2020年03月10日 (更新:2024年09月09日)
デミオ(DEMIO)の車検費用ってどのくらいかかるの?まるわかり解説!
デミオ(DEMIO)は1996年から2018年まで発売されていたコンパクトカーです。2019年のマイナーチェンジモデルより2代目以降で海外市場でのモデル名となる【MAZDA2】へ統合されました。今回はそんなマツダで人気のコンパクト・ハッチバック、デミオ(DEMIO)について、車検費用がどれくらいかかるのかを解説します。これを読んでデミオ(DEMIO))の車検に備えましょう!
デミオ(DEMIO)の車検費用
デミオ(DEMIO)は1996年から2018年まで発売されていたコンパクトカーです。2014年に発売されたDJ型でモデル4代目となります。初代のDW型が発売されたのはミニバンブームの最中で立体駐車場に入る車高とコンパクトながら高い居住性が人気を博し、日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞、およびRJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞。ヒットに恵まれていなかったマツダにとってカンフル剤とも言える車両になりました。
2代目まではフォード社との共有プラットフォームを採用しミニワゴンでのデザインとなっていましたが、3代目でマツダのプラットフォームへ移行しハッチバックへと大きく変更がなされました。その後4代目となるDJ型でCX-5、アテンザ、アクセラに次ぐSKYACTIV TECHNOLOGYを採用としMAZDA2へと新世代へ受け継がれて行きました。
車検には法定費用、車検基本料金、整備費用が必要
車検に掛かる費用を車検費用と呼んでいますが、内訳は大きく分けて法定費用、車検基本料金、整備費用の3つに分けられます。これら3つを混同せず正しく理解することが大切です。
法定費用とは?
車検を取得する際に必要な税金や保険などの費用です。下記の3つの費用は国に対して支払うお金なので、どこの業者で受けても金額は同じです。
自動車重量税 / 自賠責保険料 / 印紙代
重量税の仕組み
車両重量(車検証にて確認可能です)が重たい車ほど高くなります。私たちが日常生活で乗っている車では、軽自動車が最も安くなります。
乗用車の場合、軽自動車以外では下記の6つのクラスに分けられ、重量がますほど金額が上がります。デミオの車重は1.5t未満となるため重量税は24,600円となります。
2年自家用(継続検査等時)
※エコカー減税対象車の場合は、下記金額より重量税が安くなります。
車両重量 | 13年未満 | 13年経過 | 18年経過 |
---|---|---|---|
~1t | 16,400 | 22,800 | 25,200 |
~1.5t | 24,600 | 34,200 | 37,800 |
~2t | 32,800 | 45,600 | 50,400 |
~2.5t | 41,000 | 57,000 | 63,000 |
自賠責保険料
軽自動車と普通乗用車で分かれていて、軽自動車では24ヶ月分で17,540円、普通乗用車では17,650円です。車両重量が重ければ重いほど費用が増加する重量税に対して、普通乗用車では車両重量に関係なく一律となっています。
※自賠責保険料は毎年4月に変更が行われます。
印紙代
印紙代とは車検に必要な書類に添付する公的な料金となります。この費用は指定工場で検査する場合は1,800円、認証工場の場合は2,200円と変わってくるのが注意点です。
車検基本料金とは?
車検基本料金は、車検を業者にお願いする代行手数料のようなもので、24ヶ月点検料/検査料/代行手数料などが含まれています。
この費用は業者によって違いがあり、車種によっても上下します。
整備費用とは?
整備費用は、車検を取得するために行った整備の費用です。整備費用の内訳は業者や車両の状態によって異なり、部品の交換や他の部品のメンテナンスを行うと、それらの部品代や工賃が追加で発生します。
車検でよく交換する部品には、摩耗したブレーキパッドや亀裂が入ったワイパーゴム、破れたゴムブーツなどが挙げられます。
デミオ(DEMIO)の法定費用
デミオ(DEMIO)の法定費用の内訳は次のとおり。重量税/自賠責保険料/印紙代の3つです。
法定費用の内訳 | |
---|---|
重量税 | 24,600円 |
自賠責保険料 | 17,650円※1 |
印紙代 | 1,800円※2 |
合計 | 44,050円 |
※1:自賠責保険料は毎年4月に変更が行われます。
※2:指定工場(民間車検場)での料金です。認証工場の場合は印紙代が2200円となります。
デミオ(DEMIO)の車検費用総額
車検基本料金や整備費用は業者や車種によって異なるため明記できません。
そこでここでは、法定費用、車検基本料金、整備費用の3つを合計した車検費用総額が、ディーラーと車検専門店でいくら違うのか、それぞれの車検費用総額を紹介します。
業者ごとの比較
ディーラーと他の業者それぞれで最低限かかる車検費用の総額は、次のようになります。
項目/業者 | ディーラー | EPARK車検 | 楽天Car車検 |
---|---|---|---|
車検基本料 | 25,520円 | 20,900円 | 14,300円 |
完成検査料 | 9,900円 | ↑ | |
代行手数料 | 12,100円 | ↑ | |
基本料金+整備費用 | 47,520円 | 20,900円 | 14,300円 |
法定費用 | 44,050円 | ||
車検費用総額 | 91,570円 | 64,950円 | 58,350円 |
ご覧いただいた通り、ディーラーと車検専門サイト2箇所を比較した場合、楽天車検が最も安い結果となりました。
ディーラーでは24ヶ月法定点検/継続検査料/代行手数料それぞれに対して請求が為されているので整備費用が高くなっています。また、車検点検料は各店舗によって異なるため、合計金額はこれよりも高くなり場合もあります。
このように、車検を通すことに関してのみ言えば民間車検で受けることで安くすることが可能です。ただし、車検に通らない不具合が見つかった場合、どこで車検を受けたとしてもその部分を追加で整備する必要があるため、その分の整備費用が必要となりますので覚えておきましょう。
追加の整備費用について
追加の整備費用とは、車検に不合格となるような不備があった場合、それを直すための費用です。例えばタイヤの残り溝が基準である1.6mmより少ない場合は、車検の基準をクリアできるようタイヤを購入して装着する必要があります。
タイヤを新品に交換した場合、タイヤサイズが185/60R16の場合で、4本セットで約32,000円(ブリヂストンのタイヤを参考)とはめ替え工賃10,000円、合計42,000円ほどが追加で必要になります。
突然の出費にならないよう、車検は満了日から一ヶ月前ほどに見積もりをとるようにし、プロに追加整備が必要かを教えてもらうのが良いでしょう。
まとめ
今回はマツダのハッチバックとして人気のデミオ(DEMIO)の車検費用について紹介しました。エコカー減税の影響で重量税が安くなっていることで法定費用が1万円近く安くなっている点が特徴的です。
整備費用に関しては、安いところに依頼すれば基本的な費用は1.5万円程度で抑えることもできます。車検を通すにあたっては付き合いやオーナーの方の生活のご都合に合わせてどうするかを決められていることが多いと思うので、価格で選ぶ方法や手間で選ぶ方法など、自身に合ったやり方で行うことをおすすめします。