フォード・モンデオってどんな車?ヨーロッパの大衆車を徹底解説 | CARTUNEマガジン
フォード・モンデオってどんな車?ヨーロッパの大衆車を徹底解説

2018年11月16日 (更新:2020年08月20日)

フォード・モンデオってどんな車?ヨーロッパの大衆車を徹底解説

フォードという自動車メーカーが、1993年から発売したモンデオという車です。ボディタイプは3種類、「4ドアセダン」、「5ドアハッチバック」、「ステーションワゴン」があります。この記事ではフォード・モンデオの特徴やスペック、グレードについて紹介していきます。

モンデオ(初代)

ヒデッサンさんのモンデオの画像
ヒデッサンさんのモンデオの画像
引用元:ヒデッサンさんの投稿

フォードのシエラの後継車として、1993年に初代が発売開始されました。1994年にはヨーロッパのカーオブザイヤーを受賞しています。日本では1994年6月にセダンとステーションワゴンの発売がスタートしています。エアバックやABSを標準装備し、200万円以下の価格で売り出したことでとても人気を集めました。

セダンタイプは水冷直列4気筒DOHCのエンジンが搭載され、最大出力が135ps(99kW)/6000rpm、最大トルクが18.0kg・m(176.5N・m)/4000rpmとなっており、燃費は9.4km/Lです。昔の車にしてはパワーもあり、低燃費と言えます。

ワゴンタイプも水冷直列4気筒DOHCと同じエンジンが搭載されており、最大出力135ps(99kW)/6000rpm、最大トルクが18.0kg・m(176.5N・m)/4000rpmという同じパワーです。燃費も9.4km/Lとなっています。

目立った違いはなく、形で選ぶといった感じですね。グレードは6つあり、「セダンLX」、「ワゴンLX」、「セダンGLX」、「ワゴンGLX」、「セダンGHIA」、「ワゴンGHIA」となっています。

モンデオ(2代目)

2000年に欧州で発売が開始されました。日本では2001年に発売されています。ジャガーのXタイプと姉妹車になっています。初代よりもサイズが大きくなったため、後席の居住性が改善されました。さらに全体的な品質も向上しています。

2005年にはマイナーチェンジが行われており、バンパーやグリル、テールレンズなどのエクステリアに変更がありました。この時、日本ではハッチバックタイプは販売されず、初代同様セダンとステーションワゴンのみの販売となっています。2001年に最初に発売されたのはセダンとステーションワゴンで、グレードは4つでした。

セダンタイプは水冷直列4気筒DOHCのエンジンが搭載され、最大出力が145ps(107kW)/6000rpm、最大トルクが19.4kg・m(190N・m)/4500rpmとなっています車体のサイズはワゴンタイプよりも少し小さめの4730×1810×1420mmです。ワゴンタイプも水冷直列4気筒DOHCのエンジンが搭載され、最大出力が145ps(107kW)/6000rpm、最大トルクが19.4kg・m(190N・m)/4500rpmとパワーアップしています。

車体のサイズは4805×1810×1470mmで大きめです。燃費は9.5km/Lと向上しています。パワーもアップしましまが燃費も向上しているので進化していますね。2005年にはV6DOHC3リッターエンジンと6速MTを搭載したスポーツモデル・モンデオST220が20台限定で発売されています。

モンデオ(3代目)

3代目は2007年に発売が開始されました。その前の年の2006年のパリモーターショーで、プロトタイプが発表されています。形自体はボルボが開発したEUCDプラットフォームを採用しています。サイズ自体も初代や2代目よりも大きくなり、改善されています。フォード キネティックデザインを取り入れたことで、大幅にイメージを変えました。

車体のサイズはセダンの場合、4,844×1886×1500mm。ハッチバックの場合、4,778×1886×1500mm。ワゴンタイプの場合、4,830×1,886×1,512mmになっています。エンジンは4つのタイプが準備されています。

  • 1.6L直4DOHC NA(最高出力125ps/最大トルク16.3kgm)
  • 2L直4DOHC NA(最高出力145ps/最大トルク19.4kgm)
  • 2.3L直4DOHC NA(最高出力161ps/最大トルク21.2kgm)

・ボルボ製2.5L直5DOHCターボ(最高出力220ps/最大トルク32.6kgm)

2代目よりもパワーは確実にアップしていますね。また、ガソリンだけでなく、ディーゼル車もあります。3代目からは日本への輸出は行われておりません。

モンデオ(4代目)

4代目は2013年から発売されています。こちらも日本への輸出はありません。欧州、中国、韓国のみの販売となっています。サイズに特に変化はなく、3代目と同じサイズです。エンジンは大きく変わり、大幅なダウンサイジングが行われたことで、ガソリンエンジンには1.0 L、1.5 L、1.6 L、2.0 Lの4種のエコブースト(ターボ)が登場しました。

コンパクトで軽量化を目指してのことです。また、ディーゼル車もあり、HYBRIDは追加される予定はありませんがディーラー車でも十分に満足できます。

まとめ

初代と2代目は日本でも発売されており、人気を誇っていました。しかし、3代目と4代目は日本で発売されていないため、購入するのは難しくなっています。エンジンが変わり、サイズも大きくなったことで欧州や中国、韓国での人気は物凄くあります。ぜひ参考にしてみてください。

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