純正ボンネットVSカーボンボンネット!ボンネットを変えた実車例も紹介 | CARTUNEマガジン
純正ボンネットVSカーボンボンネット!ボンネットを変えた実車例も紹介

2017年12月06日 (更新:2020年06月08日)

純正ボンネットVSカーボンボンネット!ボンネットを変えた実車例も紹介

カーボンボンネットとは、一般的には純正ボンネットよりも軽量なFRP製のボンネットのことを指します。自分の愛車をカーボンボンネット化したいと考えているCARTUNEユーザーも多いのではないのでしょうか。今回はカーボンボンネットのメリット・デメリットから、車検対応についてまで徹底解説していきます。

猫原さんのシビックタイプRFD2ボディの画像
猫原さんのシビックタイプRFD2ボディの画像

カーボンボンネットのメリット・デメリット

メリット

エンジンルームの温度調整

カーボンボンネットの装着は、エンジン出力のパワーアップに繋がります。カーボンボンネットの中には、ボンネットにダクトがついているものもあります。このダクトは外の風を取り入れることで、エンジンルームの中の空気を冷やす役割があります。

空気は冷たいほど密度が大きくなるというのは、小学校の頃理科の授業で習ったかと思います。自動車エンジンの場合、密度の大きい空気を燃焼室に取り入れたほうが、パワーアップする傾向にあります。特に夏場などは、エンジンルーム内の温度が高くなる傾向があります。そういった際にダクト付きカーボンボンネットは良い役割を果たしてくれるでしょう。

運動性能の向上

カーボンボンネットに変更すると、軽量化できるため慣性モーメントが小さくなり、車の運動性能の向上に繋がります。

例えばインテグラDC5の場合、純正ボンネットの重量は約13㎏です。社外カーボンボンネットの重量は約5~7㎏なので、大幅な軽量化が望めます。

デメリット

ボンネットの破損のリスクが高まる

カーボンボンネットにすると、素材が割れたり、また軽量のためボンネットキャッチに上手くはまらなかったりしてしまうケースがあります。そうなると最悪、走行中にボンネットが開き、フロントガラス等が割れてしまいます。そのため、このような事態に陥らないようにボンネットピンを装着する必要が出てきます。

雨天時や洗車時のエンジンルームへの浸水リスクが高まる

カーボンボンネットにダクトが付いている場合、ダクトの大きさにもよりますが、穴をふさぐ必要があるかもしれません。雨天時や洗車時にエンジンルームに水が入ってしまうと、エキマニが変形したり、エアクリから水を吸ってしまい、最悪エンジン燃焼室内に水が入りエンジンが壊れてしまう可能性があります。

カーボンボンネットを補修してみよう

クリア剥げしてしまうと、あまり良い見た目ではないですね。
引用元:http://www.do-blog.jp/paintman/article/287/

カーボンボンネットは長年使用しているとどうしてもクリア剥げなどが起こってしまいます。そうした時どうすればよいのでしょうか。自分でやるのが苦手だという人は、専門のショップで対応してくれるようです。依頼してみるのも一つの手ではないでしょうか。今回ここでは自分でやる人向けにDIY解説をしていきます。

1.ペーパー掛け

まずはカーボンボンネットにペーパー掛けをし、クリアを剥がすところから始めましょう。耐水ペーパーの番数100からかけ始め、徐々に番数を上げてあげると良いでしょう。最後は1000番台で慣らしをしてあげましょう。

2.脱脂

耐水ペーパーで表面のクリアをすべて剥ぎ終わったら、次はカーボンボンネットの脱脂を行いましょう。パーツクリーナーなどを使用し、表面の汚れをすべて落としてあげましょう。

3.ウレタンクリア塗装

最後にカーボンボンネットにウレタンクリアを重ね塗りして終わりです。ウレタンクリアの塗り方のコツは、薄く重ね塗りすることです。もしも表面にムラが出てしまうようならば、コンパウンドを使用して慣らしてあげましょう。

カーボンシートを貼ってみよう

引用元:https://cartune.me/notes/BW2HH2Gc5F

ボンネットをカーボンボンネットにしたい。けれどもカーボンボンネットは高価でなかなか手が出せないという人も多いのではないでしょうか。そういった人にはカーボンシートがおすすめです。カーボンシートは純正ボンネットの上から張り付けることができるので、ボンネット自体を交換する必要はありません。軽量化はできませんが、ルックスを近づけることができます。

1.材料を購入する

カーボンシートをまず購入しましょう。カーボンシートの値段はピンキリです。安いものだと50cm×75cmのものが1,500円から2,500円から購入することができます。高価なものだと、カーボンシートが張りやすいように伸縮する素材になっていたりします。

2.脱脂

カーボンシートを貼り付ける前によく脱脂しましょう。ゴミがボンネット表面に付着していると、カーボンシートが浮き、見栄えが悪くなります。

3.ドライヤーやヒートガンを駆使して貼り付け

カーボンシートを貼り付ける際には、ドライヤーやヒートガンを使用し、シートを伸ばしながら貼り付けを行ってあげましょう。ボンネットは曲面で作られているので、伸ばしながら貼り付けを行わないと、しわが出来てしまいます。ボンネット表面に水を吹いてあげる(水張り)と、位置が調整できるので失敗する確率を低減することができます。

カーボンボンネットの車検対応

カーボンボンネット自体は車検に適応しています。カーボンボンネットを装着しているから車検不合格ということはありません。けれどもカーボンボンネットに突起物等(ボンネットピン)が装着されていた場合、車検に通らない場合もあります。ボンネットピンを装着する際は、エアロボンネットピンなど、突起物として見なされないものを装着すると良いでしょう。

終わりに

いかがでしたでしょうか。カーボンボンネットについて理解が深まりましたでしょうか。カーボンボンネットは車の性能や見た目を大きく変えるパーツです。自分の愛車に装着する前には、どういう見た目になるか一度想像してから装着することをお勧めします。

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