スペーシアのリコール一覧と対応方法を解説 | CARTUNEマガジン
スペーシアのリコール一覧と対応方法を解説

2023年11月22日 (更新:2024年01月18日)

スペーシアのリコール一覧と対応方法を解説

あなたのスペーシアはリコール対応済み?スペーシアのリコール一覧と対応方法を詳しく解説。スペーシアのオーナーなら一度は確認しておきましょう!

自動車のリコールについて

🐶おん&りん🐶さんのスペーシアカスタムMK53Sの画像
リコール対象と同型のモデル
引用元:🐶おん&りん🐶さんの投稿

リコール制度

自動車のリコール制度は規定されている保安基準に適合していない事が判明した場合や適合しなくなる可能性がある場合に、保安基準に適合させるために必要な修理や部品交換を行うことをいいます。

リコールの対策は有料?無料?

自動車メーカーがリコールを実施する際、それは車両に発生した欠陥や問題の修復を目的としています。そのため、その対策は車両の安全性と機能の確保を促進するための一環として無償で提供されます。

リコールの中には重大な事項が含まれる場合もありますのでなるべく早く対策を行ってもらうのがおすすめです。

リコールの確認方法

Y KさんのスイフトスポーツZC32Sの画像
Y KさんのスイフトスポーツZC32Sの画像
引用元:Y Kさんの投稿

リコールに関しては重要で早期の対策が必要な場合もあるため、基本的にはメーカーや販売店などから電話やDMが来る場合がほとんどですが、住所変更などによりユーザーに届かない場合もあるので、自動車の購入方法別に確認してみましょう!

メーカー販売店で購入した場合

新車をディーラーで購入した場合やメーカー系の中古車販売店で購入した場合は、店舗側から電話やDMが来る場合が多いようです。この場合は店舗側の指示に従って動けば対策完了までスムーズに進められます。

中古車販売店で購入した場合

一般的な中古車販売点で購入した場合は電話連絡等はなく、車検証に記載の住所へメーカーからDMが届きます。そのため引っ越しを行ったが車検証の住所変更を行っていない場合などはDMが届いていない場合などがありますので注意が必要です。

中古車を購入して間もない時などは前オーナーが対策を実施してもらったか不明なため、車台番号で検索できるメーカーのウェブサイトで確認を行いましょう!

リコール対象だった場合の対応

リコールの対象であった場合は購入方法に関わらず、ディーラーにてリコールの対策を行ってもらえます。

❶ディーラーへ連絡

まずは、DMと車検証を準備して最寄りのディーラーへ連絡を行いましょう!リコールの案内があった旨を伝えれば直ぐに対応してくれます。

❷整備工場の予約

ディーラーへの連絡の際に施行日の予約を行いますが、大型のリコール等の場合は混雑や部品調達に時間がかかるなどの理由で数ヶ月先になることもあるため時間的に余裕のある時期に予約を行いましょう。

また、リコールの内容によっては自動車が預かりとなる場合もあり代車をお願いしたい所ですが、ディーラー側で代車が出る場合はあまり多くないようですので、ディーラーへの交通手段も確認をおすすめします!

❸対策の実施

対策は数十分で終わるものから数日かかるものまで様々。予約時にしっかりスケジュールを確認して対策を行ってもらいましょう!

ここまでリコールに関して確認してきましたので実際に自分のスペーシアがリコールに該当するかリコールを一覧にまとめていますので確認してください。

スペーシアMK03型のリコール一覧 5件

kazu🌴さんのスペーシアカスタムMK53Sの画像
リコール対象と同型のモデル
引用元:kazu🌴さんの投稿

2023/9/21

エンストして再始動できなくなるおそれ

・不具合の概要

CVT(無段変速機)において、ドライブプレートとトルクコンバータを締結するボルトの締付けが不適切なものがあります。そのため、そのまま使用を続けると当該ボルトが緩み、脱落して異音が発生し、最悪の場合、脱落したボルトがドライブプレートとトルクコンバータハウジングの間に噛み込み、エンストして再始動できなくなるおそれがあります。

・対策

CVT・ドライブプレート・ボルトを交換

車台番号
MK53S-460958~MK53S-503470
MK53S-990945~MK53S-990949

2021/5/14

燃料ポンプが作動不良となり、走行中エンストに至るおそれ

・不具合の概要

低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがあります。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあります。

・対策

低圧燃料ポンプを対策品と交換

車台番号
MK53S-103809~MK53S-230284

2020/11/19

予期せぬ燃料切れとなり、エンストするおそれ

・不具合の概要

樹脂製燃料タンクにおいて、燃料蒸発ガスホースの材料及び圧力調整弁の表面粗さが不適切なため、圧力調整弁が固着するものがあります。そのため、そのまま使用を続けると、燃料タンクが負圧になり変形することで、燃料レベルゲージが傾き、燃料計が実際の燃料残量より多く指示するため、燃料残量警告灯が点灯することなく予期せぬ燃料切れとなり、エンストするおそれがあります。

・対策

燃料蒸発ガスホースと通気配管を対策品に交換

車台番号
MK53S-100062~MK53S-197683
MK53S-550021~MK53S-617458
MK53S-820078~MK53S-863323

2019/8/29

ダストブーツ内のグリスが漏れ、走行できなくなるおそれ

・不具合の概要

ドライブシャフトのダストブーツにおいて、製造工程における温度管理が不適切なため、接合部の強度が不足しているものがあります。そのため、亀裂が発生し、ダストブーツ内のグリスが漏れ、最悪の場合、走行できなくなるおそれがあります。

・対策

ダストブーツの製造ロット番号を確認し、対象となるロット番号のものは良品に交換。また、当該ダストブーツに損傷があるものはドライブシャフトアッシを新品に交換

車台番号
MK53S-118208~MK53S-121993
MK53S-562198~MK53S-564627

2019/2/21

バッテリーが上がり、エンジンが始動できなくなるおそれ

・不具合の概要

車載通信コントローラの制御プログラムが不適切なため、イグニッションスイッチをオフにした際に、当該コントローラの通信機能が停止することがあります。そのため、外部故障診断機使用時に、故障データを読み出せないおそれがあります。また、イグニッションをオフにしても当該コントローラに待機電流が流れ続けるため、車両を使用せずに数日間駐車した場合、バッテリーが上がり、エンジンが始動できなくなるおそれがあります。

・対策

車載通信コントローラの制御プログラムを対策プログラムに書き換える、または、車載通信コントローラを対策品に交換

車台番号
MK53S-100062~MK53S-119100
MK53S-550021~MK53S-562741
MK53S-820078~MK53S-826643

スペーシアMK02型のリコール一覧 11件

サクスペさんのスペーシアカスタムMK32Sの画像
リコール対象と同型のモデル
引用元:サクスペさんの投稿

2021/11/25

エンジン警告灯が点灯し、停車直前にエンストに至るおそれ

・不具合の概要

R06Aエンジンの排気側の油圧式VVT(可変バルブタイミング機構)の作動を制御しているオイルコントロールバルブにおいて、フロントグリルより浸入した塩水によって内部に錆が発生し作動できなくなるものがあります。そのためVVTの制御ができなくなり、エンジン警告灯が点灯し、停車直前にエンストに至るおそれがあります。

・対策

排気側オイルコントロールバルブを対策品に交換

車台番号
MK32S-452128~MK32S-452456
MK42S-199560~MK42S-225307
MK42S-630938~MK42S-647453

2021/5/14

燃料ポンプが作動不良となり、走行中エンストに至るおそれ

・不具合の概要

低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがあります。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあります。

・対策

低圧燃料ポンプを対策品と交換

車台番号
MK32S-452296~MK32S-452456
MK42S-217109~MK42S-225307

2020/6/25

エンストや始動不能に至るおそれ

・不具合の概要

ISG(モーター機能付発電機)の故障診断プログラムが不適切なため、使用過程でアース端子に酸化被膜が発生することで電気抵抗が上昇すると、ISGの電気回路の故障と判定することがあります。そのため、警告灯が点灯するとともにISGが発電を停止し、そのまま使用し続けると、鉛バッテリが上がり、エンストや始動不能に至るおそれがあります。

・対策

ISGの故障診断プログラムを対策プログラムに書き換え

車台番号
MK42S-100027~MK42S-115809
MK42S-530014~MK42S-530020
MK42S-590019~MK42S-598405
MK42S-790019~MK42S-790045

2020/6/18

エンジン制御ができなくなり、エンストに至るおそれ

・不具合の概要

エネチャージ仕様車のクランクプーリボルトにおいて、ねじ谷底の形状が不適切なため、耐久性が不足しているものがあります。そのため、締付け軸力が低い場合にクランクプーリボルトが折損してガタが生じ、クランクシャフト位相角度を正しく検出できず、適切なエンジン制御ができなくなり、エンストに至るおそれがあります。

・対策

クランクプーリボルトを良品に交換。また、プーリ等に損傷がある場合には、損傷のある部品を新品に交換したうえで、クランクプーリボルトを良品に交換

車台番号
MK32S-100077~MK32S-253675
MK32S-460048~MK32S-474006
MK32S-500016~MK32S-564297
MK32S-830032~MK32S-865637

コイルスプリングが折損し、タイヤと接触することでパンクして走行不能となるおそれ

・不具合の概要

フロントサスペンションにおいて、コイルスプリングの鋼材に対する塗料の密着性が不足しているため、砂や小石を噛み込んだ場合に、塗膜が剥がれやすく、腐食が早期に進行するものがあります。そのため、そのまま使用を続けると、コイルスプリングが折損し、最悪の場合、タイヤと接触することでパンクして走行不能となるおそれがあります。

・対策

フロントコイルスプリングを対策品に交換

車台番号
MK32S-107042~MK32S-150806
MK32S-462759~MK32S-518354
MK32S-830032~MK32S-844876

2019/11/21

オルタネータやウォータポンプが停止して警告灯が点灯し、走行中にエンジンが停止して再始動できなくなるおそれ

・不具合の概要

エンジン補機ベルトの構造が不適切なため、当該ベルトの耐久性が不足しているものがあります。そのため、ベルトの共振により当該ベルトが破断し、オルタネータやウォータポンプが停止して警告灯が点灯し、最悪の場合、走行中にエンジンが停止して再始動できなくなるおそれがあります。

・対策

エンジン補機ベルトを対策品に交換

車台番号
MK32S-170369~MK32S-176191
MK32S-469976~MK32S-470480
MK32S-527079~MK32S-529612
MK32S-851017~MK32S-852385

2018/11/15

オルタネータやウォータポンプが停止して警告灯が点灯し、走行中にエンジンが停止して再始動できなくなるおそれ

・不具合の概要

エンジン補機ベルトの構造が不適切なため、当該ベルトの耐久性が不足しているものがあります。そのため、ベルトの共振により当該ベルトが破断し、オルタネータやウォータポンプが停止して警告灯が点灯し、最悪の場合、走行中にエンジンが停止して再始動できなくなるおそれがあります。

・対策

エンジン補機ベルトを対策品に交換

車台番号
MK32S-100087~MK32S-184435
MK32S-460061~MK32S-471195
MK32S-500016~MK32S-532985
MK32S-830032~MK32S-854465

アイドリングストップ機能が停止、エンストするおそれ

・不具合の概要

補助電源モジュールの構成部品(素子)の溶着が不適切なため、当該素子内部に亀裂が生じているものがあります。そのため、通電の繰返しにより当該素子が損傷し、アイドリングストップシステムOFF表示灯が点滅してアイドリングストップ機能が停止、または、エンストするおそれがあります。

・対策

補助電源モジュールを良品に交換

車台番号
MK32S-100077~MK32S-139641
MK32S-460048~MK32S-466136
MK32S-500016~MK32S-512253
MK32S-830032~MK32S-838648

2018/3/15

ヒンジが破断してスロープが傾き、車いす利用者及び介助者が転倒するおそれ

・不具合の概要

車いす乗降用スロープ装着車において、スロープヒンジ及び車体取付ブラケットの設計が不適切なため、スロープ開閉と車いす乗降を繰り返すと、ヒンジに亀裂が生じることがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ヒンジが破断してスロープが傾き、最悪の場合、車いす利用者及び介助者が転倒するおそれがあります。

・対策

スロープヒンジと車体取付ブラケットを対策品に交換

車台番号
MK32S-141578~MK32S-452298
MK42S-100046~MK42S-217478

2016/7/20

車椅子利用者が負傷をするおそれ

・不具合の概要

車椅子乗降用スロープ装着車の後部座席において、後部座席を折り畳んだ際に固定させるバンドの取付構造が不適切なため、取付部よりバンドが外れ、後部座席が倒れる場合があります。そのため、車椅子利用者の膝や手などに後部座席が当たり、最悪の場合、車椅子利用者が負傷をするおそれがあります。

・対策

後部座席固定バンドの取付部をリベットによる締結構造から、取付金具を介したボルト留め構造の対策品に交換

車台番号
MK32S-141578~MK32S-451633
MK42S-100046~MK42S-151647

2013/7/17

前席用シートベルトにおいて衝突時にシートベルトのロックが作動しなくなります

・不具合の概要

前席用シートベルトにおいて、巻取装置内部のロック機構部の製造方法が不適切なため、圧入部が緩み、シートベルト脱着時に異音や引っ掛かりが発生するおそれがあります。そのまま使用を続けると、最悪の場合、圧入部品が外れ、衝突時にシートベルトのロックが作動しなくなります。

・対策

シートベルトを点検し、圧入部が緩んでいないものは、当該巻取装置の内部に緩み対策部品を取り付けます。圧入部が緩んでいるものは、当該シートベルトを良品に交換

車台番号
MK32S-100087~MK32S-107908
MK32S-460061~MK32S-462636

リコール対応は早めがおすすめ!

ryuseiさんのスペーシアカスタムMK53Sの画像
リコール対象と同型のモデル
引用元:ryuseiさんの投稿

ある日突然知ることになるリコールはオーナーとしては欲しくないお知らせですが、安全に乗り続けれるためにはなるべく早く対策を行ってもらう必要があります。この記事ではリコールを知ってから実施までも含め解説してきましたので、リコールについて初めて知った方などはこれを機会に是非一度調べる事をおすすめします。

CARTUNEではリコールに関する投稿などもスペーシアオーナーから寄せられていますのでオーナーの投稿も是非御覧ください。

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