2018年02月02日 (更新:2021年12月21日)
エルグランド(E51型)の情報を編集部が徹底的に紹介します!グレード、他車比較、カスタム例と、E51情報を網羅します!
存在感あふれる最高級ミニバン、エルグランド(E51)。この記事では、E51型エルグランドを、グレード、他車比較、カスタム事例まで徹底解説します!
エルグランド(E51型)の基本情報
2代目となるE51エルグランドは2002年に登場しました。先代のE50からの変更点としては5穴ホイールや4輪ディスクブレーキ、マルチリンクリアサスペンションの採用が挙げられます。
エンジンはV型6気筒の3.5Lが用意されていましたが、2004年に2.5Lモデルが追加されました。縦置きエンジン+FRレイアウトの採用によりトラクションがよく伝わり、自然な操縦感覚を実現しています。しかしFRレイアウトは室内空間や乗降性の面でFFレイアウトに比べ不利なため、早くからFFレイアウトを採用したアルファードに比べセールス面では苦戦していました。
E51エルグランドは2010年まで8年間販売されていました。その間ライダーシリーズやハイウェイスターに代表される様々なグレードが追加されましたが、これはFFレイアウトを採用するE52エルグランドの開発が長引いたためとも言われています。
エルグランド(E51型)のグレード&前期・中期・後期の違い
前期型R51エルグランド
2002年05月から2004年08月まで販売されていたのが前期型です。特徴としてはサイドウィンカーがフェンダーに装着されている点、グリルとヘッドライトが2段構造である点、リアウィンカーがクリアレンズである点が挙げられます。「V」・「VG」・「ハイウェイスター」・「X」・「XL」の5グレードが用意されていました。
中期型R51エルグランド
2004年08月から2007年10月まで販売されていたのが中期型です。前期型からの主な変更点としてはドアミラーウィンカー、一体型になったヘッドライトとグリル、2.5Lモデルの追加、ブレーキランプ点灯箇所の違いが挙げられます。
後期型R51エルグランド
2007年10月から2010年08月まで販売されていたのが後期型です。主な変更点はメーター配色の変更、2段グリルが復活、卵型インテリジェントリモコンの採用です。後期型ではスライドドアの異音やスロットルバルブ不良に対するトラブル対策も施されています。
ハイウェイスター
クロームをふんだんに使用したグリルが特徴であるスポーツモデルのハイウェイスターはE51にも標準採用されました。ハイウェイスターはエルグランドの中でも人気のモデルで、前期・中期・後期仕様が存在します。
ライダー
全面がメッキ加工されたかのように光り輝くフロントマスクが特徴的なライダーシリーズはオーテックジャパンが手掛けたものです。
ハイウェイスターよりさらに押しの強いエクステリアとなっており、カスタムを好むユーザーから人気を博しました。ベースとなるのはVGで、日産のエンブレムは撤去され、インテリアもメタル調になっています。
VIP仕様車
オーテックジャパン扱いのVIP仕様車は、最上級グレードの「XL」をベースに乗員人数を4人に減らした贅沢なモデルです。
後席にセンターアームレスト付専用本革シート、電動式スライドステップ、専用パーティションボード付トランクボード、専用セカンドシートロングスライドレール、後席専用読書灯+ルームランプなどを装備しています。
オーダーメードシステムを採用しており、後席専用オーディオシステムや専用オットマンといったオプションも選べるようになっていました。
エルグランド(E51型)とアルファード(10系)の比較
比較されることの多いエルグランドとアルファード。同時期に発売されていてライバル関係にあったE51型エルグランドと10系アルファードを徹底比較してみました!
エルグランド(E51型)とアルファード(10系)のボディサイズの違い
エルグランド(E51型)は全長4,795
- 4,835mm・全幅1,795 1,815mm・全高1,910 1,920mm・車両重量1,990 2,070kg (FR),2,100 2,190kg (4WD)となっています。
これに対しアルファード(10系)は全長4840mm・全幅1805mm・全高1935mm・車両重量・1780-2050kgとなっています。
どちらもフルサイズミニバンということでかなり大きなボディとなっています。エルグランドはFRレイアウトである分少し車重が重いようです。
エルグランド(E51型)とアルファード(10系)のエンジンスペックの違い
エルグランドは250馬力を誇るVQ35DE型3.5L V6と186馬力のVQ25DE 2.5L V6の2種類のエンジンを搭載しています。
これに対しアルファードは220馬力の1MZ-FE型3.0L V6と159馬力の2AZ-FE型2.4L 直4の2種類のガソリンエンジンに加え、ハイブリッドモデルには131馬力の2AZ-FXE型 2.4L 直4エンジンを搭載しています。
ここまで大きいサイズのミニバンだと実燃費がリッター5キロを下回ることもしばしば。アルファードはそんな燃費に対する不安を払しょくするハイブリッドモデルを設定している点でアドバンテージがあるようです。
一方エルグランドはV6でビッグパワーのエンジンを搭載しており、パワフルな走りを実現しています。
エルグランド(E51型)とアルファード(10系)のインテリアの違い
エルグランドは扇形の特徴的なメーターパネルを採用しています。それに対しアルファードはオーソドックスなメーターパネルです。どちらもフルサイズミニバンなだけあり広々とした車内空間を持っています。後席にモニターを追加するカスタムを施す方が多いようです。
エルグランド(E51型)のカスタム紹介!
エルグランド E51カスタム:トータルカスタム編
編集部厳選!イケてるエルグランド E51カスタム事例!まずは一心さんのE51です。
シンプルながら迫力あるアドミレイションのエアロと低い車高、そして大径ホイールの組み合わせで存在感たっぷりですね。大きなボディに細いスポークのホイールがよく似合っています。
続いてご紹介するのはblackELstarさんのE51です。カスタムヘッドライトやワンオフ制作!のニスモフロントバンパーなど、個性あふれるパーツでカスタムされたE51は、大迫力のフロントマスクに仕上がっています。
エンブレムレスのグリルやプロジェクターヘッドライトは威圧感ばっちりです!
エルグランド E51カスタム:ホイールカスタム編
E51エルグランドはPCD114.3、5穴ホイールを採用しています。これにより日産車のホイールを純正流用するカスタムが可能に!
わかる人にはわかる、通好みのカスタムを施したE51を一挙に紹介します!
Z33型フェアレディZ純正ホイール
Z33後期の18インチ純正ホイール!E51には定番の流用だそうです。5本スポークの効果なのか、一気にスポーティな印象になります。エルグランドにスポーツモデルがあったら、このホイールしかない!といえるほどよく似合っています。
V36スカイラインクーペ純正ホイール
JOKER EXさんはCKV36スカイラインクーペの純正ホイールをE51エルグランドに履かせています。フロント 8.5JJ +43リア 9JJ +45のホイールはツラもしっかりと出ており、まるで純正オプションのよう。インフィニティのセンターキャップがおしゃれです!
Y50型フーガ純正ホイール
sevenfleetさんはY50型フーガの後期型純正ホイールをブラック塗装し装着しています。こちらもスカイラインクーペ同様ツラがぴったり出るようで、ホイールにこだわりのある方でも満足できるカスタムが可能です。
インフィニティQX50純正ホイール
現在Y50型フーガの後期型純正ホイールを装着しているsevenfleetさんが次のホイールとして検討しているのがインフィニティQX50純正の19インチホイールです。
8Jのインセット+47ということで「ワイトレでなんとか履けるかな」ということですが、もし装着出来たらきっとよく似合うでしょう!sevenfleetさん、装着されたら投稿お待ちしております!
おわりに
いかがでしたでしょうか。前期型・中期型・後期型の違いや純正流用カスタムについて徹底解説してみました。皆様のカスタムの参考になれば幸いです。
E51エルグランドは8年間製造されていた人気のミニバンです。みなさんもぜひCARTUNEに登録し、カスタムの模様を投稿してみてください!