2018年11月05日 (更新:2024年08月14日)
これを付けたらあなたもレーサー!ボンピン(ボンネットピン)のご紹介です!
サーキットなどで走行する自動車のボンネットに装着されているボンピン(ボンネットピン)。ボンピンを装着した車を街中で見たことはありませんか?「競技車両」という雰囲気を漂わせており、かっこいいですよね!そこで、ボンピンの必要性や種類、車検、取り付け方法など、ボンピンについて詳しく解説します。
ボンピンとは?
ボンピン(ボンネットピン)とは?いったいなんのために必要?
ボンネットは、エンジンなどのメンテナンスのために開閉できることを前提に作られています。
そのため、多くの純正ボンネットにはヒンジやストライカー、ボディー側にはキャッチ(ラッチ)が取り付けられています。
金属でできている純正ボンネットは重いため、軽量化のためにFRPやカーボン製のボンネットがアフターパーツとして登場。
発売された当時のFRPやカーボン製のボンネットには、既存のキャッチが使えないことが多く、ボンネットを開閉させるためにボンピン(ボンネットピン)が必要でした。
ボンピンにはどんな種類があるのか?
ボンピンには、スライド式、エアロキャッチ、プッシュ式(クイックリリース)などの種類があります。
スライド式は、ピンを手動でスライドさせ、ボンネットをロックするシンプルなタイプのボンピン。
エアロキャッチは、ボンピン本体がボンネット内に埋め込まれており、優れたエアロダイナミクス特性を発揮するタイプ。
プッシュ式(クイックリリース)は、ボンピンに配置したボタンを押すだけで、ボンネットのロックが解除できるタイプです。
ボンピンは車検に通るの?
ボンピンを装着した自動車が、車検に通るかどうかは気になるところですが、スライド式のボンピンは突起物として扱われるので、車検には通りません。
一方、エアロキャッチ、プッシュ式は純正キャッチと併用することで車検は通ります。
モータースポーツにおけるボンピンの必要性について
現在発売されているFRPやカーボン製のボンネットは既存のキャッチが使えるものが多くなり、ボンピンと併用して使われることがあります。
モータースポーツでサーキットなどを走る際は、ボンネットにかなりの風圧、熱、振動が加わり、トラブルが発生する可能性が高くなるので、既存のキャッチが使えても、ボンピンも取り付けて、走行中、ボンネットが開かないようにする必要があります。
走行中、ボンネットが開いてしまうと、前方視界が失われ、フロントガラスも割れることがあり、非常に危険なので、ボンピンは必要です。
どうやって取り付けるの?
実際、ボンピンはどうやって取り付けるの?
一般的なボンピンの取り付け方法を紹介します。
販売されているボンピンのパッケージの中には、ボンピン本体とスタッド(ロッド)、取り付けボルトやナットなどが入っていることが多いです。
ただ、ボンネットやボディーに加工が必要となりますので、電動ドリルやヤスリ、マスキングテープ、シートなどが必要になります。
- ボンピン本体の取り付け位置を決めるため、スタッドの先端に塗料を塗ります。
- ボンネットがスタッドの先端に当たる程度まで閉めて、ボンネットに塗料を付着させます。
- エンジンルームにシートを被せ、穴あけ作業ででる切りくずが入らないようにします。
- ボンネットの付着した塗料の位置に、電動ドリルを使って、穴を開けます。
- ボンネットの表面(貫通させた穴の位置)にマスキングテープを貼って保護してから、電動ドリルやヤスリを使って、ボンピン本体を固定できるような穴を開けます。
- 付属するボルトなどでボンピン本体をボンネットに固定し、調整を行います。
プッシュ式のボンピン取り付け動画
どんなメーカーのボンピンが発売されているの?
ボンピンは、カーショップやカー用品店といった実店舗やネットショップで販売されています。
クスコといった有名メーカーからノーブランドまで色々なボンピンが販売されています。
穴あけ不要のダミーボンピンもありますので、ネットショップで販売されているものを紹介します。
CUSCO ボンネットピンブラックアルミ仕様
リッドボンネットピン
ダミーボンネットピン
CARTUNEユーザーのボンピン装着車のご紹介
しげさんの愛車のボンピン
カーチューンフレンドの皆さん、おはよう御座います!ボンネット・ピン、取り付けました!エアサスも本日、届きます。本日も宜しくお願い致します!
だーほんさんの愛車のボンピン
ボンネットを交換してみました。ちょっぴり、ワイルドに(笑)ちゃんとクスコ製のボンネットピン使用
まとめ
カーボンやFRPのボンネットは見た目が良く軽量なため、人気のアフターパーツとして装着する人が多いです。
ただ、トラブルで走行中、ボンネットが開いてしまうととても危険なので、既存のキャッチが使えてもボンピンも装着して下さい。