2019年05月23日 (更新:2024年08月07日)
GJアテンザセダンの燃費はどのくらい?ライバル車種と比較してみた
マツダが開発した新技術のスカイアクティブを搭載しているアテンザの燃費を知っていますか?ガソリンとディーゼルがありますが、ディーゼルエンジンの燃費の良さは驚きの数値となっています。アテンザの概要からスペックを記載しております。また、ライバル車との燃費を比較していますので、楽しんでみていってください。
アテンザの基本概要
現在発売されているマツダ・アテンザにはステーションワゴンタイプとセダンタイプがあります。本記事では、アテンザセダンの燃費について語っていきますが、その前にアテンザの性能を見てみましょう。マツダの上級グレードモデルとなるアテンザは、他のモデルと違って走行性能も抜群の車となっています。
アテンザの歴史
アテンザが登場したのは、今から28年前になる2002年です。販売当初は、RX-7やロードスターに次ぐスポーツカーとして展開されていました。ボルト以外は全て一新したプラットホームやエンジンは、全てがマツダ主導で新開発されました。その初代型が2008年まで販売された後、フルモデルチェンジが行われて2代目が登場してきました。
2代目アテンザは、先代と変わってエンジン排気量を2.3Lから2.5Lにしたグレードが投入され、排気ガスをよりクリーンな状態にしています。また、日本車初となる「リアビークルモニタリングシステム」と呼ばれる60km/h以上で走行中に後からやってくる車両を、レーダーによって検知するシステムで、他の車が接近してきた時にランプと音で警告を行うものを搭載するオプションを設定していました。
そして、現在販売されている現行型が3代目となり、2012年より販売を開始しています。マツダのアイデンティティとなりつつある「スカイアクティブ技術」と「魂動」を採用したフラッグシップモデルであり、全てのグレードにおいて「スカイアクティブ」が採用されています。
アテンザのスペック
ガソリンエンジンかディーゼルエンジンを搭載したグレードを選ぶことができて、ガソリンエンジンでは2.5Lと2.0Lの排気量に分けられて、それぞれ直噴エンジン仕様となっています。ディーゼルエンジンでは、直噴ターボのコモンレールディーゼルが搭載されている2.2Lグレードが存在しています。
20S/20S PRACTIVE | 25S L Package | XD/XD PROACTIVE/XD L Package | |
---|---|---|---|
駆動方式 | 2WD(FF) | 4WD | |
ミッション | 6AT | 6MT | |
全長×全幅×全高 | 4865×1840×1450mm | ||
乗車定員 | 5名 | ||
車両重量 | 1510kg | 1540kg | 1610kg |
エンジン型式 | PE-VPR | PY-RPR | SH-VPTR |
種類 | 水冷直列4気筒DOHC16バルブ | 水冷直列4気筒DOHC16バルブ直噴ターボ | |
総排気量 | 1997cc | 2488cc | 2188cc |
最高出力 | 115kW(156ps)/6000rpm | 140kW(190ps)/6000rpm | 140kW(190ps)/4500rpm |
最大トルク | 199N・m(20.3kgf・m)/4000rpm | 252N・m(25.7kgf・m)/4000rpm | 450N・m(45.9kgf・m)/2000rpm |
燃料タンク容量 | レギュラー 62L | 軽油 62L | 軽油 52L |
最小回転半径 | 5.6m |
アテンザセダンの燃費をライバル車種と比較!
セダン系の車はスポーツカーの雰囲気を漂わせており、どことなくパワーはあっても燃費が悪いようなイメージを持つ人も少なくないでしょう。ただ、近年の車業界では環境について配慮されてきていたり、市場のニーズでは燃費の良し悪しによって売れ行きが変わってきているのもあって、力を注いでいる部分でもあります。
そこで、現行アテンザと同じクラスのセダンをライバル車種として、燃費の比較をするためにこちらの車種を選出してみました。
・トヨタ マークX
・日産 スカイライン
以上の2車種を比較対象として見てみましょう。
カタログ燃費
まずはメーカーが公表しているカタログ燃費から見ていきましょう。アテンザとマークX、スカイラインというそれぞれの車種を販売しているメーカーが、開発段階でテストしている燃費ですので、条件についてはほとんど一緒となるので、比較しやすい数値になっています。
マツダ・アテンザ
20S/20S PRACTIVE | 25S L Package | XD/XD PROACTIVE/XD L Package | |
---|---|---|---|
駆動方式 | 2WD(FF) | 4WD | |
エンジンタイプ | 2.0 | 2.5 | 2.2 |
ミッション | 6AT | 6MT | |
カタログ燃費 | 15.0km/L | 14.2km/L | 17.8km/L |
トヨタ・マークX
3.5L | 2.5L | |
---|---|---|
駆動方式 | 2WD | |
カタログ燃費 | 10.0km/L | 11.8km/L |
日産・スカイライン
2.0L 2WD | 3.5L ハイブリッド(2WD) | 3.5L ハイブリッド(4WD) | 3.5L ハイブリッド タイプSP(4WD) | |
---|---|---|---|---|
カタログ燃費 | 13.0km/L | 17.8km/L | 17.0km/L | 16.8km/L |
カタログ燃費ランキング
3車種共に、排気量や駆動方式、車両重量の違いはありますが、セダンタイプとして非常に似通っている車種です。それぞれのカタログ燃費を一覧化させてもらいましたので、TOP3をランキングにして発表します。
1.マツダ・アテンザ 6MT ディーゼル2WD:19.6km/L
3.日産・スカイライン 3.5Lハイブリッド2WD:17.8km/L
3.マツダ・アテンザ 6AT ディーゼル2WD:17.8km/L
マツダ・アテンザのディーゼル仕様車の6MTが圧倒的ですね。ATになってくると、日産のスカイラインのハイブリッドと同じくらいのカタログ燃費となっています。
実燃費
続いて、実際に乗られているユーザーからの投稿によって集計されている「実燃費」を発表していきましょう。実燃費となると、乗っている人のメンテナンスや走行条件によっても大きく変化してきますので、ばらつきが大きくなってしまいますが、見ている人にとっては大変参考になる数値になるでしょう。
マツダ・アテンザ
20S/20S PRACTIVE | 25S L Package | XD/XD PROACTIVE/XD L Package | |
---|---|---|---|
駆動方式 | 2WD(FF) | 4WD | |
エンジンタイプ | 2.0 | 2.5 | 2.2 |
ミッション | 6AT | 6MT | |
実燃費 | 11.1km/L | - | 15.92km/L |
トヨタ・マークX
3.5L | 2.5L | |
---|---|---|
駆動方式 | 2WD | |
実燃費 | 8.03km/L | 9.45km/L |
日産・スカイライン
2.0L 2WD | 3.5L ハイブリッド(2WD) | 3.5L ハイブリッド(4WD) | 3.5L ハイブリッド タイプSP(4WD) | |
---|---|---|---|---|
実燃費 | 9.92km/L | 11.71km/L | 10.81km/L | - |
実燃費ランキング
やはりカタログ燃費よりは落ちてしまいますが、それでもマツダ・アテンザのディーゼルは圧倒的な燃費の良さとなっています。ガソリンエンジンでも、スカイラインのハイブリッドと然程変わらないくらいの燃費なので、非常に優秀と言えるでしょう。
1.マツダ・アテンザ 6AT ディーゼル2WD:15.92km/L
2.マツダ・アテンザ 6AT ディーゼル4WD:15.63km/L
3.日産・スカイライン 3.5Lハイブリッド2WD:11.71km/L
まとめ
マツダの新技術の「スカイアクティブ」が搭載されている車両の中で、フラッグシップモデルとなるアテンザですが、セダンタイプの燃費の悪そうなイメージを払拭するくらいに、燃費が良くなっています。特に、技術力の詰まっているディーゼルエンジンについては、他のライバル車を寄せ付けないほどの燃費の良さになっていて、同じクラスの車を買うのであればおすすめできる車両です。