2023年10月17日 (更新:2024年01月19日)
ステップワゴンのリコール一覧と対応方法を解説
あなたのステップワゴンはリコール対応済み?ステップワゴンのリコール一覧と対応方法を詳しく解説。ステップワゴンのオーナーなら一度は確認しておきましょう!
自動車のリコールについて
リコール制度
自動車のリコール制度は規定されている保安基準に適合していない事が判明した場合や適合しなくなる可能性がある場合に、保安基準に適合させるために必要な修理や部品交換を行うことをいいます。
リコールの対策は有料?無料?
自動車メーカーがリコールを実施する際、それは車両に発生した欠陥や問題の修復を目的としています。そのため、その対策は車両の安全性と機能の確保を促進するための一環として無償で提供されます。
リコールの中には重大な事項が含まれる場合もありますのでなるべく早く対策を行ってもらうのがおすすめです。
リコールの確認方法
リコールに関しては重要で早期の対策が必要な場合もあるため、基本的にはメーカーや販売店などから電話やDMが来る場合がほとんどですが、住所変更などによりユーザーに届かない場合もあるので、自動車の購入方法別に確認してみましょう!
メーカー販売店で購入した場合
新車をディーラーで購入した場合やメーカー系の中古車販売店で購入した場合は、店舗側から電話やDMが来る場合が多いようです。この場合は店舗側の指示に従って動けば対策完了までスムーズに進められます。
中古車販売店で購入した場合
一般的な中古車販売点で購入した場合は電話連絡等はなく、車検証に記載の住所へメーカーからDMが届きます。そのため引っ越しを行ったが車検証の住所変更を行っていない場合などはDMが届いていない場合などがありますので注意が必要です。
中古車を購入して間もない時などは前オーナーが対策を実施してもらったか不明なため、車台番号で検索できるメーカーのウェブサイトで確認を行いましょう!
リコール対象だった場合の対応
リコールの対象であった場合は購入方法に関わらず、ディーラーにてリコールの対策を行ってもらえます。
❶ディーラーへ連絡
まずは、DMと車検証を準備して最寄りのディーラーへ連絡を行いましょう!リコールの案内があった旨を伝えれば直ぐに対応してくれます。
❷整備工場の予約
ディーラーへの連絡の際に施行日の予約を行いますが、大型のリコール等の場合は混雑や部品調達に時間がかかるなどの理由で数ヶ月先になることもあるため時間的に余裕のある時期に予約を行いましょう。
また、リコールの内容によっては自動車が預かりとなる場合もあり代車をお願いしたい所ですが、ディーラー側で代車が出る場合はあまり多くないようですので、ディーラーへの交通手段も確認をおすすめします!
❸対策の実施
対策は数十分で終わるものから数日かかるものまで様々。予約時にしっかりスケジュールを確認して対策を行ってもらいましょう!
ここまでリコールに関して確認してきましたので実際に自分のステップワゴンがリコールに該当するかリコールを一覧にまとめていますので確認してください。
ステップワゴンRP型のリコール一覧 6件
2023/12/8
警告灯が点灯するとともにフェールセーフが働き、ブレーキペダルの操作力が増大するおそれ
・不具合の概要
電動サーボブレーキシステムのブレーキオペレーティングシミュレーターにおいて、製造工程が不適切なため、製造時に使用する組付け油が圧力センサー内に浸入することがあります。そのため、使用過程で当該センサー内の抵抗部が腐食し、出力値が異常となり、警告灯が点灯するとともにフェールセーフが働き、ブレーキペダルの操作力が増大するおそれがあります。
・対策
ブレーキオペレーティングシミュレーターを対策品と交換。
車台番号 |
---|
RP5-1072137~RP5-1099806 |
RP5-1200005~RP5-1225427 |
RP5-6000001~RP5-6000961 |
RP5-6200002~RP5-6201368 |
2023/12/8
燃料ポンプが作動不良となり、走行中エンストに至るおそれ
・不具合の概要
低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがあります。そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあります。
・対策
低圧燃料ポンプを対策品と交換
車台番号 |
---|
RP1-1109619~RP1-1111199 |
RP1-1200001~RP1-1206017 |
RP1-5100178~RP1-5100203 |
RP1-5200001~RP1-5200191 |
RP2-1102540~RP2-1102631 |
RP2-1200001~RP2-1202222 |
RP2-5100077~RP2-5100082 |
RP2-5200001~RP2-5200119 |
RP3-1129940~RP3-1132975 |
RP3-1200014~RP3-1248753 |
RP3-5100122~RP3-5100131 |
RP3-5200002~RP3-5200228 |
RP3-6102162~RP3-6102296 |
RP3-6200002~RP3-6200588 |
RP4-1105344~RP4-1105612 |
RP4-1200004~RP4-1211180 |
RP5-1050001~RP5-1094031 |
RP5-6000001~RP5-6000686 |
2023/3/31
警告灯が点灯するとともにフェールセーフが働き、ブレーキペダルの操作力が増大するおそれ
・不具合の概要
電動サーボブレーキシステムのブレーキオペレーティングシミュレーターにおいて、製造工程が不適切なため、製造時に使用する組付け油が圧力センサ内に浸入することがあります。そのため、使用過程で当該センサ内の抵抗部が腐食し、出力値が異常となり、警告灯が点灯するとともにフェールセーフが働き、ブレーキペダルの操作力が増大するおそれがあります。
・対策
ブレーキオペレーティングシミュレーターの圧力センサの出力値を点検し、点検基準を外れるものはブレーキオペレーティングシミュレーターを対策品と交換
車台番号 |
---|
RP5-1072137~RP5-1099807 |
RP5-1200005~RP5-1225427 |
RP5-6000001~RP5-6000961 |
RP5-6200002~RP5-6201368 |
2021/5/20
テールゲート開閉の繰返しにより、テールゲートが突然降下するおそれ
・不具合の概要
テールゲートオープンステーにおいて、下側ボールジョイントと車体側ボールスタッドの取付部構造が不適切なため、ボールジョイントとボールスタッドを固定するクリップが変形し、浮き上がることがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、テールゲート開閉の繰返しにより、ボールジョイントが車体から外れ、テールゲートが突然降下するおそれがあります。
・対策
テールゲートオープンステー及びボールジョイント外れ防止カバーを新品に交換します。なお、改善対策部品の供給に時間を要することから、暫定措置として、下側ボールジョイントと車体側ボールスタッドの取付部を結束バンドで固定
車台番号 |
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RP1-1104414~RP1-1111199 |
RP1-1200001~RP1-1202855 |
RP1-5100076~RP1-5100203 |
RP1-5200001~RP1-5200101 |
RP2-1101169~RP2-1102631 |
RP2-1200001~RP2-1201075 |
RP2-5100035~RP2-5100082 |
RP2-5200001~RP2-5200062 |
RP3-1113888~RP3-1132975 |
RP3-1200014~RP3-1222848 |
RP3-5100068~RP3-5100131 |
RP3-5200002~RP3-5200106 |
RP3-6100752~RP3-6102296 |
RP3-6200002~RP3-6200103 |
RP4-1102498~RP4-1105612 |
RP4-1200004~RP4-1205374 |
RP5-1050001~RP5-1074131 |
2020/6/4
後部座席においてシートベルトが素早く引き出された際にロックしないおそれ
・不具合の概要
後部座席ベルトにおいて、組付設備の調整が不適切なため、ベルトリトラクターロック機構部のスプリングが屈曲して組付けられたものがあります。そのため、当該スプリングが構成部品と干渉し、シートベルトが素早く引き出された際にロックしないおそれがあります。
・対策
後部座席ベルトの製造番号を点検し、該当する場合は座席ベルトを良品と交換
車台番号 |
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RP1-1205844~RP1-1206025 |
RP1-5200189~RP1-5200192 |
RP2-1202155~RP2-1202230 |
RP2-5200120 |
RP3-1247299~RP3-1249536 |
RP3-5200228~RP3-5200230 |
RP3-6200566~RP3-6200594 |
RP4-1210919~RP4-1211358 |
RP5-1094271~RP5-1095408 |
RP5-6000724~RP5-6000788 |
2018/11/15
❶テールゲートオープンステーにおいてテールゲートが突然降下するおそれ
・不具合の概要
テールゲートオープンステーにおいて、ボールスタッドを取付けるテールゲートヒンジの締結座面穴径及び、ボールスタッドの締結座面径の指示が不適切なため、テールゲート開閉操作を繰返し行うと締結座面が座屈するものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ボールスタッドが緩み、最悪の場合、ボールスタッドが折損しテールゲートが突然降下するおそれがあります。
・対策
ボールスタッドの締付けトルクを点検し、緩みのあるものは新品のボールスタッドと交換して新たに設定したトルクで締付け。緩みのないものは、当該ボールスタッドを新たに設定したトルクで締付けます。一部の車両においては、緩みのあるものは、新品のボールスタッドに緩み防止剤を塗布し、新たに設定したトルクで締付け。緩みのないものは、当該ボールスタッドに緩み防止剤を塗布し、新たに設定したトルクで締付け。
❷テールゲートオープンステーにおいてテールゲートが突然降下するおそれ
・不具合の概要
テールゲートオープンステーにおいて、下側ボールジョイントと車体側ボールスタッドの取付部構造が不適切、または、上側ボールジョイントと車体側ボールスタッドの組付け作業が不適切なため、ボールジョイントと車体側ボールスタッドを固定するクリップが浮くものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、テールゲート開閉の繰返しにより、ボールジョイントが車体から外れ、テールゲートが突然降下するおそれがあります。
・対策
テールゲートオープンステーのボールジョイントに外れ防止カバーを追加
車台番号 |
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RP1-1000036~RP1-1017455 |
RP1-1100001~RP1-1111199 |
RP1-1200001~RP1-1203092 |
RP1-5000003~RP1-5000280 |
RP1-5100001~RP1-5100203 |
RP1-5200001~RP1-5200114 |
RP2-1000024~RP2-1003613 |
RP2-1100001~RP2-1102631 |
RP2-1200001~RP2-1201176 |
RP2-5000004~RP2-5000078 |
RP2-5100001~RP2-5100082 |
RP2-5200001~RP2-5200067 |
RP3-1000039~RP3-1045329 |
RP3-1100001~RP3-1132975 |
RP3-1200014~RP3-1224849 |
RP3-5000006~RP3-5000157 |
RP3-5100001~RP3-5100131 |
RP3-5200002~RP3-5200121 |
RP3-6100001~RP3-6102296 |
RP3-6200002~RP3-6200109 |
RP4-1000018~RP4-1007563 |
RP4-1100001~RP4-1105612 |
RP4-1200004~RP4-1205713 |
RP5-1050001~RP5-1076322 |
RP5-6000001 |
2018/5/31
ブレーキマスターシリンダーにおいてブレーキ液が漏れ、制動距離が長くなるおそれ
・不具合の概要
ブレーキマスターシリンダーにおいて、セカンダリーカップの材質と形状が不適切なため、カップがリザーバータンクホースからブレーキ液中に溶け出した可塑剤により膨潤し、また、走行中のエンジンからの熱影響により膨張すると、変形することがあります。そのため、シール性能が低下して、ブレーキペダルをゆっくり踏むとシール部からブレーキ液が漏れ、最悪の場合、制動距離が長くなるおそれがあります。
・対策
ブレーキマスターシリンダーアッセンブリーを対策品と交換
車台番号 |
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RP1-1000036~RP1-1017455 |
RP1-1100001~RP1-1111199 |
RP1-5000003~RP1-5000280 |
RP1-5100001~RP1-5100203 |
RP2-1000024~RP2-1003613 |
RP2-1100001~RP2-1102631 |
RP2-5000004~RP2-5000078 |
RP2-5100001~RP2-5100082 |
RP3-1000039~RP3-1045329 |
RP3-1100001~RP3-1132975 |
RP3-5000006~RP3-5000157 |
RP3-5100001~RP3-5100131 |
RP3-6100001~RP3-6102296 |
RP4-1000018~RP4-1007563 |
RP4-1100001~RP4-1105612 |
ステップワゴンRK型のリコール一覧 2件
2018/11/15
テールゲートオープンステーにおいてテールゲートが突然降下するおそれ
・不具合の概要
テールゲートオープンステーにおいて、ボールスタッドを取付けるテールゲートヒンジの締結座面穴径及び、ボールスタッドの締結座面径の指示が不適切なため、テールゲート開閉操作を繰返し行うと締結座面が座屈するものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ボールスタッドが緩み、最悪の場合、ボールスタッドが折損しテールゲートが突然降下するおそれがあります。
・対策
ボールスタッドの締付けトルクを点検し、緩みのあるものは新品のボールスタッドと交換して新たに設定したトルクで締付け。緩みのないものは、当該ボールスタッドを新たに設定したトルクで締付け。一部の車両においては、緩みのあるものは、新品のボールスタッドに緩み防止剤を塗布し、新たに設定したトルクで締付け。緩みのないものは、当該ボールスタッドに緩み防止剤を塗布し、新たに設定したトルクで締付け。
車台番号 |
---|
RK1-1000054~RK1-1032990 |
RK1-1100001~RK1-1112188 |
RK1-1200001~RK1-1213406 |
RK1-1300016~RK1-1323479 |
RK1-1400001~RK1-1410463 |
RK1-5000001~RK1-5000090 |
RK1-5100001~RK1-5100046 |
RK1-5200001~RK1-5200052 |
RK1-5300001~RK1-5300142 |
RK1-5400001~RK1-5400081 |
RK2-1000024~RK2-1005032 |
RK2-1100001~RK2-1101911 |
RK2-1200001~RK2-1201788 |
RK2-1300008~RK2-1303758 |
RK2-1400001~RK2-1402108 |
RK2-5000002~RK2-5000039 |
RK2-5100001~RK2-5100019 |
RK2-5200001~RK2-5200017 |
RK2-5300001~RK2-5300050 |
RK2-5400001~RK2-5400035 |
RK2-8000001~RK2-8000056 |
RK3-1000004~RK3-1000115 |
RK3-1100001~RK3-1100045 |
RK3-1200001~RK3-1200048 |
RK3-1300002~RK3-1300159 |
RK3-1400001~RK3-1400067 |
RK4-1000004~RK4-1000044 |
RK4-1100001~RK4-1100027 |
RK4-1200001~RK4-1200026 |
RK4-1300001~RK4-1300040 |
RK4-1400001~RK4-1400028 |
2013/10/18
発電不良及び冷却不良が発生し、警告灯が点灯するとともにエンジンが停止して再始動できなくなるおそれ
・不具合の概要
ウォーターポンププーリーを締結するフランジの端部とプーリー内側曲げ部との距離が短いため、プーリー締結後にフランジがプーリー内側曲げ部に乗り上げ隙間が生じるものがあります。そのため、補機ベルト荷重が繰返し加わるとプーリー内側曲げ部が摩耗して締結ボルトが緩み、ボルトが折損して補機ベルトが外れると、発電不良及び冷却不良が発生し、警告灯が点灯するとともにエンジンが停止して再始動できなくなるおそれがあります。
・対策
ウォーターポンププーリーを現行量産品と交換
車台番号 |
---|
RK1-1104673~RK1-1109462 |
RK1-5100011~RK1-5100022 |
RK1-1005488、RK1-1025426 |
RK3-1100012~RK3-1100023 |
ステップワゴンRG型のリコール一覧 7件
2019/6/27
SRSエアバッグのインフレーター(膨張装置)容器が破損するおそれ
・不具合の概要
交換修理用の運転者席側SRSエアバッグのインフレーター(膨張装置)において、環境温度および湿度変化の繰り返しによりガス発生剤が劣化することがあります。そのため、エアバッグ展開時にインフレーター内圧が異常上昇して、インフレーター容器が破損するおそれがあります。
・対策
運転者席側SRSエアバッグのインフレーターを対策品と交換
車台番号 |
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RG1-1006414~RG1-1350394 |
RG2-1012382~RG2-1303289 |
2015/7/9
エアバッグ展開時に正常に展開しないおそれ
・不具合の概要
特定タイプの運転者席側SRSエアバッグのインフレーター(膨張装置)において、市場回収品を調査した結果、ガス発生剤の密度にばらつきが大きいものを確認しました。このため、原因は判明していませんが、エアバッグ展開時に正常に展開しないおそれがあることから、予防的措置として当該インフレーターを新品に交換します。
・対策
運転者席側SRS用エアバッグインフレーターを年式の古いものから新品と順次交換、回収して原因調査を実施
車台番号 |
---|
RG1-1132423~RG1-1135357 |
RG1-1200005~RG1-1229958 |
RG1-1300022~RG1-1362330 |
RG1-5100086~RG1-5100098 |
RG1-5200001~RG1-5200105 |
RG1-5300002~RG1-5300170 |
RG2-1106275~RG2-1107535 |
RG2-1200001~RG2-1205077 |
RG2-1300004~RG2-1308711 |
RG2-5100036~RG2-5100040 |
RG2-5200001~RG2-5200037 |
RG2-5300001~RG2-5300037 |
2015/5/14
運転者席側SRSエアバッグのインフレーター(膨張装置)において異常展開に繋がるおそれ
・不具合の概要
運転者席側SRSエアバッグのインフレーター(膨張装置)において、市場から回収したものから、異常展開に繋がるおそれがあるインフレーター容器内圧の異常出力が認められました。このため、原因は判明していませんが、一定の期間までに製造した同タイプのインフレーターについて、予防的措置として当該インフレーターを新品に交換します。
・対策
運転者席側SRSエアバッグインフレーターを年式の古いものから新品と順次交換、回収して不具合原因調査を実施
車台番号 |
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RG1-1000035~RG1-1084303 |
RG1-1100002~RG1-1132668 |
RG1-5000002~RG1-5000218 |
RG1-5100001~RG1-5100085 |
RG2-1000013~RG2-1013681 |
RG2-1100002~RG2-1106723 |
RG2-5000001~RG2-5000074 |
RG2-5100001~RG2-5100035 |
RG3-1000023~RG3-1010356 |
RG3-1100003~RG3-1102065 |
RG4-1000021~RG4-1002109 |
RG4-1100001~RG4-1100641 |
2013/3/15
制動灯が点灯しないで突然ブレーキが作動するおそれ
・不具合の概要
車両挙動安定化制御システム(ビークル・スタビリティー・アシスト:VSA)において、制御ユニット内の電子基板とコンデンサーを溶着する際に、コンデンサー内部の陰極端子接合箇所に空間を生じさせたものがあります。そのため、当該空間部から電食による酸化被膜が徐々に進行すると、電圧変動で発生する電気ノイズが除去されず、ブレーキペダルの踏み込み量を検知するセンサーが誤作動を起こして意図しないブレーキアシストが作動し、最悪の場合、制動灯が点灯しないで突然ブレーキが作動するおそれがあります。
・対策
VSAモジュレーター制御ユニットにコンデンサー付きの配線を追加
車台番号 |
---|
RG1-1000035~RG1-1084167 |
RG2-1000013~RG2-1013614 |
RG3-1000024~RG3-1010332 |
RG4-1000025~RG4-1002104 |
2008/9/4
ハンドルの操作力が増大するおそれ
・不具合の概要
油圧式パワーステアリングポンプのベーン(羽根)先端部表面の硬化処理が不適切なため、ベーンが摩耗して摩耗粉が当該ポンプ内やオイルタンク内に詰まる場合がある。 そのため、そのまま使用を続けると、ポンプからのオイル吐出流量が減少してハンドルの操作力が増大するおそれがある。
・対策
パワーステアリングポンプのシリアル番号を確認し、対象となるものはパワーステアリングポンプを良品と交換すると共に、パワーステアリングギヤボックス一式、フィードホース及びオイルタンクを新品と交換
車台番号 |
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RG1-1202142~RG1-1203511 |
RG1-5200001 |
RG2-1200350~RG2-1200457 |
RG4-1200001 |
2007/3/22
燃料ポンプが停止してエンジンが止まり、再始動できなくなるおそれ
・不具合の概要
フューエルポンプリレーの内部でシール剤が不適切に配線に付着し、固着したものがある。 そのため、そのまま使用を続けると、リレー内の熱変化により内部の配線が断線し、燃料ポンプが停止してエンジンが止まり、再始動できなくなるおそれがある。
・対策
フューエルポンプリレーの刻印を点検し、該当するものは良品と交換
車台番号 |
---|
RG1-1000035~RG1-1046231 |
RG1-5000002~RG1-5000108 |
RG2-1000013~RG2-1008243 |
RG2-5000001~RG2-5000034 |
RG3-1000023~RG3-1007945 |
RG4-1000021~RG4-1001349 |
2005/7/21
❶燃料満タン時にジョイント嵌合部から燃料が漏れるおそれ
・不具合の概要
燃料タンクのブリーザーホース継ぎ手部(クイックジョイント)の嵌合が不十分なため、クイックジョイントのシール(オーリング)がジョイントパイプと密着していないものがある。そのため、ジョイント嵌合部のシール性が損なわれて燃料満タン時にジョイント嵌合部から燃料が漏れるおそれがある。
・対策
ブリーザーホースのクイックジョイント嵌合部を点検し、嵌合が不十分なものは正規嵌合状態にする。
❷パワーステアリングギヤボックスにてボルトが折損し、確実な操舵ができなくなるおそれ
・不具合の概要
パワーステアリングギヤボックスをサブフレームに組み付けるボルトの締め付けトルクが不足しているため、ステアリングの据え切り操作を繰り返し行うと当該ボルトが弛むものがある。そのため、そのまま使用を続けると、当該ボルトが折損し、確実な操舵ができなくなるおそれがある。
・対策
パワーステアリングギヤボックス締め付けボルトを正規トルクで締め付け
車台番号 | 該当 |
---|---|
RG1-1000035~RG1-1017190 | ❶❷ |
RG1-5000004~RG1-5000015 | ❷ |
RG2-1000013~RG2-1002284 | ❶❷ |
RG2-5000001~RG2-5000006 | ❶❷ |
RG3-1000023~RG3-1004164 | ❶❷ |
RG4-1000021~RG4-1000350 | ❶❷ |
ステップワゴンRF型のリコール一覧 5件
2020/1/23
運転者席側エアバッグが正常に展開しないおそれ
・不具合の概要
運転者席側エアバッグのインフレーター(膨張装置)において、吸湿防止が不適切なため、ガス発生剤が吸湿することがあります。そのため、使用過程でガス発生剤が吸湿や乾燥を繰り返した場合など、エアバッグ作動時に正常に展開しないおそれがあります。
・対策
予防的措置として運転者席側エアバッグのインフレーターを代替品と交換
車台番号 |
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RF1-1283386~RF1-1299996 |
RF1-1300001~RF1-1322097 |
RF1-3200134~RF1-3200193 |
RF1-5200216~RF1-5200340 |
RF2-1226668~RF2-1239487 |
RF2-3200053~RF2-3200064 |
RF2-5200148~RF2-5200297 |
2006/6/14
走行中にエンジンが停止し、再始動できなくなるおそれ
・不具合の概要
イグニションスイッチ内の接点に塗布したグリスの成分が不適切なため、接点部の導通不良が生じて走行中にエンジンが停止し、再始動できなくなるおそれがある。 また、接点が局部的に発熱すると接点裏側の半田が溶け、最悪の場合、運転者の足に落ちて火傷をするおそれがある。
・対策
イグニションスイッチを対策品と交換
車台番号 |
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RF1-1000003~RF1-1083350 |
RF2-1000004~RF2-1040235 |
2006/5/31
駐車ブレーキをかけ忘れていた場合、駐車中に車両が動き出すおそれ
・不具合の概要
キーインターロック機構(ATのPポジション以外でキーが抜けない機構)において、キーシリンダーボディの組み立て工程が不適切なため、カシメ時の金属粉が作動部に噛み込み、インターロックレバーの作動が遅くなるものがある。 そのため、ATセレクトレバーがPポジション以外の時に、素早くキーを抜く操作を行うとキーが抜けてしまい、駐車ブレーキをかけ忘れていた場合、駐車中に車両が動き出すおそれがある。
・対策
Pポジション以外でのイグニションキー抜け状態を点検し、イグニションキーが抜けるものは、当該レバー摺動部を清掃し、レバーを新品と交換
車台番号 |
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RF3-1017835~RF3-1092674 |
RF3-8000001~RF3-8000460 |
RF4-1003831~RF4-1023791 |
RF4-8000001~RF4-8000168 |
2002/8/1
助手席エアバッグが正常に展開せず、衝撃を吸収する能力が発揮できないおそれ
・不具合の概要
助手席用エアバッグの膨張ガス発生装置(インフレ-ター)内に溶接不適切な箇所があるため、エアバッグの作動時に接合部が剥がれて膨張ガスが供給できない場合があり、前面衝突時に助手席エアバッグが正常に展開せず、衝撃を吸収する能力が発揮できないおそれがある。
・対策
助手席用エアバッグ装置を良品と交換
車台番号 |
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RF1-1520621~RF1-1522041 |
RF2-1430223~RF2-1430355 |
2001/4/11
走行中にカバーが外れ、他の交通を妨げるおそれ
・不具合の概要
屋根部(ルーフ)を跳ね上げ式に改造した車両において、当該ルーフの前部に装着するカバーの接着方法が不適切なため、そのままの状態で使用を続けると、カバーが徐々に剥がれ、最悪の場合、走行中にカバーが外れ、他の交通を妨げるおそれがある。
・対策
前面カバーに取付ボルトを追加した対策品と交換
車台番号 |
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RF1-5200001~RF1-5200341 |
RF1-5400001~RF1-5400321 |
RF2-5200001~RF2-5200297 |
RF2-5400001~RF2-5400319 |
リコール対応は早めがおすすめ!
ある日突然知ることになるリコールはオーナーとしては欲しくないお知らせですが、安全に乗り続けれるためにはなるべく早く対策を行ってもらう必要があります。この記事ではリコールを知ってから実施までも含め解説してきましたので、リコールについて初めて知った方などはこれを機会に是非一度調べる事をおすすめします。
CARTUNEではリコールに関する投稿などもステップワゴンオーナーから寄せられていますのでオーナーの投稿も是非御覧ください。