので、化学合成油ベースのエンジンオイルを使うことをおすすめします。

次に、毎日車を長時間使う場合や、高速道を頻繁に使う方におすすめしたいオイルが部分合成油がベースオイルのエンジンオイルです。コストパフォーマンスが良いオイルですので、エンジン保護の面からも、コストの面からも車が生活に欠かせない方向けのオイルと言えます。

最後に鉱物油ですが、こちらはエンジンを酷使しない乗り方がメインの方向けのオイルと言えます。毎日の運転時間が短い方や、街乗りがメインの方はコストが安い鉱物油をお勧めます。鉱物油でも高速道路は問題なく運転することができます。

編集部おすすめ鉱物油!

それでは編集部おすすめの鉱物油がベースオイルのエンジンオイルをご紹介したいと思います。

Mobil エンジンオイル スーパー 1000 5W-30 SN/GF5

Mobil エンジンオイル スーパー1000 5W-30 SP 4L 117650

Mobil エンジンオイル スーパーは最新の省燃費規格ILSAC GF-5に適合しているので、最新のエンジンの性能を十分に引き出すことができます。エンジン保護性能に優れており、エンジン寿命延長に貢献できるエンジンオイルです。コストパフォーマンンスに満足しているドライバーが多いようです。

CASTROL(カストロール) エンジンオイル GTX

カストロール GTX 5W-30 4L SM 0120065 0120065

カストロールのエンジンオイルGTXは、省燃費タイプのエンジンオイルです。エンジンに悪影響がかかるスラッジの発生を抑制する性能に優れています。価格と質のバランスが取れていると評するドライバーが多いエンジンオイルです。

RAMCO エンジンオイル SL/CF 10W-40

ラムコ ガソリン・ディーゼル兼用鉱物オイル SL/CF 10W-30 20L

RAMCOを製造販売する株式会社櫻製油所は創業80年を超える老舗メーカーで、エンジンオイルのOEM生産も手掛ける会社です。RAMCO SL/CFは高温、高負荷になるエンジンを保護する性能をしっかり持っており、走行距離が多い車や、旧車に乗っているドライバーからの評価が高いエンジンオイルです。

まとめ

エンジンオイルのベースオイルについてご説明してきましたが如何でしたでしょうか。ご自身のカーライフをイメージしてどのベースオイルを利用するか考えるとよいかと思います。迷った時は、販売店のスタッフに相談してみて下さいね!

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