シルビアをドリフト仕様にするカスタム・チューニング徹底解説! | CARTUNEマガジン
シルビアをドリフト仕様にするカスタム・チューニング徹底解説!

2018年10月11日 (更新:2020年07月16日)

シルビアをドリフト仕様にするカスタム・チューニング徹底解説!

ドリフト仕様の車として大人気の日産シルビア。これからシルビアをがっつりドリ車にしていきたいという読者の方に、カスタム・チューニングのポイントを解説していきます。最も人気な型式であるシルビアのS15をベースに解説していますが、S14、S13でもだいたい同じポイントとなります。

シルビアの足まわり

シルビアをドリフト走行可能にするための第一歩は、なんといってもシルビアの足まわりのカスタム・チューニングからです。足まわりで特に重要なパーツなどを見ていきましょう。

シルビアのLSD

ドリフト走行を可能にするために必須なパーツといっても過言でないのが、このLSD(リミテッドスリップデフ)です。LSDにも種類があるのですが、シルビアS15のようなFR車をドリフト仕様にするには「機械式LSD」というものを選択します。 S15の純正デフはM/Tがヘリカル、A/Tはビスカスと、機械式LSDではないので、まずはここを取り替えていく必要があります。

シティーオート さんのシルビアS15の画像
シティーオート さんのシルビアS15の画像

シルビアの車高調

シルビアのサスペンションキットにも様々な種類がありますが、ドリフトなどの走りに特化することを考慮するとスプリングによる車高調整式(通称:車高調)のものがよいでしょう。車高調によってシルビアの車高を落とし、フロントおよびリアのダンパーの減衰力を調整することで、自分のハンドリングにあったドリフトができるようになります。

まっちんさんのシルビアS14 後期の画像
まっちんさんのシルビアS14 後期の画像

シルビアのブレーキパッド

様々なドリフト走行方法が世の中にはありますが、ブレーキングの反応はドリフトに非常に影響を与えるポイントです。ドリフトに特化した性能のフロント用のブレーキパッドなどがありますので、チェックしておきましょう。

シルビアのリアタイヤのインチダウン

特に初心者の方にオススメなのが、リアタイヤをフロントよりも少し小さくするというものです。ドリフトの仕組み上、前輪後輪の回転差がある方がドリフトをしやすくなりますので、1インチから2インチほど小さいものを別途用意するようにしましょう。

シルビアのエンジンまわり

足まわりをドリフト仕様にしたら、次は動力まわりをチューンアップしていきましょう。シルビアのエンジンといえば、S13のマイナーチェンジから採用されているSRエンジン。エンジンの性能を最大限に引き出すためのポイントを見ていきましょう。

シルビアのターボ強化

シルビアはノンターボのNA(自然吸気エンジン)もありますが、ターボエンジンであればその性能は120%まで引き出すようにブーストアップチューンしていくことがおすすめです。

ブーストアップとは?

エンジンの燃焼に発生する圧力をブーストと呼びますが、ブーストアップとは、エンジンタービンをフルに回転させてエンジンに多くの空気を送ることで、圧力を高める手段を示します。

シルビアのエアクリーナーの交換

エンジンのブーストアップの基本は吸気系の効率化です。純正のエアクリーナーではなく、剥き出しタイプのエアクリーナーに交換するのが一般的になっています。この剥き出しのエアクリは「毒キノコ」などのキーワードで聞いたことのある方も多いかと思います。

ほっきー®️さんのシルビアS15エアクリーナーの画像
ほっきー®️さんのシルビアS15エアクリーナーの画像

シルビアのマフラー

シルビアのエンジンのブーストアップをしていくと、それ相応の排気量に対応したマフラーに交換していく必要があります。また、マフラー自体が比較的重量のあるパーツですので、比較的軽量なマフラーに交換することで、ドリフトのしやすさが変わってきます。

シルビアの補強・剛性アップシルビアの補強・剛性アップ

ボディ剛性の高さがウリであったS15も販売終了から15年以上経過しているということもあり、ボディのコンディションも様々です。シルビアのボディに歪みなどが生じている場合は、どんなにエンジンや足まわりを強化しても、ハンドリングの反応が悪くなってしまいます。

シルビアのタワーバー

ボディを補強するためには、まずエンジンルームへのタワーバー取り付けが定番となります。エンジンルームは車の中で大きな空洞部分なので、激しいコーナリングやブレーキングの多いドリフト走行を繰り返すと、周辺のボディがやれてきて安定性を損なう原因ともなります。エンジンルームを左右にガッツリ固定できるタワーバーで補強しておきましょう。

まるさんのシルビアS15塗装の画像
まるさんのシルビアS15塗装の画像

シルビアのテンションロッド

その次に、テンションロッド。ブレーキ時のフロントサスペンションにかかる圧力を抑制し、無駄のないダイレクトなハンドリングが可能になります。

タワーバー、テンションロッドなどを取り付けると、日常のフットワークも違ってきます。足まわりを全くいじらないケースやドリ車仕様でないケースでもぜひ検討したいパーツです。

シルビアの外装(エアロ等)

た-ぼうさんのシルビアS15の画像
た-ぼうさんのシルビアS15の画像

最後に、ドリフトという観点からは大きな影響はないですが、レーシーな外観にしていきたいものです。特徴的なエアロの取り付けを行うことで、車の外観のイメージが大きく変わり、サーキットで車を覚えてもらいやすくなったりと、サーキットライフが楽しくなるという効果もあるかと思います。

終わりに

たまさんのシルビアS15の画像
たまさんのシルビアS15の画像

いかがだったでしょうか?シルビアをドリフト仕様として楽しむために必要なポイントについて簡単にまとめてみました。人それぞれの設定などがあるので、走り込みつつ自分にあったチューニングを見つけていただければ幸いです。

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