2023年05月22日 (更新:2024年07月17日)
VITOUR TEMPESTA ENZOの評判やレビュー、口コミ、装着例を紹介
トレッドデザインがカッコいい中国のタイヤ、VITOUR TEMPESTA ENZO。乗り心地やグリップ感などのレビュー、フィッティング例を紹介します。
VITOURのスポーツタイヤ、TEMPESTA ENZO
中国のタイヤメーカー、VITOUR(ヴィツァー)。D1GPなどに積極的に参加するなど近年活発に活動しているタイヤメーカーで、国内でも注目度が高まっています。
そんなVITOURが販売しているスポーツタイヤがTEMPESTA ENZOシリーズ。トレッドウェア別にV-01R(TW140)、V-02R(TW200)、V-03R(TW280)と種類がありますが、トレッドパターンは全て同一形状で販売されています。
VITOUR TEMPESTA ENZOのトレッドパターン
VITOUR TEMPESTA ENZOのトレッドパターンはドライ路面を想定した攻めたスタイル。中央の2本の縦溝によって最低限の排水性を確保していますが、ショルダー部などは溝を少なくし接地面積とブロックの剛性を優先。コーナリング時のグリップ力を高めています。
VITOUR TEMPESTA ENZOのタイヤ形状
VITOUR TEMPESTA ENZOのタイヤ形状はスクエアショルダー。スポーツタイヤらしくサイドウォールがしっかりと立ち上がっています。スポーツカーやサーキット仕様のマシンにベストマッチなスタイルです。
VITOUR TEMPESTA ENZOのインプレやレビュー
V-02Rは熱ダレが早いかも
VITOURタイヤ。なんちゃら02てやつです。感想としては、あったまるのは早いんですが、熱ダレも早くアタックは2周続けては無理な印象です。あと、縦にはあまり強くない印象。ですが、練習にはいいタイヤでした。
V-02Rはサーキットで走行すると熱ダレが比較的早く起きてしまうようです。トレッドウェアがかなり低いため扱いには慣れが必要です。
ロードノイズは比較的小さい
ロードノイズはコンクリート舗装とか舗装したての綺麗なアスファルトやセンターラインとかの道路表示を踏むとプァァァァァって感じのパターンから来るノイズはします。他のアジアンみたいな常に低音で鳴り続けるようなノイズではないので気になりません。
他のスポーツアジアンタイヤと比較すると、ある程度ロードノイズが少ないようです。スポーツタイヤだから仕方がないとはいえ嬉しいポイントです。
メリハリのある走行を
縦方向のグリップが強いので、進入時のブレーキングや立ち上がり時のトラクションが抜群にいいです♬ 斜めのグリップは薄いので、ブレーキを残しながらステアリングを切って行く様な場面ではアンダーステアが出てきます(^^;; メリハリのある運転をしないとタイヤがちゃんと仕事しないかな?って印象です笑
縦方向が強く斜め方向が弱いため、加減速をしっかりと行い、タイヤを縦に転がす走りが重要なようです。基本的な走りの基礎が学べるタイヤともいえます。
VITOUR TEMPESTA ENZOのフィッティング
タイヤは銘柄によって同サイズでも幅に違いが生じることがあります。
そこで、VITOUR TEMPESTA ENZOの装着例をタイヤサイズ別に集めてみました。タイヤはホイールのリム幅との兼ね合いによって形状が微妙に変化します。理想に近いタイヤとホイールサイズの組み合わせを見つけてみてください。
215/45R17
ホイール:7.5J
タイヤ:215/45R17
245/40R18
ホイール:8.5J +45
タイヤ:245/40R18
265/35R18
ホイール:8.5J +32
タイヤ:265/35R18
ホイール:10.5J
タイヤ:265/35R18
基本が学べるタイヤ
VITOUR TEMPESTA ENZOは、しっかりと走らせるにはメリハリが必要というレビューもありますが、総合的にはスポーツ走行の基本が学べるタイヤとして悪くない印象のようです。トレッドパターンがカッコいいため足元の雰囲気もよく、遊び用のタイヤとして検討の余地が十分にありそうです。