メルセデス・ベンツのクラス分け、A、B、C・・・それぞれの違いと特徴とは?

2019年04月10日 (更新:2019年09月27日)

メルセデス・ベンツのクラス分け、A、B、C・・・それぞれの違いと特徴とは?

label車雑学

高級輸入車の代名詞であるメルセデス・ベンツ。誰もが一度は乗ってみたいと思うドイツの自動車メーカーですが、メルセデス・ベンツは車名やグレード名にアルファベットと数字を用いることで、そのモデルがどのような車でどんな特徴を持っているのかがわかるようにしています。今回は車名やグレード名の法則と、メルセデス・ベンツのラインナップの中心となる車種の特徴を紹介します!

アルファベットでクラス分けされるベンツ

乗っているだけで羨望の眼差しを浴びることができるメルセデス・ベンツには、非常に豊富なラインナップが用意されています。

日本市場に投入している車種は限られているのですが、それでもコンパクトカーからスーパーカーまで非常に幅広い車種が販売されており、その大半が人気を博しているモデルです。

メルセデス・ベンツの車種はアルファベットで車格が区別されています。メルセデス・ベンツ以外の欧州ブランドも(BMW、アウディなど)固有の車名をつけるのではなく、数字やアルファベットで車格を区別していることが多いです。

固有の車名が付けられている日本車と比べると、「なんだかわかりづらいな」と感じてしまう人は少なくありません。ところがメルセデス・ベンツの車名は法則を知ることで、それがどんな車種なのかを知ることができるようになっているのです。

メルセデス・ベンツのラインナップの中心となっている車種は「Aクラス」「Bクラス」「Cクラス」「Eクラス」「Sクラス」の5種類。クロスオーバーSUVであれば「GL」、ロードスター(オープンカー)であれば「SL」など、ボディタイプを表すアルファベットが先述したアルファベットの前につきます。

ベンツ・Aクラスの特徴

Aクラスは1997年から製造及び販売されている5ドアハッチバックです。メルセデス・ベンツがラインナップしている車種の中では最も小型で、いわゆるコンパクトハッチに分類されます。

比較的リーズナブルな価格で購入できるということもあって、メルセデス・ベンツの中では人気を集めているモデルです。現行モデルとなる4代目Aクラスは2018年10月に発売したばかり。メルセデス・ベンツのエントリーモデルを担っているとは思えない、上質なスタイリングやインテリアが話題となりました。

Aクラスは1.4 L直列4気筒ガソリンエンジンと2.0 L直列4気筒ディーゼルエンジンの2種類を搭載しています。小型車としては必要十分の動力性能を有していて、高級ブランドならではの快適性もしっかりと確保されているようです。

グレード名 排気量 車両価格
A 180 1,331cc 3,280,000円
A 180 Style 1,331cc 3,690,000円
A 200 d 1,950cc 3,990,000円

Aクラスには3種類の派生モデルが存在しています。4ドアクーペの「CLAクーペ」、ステーションワゴンの「CLAシューティングブレーク」、クロスオーバーSUVの「GLA」です。 どれも小柄ながら美しいスタイリングと上位モデルに負けない存在感を実現しています。

ベンツ・Bクラスの特徴

Bクラスは2005年から製造及び販売が行われている5ドアハッチバックです。Aクラスとプラットフォームを共有しているので、そういった意味ではAクラスの派生車種といえます。

コンパクトカーとミニバンの魅力を両立している実用的な車種で、Cセグメントに属する使い勝手の良いサイズ感です。ボディサイズ自体はAクラスと変わりないのですが、全高を高く確保していることで、Aクラスよりも車内の快適性を重視しているようです。

メルセデス・ベンツの本拠地である欧州市場では、すでにフルモデルチェンジを実施していますが、日本では現行モデルが継続して販売されています。よりスタイリッシュかつ上質感のあるデザインを採用しているので、これから購入するのであれば日本でのフルモデルチェンジを待つべきでしょう。

現行Bクラスが搭載しているのは1.6 L直列4気筒ターボエンジンと2.0 L直列4気筒ターボエンジンの2種類。Aクラスよりもパワフルな動力性能を実現しており、Bクラスにはツアラーとしての魅力も備わっています。

BクラスはAクラスのように、複数の派生車種が存在していません。そのため、メルセデス・ベンツのラインナップの中で「B」というアルファベットが車名に含まれているのはBクラスだけです。

グレード名 排気量 車両価格
B 180 1,595cc 3,710,000円

ベンツ・Cクラスの特徴

Cクラスは1993年から製造及び販売が行われている4ドアセダンです。車名に「C」が含まれているので分かりづらいですが、ボディサイズはDセグメントに属しています。

メルセデス・ベンツがラインナップしている車種の中では比較的コンパクトな部類ですが、スタイリングの美しさやインテリアの上質感は上位モデルと比較しても遜色ないレベルです。外観や内装の至る所に高級車である所以を感じさせてくれます。

Cクラスが搭載しているのは1.6 L直列4気筒ターボエンジンと2.0 L直列4気筒ターボエンジンの2種類です。2015年以降はディーゼルモデルとプラグインハイブリッドモデルが新たに追加設定されています。

世間一般的に高級車として認識されているのはCクラスからです。AクラスやBクラスも同クラスの車と比べると十分に高級感がありますが、Cクラス以上の車種は他の高級車ブランドの車を寄せ付けないほどの迫力や上質感、快適性が備わっています。

グレード名 排気量 車両価格
C 180 1,595cc 4,550,000円
C 180 AVANTGRADE 1,595cc 4,950,000円
C 200 AVANTGRADE 1,496cc 5,600,000円
C 200 4MATIC AVANTGRADE 1,496cc 5,880,000円
C 220 d AVANTGRADE 1,949cc 5,860,000円

そんなCクラスの派生車としてラインナップされているモデルは6種類。同じCクラスの名称を冠している「Cクラスステーションワゴン」と「Cクラスクーペ」、「Cクラスカブリオレ」。そのほかにもオープンスポーツカーである「SLC」やクロスオーバーSUVの「GLC」、クーペSUVの「GLCクーペ」が存在しています。

ベンツ・Eクラスの特徴

Eクラスは1985年から製造及び販売が行われている4ドアセダンです。Cクラスよりもボディサイズがひと回り大きく、より高級感のある佇まいを実現しています。CクラスはDセグメントに位置する車種でしたが、EクラスのカテゴリはEセグメントです。

メルセデス・ベンツの中核モデルを担っており、元々はミディアムクラスという名称で販売されていました。ラインナップの位置付けこそ変わっていませんが、1993年以降はその名称をミディアムクラスからEクラスに改めています。

現行Eクラスは2016年に発売されました。4ドアセダンのほかに5ドアステーションワゴンと2ドアクーペが派生車種として同時にラインナップされています。

Eクラスには2.0 L直列4気筒ターボエンジン(ガソリン)と2.0 L直列4気筒ターボエンジン(ディーゼル)、1.5 L直列4気筒ターボエンジン+ハイブリッド、 2.0 L直列4気筒ターボエンジン+プラグインハイブリッド、3.0 L V型6気筒ツインターボエンジンが搭載されています。

グレード名 排気量 車両価格
E 200 AVANTGRADE 1,991cc 7,150,000円
E 200 AVANTGRADE(BSG搭載モデル) 1,497cc 7,210,000円
E 200 4MATIC AVANTGRADE 1,991cc 7,380,000円
E 200 4MATIC AVANTGRADE(BSG搭載モデル) 1,497cc 7,440,000円
E 220 d AVANTGRADE 1,949cc 7,430,000円
E 250 AVANTGRADE Sports 1,991cc 8,140,000円
E 300 AVANTGRADE Sports 1,991cc 8,550,000円
E 350 e AVANTGRADE Sports 1,991cc 8,370,000円
E 450 4MATIC EXCLUSIVE 2,996cc 10,740,000円

また、派生車種として5ドアステーションワゴンと2ドアクーペのほかに、オープンモデルの 「Eクラスカブリオレ」、クロスオーバーSUVの「GLE」、クーペSUVの「GLEクーペ」が設定されています。 どれも上質感と個性を両立している魅力的な車種ばかりです。

ベンツ・Sクラスの特徴

Sクラスは1972年から製造及び販売が行われている4ドアセダンです。メルセデス・ベンツのフラッグシップセダンとして君臨しており、その上質感と快適性の高さは世界中で評価されています。

Fセグメントに属する高級セダンで、その大きな全長・全幅はとても存在感があります。元々は後部座席にオーナーが座ることを想定して後部座席の快適性を強く重視していましたが、より高額なモデルであるマイバッハが登場したため、現在ではドライバーズカーとして最高峰の魅力を追求しています。

メルセデス・ベンツのチューニングブランドであるAMGを含めると、搭載するエンジンの種類は多岐にわたり、中にはV型12気筒エンジンを搭載しているモデルも存在。購入できる人は限られていますが、車好きにとっても魅力的なモデルに仕上がっていると思います。

グレード名 排気量 車両価格
S 400 d 2,924cc 11,380,000円
S 400 d 4MATIC 2,924cc 11,830,000円
S 450(ISG搭載モデル) 2,996cc 11,700,000円
S 450 Exclusive 2,996cc 13,900,000円
S 400 d long 2,924cc 14,900,000円
S 400 d 4MATIC long 2,924cc 15,350,000円
S 450 long(ISG搭載モデル) 2,996cc 15,020,000円
S 560 long 3,982cc 16,970,000円
S 560 e long 2,996cc 16,970,000円
S 560 4MATIC long 3,982cc 17,330,000円
S 600 long 5,980cc 24,040,000円

Sクラスはあくまでセダンがメインですが、たくさんの派生モデルも存在しています。更なる上質感を追求した「マイバッハ」をはじめ、2ドアクーペモデルの「 S クラスクーペ」やクロスオーバー SUVモデルの「 GLS 」などがとても人気です。

ベンツ・Gクラスの特徴

Gクラスは1979年から製造及び販売が行われているクロスオーバーSUVです。厳密にはクロスカントリービークルというジャンルで、クロスオーバーSUVよりも本格的なオフロードマシンとして販売されています。

メルセデス・ベンツがラインナップしているSUVの中ではフラッグシップモデルにあたる存在です。軍用車を乗用車向けにアレンジした「ゲレンデヴァーゲン」が起源ということもあり、高級車ブランドならではの高い快適性だけでなく本格的な悪路走破性を有しています。

昨年まで販売されていたGクラスは、18年という長い期間にわたって製造及び販売が手がけられていました。現行モデルは外観こそ先代Gクラスとほぼ同じですが、内装やパワートレインなど様々な面に大幅改良が施されています。

Gクラスが搭載しているエンジンは3.0 L直列6気筒ディーゼルターボエンジンと4.0 L V型8気筒ツインターボエンジンの2種類です。どちらもオフロード車最高峰の動力性能なので、どんな悪路でも走破してしまうでしょう。

グレード名 排気量 車両価格
G 350 d 2,925cc 11,700,000円
G 550 3,982cc 15,930,000円

「G」の冠がつくクロスオーバーSUVは多数存在していますが、「 G クラス」をベースにした派生車種は存在していません。昔ながらのスクエアボディと先進的な装備を見事に調和させた最高のクロスオーバーSUVとして人気を博しています。

クラス名の後に続く数字・アルファベットにも意味が!

メルセデス・ベンツのラインナップの中心となる5種類のモデル+αを紹介しました。グレード名と排気量、車両価格も記載しているので、メルセデス・ベンツの購入を検討している人はぜひ参考にしてください。

ところで表に記載しているグレード名で何か気になるところはありませんでしたか?車種を表している冠のアルファベットのあとに、数字やアルファベットの小文字が続いていたと思います。

こちらも車名のアルファベットと同様、そのグレードにどんな特徴が備わっているのかを知ることができます。数字は搭載しているエンジンの実質的な排気量です。

例えば、2.0 L自然吸気エンジンを搭載しているグレードはグレード名に「200」と記載されます。搭載しているエンジンがターボエンジンの場合は少々ややこしいです。

仮に「350」と記載されていれば、自然吸気エンジンで3.5L相当のターボエンジンを搭載しているということになります。そのため、グレード名の数字と排気量が必ずしも当てはまるわけではありません。

そして、グレード名の数字の後に続く アルファベットの小文字ですが、こちらはパワートレインの種類を表しています。「c」であれば圧縮天然ガス車、「d」であればディーゼル車、「e」であれば電気自動車、「f」であれば燃料電池車、「h」であればハイブリッド車です。

4WDモデルには「4MATIC」のサブネームがグレード名に記載されています。なお、駆動方式が2WDのモデルとガソリンエンジンには何の記載もありません。

まとめ

今回はメルセデス・ベンツがラインナップしている車種の特徴や車格の法則についてお伝えしました。知識がないとメルセデス・ベンツの車名やグレード名は分かりづらく、どれがどんな車種なのか混乱してしまいます。

しかし、今回お伝えした車名やグレード名の法則を知ることで、アルファベットや数字だけでもそれがどんな車種であるのかがしっかりとわかるようになりますよ。メルセデスベンツが好きな人や実際に購入を検討している人は参考になると思います。