2024年07月21日 (更新:2024年08月19日)
Nボックスカスタム JF3型向けの車高調の選び方とおすすめ製品!ユーザーレビューも紹介!
車高調整式サスペンション、通称「車高調」は、愛車の走行性能や見た目を向上させるためのカスタムパーツです。選択肢が多いため、適切な車高調を選ぶのは簡単ではありませんが、この記事では車高調の基本的な役割やメリットを解説し、Nボックスカスタム JF3型におすすめの車高調をご紹介します。
車高調とは
ローダウンのカスタムを行う際の必須アイテムとなるのが通称【車高調】。車高調整式サスペンションを略して車高調と呼ばれています。車高を調整できるのが車高調なのですがそれ以外にも車高調に交換することで大きく3つのメリットがあります。
- 車高を調整できる
- 減衰力を調整できる
- スプリングを交換できる
早速、それぞれの内容を確認して行きましょう!
車高を調整できる
車高調整を行うことで、ステアリングフィーリング、乗り心地、そして見た目を変更できます。車高を下げると、車体の重心が低くなり、ステアリング操作時にボディが外側へ振られにくくなるため、よりリニアな操舵感を得られます。乗り心地は引き締まり、安定感が増します。また、車高が下がることで車全体が低く見え、よりスタイリッシュなルックスとなります。
減衰力を調整できる
サスペンションは、スプリング(バネ)が縮むことで衝撃を吸収します。このスプリングの伸縮速度を制御して、衝撃を和らげる役割を果たすのがダンパーです。車高調は、このダンパーの減衰力を調整できる仕組みであり、次のように自分好みに調整できます。
- 減衰力を強くする: アクセル、ブレーキ、カーブ時に車体の揺れを抑え、よりクイックな挙動に調整できます。
- 減衰力を弱くする: 段差を乗り越える際の不快な振動を軽減し、柔らかな乗り心地に調整できます。
スプリングを交換できる
ノーマルのサスペンションとは異なり、車高調はほとんどが分解可能となっています。スプリングをより硬いものに交換することで高荷重がかかるスポーツ走行に適したセッティングにすることができ、限界性能を引き上げることができます。
車高調の種類と特徴
車高調には、車高の調整方法や仕組みによって主に以下の3つの種類があります。
- Cリング式車高調
- ネジ式車高調
- 全長調整式車高調
Cリング式車高調はタイプが古く最近ではリリースするメーカーも少ないため、検討する場合もネジ式または全長調整式となるかと思いますので、ここからはこの2タイプに限って見ていきましょう!
タイプ別のメリットとデメリット
ネジ式車高調
- メリット:構造が複雑ではないため比較的安価
- デメリット:調整幅が狭く車高調整がしづらくセッティングにより乗り心地にも影響がある
全長調整式車高調
- メリット:自由度が高くセッティングによる乗り心地に影響がない
- デメリット:造が複雑なため高額な製品が多い
車高調を選ぶ際のポイント
ネジ式車高調と全長調整式車高調にはそれぞれメリットとデメリットがあり、どちらを選ぶかは求めるスタイル次第です。カスタムの大まかな方向性に合わせて選べばよいでしょう。予算に余裕がある場合は、調整の自由度が高い全長調整式を選ぶのがおすすめです。
- ネジ式車高調:スタイルの変更予定がなく、なるべく安価でカスタムしたい場合
- 全長調整式車高調:スタイルの変更や細かなセッティングを行いたい場合
▶ Nボックスカスタム JF3型におすすめのネジ式車高調
TANABE SUSTEC PRO CR
SUSTEC PRO CRは、減衰力固定式のネジ式車高調整サスペンション。ショートケースショートストロークによってダウンフォルムを実現しつつ、突き上げ感を低減するノンプリロードバルブの採用によって快適な乗り心地を実現します。
- ネジ式車高調整機能と固定減衰力
- ローダウン重視のショートケースショートストローク
- ノンプリロードバルブで微低速の動きを改善
詳細 | ダウン幅(mm) | バネレート(kg/mm) |
---|---|---|
フロント | -16~-51 | 4.0 |
リヤ | -25~-57 | 3.0 |
TEIN STREET BASIS Z
STREET BASIS Zは、ベーシックなネジ式車高調整サスペンション。車種別に設定されたスプリングレートと固定減衰力によってローフォルムとしっとりとした走りが手に入ります。減衰力固定によって何度も調整する必要がない手軽さが魅力。
- ネジ式車高調整機能と固定減衰力
- 複筒式を採用しストロークを確保
詳細 | ダウン幅(mm) | バネレート(kg/mm) |
---|---|---|
フロント | -75~-24 | 3.0 |
リヤ | -45~-25 | 2.5 |
▶Nボックスカスタム JF3型におすすめの全長調整式車高調
BLITZ DAMPER ZZ-R
前48ミリダウンリア40mmダウンです 少しけつ上がりなのでリアを後少し落とそうかなと思ってます
DAMPER ZZ-Rは、リーズナブルな価格ながら本格的なセッティングが可能な全長式のサスペンションキット。ブラッククロームメッキで耐腐食性とルックスを向上し、各所に鍛造アルミパーツを使用することで高剛性化を行っています。
- 全長調整機能と32段階の減衰力調整
- Φ44の大径ピストンを採用し減衰力の遅れを抑制
- 鍛造アルミ製のアッパーマウント、ロックシート、ブラケット
- フロントストラット式にはピロボールマウントを採用
RS-R Black☆i
Black☆iは、車高を下げることに特化した全長調整式サスペンション。超ショートストローク&超ショートケース、ハード仕様のスプリングレートと減衰力によって迫力のダウンフォルムを実現します。オーダー時にはバネレート選択も可能です。
- 全長調整機能と36段階の減衰力調整
- 強靭なスチール材とウレタンを使用したアッパーマウント
- 超軽量かつヘタリに強いTi2000スプリングを採用
詳細 | ダウン幅(mm) | バネレート(kg/mm) |
---|---|---|
フロント | -30~-115 | 6.0 |
リヤ | -55~-95 | 3.5 |
TEIN FLEX Z
路面のつなぎ目とかマンホールを乗り越えた際のドン!と来る不快な突き上げがかなーーり改善され乗り心地が良くなりました!!前に付けていたストリートライドと大違いです!! 取りあえず車高はメーカー推奨の車高(確かフロント・リア共に-35mmダウンだったと思います)、減衰力は一番柔らかい位置で設定して貰いました。ネットで最初は一番柔らかい位置にするのがいいと知ったので。
ロアアームとリアアクスルビームのボルトを1G締め付けすると良いという話だったので、やってみたら確かに乗り心地が良くなりました😀
FLEX Zは、ストリート用の全長調整式サスペンションキット。複筒式を採用することで低フリクションかつ快適な乗り心地を実現しつつ、非分解のシールド構造とすることでコストを低減、値段以上の性能をもつコスパの良いサスペンションとなっています。オーバーホールできないシールド構造のショックアブソーバーは単体で購入可能です。
- 全長調整機能と16段階の減衰力調整
- 複筒式を採用し十分なストロークを確保
- 非分解のシールド構造としコストを低減
詳細 | ダウン幅(mm) | バネレート(kg/mm) |
---|---|---|
フロント | -79~-4 | 4.0 |
リヤ | -45~-25 | 4.0 |
Largus SpecK
これくらいがちょうどいいフロント-40リア-30ダウン!
スペースが狭く、ストロークの確保が難しい軽自動車のために開発されたSpec.K。自社のノウハウを生かし、乗り心地と車高調整幅を犠牲にすることなくSpec.Sと同等の性能を持たせており、その質の高さは軽自動車専用の車高調だからこそでしょう。
- 全長調整機能と32段階の減衰力調整
- フロントストラット式にはピロボールマウントを採用
- アッパーシートにはスラストベアリングなどを採用
詳細 | ダウン幅(mm) | バネレート(kg/mm) |
---|---|---|
フロント | -68~+1 | 6.0 |
リヤ | -54~+2 | 2.4 |
Street Ride TYPE-K2
ストリートライド車高調の取付が完了したので仕事帰りにディーラーに車を引き取りに行ってきました。写真はメーカーの推奨車高である前後約45mmダウンの状態です(ネジ位置の確認はしていませんが、整備の方がつるしの状態と言っておられたのでそうだと思います。)。減衰力も15段調整の8段です。 まだ数キロしか走っていませんので乗り心地についてはハッキリわかりませんが、第一印象としてはやはり硬くなったという印象です。でも今のところダウンサス時にあったガツンと来る不快な突き上げは感じていません。でももう少し走ってみないとわかりませんが・・・・。
詳細 | ダウン幅(mm) | バネレート(kg/mm) |
---|---|---|
フロント | -0~60 | 5.0 |
リヤ | -15~-45 | 2.2 |
tanabe SUSTEC PRO ZT40
SUSTEC PRO ZT40は、超微低速域の動きにこだわった全長調整式サスペンション。40段階もの幅広い減衰調整幅を備え、キャンバー調整式のマウントによって詳細なセッティングも可能です。他社にはない大容量のスラストベアリングは、微低速時のわずかな伸縮も軽やかに受け流し静粛性もサポート、スムーズな作動を保証します。
- 全長調整機能と40段階の減衰力調整
- 強化ゴムを使用した強化ゴムアッパーマウント
- 大容量スラストベアリングを使用したスプリングシート
詳細 | ダウン幅(mm) | バネレート(kg/mm) |
---|---|---|
フロント | 0~-54 | 4.0 |
リヤ | -28~-58 | 3.0 |
HKS HIPERMAX S
HIPERMAX Sは、主にローダウン車における街乗りの快適性を重視したモデル。30段階の減衰力を備えるとともに、PVSで低速域と高速域のベストな減衰特性を両立。ローダウン車に必要不可欠なバンプラバーにも手を入れ自然な乗り心地を実現しています。
- 全長調整機能と30段階の減衰力調整
- 強化ゴムアッパーマウントを採用
- PVSによって全域の乗り心地を洗練
- WRニードルによってソフト方向の乗り心地を改善
- アドバンスバンプラバーでバンプ時の急激な変化を抑制
詳細 | ダウン幅(mm) | バネレート(kg/mm) |
---|---|---|
フロント | 0 ~ -56 | 4.0 |
リヤ | -3 ~ -43 | 2.5 |
車高調で愛車をかっこよくカスタム!!
Nボックスカスタム JF3型に適した車高調の選び方とおすすめ製品について解説しました。自分の車や走行スタイルに最適な車高調を選ぶことで、見た目のカスタムだけでなく、走行性能や乗り心地を大幅に向上させることができます。車高調の選択には多くの選択肢がありますが、ユーザーのレビューや評価を参考にすることで、信頼性の高い製品を見つけやすくなります。
最適な車高調を装着することで、Nボックスカスタム JF3型のポテンシャルを最大限に引き出し、ドライビングの楽しさをさらに広げてください。