バックランプに使われるT16をLEDに変えよう! | CARTUNEマガジン
バックランプに使われるT16をLEDに変えよう!

2018年07月17日 (更新:2022年04月06日)

バックランプに使われるT16をLEDに変えよう!

暗いところでバックするときに、後方が暗い場合はバックライトの明かりを頼りに車を後退させます。バックライトが純正球の場合、バックランプが暗いと感じたことはないでしょうか。バックカメラの映像から安全に車を後退させることができるとしても、バックランプが明るいほど安全に後退させることができます。明るいバックランプに交換する場合は、T16のLEDに変えると、暗い場所でも後方を明るく照らしてくれますので、安全に後退させることができます。今回はバックランプに使われるT16のLEDについてご紹介します。

バックライトはなぜ暗い?

バックライトはバックするときに後方を照らすために重要なライトですが、最近の車は消費電力が低いT16の電球を使っているため、暗いと感じる方が多いのです。以前のバックライトは、T20やS25など、400ルーメンもある電球が主流でしたが、T16のバックライトは260ルーメンしかないため暗く感じるのです。

最近の車にはバックカメラが搭載されていて、CMOSやCCDなどのイメージセンサーが感度を上げていますので、暗い場所でもバックモニターを見ると明るく見えるようになっています。しかしバックライトが明るいと、バックモニターに映し出される画像が鮮明になることは間違いありません。バックモニターの搭載に関係なく、バックライトが明るい分、安全性は確保できるのです。

純正球が『エコ』で暗くなっている

先ほどお伝えしたように、以前は400ルーメンという明るさで製造されていたバックライトが、現在では260ルーメンと暗くなっています。純正球が暗くなっているということは、それだけ消費電力が減っているということ。消費電力が少なければバッテリーの消耗も抑えられることから、エコにつながるわけです。

エコで暗くなることは理解できますが、やはり後方が暗いと安全性に欠けます。消費電力を少なくし、なおかつ後方を明るく照らすためには、バックライトをLEDに変える方法があります。実際にバックランプをLEDに変えるとどのような変化があるかみていきましょう。

LEDにすると!?

純正球では暗かったバックランプも、LEDに変えると見違えるように明るくなります。

こめけんさんのハイエースの画像
こめけんさんのハイエースの画像
引用元:こめけんさんの投稿
マーボーさんのワゴンRMH23Sの画像
マーボーさんのワゴンRMH23Sの画像
引用元:マーボーさんの投稿
よっすぅいーさんのRX-7の画像
よっすぅいーさんのRX-7の画像
引用元:よっすぅいーさんの投稿

純正球のバックランプとは比べものにならないくらい明るいです。このバックしている姿を見るとスタイリッシュでカッコよさも満ち溢れています。

夜のバックでも安心

バックランプをLEDにすると、純正球より明るくなることは分かりましたが、例えばIPF製のLEDバックランプの場合は、T16、T20、S25の全バルブで500ルーメンを実現しています。先ほどご紹介したように純正球が260ルーメンですので、約2倍の明るさがあるということです。

IPF LED バックランプバルブ 800lm T16 6500K

約2倍の明るさとなると、普段薄暗かった後方が、真っ白になって鮮明に照らしてくれます。これだけ後ろを明るく照らしてくれるわけですから、後方を映し出しているバックモニターも、LEDバックランプに変えることで、よりクリアに映し出すことができます。見えづらかった後方が明確に見えることで、夜のバックも安心です。

明るいけど消費電力を抑えられる

純正球より約2倍の明るさになるということは、それだけ消費電力が多いように思います。IPF製のLEDバックランプは、最小のT16でも500ルーメンを実現していました。しかし消費電力はわずか5W。純正球は16Wや21Wですので、約3分の1から4分の1の消費電力しかありません。純正球より明るくても、消費電力が抑えられていますので、エコになっていることは言うまでもないでしょう。

熱問題

明るくて、消費電力が少ないLEDバックランプには、デメリットがないのか気になります。ここでLEDバックランプの問題を挙げるのなら、熱問題があります。さすがに500ルーメンもの明るさがあるわけですから、放熱しきれない状態が起こり、長時間点灯をさせてしまうと、熱で壊れてしまう可能性があるのです。

ただお考えいただきたいのは、バックランプは長時間点灯させているものではないということ。バックするときしか点灯しないという前提で明るくしているわけです。仮にバックに長い時間がかかるとしても、バルブが規定の温度に達すると、バルブ内部の制御回路が作動し、明るさを落としてバルブを守ってくれます。

明るいLEDは熱をもつ

IPF製のLEDバックランプは純正球の約2倍の明るさがあるため、熱をもつことは避けられません。ただポジションランプやヘッドライトのように、常時点灯しているものではありませんので、バルブの寿命を縮めたり、バルブが不具合を起こすことはないでしょう。もしLEDバックランプが壊れそうになった場合は、次にご紹介しているように、自動減光するLEDバルブもあります。

自動減光するLEDがある!

IPF製のバックランプは、自動減光する機能がついています。長時間バックランプを点灯させていると、暗くなることはありますが、壊れることがないような設計になっているのです。このような設計が成されているため、IPF製のLEDバックランプバルブを他の箇所に使うことはできません。

例えば、T16はバックランプに使われていますが、他の箇所ではラゲッジスペースランプに使用することができますし、T20・T25はウインカーに使用することが可能です。しかしIPF製のLEDバルブはバックランプ専用に設計されているため、ウインカーなどに使用することはできません。

IPF製LEDバルブの他の機能としては、横方向と後ろ方向に光を飛ばすように設計されています。純正球とは配光そのものが異なるつくりをしているのです。純正球を単純にLED化するだけでは、あまり明るくなりません。特殊レンズ(非球面凸型トップレンズ)を搭載し、リフレクターに当てる光とは別に、後方の照射用の光を足しているのです。

このようにIPF製のLEDバルブは、特徴のある設計が成されていますので、夜でも納得のいく明るさを実現することができるのです。また純正球と同じ大きさに設計されているため、「LEDバルブが大きすぎて装着することができない」ということもありません。

まとめ

今回はバックランプに使われるT16のLEDについてご紹介しました。LEDバルブを製造しているメーカーとしてIPF製のバルブを例にあげましたが、IPF製バルブは純正球の約2倍の明るさがありました。しかし消費電力は抑えられていますし、バルブが発熱しても、自動減光機能がついているなど、単なるバルブではないのです。

また暗い夜でも、後方を鮮明に照らすために、横方向と後ろ方向に光を飛ばすように設計されており、特殊レンズを使って、より明るさを実現しているのです。バックランプをLEDに変えるだけで、直接後方を確認したときや、バックモニターの映像を見ても、十分に安全確認ができるでしょう。

バックランプをLEDに変えることで、スタイリッシュさも出てきますし、バックをしている短い間ですが、後方のバックランプから美しく輝かしい光が放たれるでしょう。記事を参考になさって、バックランプをLEDに変えてみましょう。

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