蘇ったマッスルカー!ダッジ チャレンジャーの歴史や燃費性能を紹介します! | CARTUNEマガジン
蘇ったマッスルカー!ダッジ チャレンジャーの歴史や燃費性能を紹介します!

2018年11月13日 (更新:2020年07月16日)

蘇ったマッスルカー!ダッジ チャレンジャーの歴史や燃費性能を紹介します!

「アメ車」と聞いて、まずどの車種を連想するでしょうか。一般的に、アメ車というと、大きなボディに排気量の大きいエンジンを搭載したマッスルカーをイメージする方が多いのではないでしょうか。マッスルカーが流行した1960年代後半からおよそ半世紀が経過した今、それらの車を所有するにはとてもハードルが高いと言わざるを得ません。しかし、実は現行のアメ車の中にも往年のアメ車をイメージさせるクラシカルなデザインと大排気量エンジンを兼ね備えた車が存在します。それが、ダッジ『チャレンジャー』。今回は、そんなダッジチャレンジャーがどんな車なのかご紹介します。

ダッジ チャレンジャーの基本情報

kyo-heyさんのチャレンジャー洗車の画像
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初代の誕生

初代ダッジ チャレンジャーの販売が開始されたのは1970年のこと。コンパクトかつスポーティーな外観、高い走行性能を持つ「ポニーカー」として市場に参入しました。当時、ライバルとしてフォードマスタングなども販売されていましたが、チャレンジャーは市場に大きな反響を呼び、販売台数はフルモデルチェンジが行われる1974年までに16万5千台を売り上げるという大ヒットになりました。

2代目へのモデルチェンジ

初のフルモデルチェンジは1978年。初代チャレンジャーが生産中止となった1974年から4年の歳月を経ての復活でした。

この2代目チャレンジャーは三菱のギャランΛ(ラムダ)のOEM供給を受けて復活した後継モデルで、4気筒の小型エンジンを搭載するなど初代に比べ性能面において非力なモデルでした。

3代目にして『チャレンジャー』が復活

2008年より販売を開始した3代目は、2006年に北米国際自動車ショーでコンセプトカーが初披露されました。大人気だった初代モデルを思い起こさせてくれるようなエクステリアデザインと、6100ccL型の大排気量ヘミエンジンを搭載し、アメ車ファンのみならず注目を集めました。

プラットフォームは、同社の販売モデルである『チャージャー』『マグナム』などと共有しています。

この3代目『チャレンジャー』は、現在でもマイナーチェンジによりグレードを増やし続けており、初代モデルをモチーフにしたクラシックなデザインとマッスルなエンジンを載せるそのスタイルは、アメ車の象徴といっても過言ではないかもしれません。

メーカーについて

ダッジとは、アメリカの自動車ブランドのことです。『ダッジ』を含めて車種名だと思われがちですが、全くの別物なので注意しましょう。

クライスラーの一部門であるダッジですが、元を辿れば1914年に創業したダッジ・ブラザーズ自動車が前身となっており、1928年に買収されることでクライスラーの一部門に数えられるようになりました。

クライスラーにはダッジの他にもクライスラーとジープという別部門が存在しており、それぞれラインナップされている車種が分かれています。クライスラーなら乗用車、ジープであればSUVといった具合です。

一方、ダッジはかつての販売割合をそのほとんどがトラックで占めていましたが、クライスラーはこれを更に細分化。2009年にトラック部門としてラム・トラックが設立され、ダッジは乗用車専門となりました。

代表的な車

VIPER ACRさんのバイパーマフラーの画像
VIPER ACRさんのバイパーマフラーの画像
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ダッジの代表的な車種として、チャレンジャーの他に『バイパー』が挙げられます。

バイパーは、当時の北米で大きなシェアを誇っていた『シボレー・コルベット』に対抗しうるスポーツカーとして開発された車であり、同ブランドのラインナップとしては最高級に位置する、1000万円を超えるハイスペックカーです。

senasenaさんのラムの画像
senasenaさんのラムの画像
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また、『ラム』の存在も忘れてはいけません。『ラム』は2009年まではダッジで販売されていた大型のピックアップトラックであり、ラムブランドとして販売されるようになっても〝ダッジ ラム〟としてのイメージは根強く残っています。2列6人乗りシートという、ピックアップトラック史上最大の居住スペースを誇っている車であり、グレード「STR-10」は世界一速いピックアップトラックとしてギネスブックにも掲載されている車です。

ダッジ チャレンジャー 2019モデルのスペック

ボディサイズ

  • 全長:5026mm
  • 全幅:1922mm
  • 全高:1450mm
  • ホイールベース:

エンジンスペック

スペック3.6L Pentastar VVT V65.7L HEMI VVT V86.4L SRT HEMI V86.2L Supercharged HEMI SRT Hellcat V8High-Output 6.2L Supercharged HEMI SRT Hellcat Redeye V8
種類ペンタスター3600cc VVT V6ヘミ 5700cc VVT MDS V8ヘミ 6400cc VVT MDS V8ヘミ 6200cc VVT MDS V8+SUPER CHARGER高出力ヘミ 6200cc VVT MDS V8
最大トルク305hp375hp485hp717hp794hp
最高出力37kgfm56.7kgfm65.7kgfm90.7kgfm97.7kgfm

足回り

『チャレンジャー』はグレードによって、足回りもかなり違ってきます。

グレードSXTGTR/TScat Pack 392SRT HellcatSRT Hellcat Redeye
駆動方式RWD/AWDRWD
ミッション8AT8AT/6MT8AT
サスペンションパフォーマンスサスペンションスポーツサスペンションハイパフォーマンスサスペンション+ビルシュタインショックアクティブダンパー付コンペティションサスペンション
ブレーキスポーツブレーキパフォーマンスブレーキブレンボ4ピストンブレーキフロントブレンボ6ピストン

燃費

エンジンが大きいこともあり、燃費はあまり伸びません。しかし、有り余るほどのパワーとルックス、所有感を感じさせてくれることでしょう。

エンジン3.6L V65.7L V86.4L V86.2L V8SC
市街地8.06km/L6.80km/L6.33km/L5.68km/L
高速12.82km/L10.64km/L10.42km/L9.35km/L

ダッジ チャレンジャーを購入するには

T/A392さんのチャレンジャーの画像
T/A392さんのチャレンジャーの画像
引用元:undefined

結論から言うと、ダッジチャレンジャーの新車を国内で購入するのは簡単ではありません。その原因は、販売元であるクライスラーが「ジープ」の正規代理店を残して日本国内から撤退してしまっているため。

しかし、日本国内でも新車を購入する方法はあります。それは、逆輸入車を購入するという方法。日本には、輸入車のみを専門に扱っている業者が多数あり、そこに依頼して新車を購入するというものです。

中古車であれば、一般の中古車業者でも取り扱っている業者は多く存在しているため、新車の購入に比べれば比較的楽に購入が可能です。

3.6Lは狙い目

走行距離や状態・グレードにもよりますが、特にエンジンサイズで相場が異なっています。3.6Lで300万円~、5.7Lだと400万円~、6.2L以上では400万円から値段に幅があります。比較的維持費も抑えられる3.6Lエンジン搭載のグレードは狙い目かもしれませんね。

まとめ

けんごまんさんのチャレンジャーの画像
けんごまんさんのチャレンジャーの画像
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アメリカンマッスルカーの代表でありながらも、グレードによってはスーパーカーにも引けを取らないスペックを持つ『ダッジ』は、停まっているだけで鮮烈な印象を与えてくれます。燃費に関しても、一番小さい3.6Lエンジンであればそれなりの数値は出してくれるようです。アメ車好きには堪らないロマンが詰まった『ダッジ』。一度は運転してみたいですね。

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