2018年11月29日 (更新:2022年10月26日)
トラストのマフラーを紹介!チューニングメーカーの老舗!
排気系チューニングのなかで、もっともポピュラーなのがマフラー交換。マフラーを交換すると、走行性能が向上するだけではなく、ドレスアップ効果も期待できます。しかし、いざマフラー選びとなると、色々なマフラーがありすぎて、どれにするか悩む!ということも多いです。そこで今回は、チューニングパーツメーカーとして有名な、トラストのマフラーをご紹介していきます。
トラストの歴史
トラストの始まり
日本のチューニング界を牽引する、自動車用アフターパーツ(チューニングパーツ)メーカーとして名高い「トラスト」。おそらく、モータースポーツをやっている人や、チューニングカーに興味のある人であれば、一度はその名を聞いたことがあることでしょう。ちなみに、海外では「GReddy」という名称で展開しています。
トラストの始まりは昭和52年、当時カーレースが好きな仲間たちが集結し、自ら走行するため、マフラーからエキゾーストマニホールドなどを徹底的に追及し、自分たちのチカラでエキゾーストシステムを作り上げたことが始まりです。
そして、富士スピードウェイでの初デビューをきっかけに、TSレースや耐久レースなど、次々とレースに参戦、その際スターレットやサニー、カローラレビンにセリカなど、数々のマシンを投入していったのです。
その後、やがてトラストのエキゾーストシステムがレース仲間などに高く評価され、その評判がストリートにも流れたことにより注文が殺到。それがまさに、現在のトラストの礎となっているわけです。
トラストの名声
ちなみに、トラストの名称が本格的に世に知れ渡ったのは1981年、谷田部(日本自動車研究所のテスト用高速周回路)で行われた、富士スーパーシルエットレースのことでした。トラストはその最高速アタックに「トラストトランザム」で参戦し、当時最高時速となる264.71km/hを見事マークしたのです。
さらにこの当時、国産車でもっとも最新鋭車であった2.8リッター直6DOHCエンジン搭載のトヨタ・ソアラをツインターボにフルチューンし、通常の公道快適仕様のままで、最高時速316km/hを記録したのです。この事は、多くのドライバーをはじめ、レーシングファンやチューナー業界などに、大きな衝撃を与えました。トラストは、その後も数々のマシンにチューニングを施し、あらゆるレースに参戦していき、その名を残していったのです。
そして2016年、トラストと日産自動車とが共同して35GT-Rをチューニングし、その結果ドリフト界において最高時速となる304.96km/hを記録したのです。この記録は、ギネス世界記録に認定されました。そんなトラストは、現在もなおプリントレースから耐久レース、サーキットアタックや最高速アタック、そしてドリフトなど、とても幅広いジャンルのレースに参戦し続けています。
トラスト誕生から現在までおよそ40年、これまでに培った経験やノウハウを最大限に活かし、今後も国内を代表するチューニングパーツメーカーとして、活躍し続けていくことでしょう。
トラストマフラーを紹介
さて、ここまでで、おおよそトラストについてわかってきたところで、次にトラストが販売しているマフラーを、いくつかご紹介していきます。
【GReddy】スーパーストリートチタン
こちらのGReddy スーパーストリートチタンは、GReddyシールズで定評となるストレート構造となっており、素材はすべてチタンを採用。加えて、わずか1mmの肉厚で製作されているので非常に軽量なマフラーとなっており、走行性能の向上に大きく貢献してくれます。また、見た目もチタン独特の美しいヒートグラデーションが際立っており、よりスポーティーな印象も与えてくれます。
もちろん、すべて製造は日本国内ですので、一つひとつのクオリティーが高く、強度にも優れています。さらに、対応車種すべてが車検対応品となりますので、安心して装着することができます
コンフォートスポーツ オーバルマフラー
ダブル出しのオーバルデザインがとてもスタイリッシュなコンフォートスポーツ オーバルマフラーは、主張しすぎることなく、クルマ全体の印象をより引き立ててくれます。また、設計も車種別設計となっているので、各車マッチングも非常に良く、加わえてパフォーマンスの向上など、快適なドライビングが実感できます。
さらにこちらのマフラーは、大型サイレンサーを採用しているので、重低音の効いた心地よい上品なサウンドが愉しめるのも特徴のひとつです。なお、バンパーの形状によっては、パンパ―にマフラーが干渉する場合があるので、その場合はバンパーカットなどの加工等が必要になる場合があるので、そこだけ注意が必要です。
GReddy「XROSS EXHAUST」
こちらのXROSS EXHAUSTでは、迫力のあるシングルデザインの「G-STYLE」と、上品で大人な印象のダブルテールデザインの「S-STYLE」との2タイプが販売されています。双方とも、どちらかというとシティオフローダー向けで、ドレスアップを重視したマフラーです。特にG-STYLEでは、チタン風のヒートグラデーションテールとなるので、スポーティかつ高級感のあるリアビューを演出してくれます。もちろん、GReddyですので、シリーズ定評となるストレート構造となり、排気効率の向上はもちろん、心地よい重低音が愉しめます。
【GReddy】パワーエクストリームR
パワーエクストリームRは、フロントとリアにそれぞれ大型サイレンサーを設け、インナーサイレンサーやシボリを一切使用せずに消音させる、完全ストレート設計となっています。そのため、パワーを重視しながらも、比較的大きめで迫力のあるサウンドが響き渡ります。
また、ステンレスのなかでも錆や腐食に強いSUS304材を主素材としているほか、マフラーの溶接部分はTig溶接で製作しているので、非常に耐久性に優れているマフラーです。さらに、テールデザインも高級感漂う焼き色チタン風テールとなっているので、イメチェン効果も抜群です。
CARTUNEユーザーのカスタム例
さて、ここまでトラストのマフラーをご紹介してきましたが、実際トラストのマフラーを装着しているCARTUNEユーザーをご紹介していきます。
フッキー86さんの86
トヨタ 86に「コンフォートスポーツ GTスラッシュ」を装着している、CARTUNEユーザーの「フッキー86」さん。こちらのマフラーは、スタイリッシュかつスポーティーさをテーマに製作されているマフラーですので、非常に迫力のあるリアビューとなります。また、テールエンド部分のヒートグラデーションが、何ともスポーティーさを演出していて、スポーツカーである、トヨタ86との相性もバッチリ!とてもカッコ良くキマッています。
あめがみさんのアルファード
10系アルファードに、トラストのマフラーを装着しているCARTUNEユーザーの「あめがみ」さん。砲弾デザインのシングル出しということで、とてもシンプルですが、そのシンプルさが全体的に主張しすぎることなく、綺麗なまとまり感を演出しています。
また、マフラーサウンドに関しても、とても心地よい重低音が響き、すごく迫力がありカッコ良いです。なお、実際の排気音も動画としてアップされているので、そちらの動画もご覧いただければ参考になるかと思います。
まとめ
今回は、自動車用アフターパーツの製造、販売をおこなう、トータルチューンナップメーカー「トラスト」のマフラーなどを中心に、ご紹介してきました。トラストは、チューニングメーカーとして40年以上もの歴史がある老舗メーカーで、その歴史のなかには有数のレース参戦やギネス記録など、素晴らしい実績や経験が培われています。
こうした経験や実績などが、実際の製品開発などでのノウハウとなり、マフラーをはじめとする、すべての製品に活かされているのです。また、老舗のチューニングメーカーということだけに、信頼性も非常に高く、取り付け後も安心して使用できるというところも、嬉しいポイントのひとつです。
ぜひ、マフラー選びに迷った際は、この記事を参考に、トラスト製のマフラーを検討してみてはいかがでしょうか。きっと、満足のいくマフラーに出会えると思います。