Nボックスカスタム (N-BOX)はホンダが販売するNシリーズのモデルの一つで他にNシリーズとしてはN-ONE、N-WGNがある。またNボックスカスタム (N-BOX)は2011年のデビュー以来、N-BOXにエアロパーツを組み合わせることでスポーティーさを演出しNシリーズの中でもダントツの人気を博してきた。今回はそんなホンダのトールワゴンの代表格である、Nボックスカスタム (N-BOX) の車検費用がどれくらいかかるのかを解説。車検費用の内訳なども解説しますので、この記事を読んでNボックスカスタム (N-BOX)の車検に備えましょう!
Nボックスカスタム (N-BOX)の車検費用
Nボックスカスタム (N-BOX)は2017年にフルモデルチェンジを行い2代目となるNボックスカスタム (N-BOX)を発売した。話題のHonda SENSING(ホンダ センシング)や後方誤発進抑制機能も追加され進化を続けている。内装では【センタータンクレイアウト】による恩恵受け居住性、積載性ではクラス中でもトップクラス。
車検に必要な法定費用と整備費用の内訳
車検に掛かる費用をまとめて車検費用と呼んでいますが、車検費用の内訳は法定費用と車検費用の2つに大きく分けられます。これら2つを混同せず正しく理解することが大切です。下記で法定費用と車検費用について解説します。
法定費用
法定費用とは?
車検を取得する際に支払う必要のある税金や保険などの費用で、車両重量によって決められる下記の3つの費用は、国に対して支払うお金なので、どこの業者で受けても費用は同じです。
自動車重量税 / 自賠責保険料 / 印紙代
重量税の仕組み
車両重量(車検証にて確認可能です)は乗用車の場合重たい車ほど高くなりますが、軽自動車の場合は重量に関係なく一律の価格に設定されています。もっとも該当する場合が多い初年度登録13年未満の場合は6,600円。13年未満でエコカーの条件をクリアしてる場合は5000円となります。
該当条件 | 自動車税額 |
エコカー | 5,000円 |
エコカー外 13年未満 | 6,600円 |
エコカー外 13年経過 | 8,200円 |
エコカー外 18年経過 | 8,800円 |
自賠責保険料
軽自動車の場合一律で24ヶ月分で21,140円となります。
印紙代
印紙代とは車検に必要な書類に添付する公的な料金となります。この費用は指定工場で検査する場合は1,100円となりますが民間業者やユーザー車検の場合は1,700円~1,800円と変わってくるのが注意点です。
整備費用
整備費用は車検を取得するにあたってなされた整備に対して支払う費用です。この費用は車検を受けるために必ず必要なものではなく、業者に依頼して車検を受ける場合に発生する作業料となります。
整備費用の内訳は業者によって異なり、車検基本料という項目でまとめられているものがあれば、車検基本料/24ヶ月点検料/検査料/代行手数料という項目それぞれにお金を支払うところもあります。
また、車検を通すにあたって交換必須となる部品や、合わせて必要最低限ではないメンテナンスもやってもらうとなると、それらの部品代及び工賃が発生するので、覚えておきましょう。
Nボックスカスタム (N-BOX)の法定費用
Nボックスカスタム (N-BOX) に発生する法定費用の内訳は上記のとおりで、重量税/自賠責保険料/印紙代の3つです。
- 重量税:6,600円※
- 自賠責保険料:21,140円
- 印紙代:1,100円※
- 合計:28,840円
※指定工場(民間車検場)での料金です。認証工場の場合は印紙代が100~700円上乗せされます。
Nボックスカスタム (N-BOX)の整備費用
Nボックスカスタム (N-BOX)の整備費用は業者によってまちまちです。そこで、ここでは業者を3社ほど取り上げて、それぞれで最低限発生する費用の紹介・比較、及びいくつかの整備を行ったと仮定した場合の追加費用の紹介をします。
業者ごとの比較
業者ごとに最低限かかる整備費用を表化すると次のようになりました。
項目/業者 | ディーラー | 楽天Car車検 | ホリデー車検 |
---|---|---|
車検基本料 | 24,860円 | 15,400円 | 5,280円 |
完成検査料 | 9,240円 | 車検基本料含む | 11,000円 |
手数料 | 11,000円 | 車検基本料含む | 3,850円 |
小計 | 45,100円 | 15,400円 | 20,130円 |
法定費用合計 | 28,840円 | |
合計 | 73,940円 | 44,240円 | 48,970円 |
ご覧いただいた通り、ホンダディーラーでの整備費用が最も高く、楽天Car車検の整備費用が最も安くなっています。
ディーラーでは24ヶ月法定点検/継続検査料/代行手数料それぞれに対して請求が為されているので整備費用が高くなっています。また、車検点検料は各店舗によって異なるため、合計金額はこれよりも高くなる場合もあります。
このように、車検を通すことに関してのみ言えば民間車検で受けることで安くすることが可能です。ただし、車検に通らない不具合が見つかった場合、どこで車検を受けたとしてもその部分を追加で整備する必要があるため、その分の整備費用が必要になります。
参考:
追加の整備費用について
追加の整備費用とは、車検に不合格となるような不備があった場合、それを直すための費用です。例えばタイヤの残り溝が基準である1.6mmより少ない場合は、車検の基準をクリアできるようタイヤを購入して装着する必要があります。
タイヤを新品に交換した場合、タイヤサイズが155/65R14の場合で、4本セットで約12,000円(ブリヂストンのタイヤを参考)とはめ替え工賃10,000円、合計22,000円ほどが追加で必要になります。
突然の出費にならないよう、車検は満了日から一ヶ月前ほどに見積もりをとるようにし、プロに追加整備が必要かを教えてもらうのが良いでしょう。
まとめ
今回はホンダを代表するトールワゴンで人気のNボックスカスタム (N-BOX)の車検費用について紹介しました。
整備費用に関しては、安いところに依頼すれば基本的な費用は16,000円程度で抑えることもできます。車検を通すにあたっては付き合いやオーナーの方の生活のご都合に合わせてどうするかを決められていることが多いと思うので、価格で選ぶ方法や手間で選ぶ方法など、自身に合ったやり方で行うことをおすすめします。