知っておけばドヤ顔で自慢できるカスタムシリーズ〜ピロボール編〜

2017年12月29日 (更新:2018年05月23日)

知っておけばドヤ顔で自慢できるカスタムシリーズ〜ピロボール編〜

labelサスペンション labelサスペンションブッシュ

「ピロ化」するといった言葉を聞いたことはありませんか?「ピロ化」するというのは、車の、主に足回りを中心に、純正ブッシュをピロボール式のブッシュに交換することを指します。ピロボールに交換すると何が良いのでしょう?そもそもピロボールとは何でしょうか?今回はそんなピロボールについて解説していきます!

ピロボールの構造

引用元:チューニングショップ・ボーダーHP『ブッシュ交換について』

純正ゴムブッシュは車のあらゆる箇所に使用されています。ゴムブッシュが使用されているのは、主にサスペンションのストロークに合わせて可動する部分です。ゴムブッシュはゴムのねじれを使用し、サスペンションとアーム類の動きを繋いでいます。上記の画像にあるように、ゴムのねじれを使用して部品同士を繋いでいるため、ゴムブッシュの軸可動部の中心点がズレます。けれどもピロブッシュの場合、ピロボールを中心に軸が動くので、中心点がズレることはありません。

引用元:チューニングショップ・ボーダー『ブッシュ交換について』

また、アームなどに付いている場合で、ブッシュが回転方向にねじれる場合、ブッシュの作用角はゴムのねじれを伴っているため、約30°となっています。これに対し、ピロブッシュは360°制約が無く自由に動きます。

ピロボールのメリット・デメリット

メリット

ゴムブッシュに比べると、制約なく自由に動くため、路面からステアリングへの情報量が増え、ダイレクト感が増します。またステアリングの応答性も、場合によっては高まります。

CUSCOによると、アッパーマウントをピロ化することで、以下の効果が得られます。

  1. ステアリング応答性・操舵力・保舵力の向上
  2. レーンチェンジ、S字での切り返しなど小舵角応答性を確保
  3. コーナリング中の上下動、ロール量を抑えて安定性を向上
  4. 路面へのトレース性が向上し、リニアなハンドリングを実現
  5. ブレーキング、コーナー新入のサスペンションジオメトリー変化を抑え安定性向上

デメリット

どこまでピロ化するかということを決めるのが難しい、ということが挙げられます。例えばフルピロ化したからといって、車の運動性能が向上する訳ではありません。使用用途によって、そしてドライバーの好みによってピロ化する範囲は決まってきます。上記に記述したように、純正ゴムブッシュは可動部の軸の中心点かズレたりします。けれどもそれは必ずしも悪いことではありません。ゴムブッシュのズレによってコーナー中のアライメントは、徐々に変化し、そのことがタイヤのグリップや操作のしやすさに繋がっていることもあります。逆にフルピロ化することにより、ハンドリングがダイレクトになり過ぎて、車が扱いづらくなる場合もあります。ピロ化をする箇所は、使用用途に合わせて、専門ショップ等と相談しながら決めていくことをおすすめします。

またピロボールは消耗品です。ボール部分が摩耗してくると、ピロボールにガタがでてきます。ガタが出ると、足回り全体がガタつくので交換しなければいけません。使用方法にもよりまずが、ハードなスポーツ走行をしている場合、5000kmほどでガタが出てきます。自分の使用用途に合わせ、コストパフォーマンスに合ったブッシュ選択をおすすめします。

使用箇所

サスペンションアッパーマウント部

引用元:CUSCO公式HP『ピロボールアッパーマウント』

車高調サスペンションなどを購入すると一緒についてくることが多いです。特にキャンバー調整機能付き車高調サスペンションに付属していることが多いです。これはキャンバーを変化させたとき、アッパーマウントのゴムがよれてしまうので、ピロ化しているからです。この部分をピロ化するとダンパーがよく動いてくれるようになります。けれども同時に、ゴムマウントで吸収していた縦方向の振動を、車体で受けることになるので、乗り心地は悪くなります。

アーム類

引用元:SPOON公式HP

アーム類には、車によるのですが、たくさんのゴムブッシュが使用されています。どこまでピロ化するかは、上記でも述べた通り、ショップなどに相談して決めていくのがベストです。

ピロボールのメンテナンス方法

ピロボールは基本的にはメンテナンスフリーです。ただガタが出てきて異音が気になる場合、シリコングリース等でグリスアップすると一時的に異音が消えることもあります。その他メンテナンスとしては、ピロボール部のごみを取り除いてあげることです。ピロボールに付着しているごみは錆の原因になる可能性もあるので、取り除いてあげると良いでしょう。

終わりに

ピロボールの構造について理解できたでしょうか。普段の街乗りや、ミニサーキットを走行するなどの使用用途では特に必要のないパーツかもしれません。けれども自分の車の乗り味を変えたいという人には、手軽に車の走行性能が変わるので、おすすめです。

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